旅行業者営業保証金規則
(平成8年3月28日法務省・運輸省令第1号)
最終改正:平成17年2月10日法務省・国土交通省令第1号
旅行業法
の一部を改正する法律(平成7年法律第84号)の施行に伴い、
旅行業法(昭和27年法律第239号)
第9条第4項
において準用する
第8条第5項
、
第9条第9項(第20条第4項、第22条の12第7項及び第22条の15第2項において準用する場合を含む。)、
第17条第3項
、
第18条第3項
並びに
第18条の2第1項
及び
第2項
の規定に基づき、並びに
第16条第1項
の規定を実施するため、旅行業者営業保証金規則の全部を改正するこの省令を制定する。
第1条
旅行業法(昭和27年法律第239号。以下『法』という。)
第16条第1項
の規定による届出をしようとする者は、第1号書式により作成した届出書2通を提出しなければならない。
2
国土交通大臣又は
法第24条
の規定により国土交通大臣の権限に属する事務を行うこととされた都道府県知事
(以下『行政庁』という。)は、前項の届出を受けたときは、届出書に受理の年月日を記載し、その1通を
法第16条第2項
の規定により提出された営業保証金につき権利を承継した事実を証明する書面とともに、当該営業保証金を供託している供託所に送付しなければならない。
第2条
法第17条第1項
の権利
(以下『権利』という。)を有する者は、その権利の実行をしようとするときは、行政庁に対し、その申立てをしなければならない。
2
前項に規定する権利の実行の申立てをしようとする者は、第2号書式により作成した申立書に権利を有することを証する書面を添付して、
法第6条の4第1項
に規定する旅行業者
(旅行業者であった者を含む。以下『旅行業者』という。)であって当該申立てに係るもの
(以下『被申立旅行業者』という。)が
法第3条
、第6条の3第1項又は第6条の4第1項の規定による登録を受けている行政庁
(旅行業者であった者にあっては、登録の抹消前に当該登録を受けていた行政庁をいう。以下『登録行政庁』という。)に提出しなければならない。
3
登録行政庁は、第1項の申立てがあった場合において、当該申立てを理由があると認めるときは、被申立旅行業者が供託した営業保証金につき権利を有する者に対し、60日を下らない一定の期間内に権利の申出をすべきこと及びその期間内に申出をしないときは配当手続から除斥されるべきことを公示し、かつ、その旨を同項の申立てをした者
(以下『申立人』という。)及び被申立旅行業者に通知しなければならない。
4
前項の規定による公示があった後は、申立人がその申立てを取り下げた場合においても、権利の実行の手続の進行は、妨げられない。
5
第3項に規定する権利の申出をしようとする者は、第3号書式により作成した申出書に権利を有することを証する書面を添付して、登録行政庁に提出しなければならない。
第3条
登録行政庁は、前条第3項の期間が経過した後、遅滞なく、権利の調査をしなければならない。この場合において、登録行政庁は、あらかじめ、期日及び場所を公示し、かつ、被申立旅行業者に通知して、申立人、当該期間内に権利の申出をした者及び被申立旅行業者に対し、権利の存否及びその権利によって担保される債権の額について証拠を提示し、及び意見を述べる機会を与えなければならない。
2
前項の規定による権利の調査のため、登録行政庁は、前条第3項の期間が経過した後、遅滞なく、仮配当表を作成し、これを公示し、かつ、被申立旅行業者に通知しなければならない。
3
第1項の規定による権利の調査の手続は、登録行政庁の指名する職員が議長として主宰する意見聴取会によって行う。
4
申立人、前条第3項の期間内に権利の申出をした者又は被申立旅行業者
(以下『関係人』と総称する。)は、病気その他のやむを得ない理由により意見聴取会に出席することができないときは、当該関係人が署名押印した口述書を提出して、意見聴取会における陳述に代えることができる。
5
議長は、必要があると認めるときは、学識経験のある者その他の参考人に対し、意見聴取会に出席することを求めることができる。
6
議長は、議事を整理するため必要があると認めるときは、意見の陳述、証拠の提示その他の必要な事項について指示をすることができる。
