飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令
(昭和51年7月24日農林省令第35号)
最終改正:平成19年3月30日農林水産省令第28号
飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律(昭和28年法律第35号)
第2条の2第1項
の規定に基づき、飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令を次のように定める。
第2条
法第3条第1項
に規定する飼料添加物の成分規格並びに製造等の方法及び表示の基準については、別表第2に定めるところによる。
附 則
1
この省令は、飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律(昭和50年法律第68号)の施行の日(昭和51年7月24日)から施行する。
2
この省令の施行の日から6月間は、法第2条の3各号に掲げる行為については、同条の規定は、適用しない。
3
この省令の施行の日から6月間に製造業者、輸入業者又は販売業者が法第2条の3第2号から第4号までの規定に規定する飼料又は飼料添加物を販売した場合における当該飼料又は当該飼料添加物については、法第2条の7(第1号に係る部分に限る。)の規定は、適用しない。
4
法第2条の3各号に掲げる行為であつてぎんざけに使用される飼料又は当該飼料に用いられる飼料添加物(ぎんざけ以外の飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行令(昭和51年政令第198号)第1条に規定する動物にも使用される飼料又は当該飼料にも用いられる飼料添加物を除く。以下『追加飼料等』という。)に係るものについては、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行令の一部を改正する政令(平成2年政令第199号)の施行の日から6月間は、法第2条の3の規定は、適用しない。
5
前項に規定する期間内に追加飼料等の製造業者、輸入業者又は販売業者が追加飼料等で法第2条の3第2号から第4号までに規定する飼料又は飼料添加物に該当するものを販売した場合における当該追加飼料等については、法第2条の7(第1号に係る部分に限る。)の規定は、適用しない。
附 則 (昭和53年7月5日農林省令第49号) 抄
第1条
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (昭和53年9月5日農林水産省令第8号) 抄
1
この省令は、公布の日から施行する。ただし、別表第2の5の改正規定((23)を(60)とし、(15)から(22)までを(52)から(59)までとし、(3)から(14)までを削り、(2)の次に次のように加える部分に限る。)は、昭和54年2月1日から施行する。
附 則 (昭和54年11月19日農林水産省令第47号)
1
この省令は、公布の日から施行する。ただし、別表第2の7の改正規定(別表第2の7の(1)に係る部分を除く。)は、昭和55年4月1日から施行する。
2
この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令(以下『改正後の省令』という。)別表第2の7の(8)、(11)、(16)、(23)、(26)、(27)、(29)、(30)、(34)、(61)、(62)、(64)から(68)まで、(98)、(101)及び(102)に規定する飼料添加物又は当該飼料添加物を含む飼料に係る改正後の省令別表第1の1の(5)のイ又は改正後の省令別表第2の4の(2)に規定する事項の記載については、昭和55年3月31日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (昭和56年7月27日農林水産省令第31号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
昭和56年12月31日以前に製造された液状の飼料添加物については、この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令(以下『改正後の省令』という。)別表第2の2の(4)の規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
3
改正後の省令別表第2の7の(74)から(96)までに規定する飼料添加物の成分規格及び製造の方法等の基準については、昭和56年12月31日までは、なお従前の例によることができる。
4
改正後の省令別表第2の7の(1)、(2)、(3)、(75)、(77)、(78)、(81)及び(89)に規定する飼料添加物を含む飼料に係る改正後の省令別表第1の1の(5)のイに規定する事項の記載については、昭和56年12月31日までは、なお従前の例によることができる。
5
改正後の省令別表第2の7の(1)、(2)、(3)、(75)、(77)、(78)、(81)及び(89)に規定する飼料添加物に係る改正後の省令別表第2の4の(2)に規定する事項の記載については、昭和56年12月31日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (昭和58年7月6日農林水産省令第23号)
1
この省令は、公布の日から施行する。ただし、第2条の改正規定は、昭和59年1月1日から施行する。
2
この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令の別表第1の1の(1)のクロピドール及びナイカルバジンに係る飼料一般の成分規格並びに別表第2の7の(74)、(75)、(89)、(91)及び(95)に規定する表示の基準については、昭和58年12月31日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (昭和60年10月15日農林水産省令第47号)
1
この省令は、公布の日から施行する。ただし、第2条の改正規定は、昭和61年4月1日から施行する。
2
第1条の改正規定による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令の別表第1の1の(1)のチオペプチンに係る飼料一般の成分規格並びに別表第2の7の(1)、(3)、(4)、(5)、(7)、(8)、(14)、(15)、(90)、(100)、(113)及び(114)の規定に規定する飼料添加物又は同7の(1)、(3)、(4)、(5)、(7)、(8)、(14)、(15)、(113)及び(114)の規定に規定する飼料添加物を含む飼料に係る改正後の省令別表第1の1の(5)のイ又は改正後の省令別表第2の4の(2)に規定する事項の記載については、昭和61年3月31日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (昭和62年12月25日農林水産省令第46号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成2年3月20日農林水産省令第7号)
1
この省令は、公布の日から施行する。ただし、第2条の規定は、平成2年9月1日から施行する。
2
飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の(1)の表に掲げる対象飼料が含むことができるアルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン、キタサマイシン、クロルテトラサイクリン、デストマイシンA、ハイグロマイシンB、フラボフォスフォリポール、硫酸コリスチン及びリン酸タイロシンの量については、平成2年8月31日までは、第1条の規定による改正後の同令別表第1の1の(1)のイの規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
3
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、アミラーゼ、アルカリ性プロテアーゼ、キシラナーゼ・ペクチナーゼ複合酵素、酸性プロテアーゼ、セルラーゼ、セルラーゼ・プロテアーゼ・ペクチナーゼ複合酵素、中性プロテアーゼ、ラクターゼ若しくはリパーゼ又はこれらを含む飼料の表示については、平成2年8月31日までは、第1条の規定による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(5)のイ並びに別表第2の4の(2)及び7の(117)から(125)までの規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成2年6月29日農林水産省令第30号)
この省令は、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行令の一部を改正する政令の施行の日から施行する。
附 則 (平成3年6月3日農林水産省令第29号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令(以下『成分規格等省令』という。)別表第1の(1)の表に掲げる対象飼料が含むことができるサリノマイシンナトリウム及びリン酸タイロシンの量については、平成3年11月30日までは、この省令による改正後の成分規格等省令別表第1の1の(1)のイの規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
3
モネンシンナトリウム及びラサロシドナトリウムの表示については、平成3年11月30日までは、改正後の成分規格等省令別表第2の4の(2)並びに7の(107)及び(108)の規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成4年5月14日農林水産省令第28号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
ギ酸又はこれらを含む飼料の表示については、平成4年10月31日までは改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(5)のイ並びに別表第2の4の(2)及び7の(5)の規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成5年6月22日農林水産省令第28号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第2の7の(95)に規定するアボパルシンの成分規格及び製造の方法の基準については、平成5年11月30日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成5年12月20日農林水産省令第66号)
この省令は、平成6年6月1日から施行する。
附 則 (平成6年7月18日農林水産省令第45号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第2の7の(119)のイの(ア)に規定するオラキンドックスの成分規格については、平成6年12月31日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成7年8月28日農林水産省令第48号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
次の各号のいずれかに該当する飼料添加物又は飼料の表示については、平成8年1月31日までは、改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の
(5)のイ及び別表第2の4の
(2)の規定に関わらず、なお、従前の例によることができる。
(1)
エンテロコッカス フェカーリス、エンテロコッカス フェシウム、クロストリジウム ブチリカム、バチルス コアグランス、バチルス サブチルス、バチルス セレウス、ビフィドバクテリウム サーモフィラム、ビフィドバクテリウム シュードロンガム、ラクトバチルス アシドフィルス及びラクトバチルス サリバリウス並びにこれらのいずれかを有効成分として含有する飼料添加物
(2)
飼料添加物を含む飼料
附 則 (平成8年5月17日農林水産省令第23号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成8年9月20日農林水産省令第51号)
1
この省令は、公布の日から施行する。
2
飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(1)のイの表に掲げる対象飼料が含むことができるバージニアマイシンの量については、平成9年3月19日までは、この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(1)のイの規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成9年3月18日農林水産省令第11号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成9年9月30日農林水産省令第69号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成10年7月6日農林水産省令第57号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成10年8月21日農林水産省令第66号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成11年12月22日農林水産省令第88号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成12年7月17日農林水産省令第75号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成13年3月7日農林水産省令第51号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成13年3月7日農林水産省令第52号)
この省令は、平成13年4月1日から施行する。
附 則 (平成13年3月22日農林水産省令第59号) 抄
(施行期日)
第1条
この省令は、平成13年4月1日から施行する。
(処分、申請等に関する経過措置)
第3条
この省令の施行前に改正前のそれぞれの省令の規定によりされた承認等の処分その他の行為(以下『承認等の行為』という。)又はこの省令の施行の際現に改正前のそれぞれの省令の規定によりされている承認等の申請その他の行為(以下『申請等の行為』という。)は、この省令の施行の日以後における改正後のそれぞれの省令の適用については、改正後のそれぞれの省令の相当規定によりされた承認等の行為又は申請等の行為とみなす。
附 則 (平成13年9月18日農林水産省令第123号)
この省令は、公布の日から施行する。ただし、第2条の規定は、平成14年1月1日から施行する。
附 則 (平成13年10月15日農林水産省令第133号)
1
この省令は、公布の日から施行する。ただし、別表第1の1の(5)のイ中
『、反すう動物等由来たん白質を含むもの』を削り、同イの(サ)を削る改正規定は、平成14年1月1日から施行する。
2
この省令の施行の日以前に飼料の製造業者が販売した飼料については、この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(1)のケからサまで、同(2)のキ及び同(3)のカの規定にかかわらず、平成13年10月31日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成13年11月1日農林水産省令第137号)
この省令は、公布の日から施行する。ただし、別表第1の1の(5)の改正規定は、平成14年1月1日から施行する。
附 則 (平成13年12月19日農林水産省令第146号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成14年4月25日農林水産省令第40号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成14年8月2日農林水産省令第70号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成14年11月26日農林水産省令第88号)
1
この省令は、平成15年4月1日から施行する。
2
この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(1)のチ及びツ、同表の1の(2)のシ、別表第2の2並びに同表の3の(7)に規定する確認は、この省令の施行前においても行うことができる。
附 則 (平成15年5月26日農林水産省令第50号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成15年6月27日農林水産省令第64号)
(施行期日)
第1条
この省令は、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律の一部を改正する等の法律の施行の日(平成15年7月1日)から施行する。
(経過措置)
第2条
牛用の飼料又は当該飼料に用いられる飼料添加物をめん羊、山羊及びしかに使用する場合には、この省令の施行の日から2年間は、法第4条第1号及び第4号(使用に係る部分に限る。)の規定は、適用しない。
2
この省令の施行の際現に牛、めん羊、山羊又はしかを対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)をほ乳動物由来たん白質、家きん由来たん白質又は魚介類由来たん白質を含む飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)の製造工程と同一の製造工程において製造している飼料の製造業者については、この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(2)のスの規定は、平成17年3月31日までは、適用しない。
3
確認済血粉等若しくは確認済チキンミール等又はこれらを原料とする飼料に係る表示については、平成15年12月31日までは、この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(5)のイの(サ)の規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成15年6月30日農林水産省令第67号)
1
この省令は、平成16年1月1日から施行する。
2
この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(1)のセに規定する確認は、この省令の施行前においても行うことができる。
附 則 (平成16年1月15日農林水産省令第4号)
1
この省令は、平成16年5月1日から施行する。
2
この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令(以下『新令』という。)別表第1の4の(1)のウに規定する確認は、この省令の施行前においても行うことができる。
3
この省令の施行前に製造された飼料については、新令別表第1の4の規定にかかわらず、平成16年6月30日までは、なお従前の例によることができる。
附 則 (平成16年10月12日農林水産省令第79号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成16年10月27日農林水産省令第82号)
この省令は、平成17年2月1日から施行する。
附 則 (平成17年2月28日農林水産省令第15号)
この省令は、平成17年4月1日から施行する。
附 則 (平成18年5月22日農林水産省令第49号)
この省令は、平成18年5月29日から施行する。
附 則 (平成18年9月1日農林水産省令第74号)
この省令は、公布の日から施行する。
附 則 (平成19年3月30日農林水産省令第28号) 抄
(施行期日)
第1条
この省令は、平成19年4月1日から施行する。
別表第1 (第1条関係)
1 飼料一般の成分規格並びに製造、使用及び保存の方法及び表示の基準
(1) 飼料一般の成分規格
ア 飼料は、抗菌性物質(飼料添加物として指定されたものを除く。)を含んではならない。
イ 次の表の対象飼料の欄に掲げる飼料及びうずら(産卵中のものは除く。)を対象とする飼料以外の飼料は、同表に掲げる飼料添加物を含んではならない。
ウ 次の表に掲げる対象飼料が含むことができる飼料添加物の量は、同表に掲げるとおりとする。
|
対象飼料 |
鶏(ブロイラーを除く。)用 |
ブロイラー用 |
豚用 |
牛用 |
|
単位 |
幼すう用・中すう用 |
前期用 |
後期用 |
ほ乳期用 |
子豚期用 |
ほ乳期用 |
幼齢期用 |
肥育期用 |
|
飼料添加物名 |
|
亜鉛バシトラシン |
万単位 |
16.8から168 |
16.8から168 |
16.8から168 |
42から420 |
16.8から168 |
42から420 |
16.8から168 |
|
|
アビラマイシン |
g力価 |
2.5から10 |
2.5から10 |
2.5から10 |
10から40 |
10から40 |
|
|
|
|
アルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン |
g力価 |
5から55 |
5から55 |
|
5から70 |
|
20から50 |
20から50 |
|
|
エフロトマイシン |
g力価 |
|
|
|
2から16 |
2から16 |
|
|
|
|
エンラマイシン |
g力価 |
1から10 |
1から10 |
1から10 |
2.5から20 |
2.5から20 |
|
|
|
|
クロルテトラサイクリン |
g力価 |
10から55 |
10から55 |
|
|
|
10から50 |
10から50 |
|
|
サリノマイシンナトリウム |
g力価 |
50 |
50 |
50 |
|
|
|
15 |
15 |
|
セデカマイシン |
g力価 |
|
|
|
5から20 |
5から20 |
|
|
|
|
センデュラマイシンナトリウム |
g力価 |
25 |
25 |
25 |
|
|
|
|
|
|
デストマイシンA |
g力価 |
|
|
|
5から10 |
5から10 |
|
|
|
|
ナラシン |
g力価 |
80 |
80 |
80 |
|
|
|
|
|
|
ノシヘプタイド |
g力価 |
2.5から10 |
2.5から10 |
2.5から10 |
2.5から20 |
2.5から20 |
|
|
|
|
バージニアマイシン |
g力価 |
5から15 |
5から15 |
5から15 |
10から20 |
10から20 |
|
|
|
|
ビコザマイシン |
g力価 |
5から20 |
5から20 |
5から20 |
5から20 |
5から20 |
|
|
|
|
フラボフォスフォリポール |
g力価 |
1から5 |
1から5 |
1から5 |
2から10 |
2.5から5 |
|
|
|
|
モネンシンナトリウム |
g力価 |
80 |
80 |
80 |
|
|
|
30 |
30 |
|
ラサロシドナトリウム |
g力価 |
75 |
75 |
75 |
|
|
|
|
33 |
|
硫酸コリスチン |
g力価 |
2から20 |
2から20 |
2から20 |
2から40 |
2から20 |
20 |
|
|
|
リン酸タイロシン |
g力価 |
|
|
|
11から44 |
|
|
|
|
|
アンプロリウム・エトパベート |
g |
アンプロリウム40から250 |
40から250 |
40から250 |
|
|
|
|
|
|
エトパベート2.56から16 |
2.56から16 |
2.56から16 |
|
|
|
|
|
|
アンプロリウム・エトパベート・スルファキノキサリン |
g |
アンプロリウム100 |
100 |
100 |
|
|
|
|
|
|
エトパベート5 |
5 |
5 |
|
|
|
|
|
|
スルファキノキサリン60 |
60 |
60 |
|
|
|
|
|
|
クエン酸モランテル |
g |
|
|
|
30 |
30 |
|
|
|
|
デコキネート |
g |
20から40 |
20から40 |
20から40 |
|
|
|
|
|
|
ナイカルバジン |
g |
|
100 |
|
|
|
|
|
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|
ハロフジノンポリ |
g |
40 |
40 |
40 |
|
|
|
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|
スチレンスルホン酸カルシウム |
|
|
|
|
|
|
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|
注 |
|
1 対象飼料とは、次のものをいう。 |
|
鶏(ブロイラーを除く。)用 |
幼すう用 |
ふ化後おおむね4週間以内の鶏用飼料 |
|
中すう用 |
ふ化後おおむね4週間を超え10週間以内の鶏用飼料 |
|
ブロイラー用 |
前期用 |
ふ化後おおむね3週間以内のブロイラー用飼料 |
|
後期用 |
ふ化後おおむね3週間を超え食用として屠殺する前7日までのブロイラー用飼料 |
|
豚用 |
ほ乳期用 |
体重がおおむね30kg以内の豚用飼料 |
|
子豚期用 |
体重がおおむね30kgを超え70kg以内の豚(種豚育成中のものを除く。)用飼料 |
|
牛用 |
ほ乳期用 |
生後おおむね3月以内の牛用飼料 |
|
幼齢期用 |
生後おおむね3月を超え6月以内の牛用飼料 |
|
肥育期用 |
生後おおむね6月を超えた肥育牛(搾乳中のものを除く。)用飼料 |
|
2 対象飼料が含むことができる飼料添加物の量は、飼料1トン当たりの有効成分量である。 |
エ ギ酸の飼料(飼料を製造するための原料又は材料を除く。)中の含有量は、ギ酸として0.5%以下でなければならない。
オ プロピオン酸、プロピオン酸カルシウム及びプロピオン酸ナトリウムの飼料中の含有量は、サイレージ(牧草等(乾燥して水分含量を低下させたものを含む。)をサイロ又は適当な容器に詰め、乳酸発酵させて調製する飼料をいう。)にあつては、プロピオン酸として1.0%以下、それ以外の飼料(飼料を製造するための原料又は材料を除く。)にあつては、プロピオン酸として0.3%以下でなけれはならない。
カ エトキシキン、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールの飼料(飼料を製造するための原料又は材料を除く。)中の含有量は、それぞれの有効成分の合計量で飼料1トン当たり150g以下でなければならない。
キ
(ア) 魚類及び甲殻類を対象とする飼料以外の飼料は、飼料添加物であるアスタキサンチンを含んではならない。
(イ) 飼料添加物であるアスタキサンチンの飼料中の含有量は、魚類を対象とする飼料にあつては飼料1トン当たり100g以下、甲殻類を対象とする飼料にあつては飼料1トン当たり200g以下でなければならない。
ク フマル酸の飼料(飼料を製造するための原料又は材料を除く。)中の含有量は、フマル酸として2.0%以下でなければならない。
ケ
(ア) 鶏を対象とする飼料以外の飼料は、飼料添加物であるβ―アポ―8′―カロチン酸エチルエステルを含んではならない。
(イ) 飼料添加物であるβ―アポ―8′―カロチン酸エチルエステルの飼料中の含有量は、飼料1トン当たり80g以下でなければならない。
コ
(ア) 鶏、さけ科魚類及び甲殻類を対象とする飼料以外の飼料は、飼料添加物であるカンタキサンチンを含んではならない。
(イ) 飼料添加物であるカンタキサンチンの飼料中の含有量は、鶏を対象とする飼料にあつては飼料1トン当たり8g以下、さけ科魚類及び甲殻類を対象とする飼料にあつては飼料1トン当たり80g以下でなければならない。
サ グルコン酸ナトリウムの飼料(飼料を製造するための原料又は材料を除く。)中の含有量は、1.0%以下でなければならない。
シ 飼料が組換えDNA技術(酵素等を用いた切断及び再結合の操作によつて、DNAをつなぎ合わせた組換えDNA分子を作製し、それを生細胞に移入し、かつ、増殖させる技術をいう。以下同じ。)によつて得られた生物を含む場合は、当該飼料は、その安全性につき、農林水産大臣の定めるところにより、農林水産大臣の確認を受けたものでなければならない。ただし、当該飼料が安全性の確保に支障がないものとして農林水産大臣が定める基準に適合する場合は、この限りでない。
ス 飼料が組換えDNA技術によつて得られた生物を利用して製造されたものを含む場合は、当該飼料は、その安全性につき、農林水産大臣の定めるところにより、農林水産大臣の確認を受けたものでなければならない。
セ 次の表の第1欄に掲げる農薬(農薬取締法(昭和23年法律第82号)第1条の2第1項に規定する農薬をいう。以下同じ。)の成分である物質(その物質が化学的に変化して生成した物質を含む。以下同じ。)は、同表の第2欄に掲げる飼料の原料にそれぞれ同表の第3欄に定める量を超えて含まれてはならない。
|
第1欄 |
第2欄 |
第3欄 |
|
γ―BHC |
牧草 |
0.4ppm |
|
2,4―D |
えん麦 |
0.5ppm |
|
大麦 |
0.5ppm |
|
小麦 |
0.5ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
0.5ppm |
|
ライ麦 |
0.5ppm |
|
牧草 |
260ppm |
|
BHC(α―BHC、β―BHC、γ―BHC及びδ―BHCの総和をいう。) |
牧草 |
0.02ppm |
|
DDT(DDD及びDDEを含む。) |
牧草 |
0.1ppm |
|
アセフェート |
とうもろこし |
0.5ppm |
|
牧草 |
3ppm |
|
アトラジン |
えん麦 |
0.02ppm |
|
大麦 |
0.02ppm |
|
小麦 |
0.3ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.02ppm |
|
ライ麦 |
0.02ppm |
|
牧草 |
15ppm |
|
アラクロール |
えん麦 |
0.1ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.1ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
3ppm |
|
アルジカルブ |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.02ppm |
|
小麦 |
0.02ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.02ppm |
|
牧草 |
1ppm |
|
アルドリン及びディルドリン(総和をいう。) |
牧草 |
0.02ppm |
|
イソフェンホス |
とうもろこし |
0.02ppm |
|
イミダクロプリド |
えん麦 |
0.05ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
マイロ |
0.05ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
6ppm |
|
エチオン |
牧草 |
20ppm |
|
エンドリン |
牧草 |
0.01ppm |
|
カルタップ、チオシクラム及びベンスルタップ(総和をいう。) |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
0.7ppm |
|
カルバリル |
えん麦 |
10ppm |
|
大麦 |
5ppm |
|
小麦 |
2ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
マイロ |
10ppm |
|
ライ麦 |
5ppm |
|
牧草 |
250ppm |
|
カルベンダジム、チオファネート、チオファネートメチル及びベノミル(総和をいう。) |
えん麦 |
0.6ppm |
|
大麦 |
0.6ppm |
|
小麦 |
0.6ppm |
|
とうもろこし |
0.7ppm |
|
マイロ |
0.6ppm |
|
ライ麦 |
0.6ppm |
|
牧草 |
10ppm |
|
カルボフラン |
えん麦 |
0.1ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
0.1ppm |
|
ライ麦 |
0.1ppm |
|
牧草 |
13ppm |
|
キャプタン |
とうもろこし |
10ppm |
|
グリホサート |
えん麦 |
20ppm |
|
大麦 |
20ppm |
|
小麦 |
5ppm |
|
とうもろこし |
1ppm |
|
マイロ |
20ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
120ppm |
|
グルホシネート |
大麦 |
5ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
牧草 |
15ppm |
|
クロルピリホス |
えん麦 |
0.75ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.5ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
マイロ |
0.75ppm |
|
ライ麦 |
0.01ppm |
|
牧草 |
13ppm |
|
クロルピリホスメチル |
えん麦 |
10ppm |
|
大麦 |
6ppm |
|
小麦 |
10ppm |
|
とうもろこし |
7ppm |
|
マイロ |
10ppm |
|
ライ麦 |
7ppm |
|
クロルフェンビンホス |
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
クロルプロファム |
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
クロルベンジレート |
とうもろこし |
0.02ppm |
|
シアナジン |
えん麦 |
0.01ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.1ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
マイロ |
0.01ppm |
|
ライ麦 |
0.01ppm |
|
牧草 |
0.01ppm |
|
ジカンバ |
えん麦 |
3ppm |
|
大麦 |
0.5ppm |
|
小麦 |
0.5ppm |
|
とうもろこし |
0.5ppm |
|
マイロ |
3ppm |
|
ライ麦 |
0.1ppm |
|
牧草 |
200ppm |
|
ジクロルボス及びナレド(総和をいう。) |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
10ppm |
|
ジクワット |
えん麦 |
2ppm |
|
大麦 |
5ppm |
|
小麦 |
2ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
2ppm |
|
ライ麦 |
0.03ppm |
|
牧草 |
100ppm |
|
シハロトリン |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.04ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.02ppm |
|
牧草 |
0.6ppm |
|
シフルトリン |
えん麦 |
2ppm |
|
大麦 |
2ppm |
|
小麦 |
2ppm |
|
とうもろこし |
2ppm |
|
マイロ |
2ppm |
|
ライ麦 |
2ppm |
|
牧草 |
3ppm |
|
シマジン |
とうもろこし |
0.3ppm |
|
牧草 |
9ppm |
|
ジメトエート |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.04ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
1ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
2ppm |
|
ダイアジノン |
えん麦 |
0.1ppm |
|
大麦 |
0.1ppm |
|
小麦 |
0.1ppm |
|
とうもろこし |
0.02ppm |
|
マイロ |
0.1ppm |
|
ライ麦 |
0.1ppm |
|
牧草 |
10ppm |
|
チアベンダゾール |
えん麦 |
0.05ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.5ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
0.05ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
10ppm |
|
デルタメトリン及びトラロメトリン(総和をいう。) |
えん麦 |
1ppm |
|
大麦 |
1ppm |
|
小麦 |
1ppm |
|
とうもろこし |
1ppm |
|
マイロ |
1ppm |
|
ライ麦 |
1ppm |
|
牧草 |
5ppm |
|
テルブホス |
えん麦 |
0.05ppm |
|
大麦 |
0.01ppm |
|
小麦 |
0.01ppm |
|
とうもろこし |
0.01ppm |
|
マイロ |
0.05ppm |
|
ライ麦 |
0.005ppm |
|
牧草 |
1ppm |
|
トリシクラゾール |
えん麦 |
0.02ppm |
|
大麦 |
0.02ppm |
|
小麦 |
0.02ppm |
|
とうもろこし |
0.02ppm |
|
マイロ |
0.02ppm |
|
ライ麦 |
0.02ppm |
|
牧草 |
5ppm |
|
2臭化エチレン |
えん麦 |
0.01ppm |
|
大麦 |
0.01ppm |
|
小麦 |
0.1ppm |
|
とうもろこし |
0.01ppm |
|
マイロ |
0.01ppm |
|
ライ麦 |
0.01ppm |
|
パラコート |
えん麦 |
0.5ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
マイロ |
0.5ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
5ppm |
|
パラチオン |
えん麦 |
0.08ppm |
|
大麦 |
0.5ppm |
|
小麦 |
0.3ppm |
|
とうもろこし |
0.3ppm |
|
マイロ |
0.08ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
5ppm |
|
ピペロニルブトキシド |
えん麦 |
24ppm |
|
大麦 |
24ppm |
|
小麦 |
24ppm |
|
とうもろこし |
24ppm |
|
マイロ |
24ppm |
|
ライ麦 |
24ppm |
|
ピリミホスメチル |
えん麦 |
1ppm |
|
大麦 |
1ppm |
|
小麦 |
1ppm |
|
とうもろこし |
1ppm |
|
マイロ |
1ppm |
|
ライ麦 |
1ppm |
|
フィプロニル |
牧草 |
0.2ppm |
|
フェニトロチオン |
えん麦 |
1ppm |
|
大麦 |
5ppm |
|
小麦 |
10ppm |
|
とうもろこし |
1ppm |
|
マイロ |
1ppm |
|
ライ麦 |
1ppm |
|
牧草 |
10ppm |
|
フェノブカルブ |
えん麦 |
0.3ppm |
|
大麦 |
0.3ppm |
|
小麦 |
0.3ppm |
|
とうもろこし |
0.3ppm |
|
マイロ |
0.3ppm |
|
ライ麦 |
0.3ppm |
|
フェンチオン |
とうもろこし |
5ppm |
|
フェントエート |
えん麦 |
0.4ppm |
|
大麦 |
0.4ppm |
|
小麦 |
0.4ppm |
|
とうもろこし |
0.4ppm |
|
マイロ |
0.4ppm |
|
ライ麦 |
0.4ppm |
|
フェンバレレート |
牧草 |
13ppm |
|
フェンプロパトリン |
牧草 |
20ppm |
|
ブロモキシニル |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
0.1ppm |
|
ヘプタクロル |
牧草 |
0.02ppm |
|
ペルメトリン |
えん麦 |
2ppm |
|
大麦 |
2ppm |
|
小麦 |
2ppm |
|
とうもろこし |
2ppm |
|
マイロ |
2ppm |
|
ライ麦 |
2ppm |
|
牧草 |
55ppm |
|
ベンタゾン |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
3ppm |
|
ペンディメタリン |
えん麦 |
0.1ppm |
|
大麦 |
0.2ppm |
|
小麦 |
0.2ppm |
|
とうもろこし |
0.2ppm |
|
マイロ |
0.1ppm |
|
ライ麦 |
0.2ppm |
|
牧草 |
0.1ppm |
|
ホスメット |
えん麦 |
0.05ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
0.05ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
40ppm |
|
ホレート |
えん麦 |
0.05ppm |
|
大麦 |
0.05ppm |
|
小麦 |
0.05ppm |
|
とうもろこし |
0.05ppm |
|
マイロ |
0.05ppm |
|
ライ麦 |
0.05ppm |
|
牧草 |
1.5ppm |
|
マラチオン |
えん麦 |
2ppm |
|
大麦 |
2ppm |
|
小麦 |
8ppm |
|
とうもろこし |
2ppm |
|
マイロ |
2ppm |
|
ライ麦 |
2ppm |
|
牧草 |
135ppm |
|
メチダチオン |
えん麦 |
0.2ppm |
|
大麦 |
0.02ppm |
|
小麦 |
0.02ppm |
|
とうもろこし |
0.1ppm |
|
マイロ |
0.2ppm |
|
ライ麦 |
0.02ppm |
|
牧草 |
12ppm |
|
メトプレン |
えん麦 |
5ppm |
|
大麦 |
5ppm |
|
小麦 |
5ppm |
|
とうもろこし |
5ppm |
|
マイロ |
5ppm |
|
ライ麦 |
5ppm |
備考
1 第2欄に掲げる飼料の原料は、次に掲げる区分に応じ、それぞれ次に定める部位をいう。
(1) えん麦、大麦及びマイロ 脱穀した種子
(2) 小麦及びライ麦 玄麦
(3) とうもろこし 外皮、ひげ及びしんを除いた種子
(4) 牧草 茎葉及び脱穀前の種子
2 『牧草』には、乾燥して水分含量を低下させたもの及びサイレージ(牧草(乾燥して水分含量を低下させたものを含む。)をサイロ又は適当な容器に詰め、乳酸発酵させて調製する飼料をいう。)を含む。
3 第2欄に掲げる飼料の原料が牧草である場合において、第1欄に掲げる農薬の成分である物質の当該飼料の原料中の含有量を算出するに当たつては、当該飼料の原料中の水分の含有量が10%を超えるときは、その超える量を当該飼料の原料の量から除外するものとする。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ソ 次の表の第1欄に掲げる農薬の成分である物質は、同表の第2欄に掲げる家畜等(法第2条第1項に規定する家畜等をいう。以下同じ。)を対象とする飼料にそれぞれ同表の第3欄に定める量を超えて含まれてはならない。
|
第1欄 |
第2欄 |
第3欄 |
|
γ―BHC |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.4ppm |
|
豚 |
0.05ppm |
|
鶏及びうずら |
0.05ppm |
|
BHC(α―BHC、β―BHC、γ―BHC及びδ―BHCの総和をいう。) |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.005ppm |
|
豚 |
0.005ppm |
|
鶏及びうずら |
0.005ppm |
|
DDT(DDD及びDDEを含む。) |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.1ppm |
|
豚 |
0.1ppm |
|
鶏及びうずら |
0.1ppm |
|
アルドリン及びディルドリン(総和をいう。) |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.02ppm |
|
豚 |
0.02ppm |
|
鶏及びうずら |
0.02ppm |
|
エンドリン |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.01ppm |
|
豚 |
0.01ppm |
|
鶏及びうずら |
0.01ppm |
|
フィプロニル |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.02ppm |
|
豚 |
0.02ppm |
|
鶏及びうずら |
0.01ppm |
|
フェンバレレート |
牛、めん羊、山羊及びしか |
8ppm |
|
豚 |
4ppm |
|
鶏及びうずら |
0.5ppm |
|
ヘプタクロル |
牛、めん羊、山羊及びしか |
0.02ppm |
|
豚 |
0.02ppm |
|
鶏及びうずら |
0.02ppm |
(2) 飼料一般の製造の方法の基準
ア 有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある原料又は材料を用いてはならない。
イ 成分について規格が定められた飼料又は飼料添加物を原料又は材料とする場合においては、当該規格に合うもの(法第5条第1項の検定を要するものにあつては、当該検定に合格したものに限る。)を用いなければならない。
ウ 次の表の同一欄内の2以上の飼料添加物は、同一飼料に用いてはならない。
|
第1欄 |
アンプロリウム・エトパベート、アンプロリウム・エトパベート・スルファキノキサリン、サリノマイシンナトリウム、センデュラマイシンナトリウム、デコキネート、ナイカルバジン、ナラシン、ハロフジノンポリスチレンスルホン酸カルシウム、モネンシンナトリウム、ラサロシドナトリウム |
|
第2欄 |
クエン酸モランテル、デストマイシンA |