7
議長は、意見聴取会の秩序を維持するため必要があると認めるときは、その秩序を乱し、又は不穏な言動をする者を退去させることができる。
8
議長は、必要があると認めるときは、意見聴取会を延期し、又は続行することができる。この場合において、議長は、あらかじめ、次回の期日及び場所を定め、これらを公示し、かつ、被申立旅行業者に通知しなければならない。
9
議長は、意見聴取会について次に掲げる事項を記載した調書を作成し、これに署名押印しなければならない。
(7)
第5項の口述書が提出されたときは、その旨及びその要旨
(8)
証拠が提示されたときは、その旨及び証拠の標目
10
関係人は、前項の調書を閲覧することができる。
第4条
登録行政庁は、前条第1項の規定による権利の調査の結果に基づき、遅滞なく、配当表を作成し、これを公示し、かつ、被申立旅行業者に通知しなければならない。
2
配当は、前項の規定による公示をした日から80日を経過した後、配当表に従い実施するものとする。
3
登録行政庁は、配当の実施のため、
供託規則(昭和34年法務省令第2号)
第27号
書式、第28号書式又は第28号の2書式により作成した支払委託書を供託所に送付するとともに、配当を受けるべき者に
供託規則第29号
書式により作成した証明書を交付しなければならない。
4
登録行政庁は、前項の手続をしたときは、第4号書式により作成した通知書に支払委託書の写しを添付して、被申立旅行業者に交付しなければならない。
ただし、被申立旅行業者の所在を確知できないときは、公示をもってこれに代えることができる。
第5条
登録行政庁は、権利の実行に必要があるときは、被申立旅行業者に対し、当該旅行業者が供託した営業保証金に係る供託書正本の提出を命ずることができる。
2
登録行政庁は、前項の規定により供託書正本の提出を受けたときは、保管証書を当該旅行業者に交付しなければならない。
第6条
登録行政庁は、
法第8条第6項
の規定により有価証券
(その権利の帰属が
社債等の振替に関する法律(平成13年法律第75号)の規定による振替口座簿の記載又は記録により定まるものとされる国債を含む。以下同じ。)が供託されている場合において、権利の実行に必要があるときは、これを換価することができる。この場合において、換価の費用は、換価代金から控除する。
2
登録行政庁は、前項の規定により有価証券を換価するためその還付を受けようとするときは、供託物払渡請求書2通を供託所に提出しなければならない。
3
登録行政庁は、有価証券を換価したときは、換価代金から換価の費用を控除した額を、当該有価証券に代わる供託金として供託しなければならない。
4
前項の規定により供託された供託金は、第2項の規定により還付された有価証券を供託した旅行業者が供託したものとみなす。
5
登録行政庁は、第3項の規定により供託したときは、その旨を前項に規定する旅行業者に通知しなければならない。
第7条
法第18条第3項
の法務省令、国土交通省令で定める日は、旅行業者が第4条第4項の規定により通知書の交付を受けた日
(同項ただし書の規定により公示をする場合にあっては、当該公示の日)とする。
第8条
旅行業者は、
法第9条第3項
の規定による取戻しをしようとするときは、
法第10条
の規定による報告をした日以降、当該報告の日の属する事業年度内に限り、登録行政庁に対し、その供託している営業保証金の額が
法第8条第1項
に規定する額を超える旨及びその額の証明書の交付の申請をすることができる。
2
旅行業者は、前項の申請をしようとするときは、第5号書式により作成した証明書交付申請書を登録行政庁に提出しなければならない。
3
登録行政庁は、第1項に規定する証明書を交付するときは、当該営業保証金につき権利の実行の手続がとられている場合を除き、第6号書式により作成した証明書を当該申請をした者に交付しなければならない。
4
前項の規定により交付した証明書は、当該証明書を交付した日の属する事業年度内に限り、第10条第2号に掲げる書面としての効力を有する。
第9条
法第9条第7項
の規定により営業保証金の取戻しをしようとする者は、
同条第8項