|
第3欄 |
亜鉛バシトラシン、アビラマイシン、アルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン、エフロトマイシン、エンラマイシン、クロルテトラサイクリン、セデカマイシン、ノシヘプタイド、バージニアマイシン、フラボフォスフォリポール、リン酸タイロシン |
|
第4欄 |
アルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、ビコザマイシン、硫酸コリスチン |
エ ギ酸は、牛、豚、鶏及びうずら対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)以外の飼料に用いてはならない。
オ プロピレングリコールは、体重がおおむね30kg以内の豚を対象とする飼料及び生後おおむね3月以内の牛を対象とする飼料以外の飼料には用いてはならない。
カ フマル酸は、体重がおおむね70kg以内の豚(種豚育成中のものを除く。)を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)以外の飼料に用いてはならない。
キ 次の表の左欄に掲げる飼料添加物は、同表の右欄に掲げる対象飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)以外の飼料に用いてはならない。
|
飼料添加物名 |
対象飼料 |
|
エンテロコッカス フェカーリス(クロストリジウム ブチリカム(その2)製剤及びバチルス サブチルス(その4)製剤と混合して使用する場合に限る。) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
エンテロコッカス フェシウム(その1)(ラクトバチルス アシドフィルス(その1)製剤と混合して使用する場合に限る。) |
牛用及び鶏用 |
|
エンテロコッカス フェシウム(その2)(ラクトバチルス アシドフィルス(その6)製剤と混合して使用する場合に限る。) |
豚用 |
|
エンテロコッカス フェシウム(その3) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
エンテロコッカス フェシウム(その4)(ビフィドバクテリウム サーモフィラム(その2)製剤及びラクトバチルス アシドフィルス(その5)製剤と混合して使用する場合に限る。) |
牛用及び豚用 |
|
クロストリジウム ブチリカム(その1) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
バチルス コアグランス |
豚用 |
|
バチルス サブチルス(その1) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
バチルス サブチルス(その2) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
バチルス サブチルス(その3) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
バチルス セレウス(その1) |
牛用、豚用及び鶏用 |
|
バチルス セレウス(その2) |
牛用、豚用、鶏用及び養殖水産動物用 |
|
バチルス バディウス |
豚用 |
|
ビフィドバクテリウム サーモフィラム(その1)(ラクトバチルス サリバリウス製剤と混合して使用する場合に限る。) |
鶏用 |
|
ビフィドバクテリウム サーモフィラム(その3) |
牛用及び豚用 |
|
ビフィドバクテリウム サーモフィラム(その4) |
牛用 |
|
ビフィドバクテリウム シュードロンガム(その1) |
豚用 |
|
ビフィドバクテリウム シュードロンガム(その2) |
牛用及び豚用 |
|
ラクトバチルス アシドフィルス(その2) |
鶏用 |
|
ラクトバチルス アシドフィルス(その3) |
牛用 |
|
ラクトバチルス アシドフィルス(その4) |
豚用 |
|
ラクトバチルス アシドフィルス(その5) |
牛用及び豚用 |
|
ラクトバチルス アシドフィルス(その6) |
豚用 |
|
注:鶏用飼料はうずら用を含む。 |
ク
(ア) 製造に2以上の原料又は材料を用いる場合には、これらを原料又は材料として製造される飼料が均質なものとなるようにしなければならない。
(イ) 飼料添加物を用いる場合には、当該飼料添加物の効果が阻害されないような製造方法によらなければならない。
ケ グルコン酸ナトリウムは、体重がおおむね70kg以内の豚(種豚育成中のものを除く。)を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)以外の飼料に用いてはならない。
コ 組換えDNA技術によつて得られた微生物を利用して飼料を製造する場合は、農林水産大臣が定める基準に適合する旨の農林水産大臣の確認を得た方法で製造しなければならない。
(3) 飼料一般の使用の方法の基準
ア 有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある飼料は、使用してはならない。
イ
(ア) 表示の基準に基づき対象家畜等(当該飼料を使用することができる家畜等をいう。以下同じ。)が表示されている飼料は、当該対象家畜等以外の家畜等に対し使用してはならない。
(イ) (1)のウの表に掲げる飼料添加物を含む同表の対象飼料は、搾乳中の牛又は産卵中の鶏若しくはうずら並びに食用を目的として屠殺する前7日間の牛(生後おおむね6月を超えた肥育牛を除く。)、豚、鶏又はうずらに使用してはならない。
(ウ) 綿実油かすを原料とする飼料は、養殖水産動物(飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行令第1条第4号に掲げる動物をいう。)に対し使用してはならない。
ウ 表示の基準に基づき使用上の注意事項が表示されている飼料は、当該使用上の注意事項を遵守して使用しなければならない。
エ (2)のウの表の同一欄内の2以上の飼料添加物を含む飼料は、使用してはならない。
オ (2)のウの表の飼料添加物を含む飼料は、当該飼料添加物が掲げられている欄内の他の飼料添加物を含む飼料と併用してはならない。
カ 飼料は、使用後に次に掲げる事項を帳簿に記載して保存するよう努めなければならない。
(ア) 当該飼料を使用した年月日
(イ) 当該飼料を使用した場所
(ウ) 当該飼料を使用した家畜等の種類
(エ) 当該飼料の名称
(オ) 当該飼料の使用量
(カ) 当該飼料を譲り受けた年月日及び相手方の氏名又は名称
(4) 飼料一般の保存の方法の基準
ア 有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある場所に保存し、又は有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある容器若しくは包装材料を用いて保存してはならない。
イ 表示の基準に基づき保存上の注意事項が表示されている飼料は、当該保存上の注意事項を遵守して保存しなければならない。
(5) 飼料一般の表示の基準
ア 輸出用又は試験研究用の飼料には、『輸出用』又は『試験研究用』という文字を表示しなければならない。
イ 飼料(飼料添加物を含むものに限る。)には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 飼料の名称
(イ) 製造(輸入)年月
(ウ) 製造(輸入)業者の氏名又は名称及び住所
(エ) 製造事業場の名称及び所在地(輸入に係るものにあつては、輸入先国名)
(オ) (1)のウに掲げる表、(1)のキの(ア)、ケの(ア)及びコの(ア)、(2)のエからカまで、(2)のキに掲げる表並びに(2)のケに対象とする家畜等が定められている飼料にあつては、対象家畜等
(カ) 飼料添加物を含む飼料にあつては含有する飼料添加物の名称及び量
(キ) (3)のイの(イ)に規定する飼料にあつては、(3)のイの(イ)に規定する趣旨
(ク) サリノマイシンナトリウム、モネンシンナトリウム又はラサロシドナトリウムを含む牛用の肥育期用飼料にあつては、次の文字
使用上の注意
1 生後おおむね6月を超えた肥育牛(搾乳中のものを除く。)以外には使用しないこと(特に馬に給与すると障害を起こしやすいので注意すること。)。
2 新たにこの飼料の給与を開始しようとする場合は、給与量を段階的に増加させていくこと。
(ケ) サリノマイシンナトリウム又はモネンシンナトリウムを含む牛用の幼令期用飼料にあつては、次の文字
使用上の注意
1 生後おおむね3月を超え6月以内の幼令牛以外には使用しないこと(特に馬に給与すると障害を起こしやすいので注意すること。)。
2 新たにこの飼料の給与を開始しようとする場合は、給与量を段階的に増加させていくこと。
(コ) ナイカルバジンを含むブロイラー用の前期用飼料にあつては、次の文字
使用上の注意
ふ化後おおむね8週間以内に出荷するブロイラーに使用する場合は、この飼料を給与した場所と異なる場所で、当該ブロイラーを食用を目的としてと殺する前7日間以上飼養すること。
(注)
1 飼料添加物の名称の表示については、法第2条第3項の規定に基づき農林水産大臣が飼料添加物を指定する場合に、当該飼料添加物の名称として用いるものによるものとする。ただし、次の表の左欄に掲げる飼料添加物については、同表の相当右欄に掲げる名称によることができる。
|
飼料添加物名 |
名称 |
|
L―アスコルビン酸 |
ビタミンC |
|
L―アスコルビン酸カルシウム |
ビタミンC |
|
L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルナトリウムカルシウム |
ビタミンC |
|
L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルマグネシウム |
ビタミンC |
|
アセトメナフトン |
ビタミンK
4
|
|
アミノ酢酸 |
グリシン |
|
アミラーゼ |
でんぷん分解酵素 |
|
DL―アラニン |
アラニン |
|
アルカリ性プロテアーゼ |
たん白質分解酵素 |
|
アルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン |
オキシテトラサイクリン第4級アンモニウム塩 |
|
アルギン酸ナトリウム |
粘結剤 |
|
エルゴカルシフェロール |
ビタミンD
2
|
|
塩化コリン |
コリン |
|
塩酸ジベンゾイルチアミン |
ビタミンB
1
|
|
塩酸チアミン |
ビタミンB
1
|
|
塩酸ピリドキシン |
ビタミンB
6
|
|
塩酸L−リジン |
リジン |
|
エンテロコッカス フェカーリス |
乳酸菌 |
|
エンテロコッカス フェシウム |
乳酸菌 |
|
カゼインナトリウム |
粘結剤 |
|
カルボキシメチルセルロースナトリウム |
粘結剤 |
|
キシラナーゼ |
繊維分解酵素 |
|
キシラナーゼ・ペクチナーゼ複合酵素 |
繊維・ペクチン分解酵素 |
|
グリセリン脂肪酸エステル |
乳化剤 |
|
L―グルタミン酸ナトリウム |
グルタミン酸ナトリウム |
|
クロストリジウム ブチリカム |
酪酸菌 |
|
コレカルシフェロール |
ビタミンD
3
|
|
酢酸dl―α―トコフェロール |
ビタミンE |
|
酸性プロテアーゼ |
たん白質分解酵素 |
|
シアノコバラミン |
ビタミンB
12
|
|
ジブチルヒドロキシトルエン |
BHT |
|
硝酸チアミン |
ビタミンB
1
|
|
ショ糖脂肪酸エステル |
乳化剤 |
|
セルラーゼ |
繊維分解酵素 |
|
セルラーゼ・プロテアーゼ・ペクチナーゼ複合酵素 |
繊維・たん白質・ペクチン分解酵素 |
|
ソルビタン脂肪酸エステル |
乳化剤 |
|
中性プロテアーゼ |
たん白質分解酵素 |
|
2―デアミノ―2―ヒドロキシメチオニン |
メチオニン水酸化体 |
|
DL―トリプトファン |
トリプトファン |
|
L―トリプトファン |
トリプトファン |
|
L―トレオニン |
トレオニン |
|
DL―トレオニン鉄 |
トレオニン鉄 |
|
ニコチン酸アミド |
ニコチン酸 |
|
バチルス サブチルス |
枯草菌 |
|
D―パントテン酸カルシウム |
パントテン酸 |
|
DL―パントテン酸カルシウム |
パントテン酸 |
|
d―ビオチン |
ビオチン |
|
ビタミンA粉末 |
ビタミンA |
|
ビタミンA油 |
ビタミンA |
|
ビタミンD粉末 |
ビタミンD |
|
ビタミンD
3
油 |
ビタミンD
3
|
|
ビタミンE粉末 |
ビタミンE |
|
ビフィドバクテリウム サーモフィラム |
ビフィズス菌 |
|
ビフィドバクテリウム シュードロンガム |
ビフィズス菌 |
|
ブチルヒドロキシアニソール |
BHA |
|
プロピレングリコール |
粘結剤 |
|
ポリアクリル酸ナトリウム |
粘結剤 |
|
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル |
乳化剤 |
|
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル |
乳化剤 |
|
DL―メチオニン |
メチオニン |
|
メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノール |
ビタミンK
3
|
|
メナジオン亜硫酸水素ナトリウム |
ビタミンK
3
|
|
ラクターゼ |
乳糖分解酵素 |
|
ラクトバチルス アシドフィルス |
乳酸菌 |
|
ラクトバチルス サリバリウス |
乳酸菌 |
|
リパーゼ |
脂肪分解酵素 |
|
リボフラビン |
ビタミンB
2
|
|
リボフラビン酪酸エステル |
ビタミンB
2
|
|
硫酸亜鉛(乾燥) |
硫酸亜鉛 |
|
硫酸亜鉛(結晶) |
硫酸亜鉛 |
|
硫酸コバルト(乾燥) |
硫酸コバルト |
|
硫酸コバルト(結晶) |
硫酸コバルト |
|
硫酸鉄(乾燥) |
硫酸鉄 |
|
硫酸銅(乾燥) |
硫酸銅 |
|
硫酸銅(結晶) |
硫酸銅 |
|
硫酸ナトリウム(乾燥) |
硫酸ナトリウム |
|
硫酸マグネシウム(乾燥) |
硫酸マグネシウム |
|
硫酸マグネシウム(結晶) |
硫酸マグネシウム |
|
硫酸L―リジン |
リジン |
|
リン酸1水素カリウム(乾燥) |
リン酸1水素カリウム |
|
リン酸1水素ナトリウム(乾燥) |
リン酸1水素ナトリウム |
|
リン酸2水素カリウム(乾燥) |
リン酸2水素カリウム |
|
リン酸2水素ナトリウム(乾燥) |
リン酸2水素ナトリウム |
|
リン酸2水素ナトリウム(結晶) |
リン酸2水素ナトリウム |
2 飼料添加物の量の表示について、次による。
1) (1)のウの表に掲げる飼料添加物については、同表に掲げる単位を用いて表示するものとする。
2) プロピオン酸、プロピオン酸カルシウム及びプロピオン酸ナトリウムについては、プロピオン酸としての含有率を、ギ酸については、ギ酸としての含有率を、フマル酸については、フマル酸としての含有率をそれぞれパーセントで表示するものとする。
3) エトキシキン、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソール(飼料を製造するための原料又は材料に含有されてる場合に限る。)については、それぞれの有効成分の合計の含有率をパーセントで表示するものとする。
4) その他の飼料添加物については、量の表示を要しない。
3 飼料又は飼料添加物の製造者のみに販売する場合には、農林水産大臣の承認を受けて『製造業者専用』の文字を表示し、上記の表示すべき事項の一部を省略することができる。
ウ 表示は、法第32条第1項の規定に基づく表示の基準に従い行う表示に準じて行うものとする。
2 動物由来たん白質(ほ乳動物、家きん又は魚介類を原料として製造されたたん白質をいう。以下同じ。)又は動物由来たん白質を原料とする飼料の成分規格及び製造の方法等の基準
(1) 動物由来たん白質又は動物由来たん白質を原料とする飼料の成分規格
ア 牛、めん羊、山羊及びしか(以下『牛等』という。)を対象とする飼料は、ほ乳動物由来たん白質(ほ乳動物に由来するたん白質をいい、乳及び乳製品、次の(ア)又は(イ)のいずれかに該当することについて農林水産大臣の確認を受けたゼラチン及びコラーゲンその他農林水産大臣が指定するものを除く。以下同じ。)を含んではならない。
(ア) 皮に由来するものであつて、皮以外に由来するたん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたものであること。
(イ) 骨(頭蓋骨及び椎骨を除く。)に由来するものであつて、次の工程のすべてを経て処理されたものであること。
a 加圧下での洗浄
b 酸による脱灰
c 長期のアルカリ処理
d ろ過
e 138°で4秒間の殺菌処理
イ 牛等を対象とする飼料は、家きん由来たん白質(家きんに由来するたん白質をいい、卵及び卵製品その他農林水産大臣が指定するものを除く。以下同じ。)を含んではならない。
ウ 牛等を対象とする飼料は、魚介類由来たん白質(魚介類に由来するたん白質をいい、農林水産大臣が指定するものを除く。以下同じ。)を含んではならない。
エ 豚、鶏又はうずらを対象とする飼料は、ほ乳動物由来たん白質(豚又は馬に由来する血粉及び血しようたん白であつて、これら以外のたん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたことについて農林水産大臣の確認を受けたもの(以下『確認済血粉等』という。)、豚に由来する肉骨粉、加水分解たん白及び蒸製骨粉であつて、これら以外のたん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたことについて農林水産大臣の確認を受けたもの(以下『確認済豚肉骨粉等』という。)又は豚及び家きんに由来する原料を製造工程の原料投入口で混合して製造された肉骨粉、加水分解たん白及び蒸製骨粉であつて、豚及び家きん以外の動物に由来するたん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたことについて農林水産大臣の確認を受けたもの(以下『確認済原料混合肉骨粉等』という。)を除く。)を含んではならない。
オ 豚、鶏又はうずらを対象とする飼料は、家きん由来たん白質(チキンミール、フェザーミール、血粉及び血しようたん白であつて、これら以外のたん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたことについて農林水産大臣の確認を受けたもの(以下『確認済チキンミール等』という。)、家きんに由来する加水分解たん白及び蒸製骨粉であつて、これら以外のたん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたことについて農林水産大臣の確認を受けたもの(以下『確認済家きん加水分解たん白等』という。)又は確認済原料混合肉骨粉等を除く。)を含んではならない。
カ 家畜等(牛等、豚、鶏及びうずらを除く。)を対象とする飼料は、ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等を除く。)を含んではならない。
キ 家畜等(牛等、豚、鶏及びうずらを除く。)を対象とする飼料は、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等を除く。)を含んではならない。
ク 家畜等(牛等を除く。)を対象とする飼料は、魚介類由来たん白質(ほ乳動物由来たん白質及び家きん由来たん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたことについて農林水産大臣の確認を受けたもの(以下『確認済魚介類由来たん白質』という。)を除く。)を含んではならない。
(2) 動物由来たん白質又は動物由来たん白質を原料とする飼料の製造の方法の基準
ア ほ乳動物由来たん白質、家きん由来たん白質及び魚介類由来たん白質は、牛等を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に用いてはならない。
イ ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等、確認済豚肉骨粉等及び確認済原料混合肉骨粉等を除く。)、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等、確認済家きん加水分解たん白等及び確認済原料混合肉骨粉等を除く。)及び魚介類由来たん白質(確認済魚介類由来たん白質を除く。)は、豚、鶏又はうずらを対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に用いてはならない。
ウ ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等を除く。)、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等を除く。)及び魚介類由来たん白質(確認済魚介類由来たん白質を除く。)は、家畜等(牛等、豚、鶏及びうずらを除く。)を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に用いてはならない。
エ 牛等を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)は、ほ乳動物由来たん白質、家きん由来たん白質及び魚介類由来たん白質を含む飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)の製造工程と完全に分離された工程において製造されなければならない。
(3) 動物由来たん白質又は動物由来たん白質を原料とする飼料の使用の方法の基準
ア ほ乳動物由来たん白質、家きん由来たん白質又は魚介類由来たん白質を含む飼料は、牛等に対し使用してはならない。
イ ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等、確認済豚肉骨粉等及び確認済原料混合肉骨粉等を除く。)、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等、確認済家きん加水分解たん白等及び確認済原料混合肉骨粉等を除く。)又は魚介類由来たん白質(確認済魚介類由来たん白質を除く。)を含む飼料は、豚、鶏又はうずらに対し使用してはならない。
ウ ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等を除く。)、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等を除く。)又は魚介類由来たん白質(確認済魚介類由来たん白質を除く。)を含む飼料は、家畜等(牛等、豚、鶏及びうずらを除く。)に対し使用してはならない。
(4) 動物由来たん白質又は動物由来たん白質を原料とする飼料の保存の方法の基準
ア ほ乳動物由来たん白質、家きん由来たん白質又は魚介類由来たん白質を含む飼料は、牛等を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないように保存しなければならない。
イ ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等、確認済豚肉骨粉等及び確認済原料混合肉骨粉等を除く。)、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等、確認済家きん加水分解たん白等及び確認済原料混合肉骨粉等を除く。)又は魚介類由来たん白質(確認済魚介類由来たん白質を除く。)を含む飼料は、豚、鶏又はうずらを対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないように保存しなければならない。
ウ ほ乳動物由来たん白質(確認済血粉等を除く。)、家きん由来たん白質(確認済チキンミール等を除く。)又は魚介類由来たん白質(確認済魚介類由来たん白質を除く。)を含む飼料は、家畜等(牛等、豚、鶏及びうずらを除く。)を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないように保存しなければならない。
(5) 動物由来たん白質又は動物由来たん白質を原料とする飼料の表示の基準
ア 確認済血粉等、確認済豚肉骨粉等、確認済チキンミール等、確認済家きん加水分解たん白等、確認済魚介類由来たん白質若しくは確認済原料混合肉骨粉等又はこれらを原料とする飼料には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 飼料の名称
(イ) 製造(輸入)年月
(ウ) 製造(輸入)業者の氏名又は名称及び住所
(エ) 製造事業場の名称及び所在地(輸入に係るものにあつては、輸入先国名)
イ 確認済血粉等、確認済チキンミール等若しくは確認済魚介類由来たん白質又はこれらを原料とする飼料には、次の文字を表示しなければならない。
使用上及び保存上の注意
1 この飼料は、牛、めん羊、山羊及びしかには使用しないこと(牛、めん羊、山羊又はしかに使用した場合は処罰の対象となるので注意すること。)。
2 この飼料は、牛、めん羊、山羊及びしかを対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないよう保存すること。
ウ 確認済豚肉骨粉等、確認済家きん加水分解たん白等若しくは確認済原料混合肉骨粉等又はこれらを原料とする飼料には、次の文字を表示しなければならない。
使用上及び保存上の注意
1 この飼料は、牛、めん羊、山羊、しか及び養殖水産動物には使用しないこと(牛、めん羊、山羊、しか又は養殖水産動物に使用した場合は処罰の対象となるので注意すること。)。
2 この飼料は、牛、めん羊、山羊、しか及び養殖水産動物を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないよう保存すること。
3 落花生油かす又は落花生油かすを原料とする飼料の成分規格及び使用の方法等の基準
(1) 落花生油かす又は落花生油かすを原料とする飼料の成分規格
ア 落花生油かすのアフラトキシンB
1
の含有量は1ppmを超えてはならない。この場合のアフラトキシンB
1
の定量法は、次に掲げる定量法A又は定量法Bによるものとする。
定量法A
a 分析機器
1) 振とう機(分液漏斗用)
2) 薄層クロマトグラフ装置
3) けい光検出装置 紫外線(365nm)を発生し、受光面における紫外線強度が1,000μw/cm
2
であるもの。
b 試薬及び試薬の調整
1) n―ヘキサン、アセトン及びクロロホルム 試薬特級で波長365nm付近の紫外線によってけい光を発生しないもの。
2) 無水硫酸ナトリウム 120℃で2時間乾燥したもの。
3) 薄層クロマトグラフィー用吸着剤(注1) ワコーゲルB―0又はこれと同等の分離能を有するもの。
4) 標準アフラトキシン液
ア 標準アフラトキシン混合液(注2) アフラトキシンB
1
、B
2
、G
1
及びG
2
標準品各5.0mgをおのおのベンゼン―アセトニトリル(98+2)500mLに溶かし、標準原液とする。使用時に、各標準原液の一定量を混合し、クロロホルムで希釈し、1mL当たりアフラトキシンB
1
、B
2
、G
1
及びG
2
各0.2μgの標準アフラトキシン混合液を調整する。
イ 標準アフラトキシンB
1
液、使用時に、アの標準アフラトキシンB
1
原液の一定量をとりクロロホルムで希釈し、1mL当たり0.2μgアフラトキシンB
1
の標準アフラトキシンB
1
液を調整する。
5)展開液 クロロホルム―アセトン―n―ヘキサン(100+5+5)
c 薄層板の調整
薄層クロマトグラフィー用ワコーゲルB―0 30gに水60mLを加え十分に混合して、アプリケーターで薄層クロマト用ガラス板(注3)(20×20cm)に0.25mmの厚さに塗布し、風乾した後、110から120℃で2時間加熱して活性化する。(注4)
d 操作
1) 飼料液の調整
飼料20g(1000μmの網ふるいを通過させたもの)を500mLの分液漏斗にとり、水10mL及びクロロホルム100mLを加えて振とう機で30分間降り混ぜる。クロロホルム層をろ紙でろ過(注5)して試料液とする。
2) 展開分離
薄層板の1辺から3cm離れた位置をベースラインとし、ベースライン上に試料液を5,10,15,20μL及び標準アフラトキシン混合液及び標準アフラトキシンB
1
液各10μLをマイクロシリンジで1から1.5cm間隔にスポットし、展開液の先端が10cm以上になるように展開する。(注6から10)
展開した後薄層板をとり出し、風乾して展開液を揮散させる。
e アフラトキシンB1量の測定
展開し風乾燥した薄層板をけい光検出装置の紫外灯の直下に置き、試料液の展開スポットに標準アフラトキシンB
1
のRfと一致するけい光スポットがあるかを判定する。すべての試料液の展開スポットにアフラトキシンB
1
によるけい光が認められた場合には、試料液の数mLをクロロホルムで適宜希釈して、その液の10又は15μLの展開スポットに確認し得る最低のけい光強度(検出限界量という。以下同じ。)が得られるよう一定容量に調整する。(注11から13)
この分析条件におけるアフラトキシンB
1
の検出限界量は、0.4×10の−9乗である。(注14)
f アフラトキシンB
1
量の算出
アフラトキシンB1量は、次式により算出する。
アフラトキシンB
1
(μg/kg)=(400×S)÷(W×V)
S 試料液量(mL) 試料液を希釈した場合は、希釈率によって換算すること。
W 落花生油かすの量(20g)
V 検出限界量を示した試料液のスポット量(μL)
注
1) あらかじめ、使用する吸着剤を用いて定量法A・cに従って薄層板を調整し、これに標準アフラトキシン混合液及び標準アフラトキシンB
1
液各10μLをスッポトして定量法A・d・2)により展開し、展開スポットの分離の良否を確認する。アフラトキシンB1の展開スポットが他の展開スポットと完全に分離する吸着剤及びこれと同一製造ロットの吸着剤を定量操作に用いる。
2) 各標準液は、適当なかつ色共せんフラスコに入れ、mg単位まで目方を測った後、0℃以下で保存する。使用時に目方の減少がなく従つて濃度変化のないことを確認する。
3) 薄層クロマト用ガラス板に付着した油脂類は、吸着剤の塗布に支障があるので、エーテル・メタノール混合液を含ませた脱脂綿でふきとる。
4) 薄層板は、使用前に吸着剤の厚さの均1性、ひび割れの有無等を調べ、不良なものは使用しない。
5) ろ液に水が含まれる場合は無水硫酸ナトリウム約10gで脱水する。
6) 展開槽は、ふたのあるガラス又はステンレス製(約25cm、深さ5cm)を用意する。展開に当たつては、展開液を深さ2cmまで展開用小容器に加え、これを展開槽に収めた後直ちに薄層板を挿
入し、展開を行う。
7) スポットの直径は、5mm以下になるようにする。
8) 展開温度は、22から25℃とする。
9) 展開は、遮光して行う。
10)周辺効果の影響を受ける場合は、標準液及び試料液の位置を変えて、繰り返し行う。
11) 展開スポットのテーリング又は拡散がはなはなだしい場合は、別に調整した薄層板で分析を繰り返す。
12) 試料の展開スポットにけい光が認められない場合は、この試料のアフラトキシンB
1
量は100μg/kg以下である。100μg/kg以下のものについて測定する場合は、試料液の一定量を減圧(50℃以下)で濃縮又は乾固して、これにクロロホルムを加え、溶かして一定量とし、これを定量法A・d・2)に調整する。
13) けい光の有無の判定は、必ず複数の測定者によつて行う。
14) 分析条件が異なればアフラトキシンB
1
の検出限界量は当然異なるので、ここに指定する分析条件と異なる条件で分析を行う場合は、標準アフラトキシンB1液を用いて検出限界量を別に定めなければならない。
付記
アフラトキシンは強力な発がん物質であることから、特に標準アフラトキシンB
1
の調整の際は、その取り扱いを慎重に行うこと。必要に応じ防塵マスク、ゴム手袋を装着すること。また、実験台、使用器具等は、使用後0.5から1%の次亜塩素酸ナトリウム液で洗浄又は拭清する。手先にアフラトキシンが付着したときは、上記次亜塩素酸ナトリウム液と石けんで十分に洗浄する。
定量法B
a 分析機器
1) 分光けい光デンシトメーター
2) その他の分析機器は、定量法A・aによる。
b 試薬及び試薬の調整
1) 試薬及び展開液は、定量法A・bによる。
2) 標準アフラトキシン液
ア 標準アフラトキシン混合液 定量法A・b・4)・イによる。
イ 標準アフラトキシンB
1
液 アフラトキシンB
1
標準品5.0mgをベンゼン―アセトニトリル(98+2)500mLにとかし、標準原液とする。使用時に、標準原液の一定量をとりクロロホルムで希釈し、1mL当たり0.1,0.4,0.6及び1.0μgのアフラトキシンB
1
液を調整する。
c 操作
定量法A・d・1)で調整した試料液の一定量(10から20μL)及び標準アフラトキシン混合液10μLを薄層板にスポットし、同時に検量線作成のため、標準アフラトキシンB
1
液を4濃度段階にスポットする。
薄層板の調整及び展開分離の方法は、定量法A・c及びA・d・2)による。
d 定量
展開し風乾した後、デンシトメーター(カツトフィルター390nm、励起波長365nm、けい光波長430nm)により標準アフラトキシンB
1
液の展開スポット及び試料液のアフラトキシンB
1
スポットのけい光強度を測定し、標準アフラトキシンB
1
液の展開スポットのけい光強度から作成した検量線によつて試料液中のアフラトキシンB
1
量を求め、試料中のアフラトキシンB
1
量を算出する。
イ 落花生油かすを原料とすることができる飼料の種類及びその配合割合は、次の表のとおりとする。
|
飼料の種類 |
配合割合 |
|
鶏用(幼すう用及びブロイラー前期用を除く。)飼料 |
4%以下 |
|
豚用(ほ乳期用を除く。)飼料 |
4%以下 |
|
搾乳牛用飼料 |
2%以下 |
|
牛用(ほ乳期用及び搾乳牛用を除く。)飼料 |
4%以下 |
|
注 搾乳牛とは、生後おおむね18月を超える搾乳の用に供する牛をいう。4の(1)のイにおいて同じ。 |
(2) 落花生油かすの使用の方法の基準
落花生油かすのみを単体で使用してはならない。
(3) 落花生油かす又は落花生油かすを原料とする飼料の表示の基準
ア 落花生油かす又は落花生油かすを原料とする飼料には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 飼料の名称
(イ) 製造(輸入)年月
(ウ) 製造(輸入)業者の氏名又は名称及び住所
(エ) 製造事業場の名称及び所在地(輸入に係るものにあつては、輸入先国名)
イ 落花生油かすを原料とする飼料には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 対象家畜等
(イ) 落花生油かすの配合割合
4 尿素若しくはジウレイドイソブタン又はこれらを原料とする飼料の成分規格及び製造の方法等の基準
(1) 尿素及びジウレイドイソブタン並びにこれらを原料とする飼料の成分規格
ア 尿素及びジウレイドイソブタンの成分規格は、次の表のとおりとする。
|
種類 |
尿素 |
ジウレイドイソブタン |
|
事項 |
|
純度 |
97%以上 |
93%以上 |
|
水分 |
0.5%以下 |
2.0%以下 |
|
ビウレット |
1.0%以下 |
― |
|
尿素 |
― |
3.0%以下 |
|
重金属 |
10ppm以下 |
10ppm以下 |
この場合の尿素及びジウレイドイソブタンの試験法は、それぞれ次のとおりとする。
○ 尿素の試験法
A 純度
ケルダール法によつて求めた窒素の量からビウレット性窒素の量を減じ、純度を算出する。
尿素の純度(%)=((a―b))÷46.65)×100
a ケルダール法によつて求めた窒素の量
b ビウレット性窒素の量
46.65 尿素中の窒素量の理論値
B 水分
試料約5gをひよう量ざらに正確にとり、75±
1℃で4時間乾燥し、その減量を水分とする。
C ビウレット
a 試薬の調整
1) 標準ビウレット性窒素液
ビウレット〔(CO・NH
2
)
2
NH〕(110℃で恒量になるまで乾燥したもの)0.9813gを100mLのメスフラスコにとり、水に溶かし更に標線まで水を加える(この液1mLは、ビウレット性Nとして4mgを含有する)。
2) 硫酸銅液
硫酸銅15gを水に溶かして1Lとし、必要があればろ過する。
b 試料液の調整
試料約1から10g(ビウレット性Nとして20から60mgがよい。)を100mLのメスフラスコに正確にとり、水約50mLを加えて溶かす。
c 定量
試料液に4%水酸化ナトリウム液20mLを加え、されに硫酸銅液20mLを加えて発色させ、標線まで水を加えてよく振り混ぜ、約30分間放置後、遠心機により沈でんを分離し、その上澄み液をとり波長540nm付近の吸光度を測定する。別に標準ビウレット性窒素液の各種一定量について、試料液の場合と同一条件で操作して作成した検量線からビウレット性窒素〔N〕の量を求める。これに係数2.4531を乗じてビウレットの量とする。
D 重金属
a 試薬の調整
1) 標準鉛液
特級鉛〔Pb〕1gをトールビーカーに正確にとり、硝酸10mL及び水約30mLを加えて加熱して溶かし、冷却後水を加えて正確に1Lとし、標準鉛原液を調整する(この液1mLは、Pbとして1mgを含有する)。使用に際してこの原液の一定量を水で正確に100倍に希釈する(この液1mLは、Pbとして0.01mgを含有する)。
2) 硫化ナトリウム液
硫化ナトリウム5gを水10mL及びグリセリン30mLの混合液に溶かし、しや光したびんに入れて貯蔵する。
b 検液及び比較液の調整
試料10gをネスラー管にとり、水適量を加えて溶かし、40mLとし、これに1mol/L酢酸2mL及び水を加えて50mLとする(この液を検液とする)。
別に標準鉛液1.0mLをネスラー管にとり、1mol/L酢酸2mL及び水を加えて50mLとする(この液を比較液とする)。
c 操作
検液及び比較液に硫化ナトリウム液1滴ずつを加えて混和し、5分間放置した後、両管を白色の背景を用い、上方又は側方から観察して液の色を比較する。
検液の呈する色は、比較液の呈する色より濃いものでないこと。
○ ジウレイドイソブタンの試験法
A 純度
a 装置及び器具
1) ガスクロマトグラフ
水素炎イオン化検出器付ガスクロマトグラフ
2) 耐圧フラスコ
250mLの共せん付耐圧フラスコで、せんはスプリングで固定できるもの。
3) カラム
内径 3mm、長さ 3m、ステンレス製又はガラス製
b 試薬
1) 標準ジウレイドイソブタン
ジウレイドイソブタンを約90℃の熱水で2回再結晶を行い、結晶の倍量のメタノールで洗浄し、真空乾燥する。
2) 酢酸エチル
特級酢酸エチルを無水硫酸ナトリウムで脱水後、蒸留した主留分を用いる。
3) pH1.0緩衝液
1mol/L酢酸ナトリウム液200mL、1mol/L塩酸300mL及び水500mLを混合し、pH1.0に調節する。
c ガスクロマトグラフィーの条件
1) カラム充てん剤 ジオクチルフタレート25%/セライト545
2) カラム温度 90℃
3) 試料気化室温度 120℃
4) キャリアーガス N
2
5) 流速 40mL/min
6) 水素炎 空気1.0kg/cm
2
水素70mL/min
d 操作
試料の一定量(ジウレイドイソブタンとして約0.2g)を耐圧フラスコに正確にとり、pH1.0緩衝液100mL及びトルエン20mLを加え、テフロン製マグネット棒を入れ、せんをスプリングで固定する。これを約40℃の水浴に浸し、マグネティックスターラーで20分間激しくかき混ぜた後、氷水中に移し5分間かき混ぜて冷却する。
直ちに内部標準物質として酢酸エチル0.25mLを注射器でとり、針にゴムせんを付け重量を量った後、冷却した分解液に加え(注射器の重量を量り、その減量から酢酸エチルの採取量を求めておく。)、激しく振り混ぜた後トルエン層12から13mLと無水硫酸ナトリウム4gを遠沈管にとりせんをして遠心機にかけ、分離したトルエン層をガスクロマトグラフィーに供する。
別に標準ジウレイドイソブタン0.15g、0.20g、0.25gをそれぞれ耐圧フラスコに正確にとり、pH1.0緩衝液100mL及びトルエン20mLを加え、以下試料と同様に操作を行う。
e 計算
1) 標準液から得られたガスクロマトグラムから、イソブチルアルデヒドと酢酸エチルとのピーク高比を求め、重量比に対する検量線を作成する。
2) 試料液のガスクロマトグラムから得られたイソブチルアルデヒドと酢酸エチルのピーク高比からその重量比を検量線によつて求め、次式によりジウレイドイソブタンの量を算出する。
ジウレイドイソブタンの純度(%)=((重量比×酢酸エチル採取量(g))÷試料採取量(g))×100
B 水分
試料約5gをひよう量ざらに正確にとり、75±
1℃で4時間乾燥し、その減量を水分とする。
C 尿素
a 試料液の調整
試料約5gを500mLのメスフラスコに正確にとり、水約400mLを加え、1分間30から40回転の振り混ぜ機で30分間振り混ぜた後、標線まで水を加え、乾燥ろ紙でろ過する。
b 定量
試料液50mLを蒸留フラスコに正確にとり、メチルレッドを指示薬として0.5%水酸化ナトリウム液で中和し(pH5.6から5.8)、尿素を分解するのに十分な量のウレアーゼを加え、密せんして40から45℃の水溶中に一時間作用させた後冷却する。この分解液に酸化マグネシウム2から3g及び少量のシリコン油を加え、標準硫酸液20mLを正確に入れた受器を接続した水蒸気蒸留装置に連結する。以下粗たん白質の定量法により滴定し、別にウレアーゼの空試験を行い、滴定値を補正した後、尿素性窒素〔N〕の量を求める。これに係数2.1438を乗じて尿素の量とする。
D 重金属
a 試薬の調整
尿素の試験法のDのaによる。
b 検液及び比較液の調整
試料2.0gを石英製又は磁製るつぼにとり、初めは弱く加熱し、次いで強熱して灰化する。冷後、王水1mLを加え水浴上で蒸発乾固し、残留物を塩酸3滴で潤し、熱湯10mLを加えて2分間加熱する。
次にフェノールフタレインを指示薬とし、10%アンモニア水を液が微赤色となるまで滴加し、1mol/L酢酸2mLを加え、必要があればろ過し、水10mLで洗い、ろ液及び洗液をネスラー管に入れ、水を加えて50mLとする(この液を検液とする)。
別に王水1mLを水浴上で蒸発乾固し、以下検液の調製法と同様に操作し、標準鉛液2.0mL及び水を加えて50mLとする(この液を比較液とする)。
c 操作
検液及び比較液に硫化ナトリウム液1滴ずつを加えて混和し、5分間放置した後、両管を白色の背景を用い、上方又は側方から観察して液の色を比較する。
検液の呈する色は、比較液の呈する色より濃いものでないこと。
イ 尿素又はジウレイドイソブタンを原料とすることができる飼料の種類及びその配合割合は、次の表のとおりとする。
|
原料 |
飼料の種類 |
配合割合 |
|
尿素 |
牛用飼料(生後おおむね6月を超えた牛用飼料に限る。) |
2.0%以下 |
|
ジウレイドイソブタン |
牛用飼料(搾乳牛以外の生後おおむね6月を超えた牛用飼料に限る。) |
1.5%以下 |
(2) 尿素及びジウレイドイソブタン並びにこれらを含む飼料の製造の方法の基準
ア 尿素
アンモニアと2酸化炭素を高温、高圧で反応させて製造する。この場合、その製造工程中に触媒、固結防止剤その他の物を用いてはならない。
イ ジウレイドイソブタン
尿素とイソブチルアルデヒドを硫酸酸性で反応させて製造する。この場合、その製造工程中に硫酸以外の触媒及び水酸化ナトリウム以外の中和剤を用いてはならない。
製品の粒径は、840μmの網ふるいを通過するものでなければならない。
ウ 尿素又はジウレイドイソブタンを原料とする飼料
尿素及びジウレイドイソブタンは、同一飼料の原料として用いてはならない。
(3) 尿素及びジウレイドイソブタンの使用の方法の基準
尿素及びジウレイドイソブタンは、それぞれ単体で使用してはならない。
(4) 尿素及びジウレイドイソブタンの保存の方法の基準
尿素及びジウレイドイソブタンは、湿気の多い場所に保存してはならない。
(5) 尿素及びジウレイドイソブタン並びにこれらを原料とする飼料の表示の基準
ア 尿素若しくはジウレイドイソブタン又はこれらを原料とする飼料には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 飼料の名称
(イ) 製造(輸入)年月
(ウ) 製造(輸入)業者の氏名又は名称及び住所
(エ) 製造事業場の名称及び所在地(輸入に係るものにあつては、輸入先国名)
イ 尿素及びジウレイドイソブタンには、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 『飼料用』という文字
(イ) 純度
ウ 尿素又はジウレイドイソブタンを原料とする飼料には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 対象家畜等
(イ) 尿素又はジウレイドイソブタンの配合割合
(ウ) 使用上の注意事項
(エ) 保存上の注意事項
注
1 使用上の注意事項は、次に掲げる文字(尿素を原料とする飼料にあつては1)から4)まで、ジウレイドイソブタンを原料とする飼料にあつては1)から3)まで)を記載すること。
1) この飼料と他の飼料を併用する場合は、たん白質が過剰とならないよう配慮すること。
2) 新たにこの飼料を給与する場合は、最低3週間の期間をかけて、給与量を徐々に増加させていくこと。
3) 生粕類と混合してこの飼料を給与すると、尿素が急激に分解され、家畜に生理上の障害をきたすおそれがあるので注意すること。
4) 高泌乳牛に給与する場合は、当該乳牛の特性、健康状態等を勘定し、適量の使用を行うよう特に注意すること。
2 保存上の注意事項は、次に掲げる文字を記載すること。
保存に当たっては、吸湿等による品質の低下をきたさないよう配慮すること。
5 動物性油脂又は動物性油脂を原料とする飼料の成分規格及び製造の方法等の基準
(1) 動物性油脂及び動物性油脂を原料とする飼料の成分規格
ア 動物性油脂(獣畜、鳥類又は魚介類を原料として製造された油脂をいい、魚介類のみを原料としてほ乳動物由来たん白質及び家きん由来たん白質の製造工程と完全に分離された工程において製造されたものを除く。以下同じ。)の不溶性不純物の含有量は、0.15%以下でなければならない。この場合の不溶性不純物の試験法は、次のとおりとする。
試料約20gを精密に量注1)り、特級石油エーテル200mLを加えて溶かした後、重量既知のガラスろ過器(G3注2))でろ過注3)し、ろ過器上の残留物を特級石油エーテル200mLで十分に洗浄する。残留物の入つたガラスろ過器を105±
1°で一時間乾燥し、デシケーター(シリカゲル)で30分間放冷した後、重量を精密に量り、次式により不溶性不純物の含有量を算出する。
不溶性不純物(%)=((W3−W2)÷W1)×100
W1:試料採取量(g)
W2:ガラスろ過器の重量(g)
W3:残留物の入つたガラスろ過器の重量(g)
注
1) 試料の油脂は、あらかじめ温湯中で十分溶解し、よくふり混ぜた後、ピペットを用いてビーカーに量りとる。
2) 105±
1°で一時間乾燥し、デシケーター(シリカゲル)で30分間放冷した後、重量を精密に量る。
3) 牛脂の一部には、ろ過中に油脂の一部が固化するものがあるため、秤量後直ちに石油エーテルを加え、完全に溶解した後、十分以内にろ過する。ろ過し難い試料は、吸引ろ過する。
イ ほ乳期子牛等育成用代用乳用配合飼料(ほ乳期子牛等(生後おおむね3月以内の牛、めん羊、山羊及びしかをいう。)の育成の用に供する配合飼料であつて、脱脂粉乳を主原料とするものをいう。以下同じ。)は、動物性油脂(食用の肉から採取した脂肪のみを原料とするものであつて、不溶性不純物の含有量が0.02%以下であるもの(以下『特定動物性油脂』という。)を除く。)を含んではならない。
ウ 牛等を対象とする飼料(ほ乳期子牛等育成用代用乳用配合飼料を除く。以下同じ。)は、動物性油脂(牛のせき柱(胸椎横突起、腰椎横突起、仙骨翼及び尾椎を除く。)及びと畜場法(昭和28年法律第114号)第14条の検査を経ていない牛の部位が混合しないものとして農林水産大臣の確認を受けた工程において製造された油脂(以下『確認済動物性油脂』という。)であつて反すう動物由来動物性油脂(反すう動物に由来する動物性油脂をいい、特定動物性油脂を除く。以下同じ。)を含まないもの並びに特定動物性油脂を除く。)を含んではならない。
エ 家畜等(牛等を除く。)を対象とする飼料は、動物性油脂(確認済動物性油脂及び特定動物性油脂を除く。)を含んではならない。
(2) 動物性油脂又は動物性油脂を原料とする飼料の製造の方法の基準
ア 動物性油脂(特定動物性油脂を除く。)は、ほ乳期子牛等育成用代用乳用配合飼料(ほ乳期子牛等育成用代用乳用配合飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に用いてはならない。
イ 動物性油脂(確認済動物性油脂であつて反すう動物由来動物性油脂を含まないもの及び特定動物性油脂を除く。)は、牛等を対象とする飼料に用いてはならない。
ウ 動物性油脂(確認済動物性油脂及び特定動物性油脂を除く。)は、家畜等(牛等を除く。)を対象とする飼料に用いてはならない。
(3) 動物性油脂及び動物性油脂を原料とする飼料の使用の方法の基準
ア 動物性油脂(確認済動物性油脂であつて反すう動物由来動物性油脂を含まないもの及び特定動物性油脂を除く。)を含む飼料は、牛等に対し使用してはならない。
イ 動物性油脂(確認済動物性油脂及び特定動物性油脂を除く。)を含む飼料は、家畜等(牛等を除く。)に対し使用してはならない。
(4) 動物性油脂及び動物性油脂を原料とする飼料の保存の方法の基準
ア 動物性油脂(特定動物性油脂を除く。)を含む飼料は、ほ乳期子牛等育成用代用乳用配合飼料(ほ乳期子牛等育成用代用乳用配合飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないように保存しなければならない。
イ 動物性油脂(確認済動物性油脂であつて反すう動物由来動物性油脂を含まないもの及び特定動物性油脂を除く。)を含む飼料は、牛等を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないように保存しなければならない。
ウ 動物性油脂(確認済動物性油脂及び特定動物性油脂を除く。)を含む飼料は、家畜等(牛等を除く。)を対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないように保存しなければならない。
(5) 動物性油脂又は動物性油脂を原料とする飼料の表示の基準
ア 動物性油脂又は動物性油脂を原料とする飼料には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
(ア) 飼料の名称
(イ) 製造(輸入)年月
(ウ) 製造(輸入)業者の氏名又は名称及び住所
(エ) 製造事業場の名称及び所在地(輸入に係るものにあつては、輸入先国名)
イ 動物性油脂又は動物性油脂を原料とする粉末油脂(油脂をカゼイン等でコーティングし、粉末にしたものをいう。)には、動物性油脂中の不溶性不純物の含有量を表示しなければならない。
ウ 確認済動物性油脂を含む飼料には、確認済動物性油脂を含む飼料である旨を表示しなければならない。
エ 確認済動物性油脂(反すう動物由来動物性油脂を含むものに限る。)又は特定動物性油脂を含む飼料には、対象家畜等を表示しなければならない。
オ 確認済動物性油脂(反すう動物由来動物性油脂を含むものに限る。)を含む飼料には、次の文字を表示しなければならない。
使用上及び保存上の注意
1 この飼料は、牛、めん羊、山羊及びしかには使用しないこと(牛、めん羊、山羊又はしかに使用した場合は処罰の対象となるので注意すること。)。
2 この飼料は、牛、めん羊、山羊及びしかを対象とする飼料(飼料を製造するための原料又は材料を含む。)に混入しないよう保存すること。
別表第2 (第2条関係)
1 飼料添加物一般の通則
(1) 飼料添加物の適否は、各飼料添加物の成分規格及び製造の方法等の基準(以下『各条』という。)の規定、飼料添加物一般の通則及び飼料添加物一般の試験法(以下『一般試験法』という。)の規定によつて判定する。ただし、性状の項の結晶形、溶解性、液性、安定性、吸光度、凝固点、屈折率、旋光度、粘度、比重及び融点は参考に供したもので、適否の判断基準を示すものではない。なお、飼料添加物の有用性又は安定性を高めるため、各条に規定する製剤に安定剤、滑沢剤、結合剤、湿潤剤、乳化剤、被覆剤、分散剤、崩壊剤、保存剤又は溶解補助剤を用いることができる。
(2) 品名の前後に『 』を付けたものは、飼料添加物製造用原体を示す。
(3) 物質名の次に( )で分子式を付けたものは、化学的純物質を意味する。
(4) 主な計量の単位については、次の記号を用いる。
メートル m センチメートル cm
ミリメートル mm マイクロメートル μm
ナノメートル nm 平方センチメートル cm
2
リットル L ミリリットル mL
マイクロリットル μL トン t(1,000kg)
キログラム kg グラム g
ミリグラム mg マイクログラム μg
キロパスカル kPa
(5) 重量100分率を示すには、%の記号を用いる。ただし、溶液100mL中の物質含量(g)を示すにはw/v%、溶液100mL中の物質含量(mL)を示すにはv/v%、溶液100g中の物質含量(mL)を示すにはv/w%の記号を用いる。100万分率はppmの記号を用い、通例、重量対重量の100万分率を示す。
(6) 抗生物質及び酵素の量は、抗生物質にあつては当該抗生物質の力価で、酵素にあつては当該酵素の酵素力単位で示す。
(7) 温度の表示はセルシウス法を用い、アラビア数字の右肩に°をつけて示す。
(8) 標準温度は20°、常温は15〜25°、室温は1〜30°、微温は30〜40°とする。冷所は別に規定する場合を除き、15°以下の場所とする。冷水は10°以下、微温湯は30〜40°、温湯は60〜70°、熱湯は約100°の水とする。水浴上又は水浴中で加熱するとは、別に規定する場合を除き、沸騰した水浴又は約100°の蒸気浴を用いて加熱することである。
(9) 飼料添加物の試験に用いる水は、精製水とする。
(10) 滴数を量るには、20°において精製水20滴を滴下するとき、その重量が0.90〜1.10gとなるような器具を用いる。
(11) 数値を整理して小数点以下nけたとする場合は、(n+1)けた目の数値を、四捨五入する。
(12) 原子量は、1975年原子量表による。分子量は、この表によつて計算した後、小数点以下2けたまでに整理する。
(13) 減圧は、別に規定する場合を除き、2.0kPa以下とする。
(14) 液性を酸性、アルカリ性又は中性として示した場合は、別に規定する場合を除き、リトマス紙を用いて検する。液性を詳しく示すにはpH値を用いる。
(15) 溶質名の次に溶液と記載し、特にその溶媒名を示さないものは水溶液を示す。
(16) 溶液の濃度を(1→3)、(1→10)、(1→100)等と記載したものは、固体は1g、液体は1mLを溶媒に溶かして全量をそれぞれ3mL、10mL、100mL等とする割合を示す。また、混液を(1:10)、(5:3:1)等で示したものは、液体の1容量と10容量の混液、5容量と3容量と1容量の混液等を示す。
(17) 飼料添加物の試験は、別に規定する場合を除き、常温で行い、操作直後に観察するものとする。ただし、温度の影響のあるものの判定は、標準温度における状態を基準とする。
(18) 性状の項において、白色と記載したものは白色又はほとんど白色、無色と記載したものは無色又はほとんど無色を示すものである。色調を試験するには、別に規定する場合を除き、固体の飼料添加物にあつては、その1gを白紙上又は白紙上に置いた時計ざらにとり、観察し、液体の飼料添加物にあつては、内径15mmの無色の試験管に入れ、白色の背景を用い、液層を30mmとして観察する。液体の飼料添加物の澄明性を試験するには、黒色又は白色の背景を用い、前記の方法を準用する。液体の飼料添加物のけい光を観察するには、黒色の背景を用い、白色の背景は用いない。
(19) 性状の項において、無臭又はにおいがないと記載したものは、においがないか、又はほとんどにおいがないことを示すものである。においを試験するには、別に規定する場合を除き、固体又は液体の飼料添加物はその1gを100mLのビーカーにとり、行う。
(20) 性状の項において溶解性を示す用語は、次による。溶解性は、別に規定する場合を除き、飼料添加物を、固形の場合は粉末とした後、溶媒中に入れ、20±
5°で5分間ごとに強く30秒間振り混ぜるとき、30分以内に溶ける度合いをいう。
用語 溶質1g又は1mLを溶かすに要する溶媒量
きわめて溶けやすい 1mL未満
溶けやすい 1mL以上 10mL未満
やや溶けやすい 10mL以上 30mL未満
やや溶けにくい 30mL以上 100mL未満
溶けにくい 100mL以上 1,000mL未満
きわめて溶けにくい 1,000mL以上 10,000mL未満
ほとんど溶けない 10,000mL以上
(21) 飼料添加物の試験において飼料添加物が溶媒に溶け、又は混和するとは、澄明に溶けるか、又は澄明に混和することを示す。ただし、わずかの繊維又はごみを認めても差し支えない。
(22) 確認試験は、飼料添加物又は飼料添加物中に含有されている主成分等を確認するために行う試験である。
(23) 純度試験は、飼料添加物中の混在物を試験するために行うもので、各条の他の試験項目とともに飼料添加物の純度を規定する試験であり、通例、その混在物の種類及びその量の限度を規定する。この試験の対象となる混在物は、飼料添加物を製造する過程若しくは保存の間に混在を予想されるもの又は有害な混在物、例えば、重金属、ヒ素等である。また、異物を用い、又は加えることが予想される場合についても、この試験を行う。
(24) 澄明、ほとんど澄明、わずかに微濁、微濁及び混濁と記載したものは、次の基準による。
濁度標準原液 0.1mol/L塩酸14.1mLに水を加えて50mLとする。この液1mLはC11mgを含む。
濁度標準溶液 濁度標準原液10mLに水を加えて1,000mLとする。この液1mLはC10.01mgを含む。
ア 澄明 濁度標準溶液0.2mLに水を加えて20mLとし、これに薄めた硝酸(1→3)1mL、2w/v%デキストリン溶液0.2mL及び2w/v%硝酸銀溶液1mLを加え、15分間放置したときの濁度以下とする。ただし、浮遊物等の異物の混入をほとんど認めないもの。
イ ほとんど澄明 濁度標準溶液0.5mLに水を加えて20mLとし、これに薄めた硝酸(1→3)1mL、2w/v%デキストリン溶液0.2mL及び2w/v%硝酸銀溶液1mLを加え、15分間放置したときの濁度とする。ただし、浮遊物等の異物の混入をほとんど認めないもの。
ウ わずかに微濁 濁度標準溶液1.2mLに水を加えて20mLとし、これに薄めた硝酸(1→3)1mL、2w/v%デキストリン溶液0.2mL及び2w/v%硝酸銀溶液1mLを加え、15分間放置したときの濁度とする。
エ 微濁 濁度標準溶液6mLに水を加えて20mLとし、これに薄めた硝酸(1→3)1mL、2w/v%デキストリン溶液0.2mL及び2w/v%硝酸銀溶液1mLを加え、15分間放置したときの濁度とする。
オ 混濁 濁度標準原液0.3mLに水を加えて20mLとし、これに薄めた硝酸(1→3)1mL、2w/v%デキストリン溶液0.2mL及び2w/v%硝酸銀溶液1mLを加え、15分間放置したときの濁度とする。
(25) 乾燥又は強熱するときの恒量とは、別に規定する場合を除き、引き続きさらに一時間乾燥又は強熱するとき、前後の秤量差が、前回に量つた乾燥物又は強熱した残留物の重量の0.10%以下であることを示す。ただし、化学はかりを用いたときの秤量差が0.5mg以下の場合、セミミクロ化学はかりを用いたときの秤量差が0.05mg以下の場合及びミクロ化学はかりを用いたときの秤量差が0.005mg以下の場合は、恒量とみなす。
(26) 定量法は、飼料添加物の組成、成分の含量、含有単位等を物理的、化学的又は生物学的方法によつて測定する試験法である。
(27) 定量に供する試料又は標準品の採取量に『約』を付けたものは、記載された量の±
10%の範囲をいう。また、試料又は標準品について単に『乾燥し』とあるのは、各条又は標準品の乾燥減量の項と同じ条件で乾燥することを示し、試料について単に『強熱し』とあるのは、各条の強熱減量の項と同じ条件で強熱することを示す。
(28) 各条の定量法で得られる成分含量の値について、単にある%以上を示し、その上限を示さない場合は101.0%を上限とする。また、含量の項において、例えば、『表示量の90〜110%に対応する純品を含む。』と規定してあるのは、化学的純物質又はこれに対応するものを100%含むように製し、これを定量するとき、上記の範囲内にあることを示し、また、『表示力価の85〜125%を含む。』と規定してあるのは、有効期間中表示力価を保つように製し、これを定量するとき、上記の範囲内にあることを示す。
(29) 一般試験法及び各条に規定する試験法に代わる方法で、それが規定の方法以上の正確さと精密さがある場合は、その方法を用いることができる。ただし、その結果について疑いのある場合は、規定の方法で最終の判定を行う。
(30) 容器とは、飼料添加物を入れるもので、せん、ふた等容器の構成の一部として用いるものも含む。
(31) 密閉容器とは、日常の取扱い又は通常の保存状態において、固体の異物が混入することを防ぎ、内容飼料添加物が損失しないように保護することができる容器をいう。密閉容器の規定がある場合には、気密容器又は密封容器を用いることができる。
(32) 気密容器とは、日常の取扱い又は通常の保存状態において、液体若しくは固体の異物又は水分が浸入せず、内容飼料添加物が損失し、風解し、潮解し、又は蒸発しないように保護することができる容器をいう。気密容器の規定がある場合には、密封容器を用いることができる。
(33) 密封容器とは、日常の取扱い又は通常の保存状態において、気体又は微生物の侵入するおそれのない容器をいう。
(34) しや光した容器とは、光の透過を防ぐ容器又は光の透過を防ぐ包装を施した容器をいう。
2 飼料添加物一般の成分規格
飼料添加物が組換えDNA技術によつて得られた生物を利用して製造されたものを含む場合は、当該飼料添加物は、その安全性につき、農林水産大臣の定めるところにより、農林水産大臣の確認を受けたものでなければならない。
3 飼料添加物一般の製造の方法の基準
(1)
ア 成分についての規格が定められた飼料添加物を原料とする場合においては、当該規格に合うもの(法第5条第1項の検定を要するものにあつては、当該検定に合格したものに限る。)を用いなければならない。
イ 成分についての規格に合わない製造用原体を原料とする製剤は、飼料添加物の原料としてはならない。
(2) 別表第1の1の(2)のウの表の同一欄内の2以上の飼料添加物を用いて飼料添加物を製造してはならない。
(3) 2以上の飼料添加物を用いて飼料添加物を製造する場合は、それぞれの飼料添加物の効果が阻害されないようにし、かつ、それぞれの飼料添加物の成分の定量試験、確認試験その他の試験が困難とならないようにしなければならない。
(4) 液状の飼料添加物は、各条に規定されているもの以外は製造してはならない。
(5) 賦形物質、希釈物質その他の飼料添加物の製造に用いる物は、次に掲げる要件のすべてを満たすものでなければならない。
ア 有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがないこと。
イ 当該飼料添加物の効果を阻害しないこと。
ウ 当該飼料添加物の成分の定量試験、確認試験その他の試験が困難とならないこと。
エ 2以上の飼料添加物を用いて当該飼料添加物を製造する場合は、飼料添加物の各条に規定されているものであること。
(6) 2以上の原料又は材料を用いる場合には、これらを原料又は材料として製造される飼料添加物が均質なものとなるようにしなければならない。
(7) 組換えDNA技術によつて得られた微生物を利用して飼料添加物を製造する場合は、農林水産大臣が定める基準に適合する旨の農林水産大臣の確認を得た方法で製造しなければならない。
4 飼料添加物一般の保存の方法の基準
(1) 有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある場所に保管し、又は有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある容器若しくは包装材料を用いて保存してはならない。
(2) 表示の基準に基づき保存上の注意事項が表示されている飼料添加物は、当該保存上の注意事項を遵守して保存しなければならない。
5 飼料添加物一般の表示の基準
(1) 輸出用又は試験研究用の飼料添加物には、『輸出用』又は『試験研究用』という文字を表示しなければならない。
(2) 飼料添加物には、次に掲げる事項を表示しなければならない。
ア 飼料添加物の名称(一般名又は商品名)
イ 『飼料添加物』の文字
ウ 製造番号又は製造記号
エ 製造(輸入)業者又は販売業者の氏名又は名称及び住所
オ 製造事業場の名称及び所在地(輸入に係るものにあつては輸入先国名及び製造業者名)
カ 有効成分名及び含量並びに賦形物質等の名称(ただし、着香料にあつては、有効成分名及び含量の表示を要しない。また、各条に定量法の定められていない飼料添加物(着香料を除く。)の含量にあつては、製造用原体の含有率を重量パーセントで表示するものとする。)
キ 製造(輸入)年月日及び有効期間
ク 用いることができる飼料の種類及び量
ケ 保存上の注意事項
注
1 保存上の注意事項には、当該飼料添加物について定められた保存の方法の基準に従い保存するべき旨記載すること。
2 飼料又は飼料添加物の製造業者のみに販売する場合には、農林水産大臣の承認を受けて『製造業者専用』という文字を表示し、上記の表示すべき事項の一部の表示を省略することができる。
(3) 表示は、法第32条第1項の規定に基づく表示の基準に従い行う表示に準じて行うものとする。
6 飼料添加物一般の試験法
一般試験法は、共通な試験法及びこれに関連する事項をまとめたものである。別に規定する場合を除き、液体クロマトグラフ法、塩化物試験法、炎色反応試験法、ガスクロマトグラフ法、乾燥減量試験法、吸光度測定法、凝固点測定法、強熱減量試験法、強熱残分試験法、屈折率測定法、原子吸光光度法、抗菌活性試験法、抗生物質の力価試験法、酵素力試験法、1,4―ジオキサン試験法、重金属試験法、水分定量法、生菌剤試験法、生菌剤定量法、赤外吸収スペクトル測定法、旋光度測定法、粗脂肪定量法、粗繊維定量法、窒素定量法、定性反応、鉛試験法、バイオオートグラフ法、薄層クロマトグラフ法、pH測定法、比重測定法、ヒ素試験法、ビタミンA定量法、ビタミンD定量法、沸点測定法及び蒸留試験法、融点測定法、硫酸塩試験法、硫酸呈色物試験法並びにろ紙クロマトグラフ法は、それぞれ規定するところにより行う。
(1) 液体クロマトグラフ法
液体クロマトグラフ法は、固定相として適当な充てん剤を詰めたカラム中に、移動相として液体をポンプ等で加圧して流すことにより、カラムに注入された混合物を固定相に対する保持力の差を利用してそれぞれの成分に分離、分析する方法であつて、液体試料又は溶液にできる試料に適用でき、物質の確認、純度の試験又は定量等に用いる。
カラムに注入された混合物は各成分に固有の比率で、移動相と固定相とに分布する。この比を質量分布比k′という。
k′=固定相に存在する量/移動相に存在する量
質量分布比と保持時間tR(試料注入時よりピークの頂点が溶出されるまでの時間)との間には次の関係があるので、同一カラムについては温度と移動相の組成及び流量が一定の場合保持時間は物質に固有の値となる。
tR=(1+k′)t0
t0:k′=0の物質の試料注入時からピーク頂点までの時間
装置
通例、移動相送液用ポンプ、試料導入部、カラム、検出器及び記録装置よりなり、必要に応じてカラムは恒温槽により恒温に保たれる。ポンプはカラム及び連結チューブの中を一定量で移動相を送液できるものである。カラムは液体クロマトグラフ法用に調製した粒径が、通例、3〜50μmの一定の大きさにそろえた充てん剤を、通例、内径2〜8mm、長さ10〜100cmの管に均一に充てんしたものである。なお、別に規定するもののほか、次の式で定義される分離度RSを各条に規定する。
Rs=2(tR
1
−tR
2
)/1.67(Wh
1
+Wh
2
)
tR
1
,tR
2
:分離度測定を用いる2つの物質の保持時間
Wh
1
,Wh
2
:各ピークのピーク高さの中点におけるピーク幅
検出器は、通例、紫外及び可視の吸光光度計、示差屈折計、蛍光光度計等移動相とは異なる試料の性質を検出するものであり、通例、数μg以下の試料に対して濃度に比例した信号を出すものである。検出器によつて得られる信号の強さは記録装置により記録される。
操作法
装置をあらかじめ調整した後、各条に規定する条件で検出器、カラム、移動相を用い、移動相を一定流量で流してカラムを規定の温度で平衡にした後、各条に規定する方法で調製した試料溶液をマイクロシリンジ又は試料バルブを用いて試料注入部より注入する。分離された成分を検出器により検出し、記録装置を用いてクロマトグラムとして記録させる。試料の確認は保持時間が一致すること又は標準試料を添加してピークの幅が拡がらないことで行う。定量は、通例、内部標準法によるが、適当な内部標準物質の得られない場合は絶対検量線法による。
○1 内部標準法
被検成分になるべく近い保持時間をもち、いずれのピークとも完全に分離する安定な物質を内部標準物質として選び、その一定量に対して標準被検成分を段階的に加えた標準液を数種類調製する。この一定量ずつを注入して得られたクロマトグラムから、被検物質のピーク高さ又はピーク面積と内部標準物質のピーク高さ又はピーク面積との比を求める。この比を縦軸に、標準被検成分の量を横軸にとり、検量線を作成する。この検量線は、通例、原点を通る直線となる。次に同量の内部標準物質を加えた試料溶液を調製し、検量線を作成したときと同一条件でクロマトグラムを記録させ、被検成分のピーク高さ又はピーク面積と、内部標準物質のピーク高さ又はピーク面積との比を求め、検量線を用いて定量を行う。
○2 絶対検量線法
標準被検成分を段階的にとり、標準溶液を調製し、この一定量ずつを正確に注入する。得られたクロマトグラムから縦軸に標準被検成分のピーク高さ又はピーク面積、横軸に標準被検成分量をとり、検量線を作成する。この検量線は、通例、原点を通る直線となる。次に各条に規定する方法で試料溶液を調製する。次に検量線を作成したときと同一条件でクロマトグラムを記録させ、被検成分のピーク高さ又はピーク面積を測定し、検量線を用いて定量を行う。
ピーク測定は通例、次のいずれかの方法による。
○1 ピーク高さ法
ピークの頂点からベースラインへおろした垂線とピークの両すそを結ぶ接線との交点から頂点までの長さを測定する。
○2 ピーク面積法
(i) 半値幅法 ピーク高さの中点におけるピーク幅にピーク高さを乗じる。
(ii) 重量法 ピークを直接切り抜き、又は均質な紙にピークを写しとり、それを切り抜いて重量を測定する。
(iii) プラニメーター法 プラニメーターを用いて面積を測定する。
(iv) 自動面積測定法 デジタルインテグレーター等を用いて面積を測定する。
(2) 塩化物試験法
塩化物試験法は、試料中に混在する塩化物の限度試験である。
各条には、塩化物(Clとして)の限度を( )内に付記する。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。各条に規定する量の試料をネスラー管にとり、水適量を加えて溶かし、40mLとする。これに希硝酸6mL及び水を加えて50mLとし、検液とする。別に各条に規定する量の0.01mol/L塩酸をとり、希硝酸6mL及び水を加えて50mLとし、比較液とする。この場合、検液が澄明でないときは、両液を同条件でろ過する。
検液及び比較液に硝酸銀試液1mLずつを加えて混和し、直射日光を避け、5分間放置した後、黒色の背景を用い、ネスラー管の上方又は側方から観察して混濁を比較する。
検液の呈する混濁は、比較液の呈する混濁より濃くてはならない。
(3) 炎色反応試験法
炎色反応試験法は、ある種の金属塩が鋭敏にブンゼンバーナーの無色炎をそれぞれ固有の色に染める性質を利用して、その金属塩の定性を行う方法である。
操作法
炎色反応の試験に用いる白金線は径約0.8mmで、先端は直線のままで用いる。試料が固体の場合は塩酸少量を加えてかゆ状とし、その少量を白金線の先端約5mmの部分につけ、水平に保つて無色炎中に入れ試験する。また、試料が液体の場合は白金線の先端を試料中に約5mm浸し、静かに引き上げて、以下固体の場合と同様に試験する。
炎色反応が持続するとは、その反応が約4秒間持続することをいう。
(4) ガスクロマトグラフ法
ガスクロマトグラフ法は、適当な固定相を用いて作られた分離管内を、移動相に気体(キャリヤーガス)を用い、混合物を気体状態で展開させて、それぞれの成分に分離する方法であつて、気体試料又は気化しうる液体若しくは固体試料に適用でき、物質の確認、純度の試験又は定量等に用いる。
固定相に適当な粒度の吸着性担体を用いる場合を気―固クロマトグラフ法といい、適当な粒度の不活性担体を液相で被覆したもの又は毛細管の内壁を液相で被覆したものを用いる場合を気―液クロマトグラフ法という。
装置
通例、キャリヤーガス送入部、試料送入部、恒温槽に内蔵された分離管、検出器及び記録計からなる。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
装置をあらかじめ調整した後、各条に規定する条件で分離管、検出器、温度及びキャリヤーガス流量を設定し、各条に規定する量の試料溶液又は標準溶液をガスクロマトグラフ用マイクロシリンジを用いて試料送入部から注入し、分離された成分を検出器によつて検出し、記録計を用いてクロマトグラムを描かせる。
クロマトグラム上の成分のピーク位置は、保持時間(試料溶液を注入してから成分のピークの頂点が現われるまでの時間)又は保持容量(保持時間×キャリヤーガス流量)で表し、これらは一定条件では物質に特有の値を示す。これによつて試料成分の確認を行う。
また、クロマトグラム上の成分のピーク面積、ピーク高さ等から試料成分の定量を行う。
定量は通例、次のいずれかの方法による。
○1 内部標準法
各条に規定する内部標準物質の一定量に対して、標準被検成分の既知量をそれぞれ段階的に加え、標準溶液を調製し、この一定量ずつを注入する。クロマトグラムから縦軸に標準被検成分のピーク面積又はピーク高さと内部標準物質のピーク面積又はピーク高さとの比をとり、横軸に標準被検成分量と内部標準物質量との比又は標準被検成分量をとつて検量線を作成する。
次に各条に規定する方法で試料溶液を調製する。ただし、試料溶液の調製にはあらかじめ標準溶液の場合と同量の内部標準物質を加える。次に検量線を作成したときと同一条件で得たクロマトグラムから被検成分のピーク面積又はピーク高さと内部標準物質のピーク面積又はピーク高さとの比を求め、検量線から被検成分量を求める。
内部標準物質としては、そのピークが被検成分のピーク位置になるべく近く、被検成分以外のピークとも完全に分離する安定な物質を用いる。
○2 絶対検量線法
標準被検成分を段階的にとり、標準溶液を調製し、この一定量ずつを注入する。クロマトグラムから縦軸に標準被検成分のピーク面積又はピーク高さ、横軸に標準被検成分量をとり、検量線を作成する。次に各条に規定する方法で試料溶液を調製する。検量線を作成したときと同一条件でクロマトグラムを描かせ、検量線から被検成分量を求める。この方法は全測定操作を厳密に一定に保つて行う必要がある。
○3 面積100分率法
クロマトグラムから得られた各成分のピーク面積の総和を100とし、それに対するそれぞれの成分のピーク面積の比から組成比を求める。ただし、正確な定量値を得るためには、検出器の感度に基づく各成分のピーク面積の補正を行う必要がある。
ピーク測定は通例、次のいずれかの方法による。
○1 ピーク高さ法
ピークの頂点からベースラインへおろした垂線とピークの両すそを結ぶ接線との交点から頂点までの長さを測定する。
○2 ピーク面積法
(i) 半値幅法 ピーク高さの中点におけるピーク幅にピーク高さを乗じる。
(ii) 重量法 ピークを直接切り抜き、又は均質な紙にピークを写しとり、それを切り抜いて重量を測定する。
(iii) プラニメーター法 プラニメーターを用いて面積を測定する。
(iv) 自動面積測定法 デジタルインテグレーター等を用いて面積を測定する。
(5) 乾燥減量試験法
乾燥減量試験法は、試料を各条に規定する条件で乾燥し、その減量を測定する方法である。この方法は乾燥することによつて失われる試料中の水分、結晶水の全部又は一部及び揮発性物質等の量を測定するために用いる。
各条に、例えば、1.0%以下(1g,105°,4時間)と規定するものは、本品約1gを精密に量り、105°で4時間乾燥するとき、その減量が本品1gにつき10mg以下であることを示し、また、0.5%以下(1g,減圧,5酸化リン,4時間)と規定するものは、本品約1gを精密に量り、5酸化リンを乾燥剤としたデシケーターに入れ、4時間減圧乾燥するとき、その減量が本品1gにつき、5mg以下であることを示す。
操作法
はかりびんをあらかじめ各条に規定する方法に準じて30分間乾燥し、その重量を精密に量る。試料は各条に規定する量の±
10%の範囲内で採取し、はかりびんに入れ、別に規定する場合を除き、その層が5mm以下になるように広げた後、その重量を精密に量り、これを乾燥器に入れ、各条に規定する条件
(6) 吸光度測定法
吸光度測定法は、物質が一定の狭い波長範囲の光を吸収する度合を測定する方法である。単色光がある物質の溶液を通過するとき、透過光の強さ(I)の入射光の強さ(I0)に対する比率を透過度(t)といい、これを100分率で表わしたものを透過率(T)という。また、透過度の逆数の常用対数を吸光度(A)という。
t=I/I0 T=(I/I0)×100=100t A=log(I0/I)=−logt=2−logT
物質の溶液に光を通すとき、吸光度はその光の波長によつて異なる。従つて、少しずつ波長の異なつた光について吸光度を測定し、それらの吸光度と波長との関係を示す曲線を描くと吸収スペクトルが得られる。吸収スペクトルから、その物質の吸収の極大波長(λmax)及び極小波長(λmin)を知ることができる。
吸収スペクトルはその物質の化学構造によつて定まるから、吸収の極大波長若しくは極小波長を測定し、又は特定の2つの波長における吸光度の比を測定することによつて確認又は純度の試験を行う。また、通例、極大波長における一定濃度の溶液の吸光度を測定することによつて、定量を行う。
吸光度(A)は溶液の濃度(c)及び層長(l)に比例する。A=kcl
lを1cm、cを1W/V%溶液に換算したときの吸光度を比吸光度(E(1%)(1cm))、lを1cm、cを1モルの溶液に換算したときの吸光度をモル吸光係数(ε)という。吸収の極大波長におけるモル吸光係数は εmaxで表わす。
(E(1%)(1cm))=A/(c(%)×l) ε=A/(c(モル)×l)
l:層長(cm)
A:吸光度
c(%):溶液の濃度(W/V%)
c(モル):溶液のモル濃度
装置
測定装置として光電分光光度計を用いる。光電分光光度計は分光装置と光電光度計を備えたもので、光源としては、可視部の測定にあつてはタングステンランプを用い、紫外部の測定にあつては水素放電管又は重水素放電管を用いる。紫外部の吸収測定にあつては石英製のセルを用い、可視部の吸収測定にあつてはガラス製又は石英製のセルを用いる。なお、別に規定する場合を除き、層長は1cmとする。
操作法
通例、まず波長目盛りを規定する測定波長に合わせ、暗電流をゼロに調整した後、対照液を入れたセルを光路に入れ、シャッターを開き、吸光度がゼロを示すように調整する。対照液は別に規定する場合を除き、試験に用いた溶媒を用いる。次に測定しようとする溶液を入れたセルを光路に入れ換えて、このとき示す吸光度を読みとる。特に波長幅を規定する場合はそれによつて測定を行う。
紫外部の吸収測定に用いる溶媒の吸収については特に考慮し、測定の妨げにならないものを用いる。
なお、波長及び吸光度目盛の補正は次の方法による。
波長目盛りは通例、石英水銀アーク灯若しくはガラス水銀アーク灯による239.95nm、253.65nm、302.15nm、313.16nm、334.15nm、365.48nm、404.66nm、435.83nm若しくは546.10nm、水素放電管による486.13nm若しくは656.28nm又は重水素放電管による486.02nm若しくは656.10nmの線を用いて補正する。
吸光度目盛りは、重クロム酸カリウム(標準試薬)を0.005mol/L硫酸に溶かして0.006W/V%とした液を用いて補正する。この溶液のE(1%)(1cm)は波長235nm(極小)、257nm(極大)、313nm(極小)及び350nm(極大)においてそれぞれ125.2,145.6,48.9及び107.0である。
(7) 凝固点測定法
凝固点とは、次の方法で操作したとき、一定になつたときの温度をいう。
装置
図に示すものを用いる。
図 (略)
A:空気外とう ガラス製で、内外の両壁に曇りどめシリコーン油を塗る。
B:試料容器 硬質ガラス製試験管で、管の両壁に曇りどめシリコーン油を塗る。ただし、試料に接する部分には塗らない。空気外とう中に差し込み、コルクせんで固定する。
C:標線
D:浴そう ガラス製のもの
E:かき混ぜ棒 ガラス製で、径3mm、下端を外径18mmの輪状にしたもの。
F:温度計 4号〜6号
G:温度計 1号又は2号
H:補助温度計 温度計1号を用い、その水銀球の位置が試料の上面と温度計Fの示度(凝固点)との中央部となるようにする。
浴液
加熱浴液 水、グリセリン、リン酸トリクレシル、植物油、硫酸など適当なもの。
常温で試料が固体の場合は図とは別に加熱浴そうを設ける。形状、材質等は適当なものとする。
冷却浴液 凝固点に応じて、次のものを用いる。
80°以上の場合:グリセリン、リン酸トリクレシル、植物油など適当なもの。
80〜0°の場合:水又は氷
0〜−10°の場合:砕氷及び塩化ナトリウム、又はメチルアルコール及びドライアイス
操作法
○1 試料が常温で固体の場合
清浄にし、乾燥した試料容器Bに乾燥試料を溶融したときに液面が標線Cに一致するように入れ、予想する凝固点より20deg以上高くならないように加熱浴中で注意しながら加熱し、完全に試料を溶融させた後、浴中から取り出し、図に示すように温度計F、補助温度計H及びかき混ぜ棒を挿
入し、コルクせんで固定し、更に予想する凝固点よりも5deg低い温度の浴液を入れた冷却浴に浸す。
かき混ぜ棒を上下に動かし、試料の温度が予想する凝固点よりも5deg高い温度に達したとき、かき混ぜ棒を毎分20〜30回の割合で穏やかに上下に動かし、30秒ごとに温度を読む。
温度は初めには緩やかに降下するが、結晶を生じて上昇し始めたら、かき混ぜるのをやめ、10秒間ごとに温度を読み、1分間一定にとどまつたときの温度計Fの示度及び補助温度計Hの示度を読み取り、次式によつて凝固点を算出する。
T=t+0.00016(t−t′)n
T:凝固点(℃)
t:温度計の示度(℃)
t′:補助温度計の示度(℃)
n:温度計水銀線の液外にある度数(deg)
○2 試料が常温で液体の場合
清浄にし、乾燥した容器Bに乾燥試料を標線Cに液面が一致するように入れ、図に示すように温度計F、補助温度計H及びかき混ぜ棒を挿
入し、コルクせんで固定し、更に予想する凝固点より5〜10deg低い温度の溶液を入れた冷却浴に浸す。以下固体の場合に準ずる。
(8) 強熱減量試験法
強熱減量試験法は、試料を各条に規定する条件で強熱し、その減量を測定する方法である。この方法は、強熱することによつて、その構成成分の一部又は混在物を失う無機品目について用いる。各条に、例えば、40.0〜52.0%(1g,450〜550°,3時間)と規定するものは、本品約1gを精密に量り、450〜550°で3時間強熱するとき、その減量が本品1gにつき400〜520mgであることを示す。
操作法
あらかじめ、白金製、石英製又は磁製のるつぼ又はさらを各条に規定する温度で恒量になるまで強熱し、放冷後、その重量を精密に量る。
試料は各条に規定する量の±
10%の範囲内で採取し、前記の容器に入れ、その重量を精密に量る。これを各条に規定する条件で強熱し、放冷後、その重量を精密に量る。放冷はデシケーター(シリカゲル)で行う。
(9) 強熱残分試験法
強熱残分試験法は、試料を次の操作法によつて強熱するとき、揮発せずに残留する物質の量を測定する方法である。この方法は、通例、有機物中に不純物として含まれる無機物の含量を知るために用いるが、場合によつては、有機物中に構成成分として含まれる無機物又は熱時揮発する無機物中に含まれる不純物の量を測定するために用いる。
各条に、例えば、0.1%以下(1g)と規定するものは、本品約1gを精密に量り、次の操作法によつて強熱するとき、その残分が本品1gにつき1mg以下であることを示す。また、乾燥後とあるときは、乾燥減量の項の条件で乾燥した後測定する。
操作法
あらかじめ白金製、石英製又は磁製のるつぼを450〜550°で恒量になるまで強熱し、放冷後、その重量を精密に量る。試料は、各条に規定する量の±
10%の範囲内で採取し、前記の容器に入れ、その重量を精密に量る。これに硫酸少量を加えて
試料を潤し、徐々に加熱してなるべく低温でほとんど灰化又は揮散した後、いつたん放冷し、さらに硫酸少量で潤して徐々に加熱し、白煙が生じなくなつた後、450〜550°で強熱し、残留物を完全に灰化し、放冷後、その重量を精密に量る。放冷はデシケーター(シリカゲル)で行う。
各条における強熱残分の規定が%以下若しくはmg以下で示されていて、上記の操作によつて得た値がこの値より大きい場合又は強熱残分の規定が一定の範囲をもつて示されている場合は、恒量になるまで強熱を行う。
(10) 屈折率測定法
物質の屈折率とは、真空中の光の速度と物質中の光の速度との比で、物質に対する光の入射角の正弦と屈折角の正弦との比に等しい。一般に屈折率は光の波長及び温度によつて変化する。
屈折率は空気に対する値で示し、光線としてナトリウムスペクトルD線を用い、温度t°で測定したとき、n(t)(D)で表わす。
操作法
屈折率の測定には、通例、アッベ型屈折計を用い、各条に規定する温度の±
0.2°の範囲内で行う。
(11) 原子吸光光度法
原子吸光光度法は、光が原子蒸気層を通過するとき、基底状態の原子が特有波長の光を吸収する現象を利用し、試料中の元素の濃度を測定する方法である。
装置
通例、光源部、試料原子化部、分光部及び測光部からなる。光源部には中空陰極ランプ、放電ランプ等を用いる。試料原子化部はフレーム方式(直接噴霧法)及びフレームレス方式があり、フレームレス方式はさらに還元気化法、加熱気化法等に分けられる。フレーム方式にあつてはバーナー及びガス流量調節器、還元気化法にあつては密閉器及びポンプ、加熱気化法にあつては石英さら及び加熱装置からなる。分光部には回折格子又はプリズムを用いる。測光部は検出器、指示計器等からなる。
操作法
別に規定する場合を除き、次のいずれかの方法による。
○1 フレーム方式
別に規定する光源ランプを装てんし、測光部に通電する。光源ランプを点灯し、分光器を別に規定する分析線波長に合わせた後、適当な電流値に設定する。次に別に規定する支燃性ガス及び可燃性ガスを用い、これらの混合ガスに点火してガス流量、圧力を調節し、溶媒をフレーム中に噴霧してゼロ合わせを行う。別に規定する方法で調製した試料溶液をフレーム中に噴霧し、その吸光度を測定する。
○2 フレームレス方式
別に規定する光源ランプを装てんし、測光部に通電する。光源ランプを点灯し、分光器を別に規定する分析線波長に合わせた後、適当な電流値に設定する。次に還元気化法では試料溶液を密閉器にとり、適当な還元剤を加えて元素になるまで還元した後、気化させる。また、加熱気化法では試料を加熱して気化させる。これらの方法によつて生じた原子蒸気の吸光度を測定する。
定量は、通例、次のいずれかの方法による。なお、定量に際しては、干渉及びバックグラウンドを考慮する必要がある。
○1 検量線法
3種以上の濃度の異なる標準溶液を調製し、それぞれの標準溶液につき、その吸光度を測定し、得られた値から検量線を作成する。次に測定可能な濃度範囲に調製した試料溶液の吸光度を測定した後、検量線から被検元素量(濃度)を求める。
○2 標準添加法
同量の試料溶液3個以上をとり、それぞれに被検元素が段階的に含まれるように標準溶液を添加し、さらに溶媒を加えて一定容量とする。それぞれの溶液につき、吸光度を測定し、横軸に添加した標準被検元素量(濃度)、縦軸に吸光度をとり、グラフにそれぞれの値をプロットする。プロットから得られた回帰線を延長し、横軸との交点と原点との距離から被検元素量(濃度)を求める。ただし、この方法は、○一による検量線が原点をとおる直線の場合のみに適用できる。
○3 内部標準法
内部標準元素の一定量に対し、標準被検元素の既知量をそれぞれ段階的に加え、標準溶液を調製する。それぞれの溶液につき、各元素の分析線波長で標準被検元素による吸光度及び内部標準元素による吸光度を同一条件で測定し、標準被検元素による吸光度と内部標準元素による吸光度との比を求める。横軸に標準被検元素量(濃度)、縦軸に吸光度の比をとり、検量線を作成する。次に試料溶液の調製には、あらかじめ標準溶液の場合と同量の内部標準元素を加える。次いで検量線を作成したときと同一条件で得た被検元素による吸光度と内部標準元素による吸光度との比を求め、検量線から被検元素量(濃度)を求める。
(12) 抗菌活性試験法
抗菌活性試験法は、飼料添加物中の酵素の抗菌活性の有無を生物学的方法によつて測定する試験法である。この試験に使用する水、試薬、試液、計量器、容器及びディスクは、必要に応じ無菌のものを用いる。
試験用器具
ディスクは、直径10mmのものを、メンブランフィルターは、孔径0.45μmのものを使用し、ペトリ皿は、内径90mm、高さ20mmの硬質ガラス製又は合成樹脂製であつて、底面が平滑で、これに適合するふたを有するものを使用する。培地の種類並びにその組成及びpH
別に規定する場合を除き、次の表に掲げる組成及びpHを有するものを使用する。
培地の組成及びpH
|
培地1,000mLの組成 |
培地番号 |
1 |
2 |
3 |
|
ペプトン(g) |
10 |
|
|
|
肉エキス(g) |
5 |
|
|
|
食塩(g) |
2.5 |
5 |
5 |
|
ブドウ糖(g) |
|
2.5 |
|
|
膵消化カゼイン(g) |
|
17 |
15 |
|
パパイン消化大豆(g) |
|
3 |
5 |
|
リン酸1水素カリウム(g) |
|
2.5 |
|
|
寒天(g) |
13―15 |
|
13―15 |
|
蒸留水 |
適量 |
適量 |
適量 |
|
滅菌後のpH |
6.5±
0.1 |
7.3±
0.1 |
7.3±
0.1 |
試験菌液の調製
○1 Micrococcus luteus ATCC 9341及びEscherichia coli ATCC 27166にあつては、1号培地に約1週間隔で移植を繰り返し、35〜37°に純粋培養しながら継代保存した種菌を、使用に当たつて、2号培地に移植した後、35〜37°で22〜24時間静置培養し、そのままよく振り混ぜて試験菌液とする。
○2 Bacillus subtilis ATCC 6633にあつては、1号培地に約3月間隔で移植を繰り返し、35〜37°に純粋培養しながら継代保存した種菌を、使用に当たつてルーびん中の同一培地に移し、35〜37°に1週間培養して芽胞を生じさせる。この菌苔をかき取つて適量の水に均等に浮遊させ、毎分3,000回転で30分間遠心分離してその上澄液を捨てたものに、適量の水を加えて振とうした後、24時間間隔で、65°で20分間2回加熱し、毎分1,000回転で5分間遠心分離してその上層液を採取し、芽胞数を計算し適当な濃度の芽胞浮遊液を調製する。この芽胞浮遊液を水で希釈して、1×106個/mLの芽胞浮遊液を調製し、試験菌液とする。
平板培地の調製
3種類の試験菌液1.5mLずつをとり、それぞれ1度溶かして、試験菌の活力を阻害しない温度に冷却した3号培地13.5mLに加え、完全に混和した後、滅菌ペトリ皿に注入し、水平に静置して培地を凝固させる。
操作法
試料1gに水9mLを加えよく振り混ぜ、毎分3,000回転で5分間遠心分離し、その上澄液をメンブランフィルターを用いてろ過滅菌して試料溶液とする。ディスク6枚に試料溶液0.1mLずつを充分に吸着させ、3種類の平板培地上に各2枚ずつ対角になるように置く。さらに、ディスク6枚に水0.1mLを充分に吸着させ、2枚ずつを正方形の各頂点となるように置き、冷所で2時間放置する。次に、35〜37°で22〜24時間培養し、ディスク周囲の発育阻止円の有無を観察する。
判定基準
直径12mm以上の明瞭な発育阻止円を認めたとき、抗菌活性を示すものとする。
(13) 抗生物質の力価試験法
力価試験法は、飼料添加物中の抗生物質の力価を生物学的方法又は化学的方法によつて測定する試験法である。別に規定する場合を除き、次の方法で試験を行う。この試験に使用する水、試薬・試液及び計量器・用器は必要に応じ無菌のものを用いる。
円筒(カップ)
外径7.9〜8.1mm、内径5.9〜6.1mm、高さ9.9〜10.1mmのステンレス鋼製のものを用いる。
なお、円筒は試験に支障をきたすものであつてはならない。培地の種類並びにその組成及びpH
別に規定する場合を除き、次の表に掲げる組成及びpHを有するものを使用する。ただし、培地の成分として単にペプトンと記載してある場合は、獣肉製ペプトン又はカゼイン製ペプトンのいずれを用いても差し支えない。培地のpHの調整は、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は1mol/L塩酸試液を用い、滅菌後のpHが所定のものとなるようにする。滅菌は、高圧蒸気滅菌器を用いて121°で20分間行う。ただし、Bacillus subtilis ATCC 6633の培地は、アンモニア試液、水酸化カリウム試液又は1mol/L塩酸試液を用いて調整する。なお、既製の乾燥培地は、それぞれ規定の組成によつて調製した培地と同一成分を有し、同等の試験菌の発育及び性能を示す場合には、これを使用することができる。
培地の組成及びpH
|
培地1,000mLの組成 |