の規定により次に掲げる事項を公告しなければならない。
(2)
登録年月日及び変更登録前の登録番号並びに変更登録年月日及び変更登録後の登録番号
(4)
権利を有する者は、6箇月を下らない一定期間内に、その債権の額及び債権発生の原因たる事実並びに氏名又は名称及び住所を記載した申出書に権利を有することを証する書面を添付して、登録行政庁に提出すべき旨
(5)
前号の申出書の提出がないときは、第3号の額の営業保証金が取り戻される旨
2
法第20条第3項
の規定により営業保証金の取戻しをしようとする者は、
同条第4項
において準用する
法第9条第8項
の規定により次に掲げる事項を公告しなければならない。
(2)
登録年月日及び登録番号並びに登録の抹消年月日
(4)
権利を有する者は、6箇月を下らない一定期間内に、その債権の額及び債権発生の原因たる事実並びに氏名又は名称及び住所を記載した申出書に権利を有することを証する書面を添付して、登録行政庁に提出すべき旨
(5)
前号の申出書の提出がないときは、営業保証金が取り戻される旨
3
法第22条の15第1項
の規定により営業保証金の取戻しをしようとする者は、
同条第2項
において準用する
法第9条第8項
の規定により次に掲げる事項を公告しなければならない。
(2)
登録年月日及び登録番号並びに旅行業協会の保証社員となった年月日
(4)
権利を有する者は、6箇月を下らない一定期間内に、その債権の額及び債権発生の原因たる事実並びに氏名又は名称及び住所を記載した申出書に権利を有することを証する書面を添付して、登録行政庁に提出すべき旨
(5)
前号の申出書の提出がないときは、営業保証金が取り戻される旨
4
前3項の規定による公告は、権利の実行の手続がとられている間は、することができない。
5
営業保証金の取戻しをしようとする者は、第1項から第3項までの規定により公告をしたときは、当該公告の写しを添付して、速やかに、その旨を登録行政庁に届け出なければならない。
6
第3条から第6条までの規定は、第1項第4号、第2項第4号又は第3項第4号に規定する申出書の提出があった場合について準用する。この場合において、第3条第1項中
『前条第3項
』とあるのは
『第9条第1項第4号、第2項第4号又は第3項第4号
』と、
『被申立旅行業者に通知して、
』とあるのは
『第9条第1項、第2項又は第3項の公告をした旅行業者
(以下『公告旅行業者』という。)に通知して、
』と、
『申立人、当該期間内に権利の申出をした者
』とあるのは
『当該期間内に権利の申出をした者
』と、
『被申立旅行業者に対し、
』とあるのは
『公告旅行業者に対し、
』と、
同条第2項中
『前条第3項
』とあるのは
『第9条第1項第4号、第2項第4号又は第3項第4号
』と、
『被申立旅行業者
』とあるのは
『公告旅行業者
』と、
同条第4項中
『申立人、前条第3項の期間内に権利の申出をした者又は被申立旅行業者
』とあるのは
『当該期間内に権利の申出をした者又は公告旅行業者
』と、
同条第8項中
『被申立旅行業者
』とあるのは
『公告旅行業者
』と、
第4条第1項中
『前条第1項
』とあるのは
『第9条第6項において準用する第3条第1項
』と、
『被申立旅行業者
』とあるのは
『公告旅行業者
』と、
同条第4項及び第5条第1項中
『被申立旅行業者
』とあるのは
『公告旅行業者
』と読み替えるものとする。
7
登録行政庁は、第1項第4号、第2項第4号又は第3項第4号の期間内に、第1項第4号、第2項第4号又は第3項第4号に規定する申出書の提出がなかったときは、第6号書式により作成した証明書を第1項、第2項又は第3項の公告をした者に交付しなければならない。当該申出書の提出があった場合において、取戻しをしようとする営業保証金の額が申出に係る債権の配当額の総額を超えるときは、その超える額について同様とする。
第10条
営業保証金の取戻しをしようとする者が、
供託規則第25条第1項
の規定により供託物払渡請求書に添付すべき書面は、次に掲げる書面をもって足りる。
(1)
法第18条の2第2項
後段の規定により営業保証金を取り戻す場合にあっては、主たる営業所の移転の事実を証する書面及び
同項