培地番号 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
|
|
ペプトン(g) |
10 |
10 |
5 |
6 |
6 |
10 |
6 |
|
|
10 |
|
獣肉製ペプトン(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
カゼインペプトン(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肉エキス(g) |
5 |
5 |
3 |
1.5 |
1.5 |
5 |
1.5 |
|
|
10 |
|
塩化ナトリウム(g) |
2.5 |
2.5 |
|
|
2.5 |
2.5 |
|
5 |
5 |
5 |
|
酵母エキス(g) |
|
|
|
3 |
3 |
|
3 |
|
|
|
|
ブドウ糖(g) |
|
|
|
1 |
1 |
5 |
1 |
2.5 |
2.5 |
|
|
ポリソルベート80(mL) |
|
|
|
|
|
|
|
|
10 |
|
|
膵消化カゼイン(g) |
|
|
|
|
|
|
|
17 |
17 |
|
|
パパイン消化大豆(g) |
|
|
|
|
|
|
|
3 |
3 |
|
|
パパイン消化肝臓(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
リン酸2水素カリウム(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
リン酸1水素カリウム(g) |
|
|
|
|
|
|
|
2.5 |
2.5 |
|
|
リン酸1水素ナトリウム12水塩(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
硫酸マグネシウム(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
カンテン(g) |
13−20 |
|
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
|
水 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
|
滅菌後のpH |
6.4〜6.6 |
6.9〜7.1 |
7.9〜8.1 |
6.4〜6.6 |
7.9〜8.1 |
6.4〜6.6 |
7.9〜8.1 |
7.2〜7.4 |
7.2〜7.4 |
6.4〜6.6 |
|
|
|
培地1,000mLの組成 |
培地番号 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
|
|
ペプトン(g) |
5 |
3.75 |
5 |
5 |
|
10 |
10 |
|
|
|
獣肉製ペプトン(g) |
|
|
|
|
|
|
|
6 |
|
|
カゼインペプトン(g) |
|
|
|
|
|
|
|
4 |
|
|
肉エキス(g) |
|
|
5 |
3 |
|
5 |
5 |
1.5 |
|
|
塩化ナトリウム(g) |
|
1.25 |
80 |
|
|
2.5 |
2.5 |
|
50 |
|
酵母エキス(g) |
|
1.25 |
|
|
2.5 |
|
|
3 |
2.5 |
|
ブドウ糖(g) |
5 |
|
|
|
1.0 |
|
|
1 |
10 |
|
ポリソルベート80(mL) |
|
|
|
|
|
0.4 |
|
|
|
|
膵消化カゼイン(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
パパイン消化大豆(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
パパイン消化肝臓(g) |
|
0.625 |
|
|
|
|
|
|
|
|
リン酸2水素カリウム(g) |
|
|
|
|
0.45 |
|
|
|
|
|
リン酸1水素カリウム(g) |
|
|
|
|
0.69 |
|
|
|
|
|
リン酸1水素ナトリウム12水塩(g) |
|
|
2 |
|
|
|
|
|
|
|
硫酸マグネシウム(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
50 |
|
カンテン(g) |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
13−20 |
|
水 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
|
滅菌後のpH |
6.9〜7.1 |
7.2〜7.4 |
7.9〜8.1 |
5.9〜6.1 |
5.9〜6.1 |
7.9〜8.1 |
5.9〜6.1 |
6.4〜6.6 |
5.9〜6.1 |
緩衝液
緩衝液は、次に掲げる組成及びpHを有するものを滅菌して使用する。
1号緩衝液(pH4.5)
リン酸2水素カリウム13.61gに水約750mLを加えて溶かし、必要があれば、水酸化カリウム試液を用いてpHを4.4?4.6に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
2号緩衝液(pH6.0)
リン酸2水素カリウム3.5g及びリン酸1水素ナトリウム12水塩3.0gに水約750mLを加えて溶かし、必要があれば、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は薄めたリン酸(1→15)を用いてpHを5.9?6.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
3号緩衝液(pH6.0)
リン酸2水素カリウム7.0g及びリン酸1水素ナトリウム12水塩6.0gに水約750mLを加えて溶かし、必要があれば、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は薄めたリン酸(1→15)を用いてpHを5.9?6.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
4号緩衝液(pH8.0)
リン酸1水素カリウム16.73g及びリン酸2水素カリウム0.523g又は無水リン酸1水素ナトリウム13.2g及びリン酸2水素カリウム0.91gに水約750mLを加えて溶かし、必要があれば、リン酸を用いてpHを7.9?8.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
5号緩衝液(pH6.0)
リン酸2水素カリウム80g及びリン酸1水素カリウム20gに水約750mLを加えて溶かし、必要があれば、水酸化カリウム溶液(1→10)を用いてpHを5.9?6.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
6号緩衝液(pH8.0)
リン酸2水素カリウム13.3g及び塩化ナトリウム100gに水約750mLを加えて溶かしたものに、水酸化カリウム試液を92mL加え、必要があれば、水酸化カリウム試液を用いてpHを7.9?8.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
7号緩衝液(pH7.0)
リン酸2水素カリウム6.4g及びリン酸1水素ナトリウム12水塩18.9gに水約900mLを加えて溶かし、必要があれば、水酸化カリウム試液又はリン酸を用いてpHを6.9?7.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
8号緩衝液(pH4.0)
乳酸9.01gに水約900mLを加えて溶かしたものに、1mol/L水酸化ナトリウム試液50mLを加え、必要があれば、1mol/L水酸化ナトリウム試液又はリン酸を用いてpHを3.9?4.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
9号緩衝液(pH7.5)
2号緩衝液に1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えて、pHを7.4?7.6に調整する。
標準品及び常用標準品
標準品は常用標準の力価を定めるための標準として、常用標準品は抗菌性物質の力価を定めるための標準として、独立行政法人農林水産消費安全技術センターが指定する特定製造番号の抗菌性物質である。
標準品及び常用標準品は次のとおりであり、それぞれの右欄にそのものの本質等を参考として付記する。
|
標準品名 |
標準品の本質等 |
常用標準品名 |
常用標準品の本質等 |
|
標準アビラマイシン |
アビラマイシンA(C
61
H
88
Cl
2
O
32
) |
常用標準アビラマイシン |
アビラマイシン |
|
標準エフロトマイシン |
エフロトマイシンA1(C
59
H
88
N
2
O
20
) |
常用標準エフロトマイシン |
エフロトマイシン |
|
標準エンラマイシン |
1塩酸エンラマイシン〔1塩酸エンラマイシンA:C
107
H
138
Cl
2
N
26
O
31
・HCl(58%)、1塩酸エンラマイシンB:C
108
H
14
0Cl
2
N
26
O
31
・HCl(42%)〕 |
常用標準エンラマイシン |
1塩酸エンラマイシン |
|
標準オキシテトラサイクリン |
オキシテトラサイクリン(C
22
H
24
N
2
O
9
・2H
2
O) |
常用標準オキシテトラサイクリン |
塩酸オキシテトラサイクリン |
|
標準クロルテトラサイクリン |
塩酸クロルテトラサイクリン(C
22
H
23
ClN
2
O
8
・HCl) |
常用標準クロルテトラサイクリン |
塩酸クロルテトラサイクリン |
|
標準コリスチン |
硫酸コリスチンA(C
53
H
100
N
16
O
13
・5/2H
2
SO
4
) |
常用標準コリスチン |
硫酸コリスチン |
|
標準サリノマイシンサリノマイシン |
ナトリウム(C
42
H
69
O
11
Na) |
常用標準サリノマイシン |
サリノマイシンナトリウム |
|
標準セデカマイシン |
セデカマイシンA(C
27
H
35
NO
8
) |
常用標準セデカマイシン |
セデカマイシンA |
|
標準センデュラマイシン |
センデュラマイシンナトリウム(C
45
H
75
O
16
Na) |
常用標準センデュラマイシン |
センデュラマイシンナトリウム |
|
標準タイロシン |
タイロシンA(C
46
H
77
NO
17
) |
常用標準タイロシン |
タイロシンA |
|
標準デストマイシンA |
デストマイシンA(C
20
H
37
N
3
O
13
) |
常用標準デストマイシンA |
デストマイシンA |
|
標準ナラシン |
ナラシンA(C
43
H
72
O
11
) |
常用標準ナラシン |
ナラシンA |
|
標準ノシヘプタイド |
ノシヘプタイド(C
51
H
43
O
12
N
13
S
6
) |
常用標準ノシヘプタイド |
ノシヘプタイド |
|
標準バシトラシン |
バシトラシンA(C
66
H
103
N
17
O
16
S) |
常用標準バシトラシン |
バシトラシン |
|
標準バージニアマイシン |
バージニアマイシン〔バージニアマイシンM1:C
28
H
35
N
3
O
7
(95%)、バージニアマイシンS:C
43
H
49
N
7
O
10
(5%)〕 |
常用標準バージニアマイシン |
バージニアマイシン |
|
標準ビコザマイシン |
ビコザマイシン(C
12
H
18
N
2
O
7
) |
常用標準ビコザマイシン |
ビコザマイシン |
|
標準フラボフォスフォリポール |
フラボフォスフォリポール(C
65?75
H
124?135
N
6?7
O
40?42
P) |
常用標準フラボフォスフォリポール |
フラボフォスフォリポール |
|
標準モネンシン |
モネンシンナトリウム(モネンシンAナトリウム:C
36
H
61
O
11
Na) |
常用標準モネンシン |
モネンシンナトリウム |
|
標準ラサロシド |
ラサロシドナトリウム(C
34
H
53
O
8
Na) |
常用標準ラサロシド |
ラサロシドナトリウム |
各抗菌性物質の定義
○1 アビラマイシン
Streptomyces viridochromogenesの培養によつて得られるアビラマイシンA(C
61
H
88
Cl
2
O
32
)及びアビラマイシンB(C59H84Cl2O32)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○2 エフロトマイシン
Nocardia lactamduransの培養によつて得られるエフロトマイシンA1(C
59
H
88
N
2
O
20
)、エフロトマイシンAz(C
59
H
88
N
2
O
20
)及びエフロトマイシンB(C
59
H
88
N
2
O
20
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○3 エンラマイシン
Streptomyces fungicidicusの培養によつて得られるエンラマイシンA(C
107
H
138
Cl
2
N
26
O
31
)及びエンラマイシンB(C
108
H
140
Cl
2
N
26
O
31
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○4 オキシテトラサイクリン
Streptomyces rimosusの培養によつて得られるオキシテトラサイクリン(C
22
H
24
N
2
O
9
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○5 クロルテトラサイクリン
Streptomyces aureofaciensの培養によつて得られるクロルテトラサイクリン(C
22
H
23
ClN
2
O
8
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○6 コリスチン
Bacillus polymyxa var. colistinusの培養によつて得られるコリスチンA(C
53
H
100
N
16
O
13
)及びコリスチンB(C
52
H
98
N
16
O
13
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○7 サリノマイシン
Streptomyces albusの培養によつて得られるサリノマイシン(C
42
H
70
O
11
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○8 セデカマイシン
Streptomyces rochei var. volubilisの培養によつて得られる抗生物質の誘導体であるセデカマイシンA(C
27
H
35
NO
8
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○9 センデュラマイシン
Actinomadura roseorufaの培養によつて得られるセンデュラマイシン(C
45
H
76
O
16
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○10 タイロシン
Streptomyces fradiaeの培養によつて得られるタイロシンA(C
46
H
77
NO
17
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○11 デストマイシンA
Streptomyces rimofaciensの培養によつて得られるデストマイシンA(C
20
H
37
N
3
O
13
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○12 ナラシン
Streptomyces aureofaciensの培養によつて得られるナラシンA(C
43
H
72
O
11
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○13 ノシヘプタイド
Streptomyces actuosusの培養によつて得られるノシヘプタイド(C
51
H
43
O
12
N
13
S
6
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○14 バシトラシン
Bacillus subtilis var. Tracyの培養によつて得られるバシトラシンA(C
66
H
103
N
17
O
16
S)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○15 バージニアマイシン
Streptomyces virginiaeの培養によつて得られるバージニアマイシンM1(C
28
H
35
N
3
O
7
)及びバージニアマイシンS(C
43
H
49
N
7
O
10
)から成るもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○16 ビコザマイシン
Streptomyces griseoflavusの培養によつて得られるビコザマイシン(C
12
H
18
N
2
O
7
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○17 フラボフォスフォリポール
Streptomyces bambergiensisの培養によつて得られるフラボフォスフォリポール(C
65?75
H
124?135
N
6?7
O
40?42
P)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○18 モネンシン
Streptomyces cinnamonensisの培養によつて得られるモネンシンA(C
36
H
62
O
11
)を主成分とするもの又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
○19 ラサロシド
Streptomyces lasaliensisの培養によつて得られるラサロシド(C
34
H
54
O
8
)又はその他の方法によつて得られるこれと同一の物質をいう。
各抗菌性物質の力価の定義
○1 アビラマイシン
アビラマイシンの力価は、アビラマイシンA(C
61
H
88
Cl
2
O
32
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準アビラマイシン1μgに対応する。
○2 エフロトマイシン
エフロトマイシンの力価は、エフロトマイシンA1(C
59
H
88
N
2
O
20
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準エフロトマイシン1μgに対応する。
○3 エンラマイシン
エンラマイシンの力価は、1塩酸エンラマイシン〔1塩酸エンラマイシンA(C
107
H
138
Cl
2
N
26
O
31
・HCl)58%、1塩酸エンラマイシンB(C
108
H
140
Cl
2
N
26
O
31
・HCl)42%〕としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.13kPa以下の減圧下で、60°、4時間乾燥した標準エンラマイシン1μgに対応する。
○4 オキシテトラサイクリン
オキシテトラサイクリンの力価は、オキシテトラサイクリン(C
22
H
24
N
2
O
9
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.67kPa以下の減圧下で、60°、3時間乾燥した標準オキシテトラサイクリン1.082μgに対応する。
○5 クロルテトラサイクリン
クロルテトラサイクリンの力価は、塩酸クロルテトラサイクリン(C
22
H
23
ClN
2
O
8
・HCl)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.67kPa以下の減圧下で、60°、3時間乾燥した標準クロルテトラサイクリン1μgに対応する。
○6 コリスチン
コリスチンの力価は、コリスチンA(C
53
H
100
N
16
O
13
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.67kPa以下の減圧下で、60°、3時間乾燥した標準コリスチン1.21μgに対応する。(1μg(力価)は、30単位とする。)
○7 サリノマイシン
サリノマイシンの力価は、サリノマイシンナトリウム(C
42
H
69
O
11
Na)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.67kPa以下の減圧下で、60°、3時間乾燥した標準サリノマイシン1μgに対応する。
○8 セデカマイシン
セデカマイシンの力価は、セデカマイシンA(C
27
H
35
NO
8
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準セデカマイシン1μgに対応する。
○9 センデュラマイシン
センデュラマイシンの力価は、センデュラマイシンナトリウム(C
45
H
75
O
16
Na)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.67kPa以下の減圧下で、100°、3時間乾燥した標準センデュラマイシン1μgに対応する。
○10 タイロシン
タイロシンの力価は、タイロシンA(C
46
H
77
NO
17
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、0.67kPa以下の減圧下で、60°、3時間乾燥した標準タイロシン1μgに対応する。
○11 デストマイシンA
デストマイシンAの力価は、デストマイシンA(C
20
H
37
N
3
O
13
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準デストマイシンA1μgに対応する。
○12 ナラシン
ナラシンの力価は、ナラシンA(C
43
H
72
O
11
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準ナラシン1μgに対応する。
○13 ノシヘプタイド
ノシヘプタイドの力価は、ノシヘプタイド(C
51
H
43
O
12
N
13
S
6
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準ノシヘプタイド1μgに対応する。
○14 バシトラシン
バシトラシンの力価は、バシトラシンA(C
66
H
103
N
17
O
16
S)としての量を単位で示す。1単位は、0.67kPa以下の減圧下で、60°、3時間乾燥した標準バシトラシン23.8μgに対応する。
○15 バージニアマイシン
バージニアマイシンの力価は、バージニアマイシン〔バージニアマイシンM1(C
28
H
35
N
3
O
7
)95%、バージニアマイシンS(C
43
H
49
N
7
C
10
)5%〕としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準バージニアマイシン1μgに対応する。
○16 ビコザマイシン
ビコザマイシンの力価は、ビコザマイシン(C
12
H
18
N
2
O
7
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準ビコザマイシン1μgに対応する。
○17 フラボフォスフォリポール
フラボフォスフォリポールの力価は、フラボフォスフォリポール(C
65?75
H
124?135
N
6?7
O
40?42
P)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準フラボフォスフォリポール1μgに対応する。
○18 モネンシン
モネンシンの力価は、モネンシンA(C
36
H
62
O
11
)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準モネンシン1.064μgに対応する。
○19 ラサロシド
ラサロシドの力価は、ラサロシドナトリウム(C
34
H
53
O
8
Na)としての量を重量(力価)で示す。1μg(力価)は、標準ラサロシド1μgに対応する。
菌液又は胞子液の調製
試験菌としてMicrococcus luteus ATCC 9341、Micrococcus luteus ATCC 10240、Escherichia coli ATCC 27166、Bordetella bronchiseptica ATCC 4617、Corynebacterium xerosis NCTC 9755、Bacillus subtilis ATCC 6633、Bacillus brevis ATCC 8185又はBacillus cereus ATCC 19637を用いるときは、別に規定する場合を除き、次の方法で菌液又は胞子液を調製する。
○1 Micrococcus luteus ATCC 9341、Micrococcus luteus ATCC 10240、Escherichia coli ATCC 27166又はBordetella bronchiseptica ATCC 4617の菌液の調製
18号培地に約1週間隔で移植を繰り返し、32?37°で培養しながら継代保存した試験菌を、使用に当たつて2号培地に接種し、32?37°で16?24時間培養し、菌液とする。あるいは、継代培養した試験菌を18号培地約9mLを入れた試験管斜面寒天培地(内径16mm)に接種し、32?37°で16?24時間培養した後、この試験管斜面寒天培地に生理食塩液10mLを加え、発育した菌を洗い落として他の試験管に移し、菌液とする。菌液は、5°以下に保存し、Micrococcus luteus ATCC 934一にあつては5日以内に、その他の菌にあつては7日以内に使用する。
○2 Corynebacterium xerosis NCTC 9755の菌液の調製
1号培地に35?37°で16?24時間3回継代培養する。これを2号培地に移植し、35?37°で3?4時間振とう培養(振幅5cm、振動数110往復/1分)し、菌液とする。菌液は、用時製する。
○3 Bacillus subtilis ATCC 6633及びBacillus brevis ATCC 8185の胞子液の調製
1号培地に約3か月間隔で移植を繰り返し、32?37°で培養しながら継代保存した試験菌をルー瓶に入れた同培地に接種し、32?37°で1週間以上培養して胞子を作らせる。
この胞子を生理食塩液100mLに浮遊して、65°で30分間加熱する。遠心分離を行い、胞子を採り、更に生理食塩液約50mLずつで3回遠心分離して洗つた後、生理食塩液100mLに浮遊して、65°で30分間加熱し、胞子液とする。胞子液は、5°以下に保存し、6か月以内に使用する。
○4 Bacillus cereus ATCC 19637の胞子液の調製
1号培地に約2週間隔で移植を繰り返し、27?29°で培養しながら継代保存した試験菌をルー瓶に入れた同培地に接種し、27?29°で1週間以上培養して胞子を作らせた後、室温(約25°)に約1週間放置する。この胞子を生理食塩液100mLに浮遊して、65°で30分間加熱する。遠心分離を行い、胞子を採り、更に生理食塩液50mLずつで3回遠心分離して洗つた後、生理食塩液100mLに浮遊して、65°で30分間加熱し、胞子液とする。胞子液は、5°以下に保存し、6か月以内に使用する。
円筒寒天平板の調製
別に規定する場合を除き、内径約90mmのペトリ皿を用いる場合は基層用培地20mLを、内径約100mmのペトリ皿を用いる場合は同培地21mLを、また、大型皿を用いる場合は培地の厚さが2?3mmとなるように同培地を分注し、培地を平らにゆきわたらせ、水平に静置して固化させ、基層とする。1度溶かして試験菌の活力を阻害しない温度に冷却した各条に規定する種層用培地に、菌液又は胞子液を加え、十分に混和した後、ペトリ皿においては4mLを、大型皿においてはその厚さが1.5?2.5mmとなるように固めた基層上に分注し、基層の上面に1様に広がるように操作した後、水平に静置して培地を固化させ平板とする。4個の円筒(カップ)を平板上に(内径約90mmのペトリ皿の場合には半径約25mm、内径約100mmのペトリ皿の場合には半径約28mmの円周上に)、隣り合う各々が中心に対して約90°となるように置き、円筒寒天平板を作る。また、大型皿平板を用いる場合は、ペトリ皿平板に準ずる配置に円筒(カップ)を置き、4個1組でペトリ皿1枚分とする。平板上に円筒(カップ)を置く際には、円筒(カップ)を10?13mmの高さから垂直に落とす。種層用培地に添加する菌液又は胞子液の量は、円筒寒天平板を培養したとき、高濃度の常用標準希釈液による阻止円の直径が20?25mmに、低濃度の常用標準希釈液による阻止円の直径が15?20mmになるように調整する。
なお、円筒寒天平板の代わりに、平板に平板器底に達する直径7.9?8.1mmの円形のせん孔を施したせん孔寒天平板を用いることができる。
常用標準希釈液の調製
常用標準希釈液は、常用標準品適量を量りとり、各条の規定に従い調製した希釈原液を使用に当たつて高低2種類の規定濃度に希釈した液である(以下、高濃度の希釈液を『SH』、低濃度の希釈液を『SL』という。)。
なお、常用標準品を量りとる場合には、別に規定する場合を除き、相対湿度50%以下の大気中で量り、化学はかりを用いる場合の秤取量は、次の表の常用標準品の秤取量の欄に掲げる量とし、同表の常用標準品の予備乾燥条件の欄に乾燥条件が記載されている場合にあつては、当該条件であらかじめ乾燥した後、規定量を量りとる。
また、希釈原液は、原則としてそれぞれ次の表の希釈原液の保存温度の欄に掲げる温度で保存して有効期間内に使用するものとし、常用標準希釈液は、用時製する。
|
常用標準品名 |
常用標準品の秤取量 |
常用標準品の予備乾燥条件 |
希釈原液の保存温度 |
希釈原液の有効期間 |
|
常用標準アビラマイシン |
約20mg(力価)相当量以上 |
2.67〜3.33kPa,60°,3時間 |
5°以下 |
30日 |
|
常用標準エフロトマイシン |
約12mg以上 |
― |
5°以下 |
5日 |
|
常用標準エンラマイシン |
約20mg以上 |
0.27kPa以下,60°,3時間 |
5°以下 |
7日 |
|
常用標準オキシテトラサイクリン |
約25mg(力価)相当量以上 |
― |
5°以下 |
7日 |
|
常用標準クロルテトラサイクリン |
約25mg(力価)相当量以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
5°以下 |
2日 |
|
常用標準コリスチン |
約30mg以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
10°以下 |
7日 |
|
常用標準サリノマイシン |
約20mg(力価)相当量以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
5°以下 |
14日 |
|
常用標準セデカマイシン |
約25mg(力価)相当量以上 |
― |
5°以下 |
2日 |
|
常用標準センデュラマイシン |
約25mg(力価)相当量以上 |
0.67kPa以下,100°,3時間 |
5°以下 |
7日 |
|
常用標準タイロシン |
約20mg(力価)相当量以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
5°以下 |
7日 |
|
常用標準デストマイシンA |
約20mg(力価)相当量以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
15°以下 |
30日 |
|
常用標準ナラシン |
約25mg(力価)相当量以上 |
― |
5°以下 |
14日 |
|
常用標準ノシヘプタイド |
約20mg以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
5°以下 |
14日 |
|
常用標準バシトラシン |
約30mg以上 |
0.67kPa以下,60°,3時間 |
5°以下 |
2日 |
|
常用標準バージニアマイシン |
約20mg(力価)相当量以上 |
― |
10°以下 |
7日 |
|
常用標準ビゴザマイシン |
約20mg以上 |
― |
5°以下 |
4日 |
|
常用標準フラボフォスフォリポール |
約20mg以上 |
― |
10°以下 |
14日 |
|
常用標準モネンシン |
約20mg(力価)相当量以上 |
― |
5°以下 |
14日 |
|
常用標準ラサロシド |
約20mg以上 |
― |
5°以下 |
30日 |
試料液の調製
各条で規定する(以下高濃度の試料液を『UH』、低濃度の試料液を『UL』という。)。
なお、調製された試料原液又は試料液は、調製日の翌日以降において、試験の用に供してはならない。
操作法
円筒寒天平板5枚(大型皿円筒寒天平板を用いる場合はこれに準ずる配置区分)を使用する。次の図に示す各円筒寒天平板の第1の円筒にはSHを、第2の円筒にはUHを、第3の円筒にはSLを、第4の円筒にはULをそれぞれ満たし、注意してこれをふ卵器に収め、Bacillus cereusにあつては27〜29°、その他の菌にあつては32〜37°で16〜20時間培養する。培養後、各阻止円の直径を少なくとも0.25mmの精度で測定する。必要があれば、測定した阻止円の直径を次の表に例示する様式のカードに記入する。
なお、せん孔寒天平板の各孔に注入する常用標準希釈液及び試料液は、各一定量ずつで満たす。
図 (略)
|
円筒番号 |
1 |
3 |
2 |
4 |
|
|
円筒内容 |
高濃度常用標準希釈液 |
低濃度常用標準希釈液 |
高濃度試料液 |
低濃度試料液 |
|
寒天平板 |
SH |
SL |
UH |
UL |
|
|
mm |
mm |
mm |
mm |
|
I |
|
|
|
|
|
II |
|
|
|
|
|
III |
|
|
|
|
|
IV |
|
|
|
|
|
V |
|
|
|
|
|
計 |
ΣSH |
ΣSL |
ΣUH |
ΣUL |
力価計算
円筒内の液体の力価(P)と阻止円の直径(d)との間には次の関係が成立している。
d=αlogP+β(α及びβは定数)
必要に応じて、この関係式を確かめ、採取した試料中の力価を次の式により求める。
採取した試験品の力価=A×高濃度常用標準希釈液1mL中の力価×高濃度試料液の希釈倍率
ただし、
logA=(I×V)/W
I=log(SHの力価/SLの力価)
V=ΣUH+ΣUL−ΣSH−ΣSL
W=ΣUH+ΣSH−ΣUL−ΣSL
SH、SL、UH及びULの各円筒平板の阻止円直径(mm)の和をそれぞれΣSH、ΣSL、ΣUH及びΣULとする。
(14) 酵素力試験法
○1 キシラン糖化力試験法
キシラン糖化力試験法は、キシランにキシラナーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する還元力により、飼料添加物中のキシラナーゼの量を測定する方法であり、その単位は、キシラン糖化力単位で示す。
1キシラン糖化力単位は、キシラナーゼがキシランに40゜で作用するとき、反応初期の1分間に1マイクロモルのキシロースに相当する還元力の増加をもたらす酵素量に相当する。
基質溶液の調製
キシラン4.0gを正確に量り、1mol/L水酸化ナトリウム試液50mLに徐々に加えながら激しく振り混ぜて溶かし、フェノールフタレイン試液2滴を加え、1mol/L塩酸試液で中和した後、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液100mLを加え、更に水を加えて、正確に200mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が0.1から0.2キシラン糖化力単位となるように、水又は試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.01mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。試料が完全に溶けない場合には、時々かき混ぜながら一時間放置した後、遠心分離し、その上澄液を試料溶液とする。基質溶液2mLを正確に量り、25×200mmの試験管に入れ、40±
0.2゜の水浴中に5分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加えてよく振り混ぜ、直ちに40±
0.2゜の水浴中で正確に30分間放置する。次に、薄めた硫酸(6→100)0.5mLを加えてよく振り混ぜ、十分間放置した後、フェノールフタレイン試液1滴を加え、1mol/L水酸化ナトリウム試液で中和する。更に水を加えて5mLとし、アルカリ性銅試液A5mLを正確に加え、試験管の口をアルミホイルで軽く覆い、時々振り混ぜながら20分間水浴中で加熱した後、20から30゜に冷却する。冷後、ヨウ化カリウム溶液(1→40)2mLを加え、更に薄めた硫酸(6→100)1.5mLを加え、直ちに激しく振り混ぜる。液が澄明になつた後、0.005mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬 デンプン試液1mL)。この場合において、滴定の終点は、液の青色が消えたときとし、その滴定量をAmLとする。
別に基質溶液2mLを正確に量り、25×200mmの試験管に入れ、薄めた硫酸(6→100)0.5mLを加えてよく振り混ぜた後、試料溶液1mLを正確に加えてよく振り混ぜる。次に、フェノールフタレイン試液1滴を加え、以下同様の方法で操作し、その滴定量をBmLとする。0.005mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の消費量の差(B―A)(mL)に対応するキシロースの量(g)を検量線から求め、Kとする。
1g中のキシラン糖化力単位=(K/(150.13×10―6×30))×(1/W)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
検量線の作成
キシロースを105°で3時間乾燥し、その0.50gを正確に量り、水を加えて溶かし、正確に100mLとする。この液1mL、2mL、3mL及び4mLを正確に量り、それぞれに水を加えて正確に100mLとする。それぞれの液5mLを正確に量り、それぞれ25×200mmの試験管に入れ、アルカリ性銅試液A5mLを正確に加え、以下試料と同様の方法で操作し、その滴定量をそれぞれS1mL、S2mL、S3mL及びS4mLとする。別に水5mLを正確に量り、25×200mmの試験管に入れ、アルカリ性銅試液A5mLを正確に加え、以下試料と同様の方法で操作し、その滴定量をB′mLとする。0.005mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の消費量の差(B′―S1)、(B′―S2)、(B′―S3)及び(B′―S4)を縦軸に、それぞれに対応するキシロースの量(g)を横軸にとり、検量線を作成する。
○2 β―グルカン糖化力試験法
β―グルカン糖化力試験法は、β―グルカンにβ―グルカナーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する還元力により、飼料添加物中のβ―グルカナーゼの量を測定する方法であり、その単位は、β―グルカン糖化力単位で示す。
1β―グルカン糖化力単位は、β―グルカナーゼがβ―グルカンに30°で作用するとき、反応初期の1分間に1マイクロモルのブドウ糖に相当する還元力の増加をもたらす酵素量に相当する。
基質溶液の調製
β―グルカン1.0gを正確に量り、10mLのエタノールで湿らせた後、約80mLの水を加えて沸騰させ、β―グルカンを溶解する。かき混ぜながら室温に戻し水を加えて正確に100mLとし、ガラスろ過器(G3)でろ過する。冷蔵庫中で保存し2日以内に使用する。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が0.1から0.2β―グルカン糖化力単位となるように、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。試料が完全に溶けない場合には、一時間かき混ぜた後、遠心分離し、その上澄液を試料溶液とする。基質溶液1mLを正確に量り、16×200mmの試験管に入れ、30±
0.2°の水浴中に5分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加えてよく振り混ぜ、直ちに30±
0.2°の水浴中で正確に十分間放置する。次にジニトロサリチル酸試液3mLを正確に加えてよく振り混ぜ、試験管の口をアルミホイルで軽く覆い、正確に5分間煮沸した後、冷水浴中で冷却し、室温に戻す。この液につき、波長540nmにおける吸光度ATを測定する。
別に基質溶液1mLを正確に量り、16×200mmの試験管に入れ、ジニトロサリチル酸試液3mLを正確に加えてよく振り混ぜた後、試料溶液1mLを正確に加えてよく振り混ぜ、直ちに30±
0.2°の水浴中に正確に十分間放置する。以下同様の方法で操作し、吸光度AT’を測定する。
1g中のβ―グルカン糖化力単位=((AT―AT’)/(10×0.18))×(1/W)×F
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
F:検量線から求めた吸光度差一に対するブドウ糖の量(mg)
検量線の作成
あらかじめブドウ糖約1gを精密に量り、105°で6時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物1gに対応するブドウ糖を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に100mLとする。この液1mL、2mL、3mL、4mL、5mL及び6mLを正確に量り、それぞれに水を加えて正確に100mLとする。それぞれの液1mL及び水1mLを正確に量り、16×200mmの試験管に入れ、ジニトロサリチル酸試液3mLをそれぞれ正確に加えてよく振り混ぜ、試験管の口をアルミホイルで軽く覆い、正確に5分間煮沸した後、冷水浴中で冷却し、室温に戻す。これらの液につき、波長540nmにおける吸光度A1、A2、A3、A4、A5及びA6を測定する。別に水2mLを正確に量り、16×200mmの試験管に入れ、ジニトロサリチル酸試液を3mL正確に加え、以下同様の方法で操作して吸光度A0を測定する。吸光度差(A1―A0)、(A2―A0)、(A3―A0)、(A4―A0)、(A5―A0)及び(A6―A0)を縦軸に、ブドウ糖の量(mg)を横軸にとり、検量線を作成する。
○3 脂肪消化力試験法
脂肪消化力試験法は、オリブ油にリパーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する脂肪酸の量により、飼料添加物中のリパーゼの量を測定する方法であり、その単位は、脂肪消化力単位で示す。
1脂肪消化力単位は、リパーゼがオリブ油に作用するとき、反応初期の1分間に1マイクロモルの脂肪酸に相当する消化力の増加をもたらす酵素量に相当する。
基質溶液の調製
ポリビニルアルコール試液・オリブ油混液(3:1)200から300mLをとり、乳化機の500mL容器に入れ、10゜以下に冷却しながら、毎分12,000から16,000回転で十分間乳化し、冷所で一時間放置した後、油層が分離しないことを確認した後使用する。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が1.0から5.0脂肪消化力単位となるように冷水を加えて溶かし、試料溶液とする。必要があれば、ろ過又は遠心分離を行う。基質溶液5mL及び試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.1mol/Lリン酸塩緩衝液4mLを正確に量り、よく混合し、37±
0.5゜で十分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加え、直ちに振り混ぜ、37±
0.5゜で正確に20分間放置する。次に、アセトン・エタノール混液(1:1)10mLを加えて振り混ぜ、0.05mol/L水酸化ナトリウム試液10mLを正確に加え、更にアセトン・エタノール混液(1:1)10mLを正確に加えて振り混ぜた後、0.05mol/L塩酸で滴定する(指示薬 フェノールフタレイン試液2から3滴)。この場合において、滴定の終点は、液の赤色が消えたときとし、その滴定量をAmLとする。別に基質溶液5mL及び試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.1mol/Lリン酸塩緩衝液4mLを正確に量り、よく混合し、37±
0.5゜で30分間放置する。次に、アセトン・エタノール混液(1:1)10mLを正確に加えて振り混ぜ、更に試料溶液1mLを正確に加えて振り混ぜ、以下同様の方法で操作し、その滴定量をBmLとする。
1g中の脂肪消化力単位=50×(B―A)×(1/20)×(1 /W)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
○4 繊維糖化力試験法
繊維糖化力試験法は、カルボキシメチルセルロースナトリウムにセルラーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する還元力により、飼料添加物中のセルラーゼの量を測定する方法であり、その単位は、繊維糖化力単位で示す。
1繊維糖化力単位は、セルラーゼがカルボキシメチルセルロースナトリウムに37゜で作用するとき、反応初期の1分間に1マイクロモルのブドウ糖に相当する還元力の増加をもたらす酵素量に相当する。
基質溶液の調製
あらかじめカルボキシメチルセルロースナトリウム約1gを精密に量り、105°で4時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物0.625gに対応するカルボキシメチルセルロースナトリウムを正確に量り、水50mLにかき混ぜながら少量ずつ加えた後、60から70゜で時々かき混ぜながら20分間加温して溶かし、冷後、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液10mLを加え、更に水を加えて正確に100mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が、0.02から0.08繊維糖化力単位となるように水又は試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。試料が完全に溶けない場合には、時々かき混ぜながら一時間放置した後、遠心分離し、その上澄液を試料溶液とする。基質溶液4mLを正確に量り、25mLのメスフラスコに入れ、37±
0.5゜で十分間放置した後、試料溶液1mLを正確に量つて加え、直ちに振り混ぜ、37±
0.5゜で正確に30分間放置する。次に、アルカリ性銅試液B2mLを加えて振り混ぜ、メスフラスコに栓をし、水浴中で30分間加熱し、水冷する。さらに、ヒ素モリブデン酸試液2mLを加えてよく振り混ぜ、0.5mol/L水酸化ナトリウム試液3mLを加え、振り混ぜて沈殿を溶かし、20分間放置した後、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加え正確に25mLとする。この液1mLを正確に量り、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液9mLを加え、よく振り混ぜ、波長750nmにおける吸光度ATを測定する。別に試料溶液1mLを正確に量り、25mLのメスフラスコに入れ、アルカリ性銅試液B2mLを加えて振り混ぜ、基質溶液4mLを正確に量つて加え、振り混ぜ、メスフラスコに栓をし、水浴中で30分間加熱し、水冷する。以下同様の方法で操作し、吸光度AT′を測定する。AT及びAT′に対応するブドウ糖の量(mg)を検量線から求め、それぞれGT及びGT′とする。
1g中の繊維糖化力単位=((GT―GT′)/30)×(1/0.18)×(1/W)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
検量線の作成
あらかじめブドウ糖約1gを精密に量り、105°で6時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物1gに対応するブドウ糖を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。この液1mL、2mL、3mL、4mL及び5mLを正確に量り、それぞれに水を加えて正確に10mLとする。それぞれの液1mL、基質溶液4mL及びアルカリ性銅試液B2mLを正確に量り、25mLのメスフラスコに入れ、振り混ぜ、メスフラスコに栓をし、水浴中で30分間加熱し、水冷後、ヒ素モリブデン酸試液2mLを加えてよく振り混ぜ、更に0.5mol/L水酸化ナトリウム試液3mLを加え、振り混ぜて沈殿を溶かし、20分間放置した後、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加え、それぞれ正確に25mLとする。これらの液1mLを正確に量り、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液9mLを加え、よく振り混ぜる。これらの液につき、波長750nmにおける吸光度A1、A2、A3、A4及びA5を測定する。別に水1mL、基質溶液4mL及びアルカリ性銅試液B2mLを正確に量り、以下同様の方法で操作して、吸光度A0を測定する。吸光度差(A1―A0)、(A2―A0)、(A3―A0)、(A4―A0)及び(A5―A0)を縦軸に、ブドウ糖の量(mg)を横軸にとり、検量線を作成する。
○5 繊維崩壊力試験法
繊維崩壊力試験法は、ろ紙にセルラーゼが作用するときに、ろ紙が崩壊する時間により、飼料添加物中のセルラーゼの量を測定する方法であり、その単位は、繊維崩壊力単位で示す。
1,000繊維崩壊力単位は、セルラーゼがろ紙に37゜で作用するとき、1分間に1cm×1cmの大きさの酵素定量用ろ紙2枚を完全に崩壊する酵素量に相当する。
基質の調製
酵素定量用ろ紙(紙厚0.29から0.31mm、重量125から135g/m2、α繊維含量98.5%以上、灰分量0.05%以下、ろ水時間50から90秒/100mL、破裂強度1.2から1.8kg/cm2、吸水高度8から9cm/十分、透気度30から40秒/cm2/100mLのものをいう。)を、光源を通して観察し、すきむらがなく、厚さが均1で異物のない個所を1cm×1cmの大きさに切る。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が2.8から4.0繊維崩壊力単位となるように、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。試料が完全に溶けない場合には、時々かき混ぜながら一時間放置した後、遠心分離し、その上澄液を試料溶液とする。試料溶液5mLずつを正確に量り、5本のL字型試験管に入れ、37±
0.5゜で5分間放置した後、それぞれに基質を2枚ずつ入れ、毎分65回転、振幅60mm及び温度37±
0.5゜で直ちに振とうする。適時、ろ紙の崩壊状態を観察し、ろ紙が完全に崩壊して微細な繊維となるまでの時間(分)を測定する。
1g中の繊維崩壊力単位=(1/(T×W))×1,000
T:ろ紙が完全に崩壊するまでの時間(最短と最長のものを除く。)の平均時間(分)
W:試料溶液5mL中の試料の量(g)
L字型試験管
図 (略)
○6 たん白消化力試験法
たん白消化力試験法は、カゼインにプロテアーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する酸可溶性分解産物の量により、飼料添加物中のプロテアーゼの量を測定する方法であり、その単位は、たん白消化力単位で示す。
1たん白消化力単位は、プロテアーゼが乳製カゼインに37゜で作用するとき、反応初期の1分間に1μgのチロシンに相当する非たん白性のフォリン試液呈色物質の増加をもたらす酵素量に相当する。
(i) 第1法
基質溶液の調製
あらかじめ乳製カゼイン約1gを精密に量り、105°で2時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物1.20gに対応する乳製カゼインを正確に量り、0.05mol/Lリン酸1水素ナトリウム試液160mLを加え、水浴中で加温して溶かす。この液を流水で冷却した後、1mol/L塩酸試液又は1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えて試料の最大酵素活性を示すpHに調整した後、水を加えて、正確に200mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が10から30たん白消化力単位となるように水又は0.02mol/Lリン酸塩緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。必要ならば、ろ過又は遠心分離を行う。基質溶液5mLを正確に量り、37±
0.5゜で十分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加え直ちに振り混ぜ、37±
0.5゜で正確に十分間放置する。次に、トリクロル酢酸試液B5mLを加えて振り混ぜ、37±
0.5゜で30分間放置する。さらに、この液をろ過して沈殿物を完全に除去した後、ろ液2mLを正確に量り、0.55mol/L炭酸ナトリウム試液5mL及び薄めたフォリン試液(1→3)1mLを加えてよく振り混ぜ、37±
0.5゜で30分間放置した後、この液につき、波長660nmにおける吸光度ATを測定する。別に試料溶液1mLを正確に量り、トリクロル酢酸試液B5mLを加えて振り混ぜ、基質溶液5mLを正確に加え、37±
0.5゜で30分間放置する。以下同様の方法で操作して、吸光度AT′を測定する。
1g中のたん白消化力単位=(AT―AT′)×F×(11/2)×(1/10)×(1/W)
F:検量線から求めた吸光度差一に対応するチロシンの量(μg)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
検量線の作成
チロシン標準品を105°で3時間乾燥し、その0.500gを正確に量り、0.2mol/L塩酸試液を加えて溶かし、正確に500mLとする。この液1mL、2mL、3mL及び4mLを正確に量り、それぞれに0.2mol/L塩酸試液を加えて正確に100mLとする。それぞれの液2mLを正確に量り、0.55mol/L炭酸ナトリウム試液5mL及び薄めたフォリン試液(1→3)1mLをそれぞれ加え、37±
0.5゜で30分間放置した後、これらの液につき、波長660nmにおける吸光度A1、A2、A3及びA4を測定する。別に0.2mol/L塩酸試液2mLを正確に量り、以下同様の方法で操作して、吸光度A0を測定する。吸光度差(A1―A0)、(A2―A0)、(A3―A0)及び(A4―A0)を縦軸に、チロシンの量(μg)を横軸にとり、検量線を作成する。
(ii) 第2法
基質溶液の調製
あらかじめ乳製カゼイン約1gを精密に量り、105°で2時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物1.20gに対応する乳製カゼインを正確に量り、1mol/L乳酸試液16mL及び水146mLを加え、水浴中で加温して溶かす。この液を流水で冷却した後、1mol/L塩酸試液又は1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えて試料の最大酵素活性を示すpHに調整した後、水を加えて、正確に200mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が10から30たん白消化力単位となるように水、0.1mol/L乳酸塩緩衝液、酢酸塩酸緩衝液又は0.01mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。必要ならば、ろ過又は遠心分離を行う。基質溶液5mLを正確に量り、37±
0.5゜で十分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加え直ちに振り混ぜ、37±
0.5゜で正確に十分間放置する。次に、トリクロル酢酸試液A5mLを加えて振り混ぜ、37±
0.5゜で30分間放置する。さらに、この液をろ過して沈殿物を完全に除去した後、ろ液2mLを正確に量り、0.55mol/L炭酸ナトリウム試液5mL及び薄めたフォリン試液(1→3)1mLを加えてよく振り混ぜ、37±
0.5゜で30分間放置した後、この液につき、波長660nmにおける吸光度ATを測定する。別に試料溶液1mLを正確に量り、トリクロル酢酸試液A5mLを加えて振り混ぜ、基質溶液5mLを正確に加え、37±
0.5゜で30分間放置する。以下同様の方法で操作して、吸光度AT′を測定する。
1g中のたん白消化力単位=(AT―AT′)×F×(11/2)×(1/10)×(1/W)
F:検量線から求めた吸光度差一に対応するチロシンの量(μg)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
検量線の作成
(i)の検量線の作成を準用する。
(iii) 第3法
基質溶液の調製
(i)の基質溶液の調製を準用する。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が10から30たん白消化力単位となるように水を加えて溶かし、試料溶液とする。必要ならば、ろ過又は遠心分離を行う。基質溶液5mLを正確に量り、37±
0.5゜で十分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加え直ちに振り混ぜ、37±
0.5゜で正確に十分間放置する。次に、トリクロル酢酸試液A5mLを加えて振り混ぜ、37±
0.5゜で30分間放置する。さらに、この液をろ過して沈殿物を完全に除去した後、ろ液2mLを正確に量り、0.55mol/L炭酸ナトリウム試液5mL及び薄めたフォリン試液(1→3)1mLを加えてよく振り混ぜ、37±
0.5゜で30分間放置した後、この液につき、波長660nmにおける吸光度ATを測定する。別に試料溶液1mLを正確に量り、トリクロル酢酸試液A5mLを加えて振り混ぜ、基質溶液5mLを正確に加え、37±
0.5゜で30分間放置する。以下同様の方法で操作して、吸光度AT′を測定する。
1g中のたん白消化力単位=(AT―AT′)×F×(11/2)×(1/10)×(1/W)
F:検量線から求めた吸光度差一に対応するチロシンの量(μg)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
検量線の作成
(i)の検量線の作成を準用する。
○7 でんぷん糖化力試験法
でんぷん糖化力試験法は、デンプンにアミラーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する還元力により、飼料添加物中のアミラーゼの量を測定する方法であり、その単位は、でんぷん糖化力単位で示す。
1でんぷん糖化力単位は、アミラーゼがバレイショデンプンに37゜で作用するとき反応初期の1分間に1mgのブドウ糖に相当する還元力の増加をもたらす酵素量に相当する。
基質溶液の調製
あらかじめバレイショデンプン約1gを精密に量り、105°で2時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物1gに対応するバレイショデンプンを正確に量り、3角フラスコに入れ、水20mLを加えてよく振り混ぜながら徐々に2mol/L水酸化ナトリウム試液5mLを加えてのり状とし、水浴中で振り混ぜながら3分間加熱した後、水25mLを加え、冷後2mol/L塩酸試液で正確に中和し、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液10mLを加え、更に水を加えて正確に100mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が0.4から0.8でんぷん糖化力単位となるように、水又は試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.1mol/L乳酸塩緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。必要ならば、ろ過又は遠心分離を行う。基質溶液10mLを正確に量り、直径30mmの試験管に入れ、37±
0.5゜で十分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加え、直ちに振り混ぜ、37±
0.5゜で正確に十分間放置する。次に、フェーリング試液のアルカリ性酒石酸塩液2mLを加えて直ちに振り混ぜ、更にフェーリング試液の銅液2mLを正確に加え、軽く振り混ぜた後、試験管の口に漏斗をのせ、水浴中で正確に15分間加熱し、直ちに流水で25゜以下に冷却する。さらに、濃ヨウ化カリウム試液2mL及び薄めた硫酸(1→6)2mLを加え、遊離したヨウ素を直ちに0.05mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬 溶性デンプン試液1から2滴)。この場合において、滴定の終点は、液の青色が消えたときとし、その滴定量をAmLとする。別に基質溶液10mLの代わりに水10mLをとり、以下同様の方法で操作し、その滴定量をBmLとする。
1g中のでんぷん糖化力単位=(B―A)×1.6×(1/10)×(1/W)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
○8 フィチン酸分解力試験法
フィチン酸分解力試験法は、フィチン酸にフィターゼが作用するときに、加水分解によって生成されるリン酸イオンの量により、飼料添加物中のフィターゼの量を測定する方法であり、その単位は、フィチン酸分解力単位で示す。
1フィチン酸分解力単位は、フィターゼがフィチン酸に37°で作用するとき、反応初期の1分間に1マイクロモルのリン酸を遊離させる酵素量に相当する。
基質溶液の調製
あらかじめフィチン酸ナトリウムをデシケーター(シリカゲル)中で24時間以上乾燥し、その0.271gを正確に量り、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.2mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液約50mLを加えて溶かし、0.2mol/L酢酸試液を加えpH5.5に調整後、同緩衝液で正確に100mLとする。反応停止発色液の調製
0.01mol/Lモリブデン酸アンモニウム試液1容量に、2.5mol/L硫酸試液1容量とアセトン2容量を加え、よく振り混ぜ直ちに氷中で冷却する。反応停止発色液は用時製する。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が0.04から0.06フィチン酸分解力単位となるように、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.005mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、必要があれば、ろ過して試料溶液とする。基質溶液0.5mLを正確に量り、10mLの丸底遠沈管又は試験管に入れ、37±
0.5°に加温する。この基質溶液に、別に37±
0.5°に加温した試料溶液0.5mLを正確に加え、直ちに振り混ぜ、37±
0.5°で正確に十分間放置する。その後、氷中で冷却した反応停止発色液2mLを正確に加えてよくかき混ぜ、更に1mol/Lクエン酸試液0.1mLを正確に加えてよくかき混ぜる。この液につき、5分以内に水を対照液として波長380nmにおける吸光度ODTを測定する。別に、試料溶液0.5mLを正確に量り、氷中で冷却した反応停止発色液2mLを正確に加えてよくかき混ぜた後、基質溶液0.5mLを正確に加えてよくかき混ぜ、1mol/Lクエン酸試液0.1mLを正確に加え、更によくかき混ぜる。以下同様の方法で操作して吸光度ODTBを測定する。
1g中のフィチン酸分解力単位=(ODT―ODTB)×F×2×(1/10)×(1/W)×Z
F:検量線から求めた吸光度差一に対応するリン酸イオン濃度(μmol/mL)
W:試料採取量(g)
Z:希釈倍率
検量線の作成
リン酸2水素カリウムをデシケーター(シリカゲル)中で24時間以上乾燥し、その0.680gを正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。この液1mL、2mL、3mL及び4mLを正確に量り、それぞれに水を加えて正確に50mLとする。それぞれの液1mLを正確に量り、氷中で冷却した反応停止発色液2mLを正確に加えてよくかき混ぜ、更に1mol/Lクエン酸試液0.1mLを正確に加えてよくかき混ぜる。この液につき、水を対照液として波長380nmにおける吸光度ODS1、ODS2、ODS3及びODS4を測定する。別に、水1mLを正確に量り、氷中で冷却した反応停止発色液2mLを正確に加えてよくかき混ぜ、更に1mol/Lクエン酸試液0.1mLを正確に加えてよくかき混ぜる。この液につき、水を対照液として波長380nmにおける吸光度ODSBを測定する。リン酸イオン濃度を横軸に吸光度差(ODS1―ODSB)、(ODS2―ODSB)、(ODS3―ODSB)及び(ODS4―ODSB)を縦軸にとり、検量線を作成する。
○9 ペクチン液化力試験法
ペクチン液化力試験法は、ペクチンにペクチナーゼが作用するときに、ペクチンの全体的低分子化に伴つて低下するペクチンの粘度により、飼料添加物中のペクチンの量を測定する方法であり、その単位は、ペクチン液化力単位で示す。
1ペクチン液化力単位は、ペクチナーゼが1%のペクチン溶液に、37゜で十分間作用するとき、その粘度を半減させる酵素量に相当する。
装置
測定装置として図に示す粘度計を用いる。
図 (略)
基質溶液の調製
あらかじめペクチン約1gを精密に量り、105°で2時間乾燥し、その減量を測定する。その乾燥物2.0gに対応するペクチンを正確に量り、水50mLを加えて加温して溶かし、冷後、水を加えて正確に100mLとする。
操作法
試料適量をそれぞれ精密に量り、1mL当たりの濃度が約0.5ペクチン液化力単位、約1.0ペクチン液化力単位及び約2.0ペクチン液化力単位となるように、試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.2mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液を加えて溶かし、試料溶液A、B及びCとする。
基質溶液5mL及び試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.2mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液4mLを粘度計の管Dから球Aに入れ、37±
0.5゜の水浴中に十分間放置した後、試料溶液A1mLを加え、直ちによく振り混ぜ、37±
0.5゜の水浴中に十分間放置する。粘度計の管Eから静かに吸引して液面を球Cの中心部まで引き上げた後、吸引をやめ、直ちに重力により流下させ、液面が球Bの上の標線から下の標線まで流下するのに要する時間ta1を測定する。別に水5mL及び試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.2mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液4mLを粘度計の管Dから球Aに入れ、37±
0.5゜の水浴中に十分間放置した後、試料溶液A1mLを加え、直ちによく振り混ぜ、37±
0.5゜の水浴中に正確に十分間放置する。以下同様の方法で粘度計を操作して、流下時間ta2を測定し、TA(ta1―ta2)を求める。次に、別に試料溶液B及びCにつき、試料溶液Aと同様の方法で操作し、TB(tb1―tb2)及びTC(tc1―tc2)を求める。
さらに、別に基質溶液5mL及び試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.2mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液5mLを粘度計の管Dから球Aに入れ、直ちによく振り混ぜ、37±
0.5゜の水浴中に十分間放置する。以下同様の方法で粘度計を操作して、流下時間t01を測定する。別に水5mL及び試料の最大酵素活性を示すpHに調整した0.2mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液5mLを粘度計の管Dから球Aに入れ、直ちによく振り混ぜ、37±
0.5゜の水浴中に十分間放置する。以下同様の方法で粘度計を操作して、流下時間t02を測定し、To(t01―t02)を求める。
片対数グラフの縦軸にTA、TB及びTCを、横軸(対数尺)に試料溶液A、B及びCそれぞれの1mL中に含まれる試料の量(g)をとり、T0/2に対応する試料の量W(g)を求める。
1g中のペクチン液化力単位=1/W
○10 ペクチン糖化力試験法
ペクチン糖化力試験法は、ペクチンにペクチナーゼが作用するときに、加水分解に伴つて増加する還元力により、飼料添加物中のペクチンの量を測定する方法であり、その単位は、ペクチン糖化力単位で示す。
1ペクチン糖化力単位は、ペクチナーゼがペクチンに40゜で作用するとき、反応初期の一時間に1マイクロモルのガラクツロン酸に相当する還元力の増加をもたらす酵素量に相当する。
基質溶液の調製
ペクチン0.65gを正確に量り、試料の最大酵素活性を示すpHに調整したクエン酸塩緩衝液に徐々に加えながら激しく振り混ぜて溶かし、更に同緩衝液を加えて正確に100mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が25から35ペクチン糖化力単位となるように、試料の最大酵素活性を示すpHに調整したクエン酸塩緩衝液を加えて溶かし、試料溶液とする。試料が完全に溶けない場合には、時々かき混ぜながら一時間放置した後、遠心分離し、その上澄液を試料溶液とする。基質溶液10mLを正確に量り、100mLのヨウ素フラスコに入れ、40±
0.2゜の水浴中に5分間放置した後、試料溶液1mLを正確に加えてよく振り混ぜ、直ちに40±
0.2゜の水浴中で正確に一時間放置する。次に、炭酸ナトリウム試液2.5mLを加えてよく振り混ぜ、更に0.1mol/Lヨウ素液5mLを正確に加えてよく振り混ぜ、40分間暗所に放置した後、薄めた硫酸(12→100)5mLを加え、よく振り混ぜ、直ちに0.01mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬 デンプン試液1mL)。この場合において、滴定の終点は、液の青色が消えたときとし、その滴定量をAmLとする。別に基質溶液10mLを正確に量り、100mLのヨウ素フラスコに入れ、炭酸ナトリウム試液2.5mLを加えてよく振り混ぜた後、試料溶液1mLを正確に加え、よく振り混ぜ、更に0.1mol/Lヨウ素液5mLを正確に加えてよく振り混ぜ、以下同様に操作し、その滴定量をBmLとする。
1g中のペクチン糖化力単位=〔(B―A)×2―3〕×0.01×513×(1/W)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
○11 ラクターゼ試験法
ラクターゼ試験法は、o―ニトロフェニル―β―D―ガラクトピラノシドにラクターゼが作用するときに、加水分解によつて生成されるo―ニトロフェノールの量により、飼料添加物中のラクターゼの量を測定する方法であり、その単位はラクターゼ単位で示す。
1ラクターゼ単位は、ラクターゼがo―ニトロフェニル―β―D―ガラクトピラノシドに30゜で作用するとき、反応初期の1分間に1マイクロモルのo―ニトロフェニル―β―D―ガラクトピラノシドが加水分解する酵素量に相当する。
基質溶液の調製
o―ニトロフェニル―β―D―ガラクトピラノシド0.172gを正確に量り、試料の最大酵素活性を示すpHに調整したマッキルベイン緩衝液に溶かして正確に100mLとする。
操作法
試料適量を精密に量り、1mL当たりの濃度が0.05〜0.08ラクターゼ単位となるように水を加えて溶かし、試料溶液とする。試料が完全に溶けない場合には、時々かき混ぜながら一時間放置した後、遠心分離し、その上澄液を試料溶液とする。基質溶液3.5mLを正確に量り、30゜に加温し、試料溶液0.5mLを正確に加え、30゜で正確に十分間放置した後、炭酸ナトリウム試液1mLを正確に加え振り混ぜ、この液につき波長420nmにおける吸光度ATを測定する。別に基質溶液3.5mLを正確に量り、30゜に加温し、炭酸ナトリウム試液1mLを正確に加えてよく振り混ぜた後、更に試料溶液0.5mLを正確に加え、30゜で正確に十分間放置し、この液につき、同様に吸光度AT′を測定する。
1g中のラクターゼ単位=((AT−AT′)/0.90)×(1/10)×(2/W)
W:試料溶液1mL中の試料の量(g)
(15) 1,4―ジオキサン試験法
1,4―ジオキサン試験法は、乳化剤中に混在する1,4―ジオキサンの限度試験である。
装置
図に示すものを用いる。
図 (略)
A:マノメーター
B:2方コック
C:3方コック
D:濃縮管(石英ガラス製で正確に0.9mL又はそれ以上の蒸留物を測定し、正確に2.0mLに希釈できるように目印をつける。)
E:ナス型フラスコ
F:真空トラップ管
操作法
試料約20gを精密に量り、ナス型フラスコEに入れる。試料が半固体又はワックス状の場合は、水浴上で加熱し液状とした後入れる。これに、試料が結晶状の場合は1.5mLの水、また、液状、半固体及びワックス状の場合は1.0mLの水を加える。なお、試料の水分含量が多い場合は、水の絶対量が1.0〜1.5mLとなるように調整する。マグネチックスターラーを用いて水と試料をよくかき混ぜた後、フラスコEを氷浴中に浸し、約1分間冷却する。次に、フラスコEと濃縮管Dを接続する管にリボンヒーターを巻き、約10〜15Vの電圧で通電する。フラスコE及び濃縮管Dを蒸留装置に取り付け、各々のジョイントに、高圧真空用シリコングリースを塗布する。真空トラップ管Fを、液体窒素を満たしたデュワーびんに浸し、コックBを閉じ、次にコックCを開いて真空ポンプを作動させる。フラスコEをドライアイス・メタノール浴に約十分間浸し、真空度が0.007kPa以下になつたとき、コックBを20秒間開き、再び閉じる。ドライアイス・メタノール浴を除き、約1分間室温に放置した後、20〜25°の水浴中に約5分間浸す。水浴の温度を35〜40°に上げ(大部分の試料が液状になる。)、マグネチックスターラーを用いて試料を完全に溶解させた後、氷水中で2分間冷却する。次に、水浴をドライアイス・メタノール浴に取り替えて約十分間浸し、内容物を凍結させ、コックBを20秒間開き、再び閉じる。ドライアイス・メタノール浴を除いて水浴中に浸し、水浴の温度を45〜50°に上げ、試料が完全に溶解するまでかくはんする。このとき、フラスコEと濃縮管Dとの連結管に濃縮物が認められる場合は、リボンヒーターの電圧をゆつくり上げ、濃縮物が消失するまで加熱する。更に、試料をかくはんしながら、濃縮管Dを液体窒素を満たしたデュワーびんに破損しないように注意してゆつくり浸す。水が管中で蒸留を始め、濃縮管Dに氷ができれば、氷の面のやや下に液体窒素面を保つようにデュワーびんを少しずつ上げていく。濃縮管Dの首まで水が凍るか、又は濃縮管Dの2.0mLの目盛まで液体窒素面を上げたときに、デュワーびんを除き、室温で氷を溶かす。氷が溶けた後、蒸留された水の量が0.9mL以上になるまで冷却と加温を連続して繰り返す。濃縮管Dを再び2分間冷却して内容物を凍結させ、コックCを開いて真空を解除した後、真空ポンプを停止し、コックBを開く。濃縮管Dを取り外し、栓をして室温で氷を溶かす。濃縮管Dに水を加えて正確に2.0mLとした後、均一になるまでかくはんして試料溶液とする。試料溶液及び1,4―ジオキサン測定用標準溶液につき、次の条件でガスクロマトグラフ法により試験を行い、各々のピーク高さを測定する。
操作条件
検出器:水素炎イオン化検出器
カラム:内径3mm、長さ2.0mのガラス管又はステンレス管に149〜177μmのガスクロマトグラフ用多孔性アクリロニトリルジビニルベンゼン重合体又はこれと同等のものを充てんする。
カラム温度:140〜150°の一定温度
キャリアガス及び流量:ジオキサンが約40分後に現われるように窒素の流量を調節する。
1,4―ジオキサン測定用標準溶液の調製
ジオキサン1.000gを正確に量り、水を加えて正確に100mLとする。この液を1mL正確に量り、水を加えて正確に100mLとする。冷所に保存し、1週間以内に使用する。
(16) 重金属試験法
重金属試験法は、試料中に混在する重金属の限度試験である。この重金属とは、酸性で硫化ナトリウム試液によつて呈色する金属性混在物をいい、その量は鉛(Pb)の量として表わす。
各条には、重金属(Pbとして)の限度をppmで( )内に付記する。
操作法
検液及び比較液の調製法は、別に規定する場合を除き、次の方法による。
○1 第1法
各条に規定する量の試料をネスラー管にとり、水適量を加えて溶かし、40mLとする。これに希酢酸2mL及び水を加えて50mLとし、検液とする。
比較液は各条に規定する量の鉛標準液をネスラー管にとり、希酢酸2mL及び水を加えて50mLとする。
○2 第2法
各条に規定する量の試料を石英製又は磁製のるつぼに量り、ゆるくふたをし、弱く加熱して炭化する。冷後、硝酸2mL及び硫酸5滴を加え、白煙の生じるまで注意して加熱した後、500〜600°で強熱し、灰化する。冷後、塩酸2mLを加え、水浴上で蒸発乾固し、残留物を塩酸3滴で潤し、熱湯10mLを加えて2分間加温する。次にフェノールフタレイン試液1滴を加え、アンモニア試液を液が微赤色となるまで滴加し、希酢酸2mLを加え、必要ならばろ過し、水10mLで洗い、ろ液及び洗液をネスラー管に入れ、水を加えて50mLとし、検液とする。
比較液は硝酸2mL、硫酸5滴及び塩酸2mLを水浴上で蒸発し、さらに砂浴上で蒸発乾固し、残留物を塩酸3滴で潤し、以下検液の調製法と同様に操作し、各条に規定する量の鉛標準液及び水を加えて50mLとする。
○3 第3法
各条に規定する量の試料を石英製又は磁製のるつぼに量り、初めは注意して弱く加熱し、次いで強熱して灰化する。冷後、王水1mLを加え、水浴上で蒸発乾固し、残留物を塩酸3滴で潤し、熱湯10mLを加えて2分間加温する。次にフェノールフタレイン試液1滴を加え、アンモニア試液を液が微赤色となるまで滴加し、希酢酸2mLを加え、必要ならばろ過し、水10mLで洗い、ろ液及び洗液をネスラー管に入れ、水を加えて50mLとし、検液とする。
比較液は王水1mLを水浴上で蒸発乾固し、以下検液の調製法と同様に操作し、各条に規定する量の鉛標準液及び水を加えて50mLとする。
検液の試験は、別に規定する場合を除き、次の方法による。
検液及び比較液に硫化ナトリウム試液1滴ずつを加えて混和し、5分間放置した後、両管を白色の背景を用い、上方又は側方から観察して液の色を比較する。
このとき検液の呈する色は、比較液の呈する色より濃くてはならない。
(17) 水分定量法(カールフィシャー法)
水分定量法は、メタノール及びピリジンの存在で、水がヨウ素及び2酸化イオウと次の式に示すように定量的に反応することを利用して水分を定量する方法である。
H
2
O+I
2
+SO
2
+3C
5
H
5
N=2(C
5
H
5
N+H)I−+C
5
H
5
N・SO
3
C
5
H
5
N・SO
3
+CH
3
OH=(C
5
H
5
N+H)O−SO
2
・OCH
3
装置
通例、自動ビュレット2本、滴定フラスコ(250mL)、かき混ぜ器及び定電圧電流滴定装置からなる。カールフィシャー試液は吸湿性が非常に強いので、装置は外部からの吸湿を防ぐようにする。防湿には、シリカゲル又は塩化カルシウム(水分測定用)等を用いる。
試薬・試液
カールフィシャー用メタノール メタノール1,000mLにマグネシウム末5gを加え、水分吸収管(水分測定用塩化カルシウム)を付けた還流冷却器を装置して加熱し、必要ならば、塩化第2水銀0.1gを加えて反応を促進させる。ガスの発生がやんだ後、湿気をさえぎつてメタノールを蒸留し、湿気を避けて保存する。本品1mL中の水分は0.5mg以下とする。
カールフィシャー用ピリジン ピリジンに水酸化カリウム又は酸化バリウムを加え、密せんして数日間放置した後、そのまま湿気をさえぎつて蒸留し、湿気を避けて保存する。本品1mL中の水分は1mg以下とする。
カールフィシャー試液
調製 ヨウ素63gをカールフィシャー用ピリジン100mLに溶かし、氷冷し、乾燥2酸化イオウを通じ、その増量が32.3gに達したとき、2酸化イオウを通じることをやめ、カールフィシャー用メタノールを加えて500mLとし、24時間以上放置した後用いる。この試液は日時の経過とともに変化するので用時標定する。しや光して湿気を避け、冷所に保存する。
標定 操作法に従い、カールフィシャー用メタノール25mLを乾燥滴定フラスコにとる。これをあらかじめカールフィシャー試液で終点まで滴定してフラスコ内を無水の状態にしておく。次に水約50mgを精密に量り、速やかに滴定フラスコに入れ、激しくかき混ぜながら、カールフィシャー試液で終点まで滴定する。カールフィシャー試液の1mLに対応する水(H
2
O)のmg数fを次の式によつて求める。
f=水(H
2
O)の採取量(mg)/水(H
2
O)の滴定に要したカールフィシャー試液の量(mL)
水・メタノール標準液
調製 カールフィシャー用メタノール500mLを1,000mLの乾燥メスフラスコにとり、水2.0mLを加え、カールフィシャー用メタノールを加えて1,000mLとする。
この標準液の標定は、カールフィシャー試液の標定に続いて行う。しや光して湿気を避け、冷所に保存する。
標定 操作法に従い、カールフィシャー用メタノール25mLを乾燥滴定フラスコにとる。これをあらかじめカールフィシャー試液で終点まで滴定してフラスコ内を無水の状態にしておく。次にカールフィシャー試液10mLを正確に加え、調製した水・メタノール標準液で終点まで滴定する。水・メタノール標準液1mL中の水(H
2
O)のmg数f
′
を次の式によつて求める。
′
=(f×10)/滴定に要した水・メタノールの標準液の量(mL)
操作法
カールフィシャー試液による滴定は湿気を避けて行い、原則として、これを標定したときの温度と同一の温度で行う。被滴定液中に2本の白金電極を浸し、可変抵抗器を適当に調節して一定の電流(5〜10マイクロアンペア)を流しておき、カールフィシャー試液を滴加すると、滴定の進むにつれて回路中のマイクロアンメーターの針が大きく振れ、数秒で再び元の位置に戻る。滴定の終点に達すると、マイクロアンメーターの振れ(50〜150マイクロアンペア)が30秒間又はそれ以上の間持続する。この状態になつたときを滴定の終点とする。ただし、逆滴定の場合、カールフィシャー試液が過量に存在する間はマイクロアンメーターの針が振り切れ、終点に達すると急に元の位置に戻る。マイクロアンメーターの代わりにマジックアイ付電位差針を用いることもできる。
カールフィシャー試液による滴定は、別に規定する場合を除き、次のいずれかの方法による。終点は、通例、逆滴定を行う場合の方が明瞭に判別できる。
○1 直接滴定
別に規定する場合を除き、次の方法による。カールフィシャー用メタノール25mLを乾燥滴定フラスコにとり、これをあらかじめカールフィシャー試液で終点まで滴定して、フラスコ内を無水の状態にしておく。次に水分10〜50mgを含むような量の試料を精密に量り、速やかに滴定フラスコに入れ、かき混ぜて溶かし、激しくかき混ぜながらカールフィシャー試液で終点まで滴定する。試料が溶剤に溶けないときは手早く粉末とし、その重量を計り、速やかに滴定フラスコに入れ、湿気を避けて30分間かき混ぜた後、激しくかき混ぜながら滴定を行う。
水(H
2
O)%=((試液の滴定に要したカールフィシャー試液の量(mL)×f)/試料の量(mg))×100
○2 逆滴定
別に規定する場合を除き、次の方法による。
カールフィシャー用メタノール25mLを乾燥滴定フラスコにとり、これをあらかじめカールフィシャー試液で終点まで滴定し、フラスコ内を無水の状態にしておく。次に水分10〜50mgを含むような量の試料を精密に量り、速やかに滴定フラスコに入れ、過量のカールフィシャー試液の一定量を加え、かき混ぜて溶かし、激しくかき混ぜながら水・メタノール標準液で終点まで滴定する。試料が溶剤に溶けないときは、手早く粉末とし、その重量を量り、速やかに滴定フラスコに入れ、過量のカールフィシャー試液の一定量を加え、湿気を避けて30分間かき混ぜた後、激しくかき混ぜながら滴定を行う。
水(H
2
O)%=((カールフィシャー試液の量(mL)×f−滴定に要した水・メタノール標準液の量(mL)×
′
)/試料の量(mg))×100
(18) 生菌剤試験法
生菌剤試験法は、微生物学的方法又は化学的方法によつて試料中の生菌の同定を行う試験法である。この試験に使用する水、試薬・試液及び計量器・用器は必要に応じ無菌のものを用いる。培地の種類並びにその組成及びpH
別に規定する場合を除き、次の表に掲げる組成及びpHを有するものを使用する。ただし、培地の成分として単にペプトンと記載してある場合は、カゼイン製ぺプトンを用いても差し支えない。培地のpHの調整は、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は1mol/L塩酸試液を用い、滅菌後のpHが所定のものとなるようにする。
培地の組成及びpH
|
培地1,000mLの組成 |
培地番号 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
|
カゼイン製ペプトン(g) |
5 |
20 |
20 |
10 |
5 |
17 |
|
10 |
15 |
|
|
プロテオーゼペプトン(g) |
10 |
|
|
|
|
|
|
10 |
|
|
|
大豆ペプトン(g) |
3 |
|
|
|
|
3 |
|
3 |
5 |
|
|
ペプトン(g) |
|
|
|
|
|
|
10 |
|
|
|
|
肉エキス(g) |
2.4 |
10 |
10 |
5 |
|
|
5 |
2.2 |
|
|
|
塩化ナトリウム(g) |
0.01 |
1.5 |
1.5 |
5 |
0.01 |
5 |
|
3 |
5 |
5 |
|
酵母エキス(g) |
5 |
2.2 |
2.2 |
|
5 |
|
|
5 |
|
|
|
肝臓エキス(g) |
3.2 |
|
|
|
|
|
|
1.2 |
|
|
|
ブドウ糖(g) |
10 |
|
|
|
2 |
2.5 |
10 |
|
|
|
|
乳糖(g) |
|
20 |
20 |
|
|
|
|
|
|
|
|
ポリソルベート80(mL) |
1 |
1 |
|
|
|
|
|
1 |
|
|
|
可溶性デンプン(g) |
0.5 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
リン酸2水素カリウム(g) |
1 |
|
|
|
0.5 |
|
|
2.5 |
|
|
|
リン酸1水素カリウム(g) |
1 |
|
|
|
0.5 |
2.5 |
|
|
|
|
|
硫酸マグネシウム(g) |
0.2 |
|
|
|
0.3 |
|
|
|
|
|
|
硫酸第1鉄(g) |
0.01 |
|
|
|
0.01 |
|
|
|
|
|
|
硫酸マンガン(g) |
0.007 |
|
|
|
0.01 |
|
|
|
|
|
|
硫酸亜鉛(g) |
|
|
|
|
0.001 |
|
|
|
|
|
|
硫酸コバルト(g) |
|
|
|
|
0.001 |
|
|
|
|
|
|
硫酸銅(g) |
|
|
|
|
0.001 |
|
|
|
|
|
|
L―システイン塩酸塩1(g)水和物 |
0.5 |
|
|
|
|
|
|
0.3 |
|
|
|
シリコン(g) |
0.2 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
消化血清(g) |
|
|
|
|
|
|
|
13.5 |
|
|
|
チオグリコール酸(g)ナトリウム |
|
|
|
|
|
|
|
0.3 |
|
|
|
牛心臓抽出液(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
500 |
|
トリプトース(g) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
10 |
|
ブロムクレゾールパープル試液(mL) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1 |
|
カンテン(g) |
15 |
|
15 |
15 |
15 |
20 |
|
|
15 |
|
|
水 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
適量 |
|
滅菌後のpH |
7.1〜7.3 |
6.9〜7.1 |
6.9〜7.1 |
6.9〜7.1 |
5.9〜6.1 |
7.2〜7.4 |
6.4〜7.0 |
7.2〜7.4 |
7.2〜7.4 |
7.3〜7.5 |
|
注 |
|
1)1号培地及び9号培地は滅菌後、100mLに対して馬脱繊維血液5mLを加えたものを使用する。 |
|
2)5号培地のpH調整は、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は希硫酸を用いる。 |
○1 染色法
染色法は、生菌を適当な染色液を用いて染色し、生菌の性状、形状及び芽胞の有無を判定する試験法である。
(i) グラム染色法 次の2つの方法のいずれか適当な方法を用いる。
ア HUCKERの変法
スライドグラス上に塗抹し、固定した試料にフッカーの染色液2滴を加え、30から60秒間放置して染色した後、スライドグラスを軽く振つて液をきる。次に、ルゴール液を十分に加え、60秒間放置した後、水洗し、ろ紙で水を吸収する。スライドグラスを軽く動かしながら、脱色液として無水エタノール又はエタノール・アセトン混液(7:3)を用いて洗液がほぼ無色になるまで脱色する。さらに、水洗し、ろ紙で水を吸収する。これにサフラニン溶液(1→200)2滴を加え、60秒間放置し、後染色(対比染色)した後、水洗し、乾燥する。
イ Lillieの変法
スライドグラス上に塗抹し、固定した試料にリリーの染色液2滴を加え、30秒間放置して染色した後、スライドグラスを軽く振つて液をきる。次に、ヨウ素・ルゴール試液で数回洗つた後、ヨウ素・ルゴール試液3滴を加え、30秒間放置する。ヨウ素・アセトン試液で十分に洗い流した後、ヨウ素・アセトン試液3滴を加え、30秒間放置する。次いで水洗し、ろ紙で水を吸収する。これに弱石炭酸フクシン液2滴を加え、30秒間放置し、後染色(対比染色)した後、水洗し、乾燥する。
(ii) 芽胞染色法 WIRTZの法(SCHAEFFER―FULTONの変法)
スライドグラス上に塗抹し、固定した試料にマラカイトグリーン溶液(1→20)で1から3分間、加温又は加熱して染色した後、約30秒間水洗し、乾燥する。乾燥した塗抹面にサフラニン溶液(l→200)1から3滴を加え、15から30秒間染色した後、水洗し、乾燥する。
○2 糖分解能力試験法
糖分解能力試験法は、生菌を培養して培養液のpHを測定等することにより生菌の糖の分解能力の有無を判定する試験法である。次の2つの方法のいずれか適当な方法を用いる。
(i) 第1法
各条に規定する培地に生じた集落を白金耳でとり、8号培地10mL及び各条に規定する糖の水溶液(3→10)をろ過滅菌した後、ろ液0.3mLを加えた8号培地10mLにそれぞれ接種し、36から38゜で7日間嫌気培養し、対照溶液及び試料溶液とする。pH測定法により対照溶液及び試料溶液のpHを測定し、対照溶液のpHから試料溶液のpHを引いた値が1未満のときを陰性、1以上のときを陽性とする。
(ii) 第2法
各条に規定する培地に生じた集落を白金耳でとり、各条に規定する糖の水溶液(3→10)をろ過滅菌した後、ろ液0.1mLを加えた10号培地3mLに接種し、36から38゜で7日間培養し、試料溶液とする。
別に、陰性対照として10号培地3mLに、陽性対照としてブドウ糖溶液(3→10)をろ過滅菌した後、ろ液0.1mLを加えた10号培地3mLにそれぞれ菌を接種し、同様の操作を行う。
試料溶液が青紫色を呈した場合を陰性、黄色を呈した場合を陽性とする。同時に、陰性対照が青紫色を、陽性対照が黄色を呈することを確認する。
○3 乳酸生成能力試験法
乳酸生成能力試験法は、生菌を培養して培養液中の乳酸を測定することにより生菌の乳酸の生成能力の有無を判定する試験法である。試料溶液及び標準溶液の調製
別に規定する場合を除き、次の方法による。
各条に規定する試料原液又は培地に生じた集落を白金耳でとり、2号培地10mLに接種し、36から38゜で7日間培養し、試料原液とする。別に、乳酸1.0mLに水を加え100mLとし、これを標準原液とする。試料原液0.5mL及び標準原液0.5mLにそれぞれ薄めた硫酸(1→2)0.2mL及びメタノール1.0mLを加え、60゜で30分間加熱した後、直ちに冷却する。これに水0.5mL及びクロロホルム0.25mLをそれぞれ加え、緩やかに20回、転倒混和した後静置し、下層を試料溶液及び標準溶液とする。
ただし、エンテロコッカス フェカーリス、エンテロコッカス フェシウム及びバチルス コアグランスは好気培養し、ラクトバチルス アシドフィルス及びラクトバチルス サリバリウスは嫌気培養する。
操作法
試料溶液及び標準溶液各1μLにつき次の条件でガスクロマトグラフ法により試験を行うとき、試料溶液から得たピークの保持時間は、標準溶液から得たピークの保持時間に一致する。
操作条件
検出器:水素炎イオン化検出器