前段の規定による供託に係る供託書正本
(2)
第8条第3項又は前条第7項の規定により証明書の交付を受けた場合にあっては、その証明書
第11条
第2条第3項並びに第3条第1項、第2項及び第8項、第4条第1項及び第4項
(第9条第6項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)の規定による公示並びに第9条第1項から第3項までの規定による公告は、官報に掲載することによって行う。
2
前項の公示の費用その他の営業保証金の還付の手続に必要な費用
(第6条第1項(第9条第6項において準用する場合を含む。)の換価の費用を除く。)は、還付の手続によって払渡しを受ける金額に応じ、当該金額を限度として、当該払渡しを受ける者の負担とする。
第12条
この規則に定めるもののほか、営業保証金の供託及び払渡しについては、
供託規則
の手続による。
附 則
(施行期日)
1
この省令は、旅行業法の一部を改正する法律(以下『改正法』という。)の施行の日(平成8年4月1日)から施行する。
(経過措置)
2
この省令の施行前に改正法による改正前の法(以下『旧法』という。)第10条第1項、第21条第1項又は第22条の15第1項に規定する営業保証金を取り戻すことができる事由が発生している者についての当該営業保証金の取戻しについては、なお従前の例による。
3
この省令の施行前に旧法第17条第1項に規定する権利について、この省令による改正前の旅行業者営業保証金規則
(昭和27年
法務省運輸省
令第1号。以下『旧規則』という。)第2条及び供託規則第22条の規定により払渡請求がされた営業保証金の還付については、なお従前の例による。この場合において、旧規則第2号書式中
『21日
』とあるのは
『14日
』とする。
附 則 (平成11年1月20日法務省・運輸省令第1号)
(施行期日)
1
この省令は、公布の日から施行する。
(経過措置)
2
第1条の規定による改正前の旅行業者営業保証金規則第1号書式による届出書の用紙は、この省令の施行後も、当分の間、なおこれを使用することができる。この場合には、押印することを要しない。
3
第1条の規定による改正前の旅行業者営業保証金規則第2号書式、第3号書式及び第5号書式による申立書、申出書及び証明書交付申請書並びに第2条の規定による改正前の旅行業協会弁済業務保証金規則第1号書式による証明書交付申請書の用紙は、この省令の施行後も、当分の間、なおこれを使用することができる。この場合には、氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
附 則 (平成12年3月30日法務省・運輸省令第1号)
この省令は、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律(平成11年法律第87号)の施行の日(平成12年4月1日)から施行する。
附 則 (平成12年11月30日法務省・運輸省令第2号)
(施行期日)
1
この省令は、内閣法の一部を改正する法律(平成11年法律第88号)の施行の日(平成13年1月6日)から施行する。
(経過措置)
2
第2条の規定による改正前の旅行業協会弁済業務保証金規則第1号書式による証明書交付申請書の用紙は、この省令の施行後も、当分の間、なおこれを使用することができる。
附 則 (平成15年1月6日法務省・国土交通省令第1号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成16年12月13日法務省・国土交通省令第1号)
この省令は、旅行業法の一部を改正する法律の施行の日(平成17年4月1日)から施行する。
附 則 (平成17年2月10日法務省・国土交通省令第1号)
この省令は、平成17年3月7日から施行する。
第1号書式 (第1条第1項関係)
第2号書式 (第2条第2項関係)
第3号書式 (第2条第5項関係)
第4号書式 (第4条第5項関係)
第5号書式 (第8条第2項関係)
第6号書式 (第8条第3項及び第9条第7項関係)
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