カラム:内径約3mm、長さ1から2mのガラス管に149から177μmのFFAP(10%)及びリン酸(1%)を含むケイソウ土白色担体又はこれと同等のものを充てんする。
キャリアーガス:窒素
燃料ガス:水素
助燃ガス:空気
流量:乳酸メチルのピークが適当な時間で完全に分離するように調整する。
カラム槽温度:170゜
試料導入部温度:210゜
検出器槽温度:220゜
○4 酪酸生成能力試験法
酪酸生成能力試験法は、生菌を培養して培養液中の酪酸を測定することにより生菌の酪酸の生成能力の有無を判定する試験法である。試料溶液及び標準溶液の調整
各条に規定する試料原液又は培地に生じた集落を白金耳でとり、7号培地10mLに接種し、36から38゜で7日間嫌気培養し、試料原液とする。別に、酪酸1.0mLにジエチルエーテルを加え100mLとし、これを標準原液とする。試料原液0.5mL及び標準原液0.5mLにそれぞれ薄めた硫酸(1→2)0.1mL及びジエチルエーテル0.5mLを加え、緩やかに20回、転倒混和した後静置し、上層を試料溶液及び標準溶液とする。
操作法
試科溶液及び標準溶液各1μLにつき次の条件でガスクロマトグラフ法により試験を行うとき、試料溶液から得たピークの保持時間は、標準溶液から得たピークの保持時間に一致する。
操作条件
検出器:水素炎イオン化検出器
カラム:内径約3mm、長さ1から2mのガラス管に149から177μmのFFAP(10%)及びリン酸(1%)を含むケイソウ土白色担体又はこれと同等のものを充てんする。
キャリアーガス:窒素
燃料ガス:水素
助燃ガス:空気
流量:酪酸のピークが適当な時間で完全に分離するように調整する。
カラム槽温度:170゜
試料導入部温度:210゜
検出器槽温度:220゜
(19) 生菌剤定量法
生菌剤定量法は、微生物学的方法によつて試料中の生菌の菌数の測定を行う試験法である。この試験に使用する水、試薬・試液及び計量器・用器は必要に応じ無菌のものを用いる。
希釈液
希釈液は、次に掲げる組成及びpHを有するものを滅菌して使用する。
1号希釈液(pH7.D0)
カゼイン製ペプトン1g及び塩化ナトリウム5gに水約750mLを加えて溶かし、pHを6.9から7.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
2号希釈液(pH7.0)
リン酸2水素カリウム4.5g、リン酸1水素ナトリウム12水塩6g、ポリソルベート80 0.5g、L―システイン塩酸塩1水和物0.5g及びカンテン0.5gに水約75OmLを加えて溶かし、pHを6.9から7.一に調整した後、更に水を加えて1,000mLとする。
培地の種類並びにその組成及びpH
(18)の生菌剤試験法の項を準用する。
試料溶液の調製
別に規定する場合を除き、次の方法による。
本品約1gを精密に量り、希釈液を正確に50mLを加えてよく振り混ぜ、試料原液とする。この原液1mLを正確に量り、別に正確に量つた希釈液9mLに加え、10倍に希釈する。この操作を繰り返し、1mL中に生菌を30から300個を含む濃度に又は300から3,000個含む濃度に調製し、試料溶液とする。
なお、必要に応じて希釈時に界面活性剤を用いる。
操作法
試料溶液が1mL中に生菌を30から300個含む濃度の場合は第1法を、1mL中に生菌を300から3,000個含む濃度の場合は第2法を用いる。
○1 第1法
試料溶液1mLずつを5枚のペトリ皿に入れ、これに50゜に保つた試験用寒天培地を20mLずつ加えて直ちに混和し、固化させる。必要があれば、ペトリ皿の底に試験用寒天培地で基層を作り、上記操作を行つた後、更に試験用寒天培地を加えて重層とする。これを36から38゜で各条に規定する期間培養して出現した集落を数え、平均集落数を求める。
試料1g中の生菌数=(平均集落数×希釈倍率×50)/試料採取量(g)
希釈倍率:10倍希釈法による希釈倍数
○2 第2法
あらかじめ試験用寒天培地を20mLずつ加えて固化させた5枚のペトリ皿に試料溶液0.1mLずつを入れて塗布する。これを各条に規定する温度で各条に規定する期間培養して出現した集落数を数え、平均集落数を求める。
試料1g中の生菌数=(平均集落数×希釈倍率×500)/試料採取量(g)
希釈倍率:10倍希釈法による希釈倍数
(20) 赤外吸収スペクトル測定法
赤外吸収スペクトル測定法は、赤外線が試料を通過するときに吸収される度合を、各波数(波長)について測定する方法である。赤外吸収スペクトルは横軸に波数(波長)を、縦軸に通常透過率又は吸光度をとつたグラフで示される。赤外吸収スペクトルはその物質の化学構造によつて定まる。したがつて種々の波数(波長)における吸収を測定して物質を確認又は定量することができる。
装置
複光束式赤外分光光度計を用いる。
あらかじめ分光光度計を調整した後、測定を行う。特に透過率の直線性は20から80%の間で偏差が1%以内、透過率の再現性は2回繰り返し測定し±
0.5%、波数の再現性は波数3,000cm―1付近で±
5cm―1,1,000cm―1付近で±
1cm―1以内とする。波数目盛りは、通例、ポリスチレン膜の3,060cm―1,1,601cm―1,1,029cm―1,907cm―1等の吸収帯を用いて補正する。
操作法
試料は、主な吸収帯の透過率が20から80%の範囲になるように次のいずれかの方法によつて調製する。窓板は、塩化ナトリウム、臭化カリウム、臭化ヨウ化タリウム等を使用する。
○1 臭化カリウム錠剤法
固体試料1から2mgをめのう製乳鉢で粉末とし、これに赤外用臭化カリウム100から200mgを加え、湿気を吸わないように注意し、速やかによくすり混ぜた後、錠剤成形器に入れ、0.67kPa以下の減圧下に錠剤の単位面積(cm2)当たり5,000から10,000kgの圧力を5から8分間加えて製錠し測定する。
○2 溶液法
各条に規定する方法で調製した試料溶液を液体用固定セルに注入し測定する。補償光路側には使用した溶媒を置く。固定セルの厚さは、通例、0.1mm又は0.5mmとする。
○3 ペースト法
固定試料をめのう製乳鉢で粉末とし、流動パラフィンなどを加えてよく練り合わせ、空気が入らないように注意しながら2枚の窓板の間にはさんで測定する。
○4 液膜法
液体試料1から2滴を2枚の窓板の間にはさみ測定する。液層を厚くする必要がある場合はアルミニウム箔などを2枚の窓板の間にはさみ、その中に液体試料がたまるようにする。
○5 薄膜法
試料を薄膜のまま又は各条に規定する方法によつて薄膜とした後、測定する。
○6 気体試料測定法
試料を排気した5から10cmの長さの光路をもつ気体セルに各条に規定する圧力で入れ、測定する。必要に応じて1m以上の光路をもつ長光路セルを用いることができる。
(21) 旋光度測定法
旋光度測定法は、平面偏光が光学的活性物質又はその溶液を通過するときその偏光面を回転する角度を旋光計で測定する方法である。
旋光度αxtとは、特定の単色光x(波長又は名称で記載する。)を用い、温度t°で測定したときの旋光度を意味し、右旋性を+、左旋性を―の記号で示す。
比旋光度は、次の式で表わす。
〔α〕xt=100α/lc
t:測定時の温度
x:用いたスペクトルの特定の単色光の波長又は名称(D線を用いたときは、Dと記載する。)
α:偏光面を回転した角度
l:試料溶液の層、すなわち、測定に用いた測定管の長さ(mm)
c:溶液1mL中に存在する試料のg数である。液状試料を溶液としないで、そのまま用いたときは、その密度である。ただし、別に規定する場合を除き、この密度の代りに、その比重を用いる。
操作法
この測定は、別に規定する場合を除き、温度は20°、層長は100mm、光線はナトリウムスペクトルのD線で行う。
(22) 粗脂肪定量法
粗脂肪定量法は、試料中の脂肪その他のエーテル可溶性物質を定量する方法である。
各条に、例えば、20.0%以下(2g)と規定するものは、本品約2gを精密に量り、次の操作法により粗脂肪を定量するとき、その量が本品1gにつき200mg以下であることを示す。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
試料2から5gを精密に量り、径約2.2cm、高さ約9cmの円筒ろ紙に入れ、その上に脱脂綿を少量ずつ数回に分け軽く押さえるようにして詰める。これを95から100°の乾燥器中で2時間乾燥し、デシケーター(シリカゲル)で放冷後脂肪秤量びん(あらかじめ95から100°で乾燥し、デシケーターで放冷後重量を測定しておいたもの)を連結したソックスレー脂肪抽出装置に入れ、エーテルで抽出する。16時間抽出した後、円筒ろ紙を取り去り、脂肪秤量びん中のエーテルを回収する。
脂肪秤量びんを外して残りのエーテルを揮発させ、95から100°で3時間乾燥し、デシケーターで放冷後、その重量を精密に量る。
(23) 粗繊維定量法
粗繊維定量法は、試料を1.25%硫酸、1.25%水酸化ナトリウム液で順次処理し、セルロースその他の不溶又は難溶性の成分を定量する方法である。
各条に、例えば、5.0%以下(2g)と規定するものは、本品約2gを精密に量り、次の操作法により粗繊維を定量するとき、その量が本品1gにつき50mg以下であることを示す。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。試料2から5gを精密に量り、500mLのトールビーカーに入れ、5%硫酸溶液50mLを加え、更に水を加えて200mLとし、静置した液面に沿つてトールビーカーの外壁に標線を付しておく。次にトールビーカーを時計ざら又は冷却器で覆い、30分間激しく煮沸する。その間蒸発する水分は常時熱水を補つて硫酸の濃度を1.25%に保つ。30分経過後、酸不溶解物を0.044mmのステンレス金網(325号のふるい又はこれに相当するもの)でろ過し、酸性を呈しなくなるまで熱水で洗浄する。
酸不溶解物を水130から140mLで元のトールビーカーに移し、5%水酸化ナトリウム液50mLを加え、標線まで水を加えて200mLとし、時計ざら又は冷却器で覆い30分間激しく煮沸した後、ろ紙(あらかじめ秤量ざらに入れ、135±
2°で2時間乾燥し、デシケーター(シリカゲル)で放冷後重量を測定しておいたもの)でろ過し、ろ液がアルカル性を呈しなくなるまで熱水で洗浄し、アルコール、エーテルの順にそれぞれ3から4回洗浄した後3から4時間風乾する。
次に、この酸・アルカリ不溶解物をろ紙と共に前の秤量ざらに移し、135±
2°で2時間乾燥し、デシケーターで放冷後その重量を精密に量る。
次に、これをるつぼ(あらかじめ強熱し、デシケーターで放冷後重量を測定しておいたもの)に入れ、穏やかに加熱して炭化させた後、550から600°で2時間灰化し、デシケーターで放冷後その重量を精密に量つて粗灰分の量を求める。酸・アルカリ不溶解物の量から粗灰分の量を控除し、粗繊維の量とする。
(24) 窒素定量法
窒素定量法は、窒素を含む有機化合物を硫酸で分解し、硫酸アンモニウムとし、そのアンモニアを定量する方法である。
各条に、例えば、5.0から7.0%(ケルダール法)と規定するものは、本品の窒素約20から30mgに対応する量を精密に量り、次のケルダール法により窒素を定量するとき、その量が本品1gにつき50から70mgであることを示す。
ケルダール法
装置
図に示すものを用いる。総硬質ガラス製で、接続部はすり合わせにすることができる。装置に用いるゴムはすべて1mol/L水酸化ナトリウム試液中で10から30分間煮沸し、次に水中で30から60分間煮沸し、最後に水でよく洗つてから用いる。
図 (略)
A:ケルダールフラスコ
B:ガラス管
C:アルカリ溶液注入用漏斗
D,E:ピンチコック付ゴム管
F:しぶき止め
G:蒸留管
H:冷却管
J:受器
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
窒素(N)20から30mgに対応する量の試料を精密に量り、ケルダールフラスコAに入れ、これに硫酸カリウムの粉末5g、硫酸銅0.5g及び硫酸20mLを加える。次にフラスコを約45°に傾け、あわ立ちがほとんど止むまで静かに加熱し、更に温度を上げて沸騰させ、内容物が青色の透明な液となつた後更に1から2時間加熱する。
冷後、水適量を徐々に加えて放冷した後、あらかじめ水蒸気を通じて洗つた蒸留装置にフラスコを連結する。
受器Jには、ホウ酸溶液(1→25)20mL及びブロムクレゾールグリン・メチルレッド試液3滴を入れ、適量の水を加え、冷却器Hの下端をこの液に浸す。次に漏斗Cから水酸化ナトリウム溶液(2→5)85mLを徐々に加え、更に少量の水で洗い込み、Dの部分のピンチコックを閉じ、ケルダールフラスコを軽く揺り動かして内容物を混和した後、水蒸気を通じて留液約120mLを得るまで蒸留する。次に、冷却器の下端を受器の液面から離し、更にしばらく蒸留を続けた後、冷却器の下端を少量の水で洗い込み、0.05mol/L硫酸で滴定する。この場合において、滴定の終点は、液の緑色が微灰色を経て微灰赤紫色に変るときとする。
同様の方法で空試験を行い補正する。
0.05mol/L硫酸1mL=1.4007mgN
セミミクロケルダール法
装置
図に示すものを用いる。総硬質ガラス製で、接続部はすり合わせにすることができる。装置に用いるゴムはすべて1mol/L水酸化ナトリウム試液中で10から30分間煮沸し、次に水中で30から60分間煮沸し、最後に水でよく洗つてから用いる。
A:ケルダールフラスコ
B:水蒸気発生器で、硫酸2から3滴を加えた水を入れ、突沸を避けるために沸騰石を入れる。
C:しぶき止め
D:給水用漏斗
E:蒸気管
F:アルカリ溶液注入用漏斗
G:ピンチコック付ゴム管
H:小孔(径は管の内径にほぼ等しい。)
J:冷却器(下端は斜めに切つてある。)
K:受器
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
窒素(N:14.007)2から3mgに対応する量の試料を精密に量り、又はピペットで正確に量り、ケルダールフラスコAに入れ、これに硫酸カリウム10g及び硫酸銅1gの混合物を粉末とし、その1gを加え、フラスコの首に付着した試料を少量の水で洗い込み、さらにフラスコの内壁に沿つて硫酸7mLを加える。
次に、フラスコを振り動かしながら、強過酸化水素水1mLを少量ずつ内壁に沿つて注意して加える。フラスコを加熱し、液が青色澄明となり、フラスコの内壁に炭化物を認めなくなつたとき、加熱をやめる。必要ならば冷却した後、強過酸化水素水少量を追加し、再び加熱する。冷後、水20mLを注意しながら加えて冷却する。フラスコを、あらかじめ水蒸気を通じて洗つた蒸留装置に連結する。受器Kにはホウ酸溶液(1→25)15mL及びブロムクレゾールグリン・メチルレッド試液3滴を入れ、適量の水を加え、冷却器Jの下端をこの液に浸す。漏斗Fから水酸化ナトリウム溶液(2→5)30mLを加え、注意して水10mLで洗い込み、直ちにピンチコック付ゴム管Gのピンチコックを閉じ、水蒸気を通じて留液80から100mLを得るまで蒸留する。冷却器Jの下端を液面から離し、少量の水でその部分を洗い込み、0.005mol/L硫酸で滴定する。この場合において、滴定の終点は、液の緑色が微灰青色を経て微灰赤紫色に変わるときとする。
同様の方法で空試験を行い補正する。
0.005mol/L硫酸1mL=0.14007mgN
(25) 定性反応
定性反応は、試料の確認試験に用い、通例、その液2から5mLをとり試験を行う。
亜鉛塩
○1 亜鉛塩の中性からアルカリ性溶液に硫化アンモニウム試液又は硫化ナトリウム試液を加えるとき、帯白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、これに希酢酸を加えても溶けないが希塩酸を追加するとき、溶ける。
○2 亜鉛塩の溶液にフェロシアン化カリウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じ、この一部に希塩酸を追加しても沈殿は溶けない。また、他の一部に1mol/L水酸化ナトリウム試液を追加するとき、溶ける。
○3 亜鉛塩の溶液にリン酸を加えて酸性とし、硫酸銅溶液(1→1,000)1滴及びチオシアン酸水銀アンモニウム試液2mLを加えるとき、淡紫色の沈殿を生じる。
アルミニウム塩
○1 アルミニウム塩の溶液に塩化アンモニウム試液及びアンモニア試液を加えるとき、白色のゲル状の沈殿を生じ、過量のアンモニア試液を追加しても沈殿は溶けない。
○2 アルミニウム塩の溶液に1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えるとき、白色のゲル状の沈殿を生じ、過量の1mol/L水酸化ナトリウム試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
○3 アルミニウム塩の溶液に硫化ナトリウム試液を加えるとき、白色のゲル状の沈殿を生じ、過量の硫化ナトリウム試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
○4 アルミニウム塩の溶液に白色のゲル状の沈殿が生じるまでアンモニア試液を加え、アリザリンレッドS試液5滴を追加するとき、沈殿は赤色に変る。
アンモニウム塩
アンモニウム塩に過量の1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えて加温するとき、アンモニアのにおいを発し、このガスは潤した赤色リトマス紙を青変する。
塩化物
○1 塩化物の溶液に硫酸及び過マンガン酸カリウムを加えて加熱するとき、塩素のにおいを発し、このガスは潤したヨウ化カリウムデンプン紙を青変する。
○2 塩化物の溶液に硝酸銀試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部に過量のアンモニア試液を加えるとき、溶ける。
カリウム塩
○1 カリウム塩につき、炎色反応を行うとき、淡紫色を呈する。炎が黄色のときはコバルトガラスを通して観察すると赤紫色に見える。
○2 カリウム塩の中性溶液に酒石酸水素ナトリウム試液を加えるとき、白色の結晶性の沈殿を生じる。沈殿の生成を速くするには、ガラス棒で試験管の内壁をこする。沈殿を分取し、これにアンモニア試液、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は炭酸ナトリウム試液を加えるとき、いずれも溶ける。
○3 カリウム塩の酢酸酸性溶液にコバルチ亜硝酸ナトリウム試液を加えるとき、黄色の沈殿を生じる。
○4 カリウム塩に過量の1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えて加温しても、アンモニアのにおいを発しない(アンモニウム塩との区別)。
カルシウム塩
○1 カルシウム塩につき、炎色反応を行うとき、黄赤色を呈する。
○2 カルシウム塩の溶液に炭酸アンモニウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。
○3 カルシウム塩の溶液にシュウ酸アンモニウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、これに希酢酸を加えても溶けないが、希塩酸を追加するとき溶ける。
○4 カルシウム塩の中性溶液にクロム酸カリウム試液10滴を加え、加熱しても沈殿を生じない(ストロンチウム塩との区別)。
クエン酸塩
○1 クエン酸塩の溶液に過量の硫酸第2水銀試液を加え、沸騰するまで加熱し、過マンガンカリウム試液を加えるとき、脱色し、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、これに塩化ナトリウム試液を加えるとき、溶ける。
○2 クエン酸塩の中性溶液に等容量の希硫酸を加え、その2/3容量の過マンガン酸カリウム試液を加え、試液の色が消えるまで加熱した後、全量の1/10容量の臭素試液を滴加するとき、白色の沈殿を生じる。
○3 クエン酸塩の中性溶液に過量の塩化カルシウム試液を加えて煮沸するとき、白色の結晶性の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えても溶けない。また、他の一部に希塩酸を加えるとき、溶ける。
コハク酸塩
コハク酸塩の溶液のpHを6から7に調整し、この液に塩化第2鉄試液1mLを加えるとき、褐色の沈殿を生じる。
酢酸塩
○1 酢酸塩に、薄めた硫酸(1→2)を加えて加温するとき、酢酸のにおいを発する。
○2 酢酸塩に硫酸及び少量のエタノールを加えて加熱するとき、酢酸エチルのにおいを発する。
○3 酢酸塩の中性溶液に塩化第2鉄試液を加えるとき、液は赤かつ色を呈し、煮沸するとき、赤かつ色の沈殿を生じる。これに塩酸を追加するとき、沈殿は溶け、液の色は黄色に変る。
酒石酸塩
○1 酒石酸塩の中性溶液に硝酸銀試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に硝酸を加えるとき、沈殿は溶ける。また、他の一部にアンモニア試液を加えて加温するとき、沈殿は溶け、徐々に器壁に銀鏡を生じる。
○2 酒石酸塩の溶液に酢酸2滴、硫酸第1鉄試液1滴及び過酸化水素試液2から3滴を加え、更に過量の1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えるとき、赤紫色から紫色を呈する。
○3 酒石酸塩の溶液2から3滴に、あらかじめレゾルシン溶液(1→50)2から3滴及び臭化カリウム溶液(1→10)2から3滴を加えた硫酸5mLを加え、水浴上で5から十分間加熱するとき、濃青色を呈する。これを冷却した後、過量の水中に注ぐとき、液は赤色を呈する。
硝酸塩
○1 硝酸塩の溶液に等容量の硫酸を混和し、冷却した後、硫酸第1鉄試液を層積するとき接界面に暗かつ色の輪帯を生じる。
○2 硝酸塩の溶液にジフェニルアミン試液を加えるとき、液は青色を呈する。
○3 硝酸塩の硫酸酸性溶液に過マンガン酸カリウム試液を加えても、試液の赤紫色は退色しない(亜硝酸塩との区別)。
炭酸塩
○1 炭酸塩に希塩酸を加えるとき、あわ立つてガスを発生する。このガスを水酸化カルシウム試液中に通じるとき、直ちに白色の沈殿を生じる(炭酸水素塩と共通)。
○2 炭酸塩の溶液に硫酸マグネシウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じ、希酢酸を追加するとき、沈殿は溶ける。
○3 炭酸塩の冷溶液にフェノールフタレイン試液1滴を加えるとき、液は赤色を呈する(炭酸水素塩との区別)。
炭酸水素塩
○1 炭酸水素塩に希塩酸を加えるとき、あわ立つてガスを発生する。このガスを水酸化カルシウム試液中に通じるとき、直ちに白色の沈殿を生じる(炭酸塩と共通)。
○2 炭酸水素塩の溶液に硫酸マグネシウム試液を加えるとき、沈殿を生じないが、煮沸するとき、白色の沈殿を生じる。
○3 炭酸水素塩の冷溶液にフェノールフタレイン試液1滴を加えるとき、液は赤色を呈しないか、又は赤色を呈してもきわめて薄い(炭酸塩との区別)。
鉄塩、第1
○1 第1鉄塩の弱酸性溶液にフェリシアン化カリウム試液を加えるとき、青色の沈殿を生じ、希塩酸を追加しても沈殿は溶けない。
○2 第1鉄塩の溶液に1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えるとき、灰緑色のゲル状の沈殿を生じ、硫化ナトリウム試液を追加するとき、黒色の沈殿に変わる。沈殿を分取し、これに希塩酸を加えるとき、溶ける。
○3 第1鉄塩の中性又は弱酸性溶液にο―フェナントロリンのエタノール溶液(1→50)を滴加するとき、濃赤色を呈する。
鉄塩、第2
○1 第2鉄塩の弱酸性溶液にフェロシアン化カリウム試液を加えるとき、青色の沈殿を生じ、希塩酸を追加しても沈殿は溶けない。
○2 第2鉄塩の溶液に1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えるとき、赤かつ色のゲル状の沈殿を生じ、硫化ナトリウム試液を追加するとき、黒色の沈殿に変る。沈殿を分取し、これに希塩酸を加えるとき、溶け、液は白濁する。
○3 第2鉄塩の中性又は弱酸性溶液にチオシアン酸アンモニウム試液を加えるとき、液は赤色を呈し、塩酸を追加しても、この色は消えないが、さらに塩化第2水銀液を追加するとき、消える。
銅塩、第2
○1 第2銅塩の塩酸酸性溶液によくみがいた板状の鉄を入れるとき、その表面に赤色の金属の膜を生じる。
○2 第2銅塩の溶液に少量のアンモニア試液を加えるとき、淡青色の沈殿を生じ、過量のアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶け、液は濃青色を呈する。
○3 第2銅塩の溶液にフェロシアン化カリウム試液を加えるとき、赤かつ色の沈殿を生じ、この一部に希硝酸を追加しても沈殿は溶けない。また、他の一部にアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶け、液は濃青色を呈する。
○4 第2銅塩の溶液に硫化ナトリウム試液を加えるとき、黒色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希塩酸、希硫酸又は1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えても溶けない。また、他の一部に熱希硝酸又はシアン化カリウム試液を加えるとき、溶ける。
ナトリウム塩
○1 ナトリウム塩につき、炎色反応を行うとき、黄色を呈する。
○2 ナトリウム塩の中性又は弱アルカリ性濃溶液にピロアンチモン酸カリウム試液を加えるとき、白色の結晶性の沈殿を生じる。沈殿の生成を速くするには、ガラス棒で試験管の内壁をこする。
○3 ナトリウム塩の酢酸酸性溶液に酢酸ウラニル亜鉛試液を加えるとき、黄色の結晶性の沈殿を生じる。沈殿の生成を速くするには、ガラス棒で試験管の内壁をこする。
乳酸塩
乳酸塩の硫酸酸性溶液に過マンガン酸カリウム試液を加えて加熱するとき、アセトアルデヒドのにおいを発する。
芳香族アミン、第1
芳香族第1アミンの酸性溶液に氷冷しながら亜硝酸ナトリウム試液3滴を加えて振り混ぜ、2分間放置し、次にスルファミン酸アンモニウム試液1mLを加えてよく振り混ぜ、1分間放置した後、シュウ酸N―(1―ナフチル)―N′―ジエチルエチレンジアミン試液1mLを加えるとき、液は赤紫色を呈する。
マグネシウム塩
○1 マグネシウム塩の溶液に炭酸アンモニウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じ、塩化アンモニウム試液を追加するとき、沈殿は溶ける。さらにリン酸1水素ナトリウム試液を追加するとき、白色の結晶性の沈殿を生じる。
○2 マグネシウム塩の溶液に1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えるとき、白色のゲル状の沈殿を生じ、過量の1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えても沈殿は溶けないが、ヨウ素試液を追加するとき、沈殿は暗かつ色に染まる。
マンガン塩
○1 マンガン塩の溶液にアンモニア試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。この一部に硝酸銀試液を追加するとき、沈殿は黒色に変る。また、他の一部を放置するとき、沈殿の上部がかつ色を帯びてくる。
○2 マンガン塩の希硝酸酸性溶液に少量のビスマス酸ナトリウムの粉末を加えるとき、液は赤紫色を呈する。
ヨウ化物
○1 ヨウ化物の溶液に硝酸銀試液を加えるとき、黄色の沈殿を生じる。この一部に希硝酸を、また、他の一部に強アンモニア水を追加してもいずれも沈殿は溶けない。
○2 ヨウ化物の酸性溶液に亜硝酸ナトリウム試液1から2滴を加えるとき、液は黄かつ色を呈し、次に黒紫色の沈殿を生じる。デンプン試液を追加するとき、液は濃青色を呈する。
硫酸塩
○1 硫酸塩の溶液に塩化バリウム試液を加えるとき、白色の沈殿を生じ、希硝酸を追加しても沈殿は溶けない。
○2 硫酸塩の中性溶液に酢酸鉛試液を加えるとき、白色の沈殿を生じ、酢酸アンモニウム試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
○3 硫酸塩の溶液に等容量の希塩酸を加えても白濁せず(チオ硫酸塩との区別)、又は2酸化イオウのにおいを発しない(亜硫酸塩との区別)。
リン酸塩(正リン酸塩)
○1 リン酸塩の中性溶液に硝酸銀試液を加えるとき、黄色の沈殿を生じ、希硝酸又はアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
○2 リン酸塩の中性又は希硝酸酸性溶液にモリブデン酸アンモニウム試液を加えて加温するとき、黄色の沈殿を生じ、1mol/L水酸化ナトリウム試液又はアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
○3 リン酸の中性又はアンモニアアルカリ性溶液にマグネシア試液を加えるとき、白色の結晶性の沈殿を生じ、希塩酸を追加するとき、沈殿は溶ける。
(26) 鉛試験法(ジチゾン法)
鉛試験法は、試料中に混在する鉛の量を試験する方法である。
試液・標準液
クエン酸アンモニウム溶液 クエン酸アンモニウム45gに水を加えて溶かし、100mLとする。
亜硫酸ナトリウム溶液 亜硫酸ナトリウム15gに水を加えて溶かし、100mLとする。用時製する。
シアン化カリウム溶液 シアン化カリウム10gに水を加えて溶かし、100mLとする。
希シアン化カリウム溶液 シアン化カリウム溶液10mLに水を加えて100mLとする。用時製する。
ジチゾン・ベンゼン溶液 ジチゾンを乳鉢中でよくすりつぶし、その0.05gにクロロホルム100mLを加えて溶かし分液漏斗に入れ、薄めた強アンモニア水(1→100)100mLずつで3回抽出する。全抽出液を合わせ、ベンゼン200mLずつで3回洗う。水層に希塩酸を加えてわずかに酸性とした後、ベンゼン200mLずつで2回抽出する。ベンゼン抽出液を合わせ、ベンゼンを加えて全量を約1,000mLとし原液とする。原液をベンゼンで10倍に希釈した液につき、ベンゼンを対照として層長10mmで620nm付近における吸収の極大波長で吸光度Aを測定する。原液20,000/(70.6×A)mLをとり、ベンゼンを加えて正確に1,000mLとする。この液1,000mLはジチゾン(C13H12N4S)20mgを含む。用時製する。
ジチゾン用鉛標準液 鉛標準液10mLを正確に量り、薄めた硝酸(1→100)を加えて正確に100mLとする。この液1mLは鉛(Pb)0.001mgを含む。用時製する。
操作法
各条に規定する量の検液及び本品を用いないで検液の場合と同様に操作して得た空試験液をとり、クエン酸アンモニウム溶液2mL及びメチルレッド試液2滴を加え、液が黄色を呈するまで強アンモニア水を滴加し、さらに水を加えて全量を約100mLとする。これにシアン化カリウム溶液10mL及び亜硫酸ナトリウム溶液10mLを加えてよく振り混ぜ、水浴上で10から15分間加熱する。冷後、強アンモニア水1.5mLを加えた後、分液漏斗に移し、ジチゾン・ベンゼン溶液10mLを正確に加え、1分間強く振り混ぜて水層を除く。さらに希シアン化カリウム溶液40mLを加え、30秒間強く振り混ぜて放置した後、ベンゼン層を分取し、ベンゼンを対照として、層長10mmで525nm付近における吸収の極大波長で吸光度AT及びABを測定する。同時にジチゾン用鉛標準液10mL及び水10mLについて、検液と同様に操作し、吸光度AS及びA0を測定する。
鉛(Pb)の量(ppm)=10×((AT―AB)/(AS―A0))×(検液全量(mL)/検液採取量(mL))×(1/試料の量(g))
注意:試験に用いる試薬及び試液は鉛を含まず、又はほとんど含まないものを用いる。また、ガラス器具はあらかじめ薄めた塩酸(1→2)でよく洗い、さらに水で洗つたものを用いる。
(27) バイオオートグラフ法
バイオオートグラフ法は、ろ紙クロマトグラフ法又は薄層クロマトグラフ法を応用して分離した混合物中の力価を有する成分を生物学的方法によつて、確認又はそのおおよその量を測定する方法である。
操作法
ろ紙、薄層板、培養箱の形状、展開溶媒、常用標準希釈液、試料液、培地、試験菌液(又は試験胞子液)の調製、Rf値、移動距離、測定値、計算及び判定は、各条に規定する。
滅菌した培養箱に培地及び試験菌液(又は試験胞子液)を加えて平板を作成する。これらの操作はできる限り無菌的に行う。
ろ紙又は薄層板の原線を等間隔に4等分し、4区画になるよう垂直線を引く。各区画の原線の中央を原点とし、第1の区画から第3の区画の各原点ごとに、各常用標準希釈液の高濃度のものから、順次5μLずつ、第4の区画の原点には試料液5μLを、それぞれ正確にマイクロピペットを用いて点滴し、しみこませた後、風乾する。
このろ紙又は薄層板を、必要あれば展開溶媒の気体で飽和した装置の中で30から60分間放置した後、展開溶媒を下降又は上昇させる。温度は20から30°で行う。溶媒の下達線又は上達線が、ろ紙又は薄層板の下端又は上端より10から30mmに達したとき、展開をやめ、ろ紙又は薄層板をとり出し、室温で放置し、溶媒を乾燥除去する。乾燥後ろ紙又は薄層板を区画線に沿つて4等分し、必要があれば不要部分を切り捨て、培養箱の培地上に、4切片のろ紙又は薄層板をそれぞれ約15mmの間隔で並べる。この際、ろ紙又は薄層板の各部と培地とは完全に接着するように注意して並べる。5から15分間接触させた後、ろ紙又は薄層板をとり去る。これらの操作は雑菌が入らぬよう注意して行う。培養箱は32から37°で17から20時間培養する。
(28) 薄層クロマトグラフ法
薄層クロマトグラフ法は、適当な固定相で作られた薄層を用い、混合物を移動相で展開させてそれぞれの成分に分離する方法であり、物質の確認又は純度の試験等に用いる。
薄層板の調製
通例、次の方法による。
薄層板は50mm×200mm又は200mm×200mmの平滑で均1な厚さのガラス板に適当な器具を用いて、各条に規定する固定相固体の粉末を水で懸濁し、0.2から0.3mmの均1な厚さに塗布する。風乾後、105から120°の間の一定温度で30から60分間加熱、乾燥して調製する。ガラス板の代わりに適当なプラスチック板を使うことができる。薄層板は湿気を避けて保存する。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
薄層板の下端から約20mmの高さを原線とし、両側から少なくとも10mm離し、原線上に各条に規定する量の試料溶液及び標準溶液を、マイクロピペットを用いて約10mmの間隔でスポットし、風乾する。次にこの薄層板を展開用容器に入れて密閉し、常温で展開を行う。展開用容器にはあらかじめ展開溶媒を10mmの深さに入れ、展開溶媒の蒸気で飽和しておく。
展開溶媒の先端が原線から各条に規定する距離まで上昇したとき、薄層板をとり出し、風乾した後、各条に規定する方法によつて、それぞれのスポットの位置及び色等を調べる。Rf値は次の式によつて求める。
Rf=原線からスポットの中心までの距離/原線から溶媒先端までの距離
(29) pH測定法
pHを測定するには、ガラス電極によるpH計を用いる。
pHは、次の式で定義される値である。この値は、厳密な意味での物理化学的な意義をもつものではないが、試料の水溶液中の水素イオン濃度を、その逆数の常用対数で示した値とかなりよく一致する。
pH=pHs+((E―Es)/α)
pHs:pH標準液のpH値
E:試料溶液中でガラス電極と比較電極を組み合わせた電池の起電力
Es:pH標準液中でガラス電極と比較電極を組み合わせた電池の起電力
α=(2.3026×RT)/F
R:気体定数
T:絶対温度
F:ファラデー定数
装置
pH計は、通例、ガラス電極及び比較電極からなる検出部と、検出されたpHを指示する指示部からなる。指示部には、非対称電位調整用つまみ及び温度補償用つまみがある。温度補償用つまみのないものには、温度補償用感温部がある。
pH計は、次の操作法にしたがい、任意の1種類のpH標準液のpHを毎回検出部を水でよく洗つた後、5回繰り返し測定するとき、その再現性が±
0.05以内のものを用いる。
操作法
ガラス電極は、あらかじめ水に数時間以上浸しておく。pH計は電源を入れ、5分間以上たつてから使用する。検出部はよく水で洗い、付着した水はろ紙等で軽くふきとる。温度補償用つまみのあるものは、そのつまみをpH標準液の温度と一致させ、検出部を試料溶液のpH値に近いpH標準液中に浸し、2分間以上たつてからpH計の指示が、その温度におけるpH標準液のpHになるように調整する。2点で調整する場合は、通例、リン酸塩pH標準液と、試料溶液のpH値に近いpH標準液を用いて前記に準じて操作する。次に検出部をよく水で洗い、付着した水はろ紙などで軽くふきとつた後、試料溶液に浸し測定値を読みとる。
(30) 比重測定法
比重とは、物質の質量とそれと等体積の標準物質の質量の比をいう。
比重dtt’とは、試料と水(H2O)とのそれぞれ温度t′°及びt°における等体積の重量の比をいう。別に規定する場合を除き、測定には第1法又は第2法を用い、数値に『約』を付記してあるときは第3法を用いることができる。
操作法
○1 第1法 比重びんによる測定法
比重びんは、通例、内容10から100mLのガラス製容器で、温度計付きのすり合わせのせんと標線及びすり合わせのふたのある側管とがある。あらかじめ清浄にし、乾燥した比重びんの重量Wを量る。次にせん及びふたを除き、試料をみたして規定温度t′°より1から3°低くし、あわが残らないように注意してせんをする。徐々に温度を上げ、温度計が規定温度を示したとき、標線の上部の試料を側管から除き、側管にふたをし、外部をよくふいた後、重量W1を量る。同じ比重びんで水を用いて同様に操作し、その規定温度t°におけるW2を量る。dtt’=(W1―W)/(W2―W)
○2 第2法 シュプレンゲル・オストワルドピクノメーターによる測定法
シュプレンゲル・オストワルドピクノメーターは、通例、内容1から10mLのガラス製容器で、図のように両端は肉厚細管(内径1から1.5mm、外径3から4mm)となつており、一方の細管Aには標線Cがある。あらかじめ清浄にし、乾燥したピクノメーターを白金又はアルミニウム等の線Dで化学はかりの腕のかぎにかけて重量Wを量る。次に規定温度より3から5°低い試料中に細管Bを浸す。Aにはゴム管又はすり合わせの細管を付け、あわが入らないように注意し、試料をCの上まで吸い上げる。次に規定温度t′の水浴中に約15分間浸した後、Bのはしにろ紙片をあて、試料の先端をCに一致させる。水浴からとりだし、外部をよくふいた後重量W1を量る。同じピクノメーターで水を用いて同様に操作し、その規定温度t°における重量W2を量る。第1法の式によつて比重dtt’を計算する。
図 (略)
○3 第3法 浮きばかりによる測定法
浮きばかりをエタノール又はエーテルで清浄にした後、試料をガラス棒でよくかき混ぜ浮きばかりを入れ、それに規定された温度にし、静止したとき、メニスカスの上線で比重を読む。ただし、読み方が表示してある浮きばかりでは、その方法に従う。
(31) ヒ素試験法
ヒ素試験法は、試料中に混在するヒ素の限度試験である。その限度は3酸化ヒ素(As2O3)の量として表わす。
各条には、ヒ素(As2O3としての)限度をppmで( )内に付記する。
装置
図に示すものを用いる。
A:発生びん(肩までの内容約70mL)
B:排気管
C及びD:かつ色ガラス管(内径5.5mm、接続部の外径18mmでそれぞれすり合わせとする。)
E:小孔
F:ガラス繊維(約0.2g)
G:臭化第2水銀紙(18mm×18mm)
H及びJ:ゴムせん
K:クリップ
L:40mLの標線
排気管Bに約30mmの高さにガラス繊維Fを詰め、酢酸鉛試液及び水の等容量混液で均等に潤した後、下端から弱く吸引して、過量の液を除く。これをゴムせんHの中心に垂直にさし込み、Bの下部の小孔Eは下にわずかに突き出るようにして発生びんAに付ける。Bの上端にはガラス管Cを垂直に固定したゴムせんJを付ける。Cの下端はJの下端と同一平面とする。次に、使用直前にC及びDのすり合わせ面の間に臭化第2水銀紙GをはさみクリップKでC及びDを固定する。
図 (略)
操作法
検液の調製は、別に規定する場合を除き、次の方法による。
○1 第1法
各条に規定する量の試料を量り、水5mLを加え、必要ならば加温して溶かし、検液とする。
○2 第2法
各条に規定する量の試料を量り、水5mL及び硫酸1mLを加える。ただし、無機酸の場合には硫酸を加えない。これに亜硫酸水10mLを加え、小ビーカーに入れ、水浴上で加熱して亜硫酸がなくなり約2mLとなるまで蒸発し、水を加えて5mLとし、検液とする。
○3 第3法
各条に規定する量の試料を量り、白金製、石英製又は磁性のるつぼにとる。これに硝酸マグネシウムのエタノール溶液(1→50)10mLを加え、エタノールに点火して燃焼させた後、徐々に加熱して灰化する。この方法で、なお炭化物が残るときは、少量の硝酸で潤し、再び強熱して灰化する。冷後、残留物に塩酸3mLを加え、水浴上で加温して溶かし、検液とする。
検液の試験は、別に規定する場合を除き、次の方法による。
発生びんAに検液をとり、必要ならば少量の水で洗い込む。これにメチルオレンジ試液1滴を加え、アンモニア試液、強アンモニア水又は希塩酸を用いて中和した後、薄めた塩酸(1→2)5mL及びヨウ化カリウム試液5mLを加え、2から3分間放置した後、さらに酸性塩化第1スズ試液5mLを加え、室温で十分間放置する。次に水を加えて40mLとし、無ヒ素亜鉛2gを加え、直ちにB、C、G及びDを連結してゴムせんHを発生びんAに付け、25°の水中に発生びんAの肩まで浸し、一時間放置した後、直ちに臭化第2水銀紙の色を観察する。この色は標準色より濃くてはならない。
なお、標準色の調製は同時に行う。
標準色の調製
発生びんAにヒ素標準液2mLを正確に加え、さらに薄めた塩酸(1→2)5mL及びヨウ化カリウム試液5mLを加えて2から3分間放置した後、酸性塩化第1スズ試液5mLを加え、室温で十分間放置する。以下前記と同様に操作して得た臭化第2水銀紙の呈色を標準色Fとする。この色は3酸化ヒ素(As2O3)0.002mgに対応する。
ヒ素標準原液:3酸化ヒ素を微細の粉末とし、105°で4時間乾燥し、その100mgを正確に量り、水酸化ナトリウム溶液(1→5)5mLを加えて溶かす。この液に希硫酸を加えて中性とし、さらに希硫酸を追加し、新たに煮沸し冷却した水を加えて正確に1,000mLとする。ヒ素標準液:ヒ素標準原液10mLを正確に量り、希硫酸10mLを加え、新たに煮沸し冷却した水を加えて正確に1,000mLとする。この液1mLは3酸化ヒ素(As2O3)0.001mgを含む。この液は用時調製し、共せんびんに保存する。
注意:試験に用いる器具、試薬及び試液はヒ素を含まず、又はほとんど含まないものを用い、必要ならば空試験を行う。
(32) ビタミンA定量法
ビタミンA定量法は、『ビタミンA油』、『ビタミンA粉末』その他の飼料添加物中のビタミンAを紫外部の吸光度測定によつて定量する方法である。この場合において、定量を妨害する物質の存在するときは、適当な前処理を行う必要がある。
1ビタミンA単位(1ビタミンA国際単位と同じ。)は、ビタミンA(アルコール型)0.3μgに相当する。
試薬
イソプロパノール 水を対照液として層長10mmで吸光度を測定するとき、波長300nmにおいて0.05以下、波長320から350nmにおいて0.01以下である。必要ならば蒸留して精製する。
エーテル 用時蒸留し、初めと終わりのそれぞれ約10%を除く。
操作法
操作は速やかに行い、できるだけ空気又は他の酸化剤との接触を避け、容器はしや光容器を用いる。
各条で別に規定する場合を除き、第1法を用いるが、第1法で測定できる条件に適合しないものには第2法を用いる。
○1 第1法
試料約0.5gを精密に量り、イソプロパノールを加えて溶かし、正確に250mLとする。この液を層長10mmで326nmにおける吸光度が約0.5となるようにイソプロパノールで正確にうすめて試料溶液とし、吸収極大の波長を測定する。また、層長10mmで300nm、310nm、320nm、326nm、330nm、340nm及び350nmにおける吸光度を測定し、326nmの吸光度を1.000としたときの各波長における吸光度の比を求める。吸収極大の波長が325から328nmの間にあり、かつ、得られた各波長における吸光度の比が、それぞれ表の値の±
0.030の範囲内にあれば、326nmの吸光度Aから試料1g中のビタミンA単位を算出する。
1g中のビタミンA単位数E(1%)(1cm)=(326nm)×1,900
E(1%)(1cm)(326nm)=(A/W)×(V/100)
V:試料溶液の総mL数
W:試料溶液VmL中の試料のg数
酢酸レチノール及びパルミチン酸レチノールの確認には次の確認試験を行う。
試料、薄層クロマトグラフ用酢酸レチノール標準品及び薄層クロマトグラフ用パルミチン酸レチノール標準品それぞれ15,000ビタミンA単位に相当する量をとり、それぞれ石油エーテル5mLに溶かし、試料溶液及び標準溶液とする。この液につき薄層クロマトグラフ法によつて試験を行う。試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にベンゼンを展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに3塩化アンチモン試液を噴霧し、試料及び標準品の青色に呈色した主なスポットの位置を比較して確認する。
第1法によつて操作し、もし吸収極大の波長が325から328nmの間にないとき又は吸光度の比が表示した値の±
0.030の範囲内にないときには第2法を用いる。
|
λ(nm) |
酢酸レチノール |
パルミチン酸レチノール |
|
300 |
0.578 |
0.590 |
|
310 |
0.815 |
0.825 |
|
320 |
0.948 |
0.950 |
|
326 |
1.000 |
1.000 |
|
330 |
0.972 |
0.981 |
|
340 |
0.786 |
0.795 |
|
350 |
0.523 |
0.527 |
○2 第2法
別に規定する場合を除き、500ビタミンA単位以上に相当し、油脂1g以下を含む試料を精密に量り、フラスコに入れ、無アルデヒドエタノール30mL及びピロガロールのエタノール溶液(1→10)1mLを加える。次に水酸化カリウム溶液(9→10)3mLを加え、還流冷却器を付け、水浴上で30分間加熱し、けん化する。速やかに常温まで冷却し、水30mLを加え、分液漏斗Aに移し、フラスコは水10mLで洗つた後エーテル40mLで洗い、洗液を分液漏斗Aに入れ、よく振り混ぜて放置する。水層を分液漏斗Bに分取し、エーテル30mLでフラスコを洗つた後、洗液を分液漏斗Bに入れ、振り混ぜて抽出する。水層はフラスコに分取し、エーテル層は分液漏斗Aに合わせ、分取した水層は分液漏斗Bに入れ、エーテル30mLを加え、振り混ぜて抽出する。エーテル層は分液漏斗Aに合わせる。これに水10mLを加え、静かに2から3回倒立した後静置し、分離した水層を除く。さらに水50mLずつで3回洗い、回の進むにつれて次第に強く振る。さらに洗液がフェノールフタレイン試液で呈色しなくなるまで、水50mLずつで洗つた後、十分間放置する。水をできるだけ除き、エーテル抽出液を3角フラスコに移し、エーテル10mLずつで2回洗い込む。次に無水硫酸ナトリウム5gを加えて振り混ぜた後、傾斜してエーテル抽出液をナス型フラスコに移す。残つた硫酸ナトリウムはエーテル10mLずつで2回以上洗い、洗液をフラスコに合わせる。エーテル抽出液を45°の水浴中で振り動かしながら、アスピレーター[を用い濃縮して約1mLとし、直ちにイソプロパノールを加えて溶かし、1mL中に6から10ビタミンA単位を含むように正確に薄め試料溶液とする。この液につき層長10mmで波長310nm、325nm及び334nmにおける吸光度A1、A2及びA3を測定する。
1g中のビタミンA単位数=E(1%)(1cm)(325nm)×1,830
E(1%)(1cm)(325nm)=(A2/W)×(V/100)×f
f=6.815―2.555×(A1/A2)―4.260×(A3/A2)
f:補正係数
V:試料溶液の総mL数
W:試料溶液VmL中の試料のg数
(33) ビタミンD定量法
ビタミンD定量法は、『ビタミンD3油』、『ビタミンD粉末』その他の飼料添加物中のビタミンDをガスクロマトグラフ法によつて定量する方法である。ただし、この定量法はビタミンDに対するビタミンE(酢酸dl―α―トコフェロール)の重量比が2,500以下のものに適用される。
ビタミンD粉末製剤にあつては、8,000ビタミンD国際単位に対応する量を精密に量り、アスコルビン酸ナトリウム溶液(1→20)20mLを加え還流冷却器を付け、水浴中で泥状又は乳状とした後、これを試料として試験を行う。
ステロールが混在している場合にあつては、ケイソウ土・ジギトニンカラムによる脱ステリン操作を加える。試料をけん化抽出したベンゼン層50mLを減圧留去して得られた残留物に、n―ヘキサン3mLを加えて溶かしたものを、ケイソウ土・ジギトニンカラムに加えた後、n―ヘキサンを追加して0.5mL/minの流速で流下させ、溶出液約30mLを集める。この溶出液の溶媒を留去した後、残留物にアセトン1.0mLを正確に加えて溶かし、以下薄層クロマトグラフ用試料溶液として試験を行う。
1ビタミンD国際単位は、ビタミンD30.025μgに相当する。
試薬・試液
無アルデヒド・エタノール エタノール〔特級〕1Lに50%水酸化カリウム溶液5mL及び亜鉛末5gを加え、約2時間還流した後蒸留し、初めと終りのそれぞれ約10%を除く。
n―ヘキサン〔特級〕 水を対照液とし、層長10mmで吸光度を測定するとき、波長240から250nmにおいてE(1%)(1cm)=0.3以下のものを使用する。
ベンゼン ベンゼン〔特級〕を用時蒸留し、初めと終りのそれぞれ約10%を除く。
アセトン アセトン〔特級〕に過マンガン酸カリウムを少量ずつ加えて振り混ぜ、2から3日放置して紫色が消えなくなつた後蒸留し、留液に新たに焼いた無水炭酸カリウムを加えて脱水し、分留管を付け、湿気を避けて蒸留し、56°の留分を集める。
シリカゲル 薄層クロマトグラフ用(けい光剤入り)
酢酸スチグマステロール スチグマステロール〔特級〕0.54gを量り、ピリジン4.8mLを加えて溶かし、無水酢酸1.2mLを加え、60から70°の水浴中で一時間加温し、室温で1夜放置した後、これを水中に注ぎ込み、生じた沈殿をろ取する。この沈殿を水で洗つた後、エタノールから再結晶する(融点143から145°)。
本法の試薬は、上記以外のものにあつては、日本工業規格試薬の特級の規格に適合するものを用いる。
標準品・標準溶液
ビタミンD2標準品 日本薬局方エルゴカルシフェロール この場合において、波長265nmにおける吸光度を測定するとき、E(1%)(1cm)=465(0.01g,エタノール,1,000mL)以上のものを用いる。
ビタミンD3標準品 日本薬局方コレカルシフェロール この場合において、波長265nmにおける吸光度を測定するとき、E(1%)(1cm)=470(0.01g,エタノール,1,000mL)以上のものを用いる。
ビタミンD・プレD溶液 ビタミンD標準品5mgを量り、2塩化エチレン10mLを加えて溶かし、水浴中で30分間還流する。用時製する。
内部標準溶液 A液 酢酸スチグマステロール0.050gを精密に量り、アセトンを加えて溶かし正確に100mLとする。冷暗所に保存する。
B液 A液10mLを正確に量り、アセトンを加えて溶かし正確に100mLとする。用時製する。
ビタミンD標準溶液 ビタミンD0.040gを精密に量り、アセトンを加えて溶かし、正確に100mLとする。この液10mLを正確に量り、内部標準溶液A液10mLを正確に加え、アセトンを加えて正確に100mLとし、ビタミンD標準溶液とする。用時製する。
ケイソウ土・ジギトニンカラムの調製
ジギトニン600mgに水10mLを加え、加温溶解し、約一時間放置した後、その5mLをとり、クロマトグラフ用ケイソウ土10gに加え、均等に混和し、その3gをとり、n―ヘキサンとともに10×300mmのかつ色ガラス管に流し込み、大部分のn―ヘキサンを流出し、ケイソウ土・ジギトニンカラムを調製する。
操作法
操作は速やかに行い、容器はしや光容器を用いる。
8,000ビタミンD国際単位に対応する試料を精密に量り、フラスコに入れ、無アルデヒド・エタノール50mL及びピロガロールのエタノール溶液(2→10)20mLを加える。次に水酸化カリウム溶液(9→10)8mLを加え、還流冷却器を付け、水浴上で30分間加熱し、けん化する。速やかに常温まで冷却し、ベンゼン100mLを正確に加えてせんをし、よく振り混ぜた後、分液漏斗に移し、これに水酸化カリウム試液40mLを加えて15秒間激しく振り混ぜた後、静置し、水層を除く。
ベンゼン層に水酸化カリウム溶液(3→100)40mLを加えて振り混ぜた後、静置し、水層を除く。これに水40mLを加え、静かに2から3回倒立した後、静置し、水層を除く。さらに水40mLずつで洗い、回の進むにつれて次第に強く振る。洗液がフェノールフタレイン試液で呈色しなくなるまで洗つた後、水をできるだけ除く。次いで乾燥した円形のろ紙(直径9cm)に切り込みを入れたものを加え、ベンゼン層が澄明になるまで振り混ぜる。
ベンゼン層50mLを正確に量り、ガラスせん付100mLのナス型フラスコに入れ、40°の水浴中で振り動かしながらアスピレーターを用い減圧留去する。残留物にアセトン1.0mLを正確に加え、せんをしてよく振り混ぜて溶かし、薄層クロマトグラフ用試料溶液とする。この試料溶液0.2mLを正確に量り、薄層クロマトグラフ用シリカゲル(けい光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。別にビタミンD・プレD溶液を同一の薄層板のすみにスポットする。次にn―ヘキサン・酢酸エチル混液(4:1)を展開溶媒として約15cm展開した後、薄層板を風乾し、紫外線(主波長254nm)を照射し、薄層クロマトグラフ用試料溶液から得たビタミンD及びプレDの部分をステンレス製ミクロスパーテルで5分以内にかきとり、50mLのビーカーに入れる。
アセトン5mLずつで6回抽出し、ろ紙を用いて50mLの丸底フラスコ中にろ過する。ろ紙は少量のアセトンで洗い、洗液をろ液に合わせる。アセトン抽出液を40°の水浴中で振り動かしながらアスピレーターを用い減圧留去する。速やかに室温にもどし、残留物に内部標準溶液B液0.50mLを正確に加えて溶かし試料溶液とする。
試料溶液及びビタミンD標準溶液につき、次の条件でガスクロマトグラフ法によつて試験を行い、半値幅法によつてピロD及び酢酸スチグマステロールそれぞれのピーク面積を求め、その面積比を求める。
試料1g中のビタミンDの国際単位数=S×(試料溶液の内部標準物質に対するピロDのピーク面積比/標準溶液の内部標準物質に対するピロDのピーク面積比)×v×(1/W)
S:標準溶液0.5mL中のビタミンDの国際単位数(標準溶液1mL中には1,600国際単位のビタミンDを含む。)
v:希釈倍数(上記の場合は2×5=10である。)
w:試料のg数
なお、操作条件は、次のとおりとする。
検出器:水素炎イオン化検出器
分離管:内径4mm、長さ1.5mのガラスカラム(1.5%メチルフェニルシリコン―AW―DMCS 80から100メッシュ)
温度:分離管225° 試料注入口250° 検出器300°
注入量:5μL
キャリアーガス及び流速:窒素、内部標準物質が約40から60分後に現われるように窒素の流速を調整する。
(34) 沸点測定法及び蒸留試験法
沸点の測定及び蒸留試験は、別に規定する場合を除き、次の第1法又は第2法による。沸点は、最初の留液5滴が冷却器の先端から留出したときから、最後の液がフラスコの底部から蒸発するときまでの温度とする。また、蒸留試験は、各条に規定する温度範囲の留分の容量を量るものである。
第1法 各条に規定する温度範囲が5°未満のとき用いる。
図 (略)
装置
図に示すものを用いる。
A:蒸留フラスコ
B:浸線付温度計
C:浸線
D:コルクせん
E:冷却器
F:アダプター
G:メスシリンダー(25mL,0.1mLの目盛りのあるもの)
操作法
あらかじめ液温を測定した試料25mLを0.1mLの目盛りのあるメスシリンダーGを用いて量り、内容50から60mLの蒸留フラスコAに入れ、このメスシリンダーを洗わずに受器とし、Aに沸騰石を入れ、浸線付温度計Bは浸線CがコルクせんDの下端にくるように、また水銀球の上端が留出口の中央部にくるように付け、Aに冷却器Eを連結し、EにはアダプターFを接続し、Fの先端は受器のメスシリンダーGの口にわずかに空気が流通するようにして差し込む。Aをおおう高さの風よけを付け、適当な熱源を用いてAを加熱する。
別に規定するもののほか、測定温度200°未満のものは1分間4から5mL、200°以上のものは1分間3から4mLの留出速度で蒸留し、留液の温度を初めの試料の液温と等しくし、留分の容量を量る。
80°以下で蒸留し始める液では、あらかじめ試料を10から15°に冷却してその容量を量り、蒸留中はメスシリンダーの上部から25mm以下を氷冷する。
気圧に対する温度の補正は0.36kPaにつき0.1°とし、気圧100kPa未満のときこれを加え、100kPaを超えるときはこれを減じる。
第2法 各条に規定する温度範囲が5°以上のとき用いる。
装置
第1法と同様の装置を用いる。ただし、蒸留フラスコAは内容200mL、首の内径18から24mmで内径5から6mmの留出管がついているものを用いる。操作法
あらかじめ液温を測定した試料100mLを1mLの目盛りのあるメスシリンダーを用いて量り、第1法と同様に操作する。
(35) 融点測定法
融点とは、次のそれぞれの方法で測定した温度をいう。ある物質の融点が範囲で示されているときには、その物質の融点がその範囲内にあればよいことを示す。
その測定法は飼料添加物の性状によつて次の2方法に分ける。別に規定する場合を除き、第1法を用いる。
操作法
○1 第1法
粉末にしやすいものは、この方法による。
試料を微細の粉末とし、別に規定する場合を除き、デシケーター(シリカゲル)で24時間乾燥する。また、乾燥後とあるときは、乾燥減量の項の条件で乾燥したものを用いる。この試料を乾燥した毛細管Hに入れ、時計ざらの上に立てた長さ約700mmのガラス管の内部に落とし、はずませて固くつめ、層の厚さが2.5から3.5mmとなるようにする。
溶液Bを加熱して予想した融点の約10°下の温度まで徐々に上げ、浸線付温度計Dの浸線を溶液のメニスカスに合わせ、試料を入れた毛細管HをコイルスプリングGにそう入し試料をつめた部分がDの水銀球の中央にくるようにする。次に1分間に約3°上昇するように加熱して温度を上げ、予想した融点より約5°低い温度から1分間に1°上昇するように加熱を続ける。
試料がH内で液化して、固体を全く認めなくなつたときのDの示度を読み取り、融点とする。
なお、装置は図に示すものを用い、並びに溶液、浸線付温度計及び毛細管は次のものを用いる。
浴液 常温における粘度50から100センチストークスの澄明なシリコン油を用いる。
( の部分は『溶液』とすべきものと思われる。)
浸線付温度計 融点が50°未満のときにあつては1号、50°以上100゜未満のときにあつては2号、100°以上150°未満のときにあつては3号、150°以上200°未満のときにあつては4号、200°以上250°未満のときにあつては5号、250°以上320°未満のときにあつては6号を用いる。
毛細管 内径0.8から1.2mm、長さ120mm及び壁の厚さ0.2から0.3mmで1端を閉じた硬質ガラス製のものを用いる。
図 (略)
A:加熱容器(硬質ガラス製)
B:溶液
C:テフロン製ふた
D:浸線付温度計
E:温度計固定ばね
F:浴液量加減用小孔
( の部分は『溶液量』とすべきものと思われる。)
G:コイルスプリング
H:毛細管
J:テフロン製ふた固定ばね
○2 第2法
脂肪、脂肪酸、パラフィン又はろうのようなもので、水に不溶性で粉末にしにくいものは、この方法による。
試料を注意しながらできるだけ低温で融解し、これを、あわが入らないようにして毛細管(第1法のもので両端を開いたもの)中に吸い上げ、約10mmの高さとする。毛細管から試料が流出しないように保ち、10°以下で24時間放置するか又は少なくとも一時間氷上に放置した後、試料の位置が水銀球の中央外側にくるようにゴム輪で温度計にとり付け、水を入れたビーカーに入れ、試料の下端を水面下30mmの位置に保つ。水を絶えずかき混ぜながら加温して、予想した融点より5°低い温度に達したとき、1分間に1°上昇するように加熱を続ける。毛細管中で試料が浮上するときの温度を融点とする。
(36) 硫酸塩試験法
硫酸塩試験法は、試料中に混在する硫酸塩の限度試験である。
各条には、硫酸塩(SO4として)の限度を%で( )内に付記する。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
各条に規定する量の試料をネスラー管にとり、水適量を加えて溶かし、40mLとする。これに希塩酸1mL及び水を加えて50mLとし、検液とする。別に各条で規定する量の0.005mol/L硫酸をとり、希塩酸1mL及び水を加えて50mLとし、比較液とする。この場合、検液が澄明でないときは、両液を同条件でろ過する。
検液及び比較液に塩化バリウム試液2mLずつを加えて混和し、十分間放置した後、黒色の背景を用い、ネスラー管の上方又は側方から観察して混濁を比較する。
検液の呈する混濁は、比較液の呈する混濁より濃くてはならない。
(37) 硫酸呈色物試験法
硫酸呈色物試験法は、試料中に含まれる微量の不純物で硫酸によつて容易に着色する物質を試験する方法である。
操作法
あらかじめネスラー管を硫酸呈色物用硫酸でよく洗う。別に規定する場合を除き、試料が固体の場合にはネスラー管に硫酸呈色物用硫酸5mLを入れ、試料を粉末とし、各条に規定する量を少量ずつ加え、ガラス棒でかき混ぜて完全に溶かす。試料が液体の場合には各条に規定する量をとり、ネスラー管に入れ、硫酸呈色物用硫酸5mLを加えて振り混ぜる。この間、発熱し温度が上昇するものは冷却し、温度の影響のあるものは標準温度に保ち、15分間放置した後、液を白色の背景を用い、ネスラー管に入れた各条に規定する色の比較液と側方から観察して比色する。
(38) ろ紙クロマトグラフ法
ろ紙クロマトグラフ法は、ろ紙を用い、混合物を移動相で展開させてそれぞれの成分に分離する方法であり、物質の確認又は純度の試験等に用いる。
操作法
別に規定する場合を除き、次の方法による。
幅20から30mm、長さ400mmの長方形のろ紙の下端から約50mmの高さを原線とし、この中央に各条で規定する量の試料溶液を、マイクロピペット又は毛細管を用いてスポットし、風乾する。次に、あらかじめ展開溶媒を入れ、その蒸気で飽和させておいた高さ約500mmの展開用容器に、このろ紙を入れ、器壁にふれないように注意してつるし、下端から約10mmまでを、器底の展開溶媒中に浸し、容器を密閉し、常温で展開を行う。
展開溶媒の先端が原線から各条に規定する距離まで上昇したとき、ろ紙を容器から取り出し、直ちに溶媒の先端の位置に印を付け、風乾した後、各条に規定する方法によつて、スポットの位置及び色等を調べる。Rf値は次の式によつて求める。
Rf=原線からスポットの中心までの距離/原線から溶媒先端までの距離
7 飼料添加物一般の試験法並びに各飼料添加物の成分規格及び製造方法等の基準に用いる標準品、試薬・試液、容量分析用標準液、標準液、色の比較液、計量器・用器、ろ紙、滅菌法及びベルトラン糖類定量表の規定
(1) 標準品
標準品は、一定の純度又は一定の生物学的作用を有するように調製された物質で、飼料添加物を生物学的又は理化学的に試験するときに用いるものである。
アスコルビン酸 C
6
H
8
O
6
〔日本薬局方標準品〕
L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルトリスシクロヘキシルアンモニウムC
6
H
6
O
9
P・3[(CH
2
(CH
2
)4CHNH
3
]
含量 本品は、定量するとき、L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルトリスシクロヘキシルアンモニウム(C
6
H
6
O
9
P・3[(CH
2
(CH
2
)4CHNH
3
])98.0%以上を含む。
性状 本品は、白色の粉末である。
確認試験 本品につき、赤外吸収スペクトル測定法の臭化カリウム錠剤法により測定するとき、波数2939cm―1,2859cm―1,1719cm―1,1586cm―1,1448cm―1,1389cm―1及び974cm―1付近に吸収を認める。
純度試験 本品0.01gを水20mLに溶かし、試料溶液とする。この液20μLにつき、次の条件で液体クロマトグラフ法の自動面積測定法によりピーク面積を測定し、面積100分率法によりL―アスコルビン酸―2―リン酸エステルトリスシクロヘキシルアンモニウム以外のピーク面積の和を求めるとき、2.0%以下である。
操作条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:250nm)
カラム:内径4.6mm、長さ150mmのステンレス管に粒径5μmの液体クロマトグラフ用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする。
カラム温度:25°付近の一定温度
移動相:リン酸2水素カリウム13.6g及びテトラブチルアンモニウムヒドロキシド試液4.0mLを水950mLに溶かし、2mol/L水酸化ナトリウム試液でpHを6.0に調整した後、水を加えて1,000mLとする。この液950mLにアセトニトリル50mLを加えて混和する。
流速:1.0mL/min
面積測定範囲:L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルトリスシクロヘキシルアンモニウムの保持時間の6倍
乾燥減量 0.5%以下(0.1g,シリカゲル,24時間)
定量法 本品約11mgを精密に量り、0.1mol/L塩酸を加えて溶かし、正確に100mLとする。この液2.0mLを正確に量り、0.1mol/L塩酸・炭酸ナトリウム緩衝液(pH10)を加えて正確に100mLとし、試料溶液とする。この試料溶液につき、0.1mol/L塩酸・炭酸ナトリウム緩衝液(pH10)を対照として263nm付近の極大波長における吸光度Aを測定する。
L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルトリスシクロヘキシルアンモニウムの量(mg)=A÷279.5×50,000
L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルマグネシウム (C
6
H
6
O
9
P)2Mg
3
・10H
2
O
含量 本品は、定量するとき98.0%以上を含む。
性状 本品は、白色の粉末で、わずかに特異なにおいを有する。
確認試験
○1 本品2mgに0.1mol/L塩酸試液を加えて100mLとし、この液につき、吸収スペクトルを測定するとき、波長235から239nmに吸収の極大を示す。
○2 本品の水溶液(1→50)5mLに塩化第2鉄試液1滴を加えるとき、その液は赤褐色を呈する。
○3 本品0.1gに硫酸2mL及び過酸化水素水15mLを加えて液が約5mLになるまで加熱し、冷後、水を加えて50mLとする。この1mLに3mol/L硫酸1mL、モリブデン酸アンモニウム試液1mL及びアミドール・亜硫酸水素ナトリウム試液1mLを加えるとき、その液は青色を呈する。
○4 本品0.5gに硫酸2mL及び過酸化水素水30mLを加えて液が約5mLになるまで加熱する。冷後、水を加えて20mLとし、1mol/L水酸化ナトリウム試液で中和した液は、マグネシウム塩の定性反応を呈する。
純度試験
○1 溶状 本品1.0gに水10mLを加えて溶かすとき、その液は、色の比較液Jより濃くなく、澄明でなければならない。
○2 類縁物質 本品0.01gに水1mLを加えて溶かし、この液10μLをクロマトグラフ用3号ろ紙の下端から約5cmのところにスポットし風乾する。次にトリクロル酢酸5gにイソプロパノール・水混液(75:20)95mLを加えて溶かした液を展開溶媒として約30cm展開した後、ろ紙を風乾する。これに塩化第2鉄0.5gをエタノールに溶かして100mLとした溶液を均等に噴霧するとき、Rf値約0.5の位置に赤褐色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
水分 本品約1.6gを精密に量り、50mLのメスフラスコに入れ、メタノール・硫酸混液(70:1)を加えて溶かした後、正確に50mLとして試料溶液とし、重量を精密に量る。試料溶液1mLを正確にとり、カールフィッシャー法の直接滴定法により水分を測定する。別に、精密に重量を量つた約1mLのメタノール・硫酸混液(70:1)について同様に水分を測定する。次式により本品の水分を求めるとき、その量は、23.0から24.5%でなければならない。
本品の水分(%)=(50×S―B×(W
2
―W
1
)/W
3
)/(W
1
×10)
S:1mLの試料溶液中の水分(mg)
B:精密に重量を量つた約1mLのメタノール・硫酸混液(70:1)中の水分(mg)
W
1
:本品の採取量(g)
W
2
:試料溶液50mLの重量(g)
W
3
:Bの測定に用いた約1mLのメタノール・硫酸混液(70:1)の重量(g)
定量法 本品0.2gを精密に量り、水を加えて正確に100mLとし、試料原液とする。この溶液の25mLを正確に量り、分解瓶に入れ、薄めた硫酸(1→3)1mL及びペルオキソ2硫酸カリウム(2→25)5mLを加えて密栓し、高圧蒸気滅菌器に入れ、121°で30分間加熱する。冷後、水を加えて正確に100mLとする。この液2.5mLを正確に量り、亜硫酸水素ナトリウム溶液(1→20)1mLを加えて振り混ぜ、更にモリブデン酸アンモニウム・タルトラトアンチモン(III)酸カリウム・アスコルビン酸試液15mLを加えて振り混ぜた後、水を加えて200mLとし、試料溶液とする。モリブデン酸アンモニウム・タルトラトアンチモン(III)酸カリウム・アスコルビン酸試液を加えてから正確に30分後に、試料溶液につき、波長710nmにおける吸光度AT
1
を測定する。また、試料原液25mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとし、この液2.5mLを正確に量り、亜硫酸水素ナトリウム溶液(1→20)1mLを加えて振り混ぜ、以下試料溶液と同様に操作して、波長710nmにおける吸光度AT2を測定する。別に、リン酸2水素カリウム約0.1gを精密に量り、水を加えて正確に500mLとし、この液2.5mLを正確に量り、亜硫酸水素ナトリウム溶液(1→20)1mLを加えて振り混ぜ、以下試料溶液と同様に操作して、波長710nmにおける吸光度ASを測定する。
L―アスコルビン酸―2―リン酸エステルマグネシウムの量(mg)=W×(4/5)×((AT
1
―AT
2
)/AS)×(379.61/136.09)×1,000
W:リン酸2水素カリウムの量(g)
4―アセタミド―2―ヒドロキシ安息香酸メチル C
10
H
11
NO
4
含量 本品は、乾燥した後定量するとき、4―アセタミド―2―ヒドロキシ安息香酸メチル(C
10
H
11
NO
4
)98.0%以上を含む。
性状 本品は、白色の結晶性の粉末で、においはない。
確認試験
○1 本品のメタノール溶液(1→125,000)につき、吸収スペクトルを測定するとき、波長211から215nm、272から276nm及び305から309nmに吸収の極大を示し、波長237から241nm及び291から295nmに吸収の極小を示す。
○2 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法の臭化カリウム錠剤法によつて赤外吸収スペクトルを測定するとき、3,300cm―1,1,680cm―1,1,615cm―1,1,320cm―1及び1,275cm―一に吸収を認める。
純度試験
○1 融点 本品の融点は、151から153°でなければならない。
○2 類縁物質 本品0.01gをとり、メタノール1.0mLを加えて溶かし、この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にエーテル・ベンゼン・クロロホルム混液(50:35:15)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧し、ついで薄めた硫酸(1→2)を均等に噴霧するとき、Rf値約0.3の位置にだいだい色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
乾燥減量 1.0%以下(1g,105°,2時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
定量法 本品を乾燥し、その約0.045gを精密に量り、窒素定量法により試験を行う。0.01mol/L硫酸1mL=4.184mgC
10
H
11
NO
4
注意:しや光した気密容器に保存する。
4―アミノ―2―エトキシ安息香酸メチル C
10
H
13
NO
3
含量 本品は、乾燥した後定量するとき、4―アミノ―2―エトキシ安息香酸メチル(C
10
H
13
NO
3
)98.0%以上を含む。
性状
○1 本品は、灰かつ色の結晶性の粉末で、においはない。
○2 融点 99から101°(分解)
確認試験
○1 本品のメタノール溶液(1→125,000)につき、吸収スペクトルを測定するとき、波長208から212nm、232から236nm、277から281nm及び300から304nmに吸収の極大を示し、波長222から226nm、250から254nm及び287から291nmに吸収の極小を示す。
○2 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法の臭化カリウム錠剤法によつて赤外吸収スペクトルを測定するとき、3,400cm―1,1,695cm―1,1,610cm―1及び1,255cm―一に吸収を認める。
純度試験 類縁物質 本品0.010gをとり、メタノール1.0mLを加えて溶かし、この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にエーテル・ベンゼン・クロロホルム混液(50:35:15)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧し、ついで薄めた硫酸(1→2)を均等に噴霧するとき、Rf値約0.5の位置にだいだい色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
乾燥減量 3.0%以下(1g,シリカゲル,3時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
定量法 本品を乾燥し、その約0.04gを精密に量り、窒素定量法により試験を行う。0.01mol/L硫酸1mL=3.9044mgC
10
H
13
NO
3
注意:しや光した気密容器に保存する。
アンプロリウム C
14
H
19
ClN
4
・HCl 本品は、『アンプロリウム』をとり、氷酢酸を用いて再結晶し、アセトンで洗浄した後水に加温溶解させ、イソプロパノールを加えて再び再結晶させ、アセトンで洗浄して製する。
性状
○1 本品は、白色の結晶性の粉末で、においはない。
○2 融点 約248°(分解)
確認試験
○1 本品の0.1mol/L塩酸溶液(1→100,000)につき吸収スペクトルを測定するとき、波長244から248nm及び260から264nmに吸収の極大を示し、それぞれの極大波長における吸光度をA
1
及びA
2
とするとき、A
1
/A
2
は1.04から1.06である。
○2 本品の水溶液(1→50)は、塩化物の定性反応を呈する。
純度試験 類縁物質 本品0.10gをとり、メタノール10mLを加えて溶かし、この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に水・第2ブタノール・氷酢酸混液(5:4:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧し、ついで薄めた硫酸(1→2)を均等に噴霧するとき、Rf値約0.4の位置にだいだい色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
乾燥減量 0.5%以下(1g,減圧,100°,3時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
注意:しや光した気密容器に保存する。
エトパベート C
12
H
15
NO
4
本品は、『エトパベート』をとり、メタノールを用いて再結晶して製する。
性状 本品は、白色からわずかに微黄白色の結晶性の粉末で、においはない。
確認試験 本品のメタノール溶液(1→125,000)につき、吸収スペクトルを測定するとき、波長266から270nm及び297から301nmに吸収の極大を示し、波長236から240nm及び285から289nmに吸収の極小を示す。
純度試験
○1 融点 本品の融点は、147から151°でなければならない。
○2 類縁物質 本品0.010gをとり、メタノール1.0mLを加えて溶かし、この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・エーテル・メタノール混液(10:9:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これを亜硝酸ナトリウム10gに塩酸20mLを加え亜硝酸ガスを発生させた容器中で十分間放置した後、これにクロモトロプ酸0.05g及び酢酸ナトリウム40gを水に溶かして100mLとした溶液を均等に噴霧するとき、Rf値約0.5の位置に赤紫色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
乾燥減量 0.5%以下(1g,減圧,100°,2時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
注意:しや光した気密容器に保存する。
塩酸チアミン C
12
H
17
ClN
4
OS・HCl〔日本薬局方標準品〕
塩酸ピリドキシン C
8
H
11
NO
3
・HCl〔日本薬局方標準品〕
クエン酸モランテル C
12
H
16
N
2
S・C
6
H
8
O
7
・H
2
O 本品は、『クエン酸モランテル』をとり、光を避けて水で2回再結晶して製する。
性状
○1 本品は、淡黄色の結晶性の粉末で、味はわずかに苦く、特異なにおいを有する。
○2 本品は、メタノールにやや溶けやすく、水又はエタノールに溶けにくく、酢酸エチル又はベンゼンにほとんど溶けない。
○3 本品の水溶液(1→200)のpHは、3.5から4.3である。
○4 融点 117から120°
確認試験
○1 本品0.1gに水30mLを加えて溶かす。この液0.5mLにp―ジメチルアミノベンズアルデヒド・塩化第2鉄試液3mLを加えるとき、液は赤紫色を呈する。
○2 本品0.01gに水2mLを加えて溶かし、過マンガン酸カリウム試液1滴を加えるとき、試液の色は直ちに消える。
○3 本品5mgにクエン酸の無水酢酸溶液(0.5→100)2mLを加え、水溶中で加熱するとき、赤色から赤紫色を呈する。
○4 本品0.01gに0.01mol/L塩酸・メタノール試液を加えて溶かし、1,000mLとする。この液につき、吸収スペクトルを測定するとき、波長322から327nmに吸収の極大を示す。
○5 本品0.02gに水4mLを加えて溶かし、希水酸化ナトリウム試液を加えて中性とした液は、クエン酸塩の定性反応3を呈する。
純度試験
○1 溶状 本品0.5gにメタノール10mLを加えて溶かすとき、その液は、黄色で、澄明でなければならない。
○2 シス異性体 本品0.2gを褐色フラスコにとり、メタノールを加えて溶かし、正確に10mLとし、試料溶液とする。この液1mLを正確に量り、褐色フラスコに入れメタノールを加えて正確に100mLとし、シス異性体用対照溶液とする。別に、無水クエン酸0.1gをとり、メタノールを加えて溶かし、正確に100mLとし、クエン酸溶液とする。試料溶液、シス異性体用対照溶液及びクエン酸溶液それぞれ5μLずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板に暗所でスポットする。次にメチルイソブチルケトン・ギ酸・水混液(2:1:1)の上層を展開溶媒として暗所で約10cm展開した後、薄層板を100°で15分間乾燥する。この薄層板をヨウ素蒸気を満たした槽中に入れるとき、試料溶液から得たモランテル及びクエン酸以外のスポットは、認めないか又はシス異性体用対照溶液から得たスポットより濃くない(1%以下)。
水分 3.7から4.7%(0.5g)
強熱残分 0.15%以下(1.0g)
酢酸レチノール、薄層クロマトグラフ用 C
22
H
32
O
2
〔薄層クロマトグラフ用酢酸レチノール、日本薬局方標準品〕
シアノコバラミン C
63
H
88
CoN
14
O
14
P〔日本薬局方標準品〕
スルファキノキサリン C
14
H
12
N
4
O
2
S 本品は、『スルファキノキサリン』をとり、エタノールを用いて再結晶して製する。
性状
○1 本品は、淡黄色の微細な結晶で、においはない。
○2 本品は、アセトンに溶けにくく、エタノールにきわめて溶けにくく、及び水にほとんど溶けない。
○3 本品は、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は炭酸ナトリウム試液に溶ける。
○4 本品は、光によつて徐々に暗色となる。
確認試験 本品0.02gをとり、水5mLを加え、かき混ぜながら1mol/L水酸化ナトリウム試液を滴加して溶かし、これに硫酸銅試液2,3滴を加えるとき、黄緑色の沈殿を生じる。
純度試験
○1 融点 本品の融点は、245から247°(分解)でなければならない。
○2 類縁物質 本品0.10gをとり、アセトン20mLを加え、加温して溶かし、この液20μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にイソプロパノール・酢酸ブチル・水・強アンモニア水混液(10:6:3:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これを亜硝酸ナトリウム10gに塩酸20mLを加えて亜硝酸ガスを発生させた容器中で十分間放置した後、これにクロモトロプ酸0.05g及び酢酸ナトリウム40gを水に溶かして100mLとした溶液を均等に噴霧するとき、Rf値約0.5の位置に紫赤色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
乾燥減量 0.5%以下(1g,105°,4時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
注意:しや光した気密容器に保存する。
チロシン C
9
H
11
NO
3
〔日本薬局方標準品〕
ナイカルバジン C
13
H
10
N
4
O
5
・C
6
H
8
N
2
O 本品は、『ナイカルバジン』をとり、ジオキサン・アセトン・水混液(5:4:1)を用いて再結晶して製する。
性状
○1 本品は、帯黄色の粉末で、においはないか又はわずかに特異なにおいを有する。
○2 融点 約260°(分解)
確認試験
○1 本品の無水エタノール溶液(1→15,000)15mLにスルファニル酸試液(2→125)5mL及び新たに製した亜硝酸ナトリウム溶液(1→100)5mLを加え、密せんして65°で十分間加温するとき、液は赤色を呈する。
○2 本品の無水エタノール溶液(1→15,000)15mLに水酸化カリウムのエタノール溶液(1→100)5mLを加えるとき、液は黄色を呈する。
純度試験 類縁物質 本品10mgをとり、ジメチルホルムアミド1.0mLを加えて溶かし、この液5μLを、薄層クロマトグラフ用セルロース(けい光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・エーテル・メタノール(10:9:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、Rf値約0.3の位置に単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
乾燥減量 0.5%以下(1g,減圧,5酸化リン,110°,一時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
注意:しや光した気密容器に保存する。
パラアミノベンゾイルグルタミン酸 C
11
H
14
N
2
O
3
〔日本薬局方標準品〕
パルミチン酸レチノール、薄層クロマトグラフ用 C
36
H
60
O
2
〔薄層クロマトグラフ用パルミチン酸レチノール、日本薬局方標準品〕
葉酸 C
19
H
19
N
7
O
6
〔日本薬局方標準品〕
リボフラビン C
17
H
20
N
4
O
6
〔日本薬局方標準品〕
(2) 試薬・試液
試薬は、飼料添加物の試験に用いるものである。容量分析用標準試薬、特級、1級又は無ヒ素等と記載したものは、それぞれ日本工業規格試薬の容量分析用標準試薬、特級、1級又は無ヒ素等の規格に適合するものであり、かつ、試験法は、日本工業規格試薬の試験法に従う。試薬名が日本工業規格と相違する場合は、これを併記する。日局と記載したものは、日本薬局方の医薬品各条の成分規格に適合するものである。単に試験法を記載してある試薬については、飼料添加物の試験法を準用する。
試液は、飼料添加物の試験に用いるために調製した液である。
亜鉛(標準試薬) Zn〔容量分析用標準試薬〕
亜鉛、無ヒ素 Zn〔無ヒ素〕 約800μmのものを用いる。
亜鉛末 Zn〔特級〕
亜硝酸ナトリウム NaNO
2
〔特級〕
亜硝酸ナトリウム試液 亜硝酸ナトリウム10gに水を加えて溶かし100mLとする。用時製する。
アスコルビン酸 C
6
H
8
O
6
〔日局〕
アスコルビン酸ナトリウム C
6
H
7
NaO
6
〔特級〕
アセチレン C
2
H
2
〔溶解性アセチレン〕98.0%以上
アセトン CH
3
COCH
3
〔特級〕
ビタミンD定量に用いるアセトンは、一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
アセトン、非水滴定用 アセトンに過マンガン酸カリウムを少量ずつ加えて振り混ぜ、2,3日放置して紫色が消えなくなつた後蒸留し、留液に新たに焼いた無水炭酸カリウムを加えて脱水し、分留管を付け、湿気を避けて蒸留し、56°の留分を集める。
アセトニトリル CH
3
CN〔特級〕
アニリン C
6
H
5
NH
2
〔特級〕
アミグダリン C
2
0H
27
NO
11
本品は水にやや溶けやすく、エタノールに溶けにくく、エーテルにほとんど溶けない。
pH 本品の水溶液(1→100)のpHは、4.5から6.5でなければならない。
融点 210から222°
比旋光度 〔α〕20D=―39から―43°
乾燥減量 5%以下
強熱残分 0.1%以下
アミドール (NH2)2C
6
H
3
OH・2HCl 微黄褐色から灰黄緑色の結晶性の粉末である。
溶状 本品1.0gに水20mLを加えて溶かすとき、液は澄明である。
含量 98.0%以上
アミドール・亜硫酸水素ナトリウム試液 アミドール0.4g及び亜硫酸水素ナトリウム8gをとり、水を加えて溶かし、40mLとする。用時製する。
4―アミノアンチピリン C
11
H
13
N
3
O〔特級〕
アミノ酸分析用ニンヒドリン ニンヒドリン、アミノ酸分析用の項に定める。
アミノ酸分析用ニンヒドリン試液 ニンヒドリン試液、アミノ酸分析用の項に定める。
アミノピリン C
13
H
17
N
3
O 無色若しくは白色の結晶又は白色の結晶性粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。
融点 107から109°
乾燥減量 0.5%以下(1g,シリカゲル,4時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
しや光して保存する。
p―アミノ安息香酸 NH
2
C
6
H
4
COOH〔特級〕
アミルアルコール、イソ (CH
3
)2CH
2
CH
2
CHOH〔特級〕
アラビノース C
5
H
10
O
5
比旋光度 〔α〕20D=―103から―105°
重金属 10ppm以下
水分 0.5%以下
アリザリンエローGG C
13
H
8
N
3
NaO
5
〔特級〕 変色範囲 pH(黄色)10.0から12.0(かつ色)
アリザリンエローGG試液 アリザリンエローGG0.1gにエタノール100mLを加えて溶かし、必要があればろ過する。
アリザリンエローGG・チモールフタレイン試液 アリザリンエローGG試液10mLにチモールフタレイン試液20mLを加えて混和する。
アリザリンスルホン酸ナトリウム C
14
H
5
O
2
(OH)2SO
3
Na・H
2
O〔特級〕
アリザリンレッドS C
14
H
5
O
2
(OH)2SO
3
Na・H
2
O〔アリザリンレッドS(アリザリンスルホン酸ナトリウム)、特級〕 変色範囲pH(黄)3.7から5.2(だいだい赤)
アリザリンレッドS試液 アリザリンレッドS0.1gに水を加えて溶かし、100mLとする。必要ならばろ過する。
亜硫酸水素ナトリウム NaHSO
3
〔特級〕
亜硫酸ナトリウム Na
2
SO
3
・7H
2
O〔特級〕
アルカリ性銅試液A リン酸1水素ナトリウム71g及び酒石酸カリウムナトリウム40gを水650mLに溶かし、1mol/L水酸化ナトリウム試液100mLを加え、これを静かにかき混ぜながら更に硫酸銅溶液(10→100)80mLを徐々に加える。次に、無水硫酸ナトリウム180gを加えて溶かした後、ヨウ素酸カリウム溶液(3.6→100)25mLを加え、更に水を加えて1,000mLとする。2日間25から35°で放置した後、沈殿物をろ過して除き、25から35°で保存する。
アルカリ性銅試液B 硫酸銅4.0g、無水炭酸ナトリウム24g、炭酸水素ナトリウム16g、無水硫酸ナトリウム180g及び酒石酸カリウムナトリウム12gに水を加えて溶かし、900mLとする。この液を十分間沸騰させた後冷却し、水を加えて1,000mLとし、密栓して1週間放置した後、ガラスろ過器(G3)でろ過し、遮光して保存する。
アルカリ性ブルーテトラゾリウム試液 ブルーテトラゾリウム試液、アルカリ性の項に定める。
安息香酸(標準試薬) C
6
H
5
COOH〔容量分析用標準試薬〕
アントロン C
14
H
10
O〔特級〕
アントロン試液 アントロン35mgに硫酸100mLを加えて溶かす。
アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液、pH10.7塩化アンモニウム67.5gに水を加えて溶かし、強アンモニア水570mLを加え、次に水を加えて1,000mLとする。
アンモニア試液 強アンモニア水400mLに水を加えて1,000mLとする(10%)。
アンモニア水、強 NH
4
OH〔アンモニア水、特級、比重0.90〕
アンモニア水 〔日局〕
アンモニア性メタノール試液 強アンモニア水10mLにメタノール190mLを加える。
イソアミルアルコール アミルアルコール、イソの項に定める。
イソオクタン (CH
3
)3CCH
2
CH(CH
3
)2〔日局〕
イソブタノール ブタノール、イソの項に定める。
イソプロパノール プロパノール、イソの項に定める。
1酸化鉛 PbO〔特級〕
牛心臓抽出液 本品は、脂肪、腱及び血管を除いた心筋を肉ひき機で細挫し、水を加えて、ときどき振りながら24時間4°以下で保存する。次に、50°の水浴中で数時間加温した後、沸騰させるか、蒸気下で100°に数分間おく。放冷後、布で、次にろ紙でろ過する。
薄めたエタノール エタノール、薄めたの項に定める。
馬脱繊維血液 無菌的に採血後直ちに滅菌ガラス玉で確実に脱繊維する。
保存法 2から6°
使用期限 製造後2週間
ウラシル C
4
H
4
N
2
O
2
〔1級〕
液体クロマトグラフ用シリカゲル シリカゲル、液体クロマトグラフ用の項に定める。
液体クロマトグラフ用オクタデシルシリル化シリカゲル[日局]
エステル分解酵素液 本品は、Streptomyces rochei var. volubilisの培養ろ液から分離したエステル分解酵素を硫酸アンモニウム溶液(423→1,000)に懸濁した液であり、1.0単位/mL以上を含む。なお、1単位は、25°、pH7.0で1分間に酢酸4―ニトロフェニルから4―ニトロフェノール1μmolを生成する量である。本品は、6°以下に保存する。本品は、用時、適量の水で薄めてメンブランフィルター(0.45μm)でろ過した後、更に、水で薄めて0.035単位/mLの薄めたエステル分解酵素液とする。
エタノール C
2
H
5
OH〔エチルアルコール(95v/v%)、特級〕
エタノール、薄めた この場合のエタノールは無水エタノールを用いる。
エタノール、希 エタノール1容量に水1容量を加える。C
2
H
5
OH47.45から50.00v/v%を含む。
エタノール、不含クロロホルム、クロロホルム、エタノール不含の項に定める。
エタノール、無アルデヒド エタノール1Lを共せんびんにとり、酢酸鉛2.5gを水5mLに溶かした液を加え、よく混ぜる。別に水酸化カリウム5gを温エタノール25mLに溶かし、冷後、この液を前の液にかき混ぜないで静かに加え、一時間後この液を激しく振り混ぜて1夜放置し、上澄液をとり、蒸留する。
ビタミンD定量に用いるものは、一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
エタノール、無水 C
2
H
5
OH〔エチルアルコール(99.5v/v%以上)、特級〕
エチレングリコール HOCH
2
CH
2
OH〔エチレングリコール(グリコール)、特級〕
エチレングリコール、カールフィシャー用 エチレングリコールを蒸留し、195から198°の留分をとる。本品1mL中の水分は、1.0mg以下である。
エチレングリコールモノメチルエーテルHOCH
2
CH
2
OCH
3
〔エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、特級〕
エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム C
10
H
14
N
2
Na
2
O
8
・2H
2
O〔特級〕
エーテル C
2
H
5
OC
2
H
5
〔エチルエーテル、特級〕
エトキシキン、定量用 『エトキシキン』 ただし、定量するとき、エトキシキン(C
14
H
19
NO)98.0%以上のものに限る。
NN指示薬 2―オキシ―1―(2′―オキシ―4′―スルホ―1′―ナフチルアゾ)―3―ナフトエ酸0.5g及び無水硫酸ナトリウム50gを混ぜ、均質になるまですりつぶして製する。
エピクロルヒドリン C
3
H
5
OCI 〔特級〕
エリオクロムブラックT C
20
H
12
N
3
NaO
7
S〔エリオクロムブラックT、(1―(1―ハイドロオキシ―2―ナフチルアゾ)―5―ニトロ―2―ナフトール―4―スルホン酸ナトリウム)、特級〕
エリオクロムブラックT・塩化ナトリウム指示薬 エリオクロムブラックT0.1g及び塩化ナトリウム10gを混ぜ、均質になるまですりつぶして製する。
エリオクロムブラックT試液 エリオクロムブラックT0.5g及び塩酸ヒドロキシルアミン4.5gを量り、エタノール100mLを加えて溶かす。遮光した容器に保存する。
塩化アンモニウム NH
4
Cl〔特級〕
塩化アンモニウム試液 塩化アンモニウム10.5gに水を加えて溶かし、100mLとする(2mol/L)。
2塩化エチレン 一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
塩化カリウム KCl〔特級〕
塩化カリウム・塩酸緩衝液 塩化カリウム溶液(3→20)250mL及び2mol/L塩酸試液53mLに水を加えて1,000mLとする。
塩化カルシウム CaCl
2
・2H
2
O〔塩化カルシウム(2水塩)、特級〕
塩化カルシウム、水分測定用 CaCl
2
〔水分測定用、1から3号〕
塩化カルシウム試液 塩化カルシウム7.5gに水を加えて溶かし、100mLとする(0.5mol/L)。
塩化第1スズ SnCl
2
・2H
2
O〔特級〕
塩化第1スズ試液、酸性 塩化第1スズ8gに塩酸500mLを加えて溶かす。
共せんびんに保存する。調製後3箇月以内に用いる。
塩化第2水銀 HgCl
2
〔特級〕
塩化第2水銀試液 塩化第2水銀6.5gに水を加えて溶かし、100mLとする(0.25mol/L)。
塩化第2鉄 FeCl
3
・6H
2
O〔特級〕
塩化第2鉄試液 塩化第2鉄9gに水を加えて溶かし、100mLとする(0.5mol/L)。
塩化第2鉄試液、希 塩化第2鉄試液2mLに水を加えて100mLとする。用時製する。
塩化第2鉄・塩酸試液 塩化第2鉄10gに0.1mol/L塩酸を加えて溶かし、100mLとする。
塩化第2銅 CuCl
2
・2H
2
O〔特級〕
塩化チオニル SOCl
2
〔特級〕
塩化ナトリウム NaCl〔特級〕
塩化ナトリウム(標準試薬) NaCl〔容量分析用標準試薬〕
塩化ナトリウム試液 塩化ナトリウム10gに水を加えて溶かし、100mLとする。
塩化ナトリウム・水酸化ナトリウム試液 塩化ナトリウム100gに2.5mol/L水酸化ナトリウム試液40mL及び水を加えて溶かし、1,000mLとする。
塩化バリウム BaCl
2
・2H
2
O〔特級〕
塩化バリウム試液 塩化バリウム12gに水を加えて溶かし、100mLとする(0.5mol/L)。
塩化ベンザルコニウム 塩化ベンザルコニウム〔日局〕
塩化マグネシウム MgCl
2
・6H
2
O〔特級〕
塩化マグネシウム試液 酸化マグネシウム3.75gに8mol/L塩酸試液を少量ずつ加えて溶かし、100mLとする。
塩化メチルロザニリン C
25
H
3
0ClN
3
〔日局〕
塩化メチルロザニリン・エタノール試液、0.25mol/L 塩化メチルロザニリン10gをエタノール100mLに溶かす。
塩化メチルロザニリン・エタノール試液、0.037mol/L 塩化メチルロザニリン0.3gをエタノール20mLに溶かす。
塩化メチルロザニリン試液 塩化メチルロザニリン0.1gに氷酢酸10mLを加えて溶かす。
塩化リチウム LiCl・H
2
O [アミノ酸分析用]
塩基性フクシン 〔特級〕
塩基性フクシン試液 塩基性フクシン10gをエタノール100mLに溶かし、37°で1夜放置する。
塩酸 HCl〔特級〕 35.0%以上。
塩酸、希 塩酸23.6mLに水を加えて100mLとする(10%)。
塩酸グアニン C
5
H
5
N
5
O・HCl 白色の結晶又は結晶性の粉末である。希塩酸に溶け、及び水又はエタノールにほとんど溶けない。
溶状 本品0.2gに薄めた塩酸(2→3)20mLを加えて加温溶解するとき、液はほとんど澄明である。
水分 5.0%以下(1g)
含量 94.0%以上
塩酸試液、8mol/L 塩酸720mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、6mol/L 塩酸540mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、2.5mol/L 塩酸225mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、2mol/L 塩酸180mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、1mol/L 塩酸90mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、0.5mol/L 塩酸45mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、0.2mol/L 1mol/L塩酸試液200mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、0.1mol/L 1mol/L塩酸試液100mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸試液、0.001mol/L 0.1mol/L塩酸試液10mLに水を加えて1,000mLとする。
塩酸システイン HSCH
2
CH(NH
2
)COOH・HCl〔特級〕
塩酸ジメチルアミン (CH
3
)2NH・HCl 白色の結晶で潮解性があり、水には極めてよく溶ける。
融点 170から172°
塩酸チアミン C
12
H
17
ClN
4
OS・HCl〔日局〕
塩酸ヒドロキシルアミン NH
2
OH・HCl〔特級〕
塩酸ピリドキシン C
8
H
11
NO
3
・HCl〔日局〕
0.1mol/L塩酸・メタノール試液 塩酸9.0mLにメタノールを加えて1,000mLとする。
0.01mol/L塩酸・メタノール試液 1mol/L塩酸試液10mLにメタノールを加えて1,000mLとする。
塩酸リジン C
6
H
14
N
2
O
2
・HCl〔日局〕
塩素 Cl
2
黄緑色の窒息性のにおいがあるガスで、空気より重く、水に溶ける。サラシ粉に塩酸を作用させて製する。塩素ボンベに入れたものを用いることができる。
黄色酸化第2水銀 酸化第2水銀、黄色の項に定める。
王水 塩酸3容量に硝酸1容量を加える。用時製する。
2―オキシ―1―(2′―オキシ―4′―スルホ―1′―ナフチルアゾ)―3―ナフトエ酸 C
21
H
14
N
2
O
7
S〔2―ヒドロキシ―1―(2′―ヒドロキシ―4′―スルホ―1′―ナフチルアゾ)―3―ナフトエ酸、特級〕
8―オキシキノリン C
9
H
6
NOH[8―キノリノール、特級]
8―オキシキノリン試液 8―オキシキノリン20mgを水酸化ナトリウム溶液(13→100)100mLに溶かす。
オクタン酸 CH
3
(CH
2
)6COOH [アミノ酸分析用]
オリブ油〔日局〕
過塩素酸 HClO
4
〔特級、比重約1.67〕 HClO
4
70から72%を含む。
過塩素酸第2鉄 Fe(ClO
4
)
3
灰白色から淡かつ色の結晶で潮解性がある。水にきわめて溶けやすい。
溶状 本品の水溶液(1→20)は澄明である。
塩化物 本品0.20gをとり、塩化物の試験を行うとき、その量は0.001mol/L塩酸0.40mLに対応する量以下でなければならない(0.071%以下)。
過塩素酸第2鉄試液 過塩素酸第2鉄3gに水を加えて溶かし500mLとし、ろ過する。
カザミノ酸 ビタミン類不含のカゼインを塩酸酸性で加水分解し、適当な処理によつて粉末としたものである。白色から淡黄色の粉末で、特異なにおいがある。
過酸化水素試液 強過酸化水素水1容量に水9容量を加える。用時製する(3%)。
過酸化水素水、強 H
2
O
2
〔過酸化水素水(30%)、特級〕 H
2
O
2
30w/v%以上を含む。冷暗所に保存する。
カゼイン、乳製 白色からほとんど白色の粉末である。
溶状 本品0.6gに0.05mol/L乳酸試液100mLを加えて溶かすとき、液は、微濁以下である。
吸光度 本品0.6gを精密に量り、0.05mol/L乳酸試液に溶かして100mLとし、この液につき波長400nmで吸光度を測定するとき、E(0.6%)(1cm)≦0.4である。
カゼイン試液 乳製カゼイン0.1gに水30mLを加え、よく分散させた後、薄めた水酸化ナトリウム溶液(1→10)1mLを加えて溶かし、更に水を加えて50mLとする。用時製する。
カゼイン製ペプトン ペプトン、カゼイン製の項に定める。
カテコール C
6
H
4
(OH)2〔1級〕
カフェイン C
8
H
10
N
4
O
2
・H
2
O〔日局〕
過マンガン酸カリウム KMnO
4
〔特級〕
過マンガン酸カリウム試液 過マンガン酸カリウム3.3gに水を加えて溶かし、1,000mLとする(0.02mol/L)。
過ヨウ素酸 HIO
4
〔メタ過ヨウ素酸、特級〕
過ヨウ素酸試液 過ヨウ素酸2.5gに水を加えて溶かし100mLとした後、氷酢酸400mLを加える。しや光して保存する。
過ヨウ素酸カリウム KIO
4
〔特級〕
過ヨウ素酸ナトリウム試液 メタ過ヨウ素酸ナトリウム25gに水に加えて溶かし、100mLとする。
ガラス繊維 〔ガラスウール、特級〕
過硫酸アンモニウム (NH
4
)2S
2
O
8
〔特級〕
カールフィシャー試液 一般試験法の水分定量法に定めるところによる。
カールフィシャー用エチレングリコール エチレングリコール、カールフィシャー用の項に定める。
カールフィシャー用ピリジン 一般試験法の水分定量法に定めるところによる。
カールフィシャー用メタノール 一般試験法の水分定量法に定めるところによる。
カルボキシメチルセルロースナトリウム 〔日局〕 ただし、置換度が0.62から0.68のものに限る。
緩衝液用0.2mol/Lリン酸2水素カリウム試液 0.2mol/Lリン酸2水素カリウム試液、緩衝液用の項に定める。
肝臓エキス 茶褐色の粉末から粒子である。
乾燥減量 6%以下(1g,85°,一時間)
溶解性 本品の溶液(1→1,000)をpH7.0に調整し、121°で15分間高圧蒸気滅菌するとき不溶物を認めない。
カンテン 〔日局〕
希エタノール、エタノール、希の項に定める。
希塩化第2鉄試液 塩化第2鉄試液、希の項に定める。
希塩酸 塩酸、希の項に定める。
希酢酸 酢酸、希の項に定める。
ギ酸 HCOOH〔特級〕
ギ酸ナトリウム、定量用 HCOONa〔特級〕
希2,4―ジニトロクロルベンゼン試液 2,4―ジニトロクロルベンゼン試液、希の項に定める。
希硝酸 硝酸、希の項に定める。
キシラン 植物繊維をアルカリで抽出して得られる複雑な多糖類で、加水分解によりキシロースを生ずる。5°以下で保存する。
キシレンシアノールFF C
25
H
27
N
2
NaO
7
S
2
〔1級〕
キシロース C
5
H
10
O
5
白色から微褐色の結晶性粉末から粉末である。
溶状 本品1gに水20mLを加えて溶かすとき、液は澄明又はほとんど澄明である。
比旋光度 本品20gを精密に量り、水を加えて溶かし、正確に100mLとし、この液につき、層長200mmで旋光度を測定するとき、〔α〕20D=+18.0から+20.0である。
乾燥減量 0.3%以下(1g,105°,2時間)
強熱残分 0.1%以下(1g)
希水酸化ナトリウム試液 水酸化ナトリウム試液、希の項に定める。
希水酸化ナトリウム・エタノール試液 水酸化ナトリウム・エタノール試液、希の項に定める。
キナルジンレッド(C
21
H
23
N
2
I)本品は、結晶性粉末でエタノールに溶けやすい。本品のメタノール溶液(0.005→1,000)は、526nm付近に極大吸収部がある。また、当該極大吸収部で吸光度を測定するとき、0.5以上である。
キナルジンレッド試液 キナルジンレッド0.1gを量り、酢酸100mLを加えて溶かす。用時製する。
強アンモニア水 アンモニア水、強の項に定める。
強過酸化水素水 過酸化水素水、強の項に定める。
強酸性陽イオン交換樹脂 スルホン酸基が導入してある架橋度8%のスチレン―ジビニルベンゼン共重合体を高速液体クロマトグラフ用に製造したもの。
希硫酸 硫酸、希の項に定める。
金属ナトリウム ナトリウム、金属の項に定める。
クエン酸 C
6
H
8
O
7
・H
2
O〔特級〕
クエン酸、無水 C
6
H
8
O
7
〔日局〕
クエン酸アンモニウム C
6
H
14
N
2
O
7
〔クエン酸2アンモニウム、特級〕
0.2mol/Lクエン酸塩緩衝液、pH5.2 クエン酸ナトリウム59.6g、クエン酸21.8gに水約750mLを加えて溶かし、必要な場合はクエン酸溶液(1→50)又はクエン酸ナトリウム溶液(1→100)を用いてpH5.2に調整した後、水を加えて1,000mLとする。
クエン酸塩緩衝液、酵素力試験用 0.1mol/L塩酸試液に0.1mol/Lクエン酸2ナトリウム試液を加えて、所定のpHに調整する。
クエン酸緩衝液 クエン酸21.0g及び水酸化ナトリウム8.4gに水約700mLを加えて溶かし、塩酸でpH1.3に調整した後、水を加えて1,000mLとする。
クエン酸試液、1mol/L クエン酸12gに水を加えて溶かし、100mLとする。
クエン酸ナトリウム Na
3
C
6
H
5
O
7
・2H
2
O〔特級〕
クエン酸ナトリウム緩衝液 クエン酸ナトリウム980gに水3,500mL、塩酸700mL及びオクタン酸5mLを加え、1mol/L塩酸でpH2.2に調整した後、水を加えて5,000mLとする。この液500mLに20v/v%チオジエチレングリコール溶液500mL及び水3,500mLを加え、1mol/L塩酸でpH2.2に調整した後、水を加えて5,000mLとする。
クエン酸2ナトリウム C
6
H
6
Na
2
O
7
・1(1/2)H
2
O〔特級〕
クエン酸2ナトリウム試液、0.1mol/L クエン酸2ナトリウム26.3gに水を加えて1,000mLとする。
クエン酸リチウム Li
3
C
6
H
5
O
7
・4H
2
O [アミノ酸分析用]
クエン酸リチウム緩衝液 クエン酸リチウム6.9g、塩化リチウム1.3g、クエン酸8.8g、塩酸4.0mL、エタノール40.0mL、チオジエチレングリコール2.5mL及びオクタン酸0.1mLに水を加えて溶かし1,000mLとし、塩酸と5mol/L水酸化リチウムでpHを2.98に調整する。
クリスタルバイオレット 〔特級〕
クリスタルバイオレット・氷酢酸試液 クリスタルバイオレット50mgを氷酢酸100mLに溶かす。
グリセリン C
3
H
8
O
3
〔濃グリセリン、日局〕
β―グルカン 大麦、えん麦、酵母等の細胞壁に存在する多糖類で、加水分解によりD―グルコースを生ずる。ただし、大麦由来の分子量約200,000のものを用いる。
m―クレゾール CH
3
C
6
H
4
(OH)〔1級〕
クロム酸カリウム K
2
CrO
4
〔特級〕
クロム酸カリウム試液 クロム酸カリウム10gに水を加えて溶かし、100mLとする。
クロマトグラフ用ケイソウ土 セイソウ土、クロマトグラフ用の項に定める。
クロマトグラフ用DEAE―セファデックスA―25 DEAE―セファデックスA―25、クロマトグラフ用の項に定める。
クロモトロプ酸 (HO)
2
C
10
H
4
(SO
3
Na)
2
〔クロモトロプ酸(2ナトリウム塩)、特級〕 しや光して保存する。
クロモトロプ酸試液 水30mLに硫酸68mLを注意して加え、冷後、水を加えて100mLとした液にクロモトロプ酸0.05gを加えて溶かす。しや光して保存する。
クロラミン C
7
H
7
ClNNaO
2
S・3H
2
O〔クロラミンT、特級〕
クロラミン試液 クロラミン1gに水を加えて溶かし、100mLとする。用時製する。
クロラムフェニコール C
11
H
12
Cl
2
N
2
O
5
〔日局〕
p―クロロフェノール ClC
6
H
4
OH 無色からわずかに赤色の結晶又は結晶の塊で特異なにおいがある。
エタノール、クロロホルム、エーテル又はグリセリンにきわめて溶けやすく、水にやや溶けにくい。
融点 約43°
含量 99.0%以上
定量法 本品約0.2gを精密に量り、水を加えて正確に100mLとし、この液25mLを正確に量り、ヨウ素びんに入れ、正確に0.1mol/L臭素液20mLを加え、さらに塩酸5mLを加え、直ちに密せんして30分間しばしば振り混ぜ、さらに15分間放置する。次にヨウ化カリウム溶液(1→5)5mLを加え、直ちに密せんしてよく振り混ぜた後、0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬 デンプン試液1mL)。同様の方法で空試験を行う。
0.1mol/L臭素液1mL=3.2140mgC
6
H
5
ClO
クロロホルム CHCl
3
〔特級〕
クロロホルム、エタノール不含 クロロホルム20mLを水20mLと3分間穏やかによく振り混ぜた後、クロロホルム層を分取し、さらに水20mLずつで2回洗い、乾燥ろ紙でろ過し、無水硫酸ナトリウム5gを加えて5分間よく振り混ぜ、2時間放置した後、乾燥ろ紙でろ過する。用時製する。
ケイソウ土、クロマトグラフ用 白色から灰白色の上質のものを用いる。
酵母エキス 適当な条件下で酵母(Saccharomyces)の産出物のペプトン様の総水溶性物質を澄明液とし、蒸発乾燥し、粉末としたもので、本品1gは原料酵母7.5g以上から得たものである。帯赤黄色からかつ色の粉末で腐敗臭のない特異なにおいがある。水に溶けて黄色からかつ色の弱酸性の液となる。本品には特別に含水炭素を加えない。
凝固性たん白質 本品の水溶液(1→20)を沸騰するまで加熱するとき、沈殿を生じない。
塩化物(NaClとして) 5.0%以下
乾燥減量 5.0%以下(0.5g,105°,恒量)
強熱残分 15.0%以下(0.5g)
窒素含量 7.2から9.5%(105°,恒量,乾燥後,窒素定量法による。)
5酸化リン P2O5〔特級〕
コバルチ亜硝酸ナトリウム Na3Co(NO
2
)
6
〔特級〕
コバルチ亜硝酸ナトリウム試液 コバルチ亜硝酸ナトリウム10gに水を加えて溶かし、50mLとする。必要ならばろ過する。用時製する。
酢酸 CH
3
COOH〔日局〕(5mol/L)
酢酸亜鉛 Zn(CH
3
COO)
2
・2H
2
O〔特級〕
酢酸イソアミル CH
3
COOCH
2
CH
2
CH(CH
3
)
2
〔特級〕
酢酸ウラニル UO
2
(CH
3
COO)
2
・2H
2
O〔特級〕
酢酸ウラニル・亜鉛試液 酢酸ウラニル10gに酢酸5mL及び水50mLを加え、加熱して溶かしA液とする。酢酸亜鉛30gに酢酸3mL及び水30mLを加え、加熱して溶かし、B液とする。温時、両液を混和し、冷後ろ過する。
酢酸、希 氷酢酸6gに水を加えて100mLとする(1mol/L)。
酢酸、氷 CH
3
COOH〔酢酸(氷酢酸)(99〜100%)、特級〕
酢酸、氷、非水滴定用 氷酢酸1Lに3酸化クロム5gを加え、1夜放置した後、ろ過して蒸留し、115°以上の留分に無水酢酸20gを加えて再蒸留し、117〜118°で定沸点になつた留分をとる。
酢酸アンモニウム CH
3
COONH
4
〔特級〕
酢酸アンモニウム試液 酢酸アンモニウム10gに水を加えて溶かし、100mLとする。
酢酸・エタノール試液 氷酢酸1mLに水9mLを加え、更にエタノール10mLを加えて混和する。
酢酸エチル CH
3
COOC
2
H
5
〔特級〕
酢酸塩酸緩衝液、酵素力試験用 0.1mol/L酢酸ナトリウム試液に0.1mol/L塩酸試液を加えて、所定のpHに調整する。
酢酸・酢酸アンモニウム緩衝液 pH4.8 酢酸アンモニウム77gに水約200mLを加えて溶かし、これに氷酢酸57mLを加え、水を加えて1,000mLとする。
酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液、pH5.0 酢酸ナトリウム試液140mLに希酢酸60mL及び水を加えて1,000mLとする。
酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液、1mol/L、酵素力試験用 酢酸ナトリウム試液に希酢酸を加えて、所定のpHに調整する。
酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液、0.2mol/L、酵素力試験用 0.2mol/L酢酸ナトリウム試液に0.2mol/L酢酸試液を加えて、所定のpHに調整する。
酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液、0.1mol/L、酵素力試験用 0.2mol/L酢酸ナトリウム試液に0.2mol/L酢酸試液を加えて、所定のpHに調整し、水を加えて、正確に2倍容量とする。
酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液、0.01mol/L、酵素力試験用 0.2mol/L酢酸ナトリウム試液に0.2mol/L酢酸試液を加えて、所定のpHに調整し、水を加えて、正確に20倍容量とする。
酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液、0.005mol/L、酵素力試験用 0.2mol/L酢酸ナトリウム試液に0.2mol/L酢酸試液を加えて、所定のpHに調整し、水を加えて正確に40倍容量とする。
酢酸・酢酸リチウム緩衝液 酢酸リチウム407g及び酢酸200mLに水を加えて溶かし2,000mLとする。
酢酸試液、6mol/L 氷酢酸36gに水を加えて溶かし、100mLとする。
酢酸試液、0.2mol/L 氷酢酸12gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
酢酸スチグマステロール 一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
酢酸第2水銀 Hg(CH
3
COO)
2
〔特級〕
酢酸第2水銀試液、非水滴定用 酢酸第2水銀5gに非水滴定用氷酢酸を加えて溶かし、100mLとする。
酢酸dl―α―トコフェロール、定量用 『酢酸dl―α―トコフェロール』 ただし、定量するとき酢酸dl―α―トコフェロール98.0%以上のものに限る。
酢酸ナトリウム CH
3
COONa・3H
2
O〔特級〕
酢酸ナトリウム、無水 CH
3
COONa〔酢酸ナトリウム(無水)、特級〕
酢酸ナトリウム試液 酢酸ナトリウム13.6gに水を加えて溶かし、100mLとする(1mol/L)。
酢酸ナトリウム試液、0.2mol/L 酢酸ナトリウム27.2gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
酢酸ナトリウム試液、0.1mol/L 酢酸ナトリウム試液100mLに水を加えて1,000mLとする。
酢酸鉛 Pb(CH
3
COO)
2
・3H
2
O〔特級〕
酢酸鉛試液 酢酸鉛9.5gに、新たに煮沸し冷却した水を加えて溶かし、100mLとする。密せんして保存する(0.25mol/L)。
酢酸4―ニトロフェニル CH
3
COOC
6
H
4
NO
2
白色〜淡黄色の結晶性の粉末である。
融点 77〜80°
モル吸光係数 本品約200mgを精密に量り、メタノールを加えて溶かし、正確に100mLとする。この液10mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に100mLとし、更に、この液5mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に100mLとする。この液につき、メタノールを対照液として波長268nmにおける吸光度を測定するとき、本品のモル吸光係数は、9,200〜9,600である。
酢酸n―ブチル CH
3
COOCH
2
CH
2
CH
2
CH
3
〔特級〕
酢酸、無水 無水酢酸の項に定める。
酢酸リチウム CH
3
COOLi・2H
2
O [アミノ酸分析用]
サフラニン 本品は、類黒色の粉末〜小塊で、水及びエタノールにやや溶けにくい。
溶状 本品0.1gを水100mLに溶かし、水浴上で加熱溶解するとき、液の色はほとんど澄明である。
吸光度 本品0.1gを精密に量り、水を加えて溶かし正確に100mLとし、試料原液とする。試料原液を水で正確に200倍希釈して試料溶液とする。波長517nmにおける吸光度を測定するとき、0.45〜0.65の値を得る。
乾燥減量 5%以下(1g,105°,4時間)
強熱残分 1.0%以下
3塩化アンチモン SbCl
3
〔特級〕
3塩化アンチモン試液 クロロホルムを等容量の水で2〜3回洗い、新たに強熱して冷却した炭酸カリウムを加えて密せんし、しや光して1夜放置し、クロロホルム層を分取し、なるべくしや光して蒸留する。このクロロホルムで3塩化アンチモンの表面を洗い、洗液が澄明となつたとき、クロロホルムを加えて飽和溶液とし、しや光した共せんびんに入れる。用時製する。
残留農薬試験用ベンゼン ベンゼン、残留農薬試験用。
酸化第2水銀、黄色 HgO〔酸化第2水銀(黄色)、特級〕しや光して保存する。
酸化バリウム BaO〔乾燥用〕
酸化マグネシウム MgO〔特級〕
3酸化クロム CrO
3
〔3酸化クロム(無水クロム酸)、特級〕
3酸化ヒ素(標準試薬)〔容量分析用標準試薬〕
酸性塩化カリウム試液 塩化カリウム250gに水を加えて溶かし、1,000mLとした液に塩酸8.5mLを加える。
酸性塩化第1スズ試液 塩化第1スズ試液、酸性の項に定める。
次亜塩素酸ナトリウム試液 次亜塩素酸ナトリウム(NaClO:74.448)が5%含量となるように、1mol/L水酸化ナトリウム試液に氷冷しながら塩素を通じて製する。用時製する。
ジアゾベンゼンスルホン酸試液 105°で3時間乾燥したスルファニル酸0.9gをとり、希塩酸10mLを加え、加熱して溶かし、水を加えて100mLとする。この液3.0mLをとり、亜硝酸ナトリウム試液25mLを加え、氷冷しながら5分間放置後、亜硝酸ナトリウム試液5mL及び水を加えて100mLとし、氷水中で15分間放置する。用時製する。
5―シアノアンミン鉄ナトリウム ナトリウムペンタシアノアンミンフェロエートの項に定める。
次亜リン酸 H
3
PO
2
〔1級〕 H
3
PO
2
30〜32%を含む。
シアン化カリウム KCN〔特級〕
シアン化カリウム試液 シアン化カリウム1gに水を加えて溶かし、10mLとする。用時製する。
シアン酢酸エチル NCCH
2
COOC
2
H
5
〔1級〕
ジエチルジチオカルバミン酸銀 C
5
H
10
AgNS
2
〔日局〕
4塩化炭素 CCl
4
〔特級〕
ジオキサン C
4
H
8
O
2
〔特級〕
2,7―ジオキシナフタリン C
10
H
6
(OH)
2
(2,7―ジヒドロキシナフタリン)白色針状の結晶又は結晶性の粉末で、エタノール又はエーテルに溶けやすく、水に溶けにくい。融点190°
2,7―ジオキシナフタリン試液 2,7―ジオキシナフタリン0.025gをメタノール1,000mLに溶かし、この液90mLにフェリシアン化カリウム溶液(1→500)5mL及びシアン化カリウム溶液(1→100)5mLを加え、混和した後、30分間放置し、水酸化ナトリウム溶液(2.25→200)15mLにメタノールを加えて200mLとした液100mLを加える。用時ろ過し、75分間以内に使用する。
ジギトニン C55H90O29 白色の結晶性の粉末で、水に溶けにくい。温エタノール又は氷酢酸に溶ける。クロロホルム又はエーテルに溶けない。
溶状 本品0.5gに温エタノール20mLを加えて溶かすとき、液は無色澄明である。
融点 約230°(分解)
比旋光度〔α〕20D=−47〜−49°(1g,75%酢酸,10mL,100mm)
乾燥減量 6%以下(105°)
強熱残分 0.3%以下
β―シクロデキストリン(C
6
H
10
O
5
)
7
白色の結晶性の粉末である。
乾燥減量 12.0%以下(1g,105°,3時間)
強熱残分 8.2%以下(1g)
β―シクロデキストリン緩衝液 β―シクロデキストリン5.5gに一般試験法の抗生物質の力価試験法に規定する3号緩衝液を加えて溶かし、1,000mLとする。
シクロヘキサノン C
6
H
10
O〔特級〕
シクロヘキサン C
6
H
12
〔特級〕
2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム C
12
H
6
Cl
2
NNaO
2
〔特級〕
2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム試液 2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム0.1gに水100mLを加え、加温した後、ろ過する。3日間以内に使用する。
2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム試液、滴定用 炭酸水素ナトリウム0.042gに水50mLを加えて溶かし、さらに2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム0.05gを溶かし、水を加えて200mLとし、ろ過する。用時製する。
ジクロロメタン CH
2
Cl
2
〔特級〕
次酢酸鉛試液 酢酸鉛3g及び1酸化鉛1gに水0.5mLを加え、すり混ぜて得た類黄色の混和物をビーカーに入れ、時計ざらでおおい水浴上で加熱し均等の白色又は帯赤白色になつたとき、さらに熱湯9.5mLを少量ずつ加え、再び時計ざらでおおい放置した後、上澄液を傾斜してとり、水を加えてその比重を1.23〜1.24(15°)に調整する。密せんして保存する。
4シュウ酸カリウム、pH測定用 KH
3
(C
2
O
4
)
2
・2H
2
O〔pH測定用〕
次硝酸ビスマス 〔日局〕
L―シスチン HOOC(NH
2
)CHCH
2
SSCH
2
CH(NH
2
)COOH〔特級〕
L―システイン塩酸塩1水和物 HSCH
2
CH(NH
2
)COOH・HCl・H
2
O〔特級〕
ジチゾン C
6
H
5
NHNHCSN:NC
6
H
5
〔ジチゾン(ジフェニルチオカルバゾン)、特級〕
ジチゾン試液 ジチゾン25mgをとりエタノール100mLを加えて溶かす。用時製する。
3,5―ジニトロ塩化ベンゾイル (NO
2
)
2
C
6
H
3
COCl〔特級〕
2,4―ジニトロクロルベンゼン C
6
H
3
(NO
2
)
2
Cl〔特級〕
2,4―ジニトロクロルベンゼン試液 2,4―ジニトロクロルベンゼン0.01gを正確に量り、残留農薬試験用ベンゼンを加えて溶かし、正確に100mLとする。この液1mLを正確に量り、残留農薬試験用ベンゼンを加えて正確に100mLとする。
2,4―ジニトロクロルベンゼン試液、希 2,4―ジニトロクロルベンゼン試液10mLを正確に量り、残留農薬試験用ベンゼンを加えて正確に100mLとする。
3,5―ジニトロサリチル酸 (O
2
N)
2
C
6
H
2
(OH)COOH わずかに薄い黄色〜薄い黄褐色の結晶性粉末〜粉末で、エタノール及びアセトンに溶けやすく、水に溶けにくい。
溶状 本品1gにエタノール20mLを加えて溶かすとき、液はほとんど透明である。
融点 171〜175°
確認試験 本品1mgをとり、赤外吸収スペクトル測定法の臭化カリウム錠剤法により赤外吸収スペクトルを測定するとき、波数3,100cm−1,1,680cm−1,1,600cm−1,1,540cm−1,1,340cm−1,1,220cm−1,1,160cm−1,1,090cm−1,900cm−1,810cm−1,740cm−1及び710cm−1付近に主な吸収を認める。
含量 98.0%以上
定量法 本品0.4gを精密に量り、エタノール10mL及び水20mLを加え、0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液で電位差滴定する。
0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mL=0.022812g(O
2
N)
2
C
6
H
2
(OH)COOH
3,5―ジニトロサリチル酸試液 3,5―ジニトロサリチル酸20.0gに水800mLを加えて懸濁し、かき混ぜながら酵素力試験用水酸化ナトリウム試液300mLを少量ずつ加える。これを48°以下の水浴中で加温し、液が透明になるまでかき混ぜる。これに更に酒石酸カリウムナトリウム600gを少量ずつ加え、液が透明になるまでかき混ぜる。必要な場合には、これを48°以下の水浴中で加温し、かき混ぜる。さらに水を加え2,000mLとし、ガラスろ過器(G3)でろ過し、遮光した容器に保存する。180日以内に使用する。
α,α′―ジピリジル C
10
H
8
N
2
〔特級〕
α,α′―ジピリジル試液 α,α′―ジピリジル0.25gにエタノールを加えて溶かし、100mLとする。用時製する。
ジフェニルアミン (C
6
H
5
)
2
NH〔特級〕
ジフェニルアミン試液 ジフェニルアミン1gに硫酸100mLを加えて溶かす。無色の液を用いる。
ジフェニルカルバゾン C
6
H
5
NHNHCON:NC
6
H
5
〔特級〕
ジフェニルカルバゾン試液 ジフェニルカルバゾン1gにエタノールを加えて溶かし、1,000mLとする。
ジフェニルチオカルバゾン C
6
H
5
NHNHCSN:NC
6
H
5
〔ジチゾン、特級〕
2,6―ジブロムキノンクロルイミド O:C
6
H
2
Br
2
:NCl〔特級〕
ジベンゾイルチアミン定量用臭化シアン試液 臭化シアン試液、ジベンゾイルチアミン定量用の項に定める。
ρ―ジメチルアミノシンナムアルデヒド C
11
H
13
NO だいだい色の結晶又は結晶性の粉末で、特異なにおいがある。希塩酸に溶けやすく、エタノール又はエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
溶状 本品0.2gにエタノール20mLを加えて溶かすとき、液は澄明である。
融点 140〜142°
乾燥減量 0.5%以下(1g,105°,2時間)
強熱残分 0.10%以下(1g)
窒素含量 7.8〜8.1%(105°,2時間,乾燥後,窒素定量法による。)
ρ―ジメチルアミノシンナムアルデヒド試液 ρ―ジメチルアミノシンナムアルデヒドのエタノール溶液(1→2,000)10mLに、用時、氷酢酸1mLを加える。
ρ―ジメチルアミノベンズアルデヒド (CH
3
)
2
N・C
6
H
4
CHO〔特級〕
ρ―ジメチルアミノベンズアルデヒド・エタノール硫酸試液 ρ―ジメチルアミノベンズアルデヒド1.5gに約50mLの無水エタノールを加えて溶かした後、硫酸0.5mLを加え、無水エタノールで100mLとする。用時製する。
ρ―ジメチルアミノベンズアルデヒド・塩化第2鉄試液 ρ―ジメチルアミノベンズアルデヒド125mgを硫酸65mL及び水35mLの冷混液に溶かし、塩化第2鉄試液0.05mLを加える。調製後7日以内に用いる。
ジメチルスルホキシド CH
3
SOCH
3
〔特級〕
ジメチルホルムアミド HCON(CH
3
)
2
〔N,N―ジメチルホルムアミド、特級〕
弱酸性陽イオン交換樹脂 メタアクリル酸ジビニルベンゼン共重合体を液体クロマトグラフ用に製造した上質のもの。
弱酸性陽イオン交換樹脂カラム 弱酸性陽イオン交換樹脂を0.5mol/L硫酸試液中に分散させ、3時間放置する。洗液が中性になるまで水で洗つた後、かき混ぜながらpHを7〜8に保つように水酸化リチウムを加える。pHが安定した後1夜放置し、水で5回以上洗い、リン酸溶液(1→25)でpHを7.0に調整して保存する。用時、内径1cmのカラムに高さ10cmとなるよう充てんし、検液を負荷する直前に水25mL以上で洗う。
弱石炭酸フクシン液 塩基性フクシン試液10mLをフェノール溶液(5→100)100mLに加え、更に水で10〜20倍に希釈する。用時製する。
臭化カリウム KBr〔特級〕
臭化カリウム、赤外用、臭化カリウム単結晶又は臭化カリウム(特級)を砕き、200号(74μm)ふるいを通過したものを集め、120°で10時間又は500°で5時間乾燥した粉末である。これを用いて錠剤を作るとき、異常な吸収を認めてはならない。
臭化シアン試液 氷冷した水100mLに臭素1mLを加え、激しく振り混ぜた後、氷冷したシアン化カリウム試液を臭素の色がまさに脱色するまで滴加する。この試液はドラフトの中で用時製する。
この試液の蒸気はきわめて有毒であるから取り扱いに際し、吸入しないよう注意する。
臭化シアン試液、ジベンゾイルチアミン定量用 氷冷した水100mLに臭素2mLを加え、激しく振り混ぜた後、氷冷したチオシアン
酸カリウム試液を臭素の色がまさに脱色するまで滴加する。この試液はドラフトの中で製し、冷所に保存する。調製後1月以内に用いる。
この試液の蒸気は極めて有毒であるから取扱いに際し、吸入しないよう注意する。
臭化水素酸ハロフジノン C
16
H
18
Br
2
ClN
3
O
3
白色〜灰白色の粉末である。
含量 98.0%以上
純度試験 本品0.020gをとり、クロロホルム・メタノール・水混液(3:3:0.5)10mLを加えて溶かし、この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(けい光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール・アンモニア水混液(75:25:1)を展開溶媒として、約15cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、Rf値約0.3の位置に単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
定量法 本品を乾燥し、その約0.3gを精密に量り、メタノール60mL及び酢酸第2水銀試液10mLを加え、0.1mol/L過塩素酸で電位差滴定する。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/L過塩素酸1mL=49.56mgC
16
H
18
Br
2
ClN
3
O
3
臭化水素酸ハロフジノン(シス異性体) C
16
H
18
Br
2
ClN
3
O
3
白色〜灰白色の粉末である。
含量 98.0%以上
純度試験 本品0.020gをとり、クロロホルム・メタノール・水混液(3:3:0.5)10mLを加えて溶かし、この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(けい光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール・アンモニア水混液(75:25:1)を展開溶媒として、約15cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長254nm)を照射するとき、Rf値約0.5の位置に単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
定量法 本品を乾燥し、その約0.3gを精密に量り、メタノール60mL及び酢酸第2水銀試液10mLを加え、0.1mol/L過塩素酸で電位差滴定する。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/L過塩素酸1mL=49.56mgC
16
H
18
Br
2
ClN
3
O
3
臭化第2水銀 HgBr
2
〔特級〕
臭化第2水銀紙 臭化第2水銀5gにエタノール100mLを加え、穏やかに加熱して溶かし、この液にクロマトグラフ用ろ紙を幅約4cm、長さ約10cmに切つたものを暗所で約一時間浸した後、試験に用いる部分に直接手を触れないようにして液から引き上げ、ガラス棒につり下げて自然に乾燥させる。乾燥後、周囲を切り捨て、約20mm
2
に切り、さらに4すみを切りとる。しや光して暗所に保存する。
臭化ナトリウム NaBr〔特級〕
重クロム酸カリウム K
2
Cr
2
O
7
〔特級〕
重クロム酸カリウム(標準試薬) K
2
Cr
2
O
7
〔容量分析用標準試薬〕
シュウ酸アンモニウム (NH
4
)
2
C
2
O
4
・H
2
O〔特級〕
シュウ酸アンモニウム試液 シュウ酸アンモニウム3.5gに水を加えて溶かし、100mLとする(0.25mol/L)。
シュウ酸アンモニウム試液、0.07mol/L シュウ酸アンモニウム0.8gを水80mLに溶かす。
シュウ酸ナトリウム(標準試薬) C
2
O
4
Na
2
〔容量分析用標準試薬〕
シュウ酸N―(1―ナフチル)―N′―ジエチルエチレンジアミン C
18
H
24
N
2
O
4
・1/2H
2
O〔N―1―ナフチル―N′―ジエチルエチレンジアミンシュウ酸塩、特級〕 しや光して保存する。
シュウ酸N―(1―ナフチル)―N′―ジエチルエチレンジアミン試液 シュウ酸N―(1―ナフチル)―N′―ジエチルエチレンジアミン1gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
臭素 Br
2
〔特級〕 暗赤かつ色の揮発性の液で刺激性が強く、腐食性があり、水に溶けにくく、エタノール又はエーテルに溶ける。
臭素試液 臭素を水に飽和して製する。せんにワセリンを塗つた共せんびんに臭素2〜3mLをとり、冷水100mLを加えて密せんして振り混ぜる。しや光してなるべく冷所に保存する。
臭素酸カリウム KBrO
3
〔特級〕
臭素酸カリウム・臭化カリウム試液 臭素酸カリウム1.4g及び臭化カリウム8.1gを水に溶かして100mLとする。
酒石酸カリウムナトリウム KNaC
4
H
4
O
6
・4H
2
O〔酒石酸カリウムナトリウム(ロッセル塩(セニエット塩))、特級〕
酒石酸水素ナトリウム NaHC
4
H
4
O
6
・H
2
O〔特級〕
酒石酸水素ナトリウム試液 酒石酸水素ナトリウム1gに水を加えて溶かし、10mLとする(1mol/L)。用時製する。
消化血清 黄色の粉末である。
乾燥減量 5%以下(1g,85°,一時間)
溶解性 本品の溶液(1→100)をpH7.0に調整し、121°で15分間高圧蒸気滅菌するとき不溶物を認めない。
pH 本品の溶液(1→100)を121°で15分間高圧蒸気滅菌するときのpHは、5.5〜7.0でなければならない。
硝酸 HNO
3
〔特級、比重 約1.42〕
硝酸、希 硝酸10.5mLに水を加えて100mLとする(10%)。
硝酸銀 AgNO
3
〔特級〕
硝酸銀試液 硝酸銀17.5gに水を加えて溶かし、1,000mLとする(0.1mol/L)。しや光して保存する。
硝酸コバルト Co(NO
3
)
2
・6H
2
O〔特級〕
硝酸ストロンチウム Sr(NO
3
)
2
〔硝酸ストロンチウム(無水)、特級〕
硝酸第2水銀試液 黄色酸化第2水銀40gに硝酸32mL及び水15mLを加えて溶かす(2mol/L)。しや光した共栓びんに保存する。
硝酸鉛 Pb(NO
3
)
2
〔特級〕
蒸留水 精製水を用いる。
硝酸マグネシウム Mg(NO
3
)
2
・6H
2
O〔特級〕
硝酸マグネシウム試液 酸化マグネシウム3.75gに水30mLを加え、硝酸10mLを徐々に加えて溶かす。冷後、水を加えて50mLとする。
食塩 NaCl〔塩化ナトリウム、白色〕
シリカゲル 無定形の一部水加性のケイ酸で、不定形ガラス状顆粒である。乾燥剤用として水分吸着によつて変色する変色料を含ませたものもある。110°で乾燥して元の色に戻す。
強熱減量 6%以下(2g,950±
50°)
水分吸着能 31%以上
本品約10gをはかりびんに精密に量り、ふたを除いて比量1.19の硫酸で湿度を80%とした容器内に24時間入れた後、重量を量り、試料に対する増量を求める。
シリカゲル、液体クロマトグラフ用 シリカゲルを液体クロマトグラフ用に製造した上質のポーラスシリカ
シリカゲル、薄層クロマトグラフ用 シリカゲルを薄層クロマトグラフ用に製造した上質のもの。
シリカゲル(けい光剤入り)、薄層クロマトグラフ用 薄層クロマトグラフ用シリカゲルにけい光剤を加えたもの。
シリコーンエマルジョン 消泡用シリコーンコンパウンドを乳化剤で水に分散させた乳白色の液体で水とよく混ざる。
pH 2〜5(25°)
蒸発残分 11.5%以上(1g,105°,2時間)
シリコン油 無色澄明の液で、においはない。常温における粘度50〜100センチストークス。
水酸化カリウム KOH〔特級〕 KOH85.0%以上を含む。
水酸化カリウム試液 水酸化カリウム6.5gに水を加えて溶かし、100mLとする(1mol/L)。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化カリウム・エタノール試液 水酸化カリウム10gにエタノールを加えて溶かし、100mLとする。用時製する。
水酸化カリウム・エタノール試液、希 水酸化カリウム35gに水20mLを加えて溶かし、エタノールを加えて1,000mLとする(0.5mol/L)。密せんして保存する。
水酸化カルシウム Ca(OH)
2
〔1級〕
水酸化カルシウム試液 水酸化カルシウム3gに冷蒸留水1,000mLを加え、一時間ときどき強く振り混ぜた後静置し、用時、上澄液を用いる(0.02mol/L)。
水酸化カルシウム、pH測定用 〔水酸化カルシウム、1級〕 23〜27°で得た飽和溶液の25°におけるpHが12.45のものを用いる。
水酸化ナトリウム NaOH〔特級〕 NaOH95.0%以上を含む。
水酸化ナトリウム試液、2.5mol/L 水酸化ナトリウム107gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化ナトリウム試液、2mol/L 水酸化ナトリウム86gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化ナトリウム試液、1mol/L 水酸化ナトリウム4.3gに水を加えて溶かし100mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化ナトリウム試液、0.5mol/L 水酸化ナトリウム22gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化ナトリウム試液、0.2mol/L 1mol/L水酸化ナトリウム試液200mLに水を加えて1,000mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化ナトリウム試液、0.05mol/L 1mol/L水酸化ナトリウム試液50mLに水を加えて1,000mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
水酸化ナトリウム試液、希水酸化ナトリウム4.3gをとり、新たに煮沸した水を加えて溶かし、1,000mLとする(0.1mol/L)。用時製する。
水酸化ナトリウム試液、酵素力試験用 水酸化ナトリウム32.0gに水を加えて溶かし、300mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
0.1mol/L水酸化ナトリウム・メタノール試液 水酸化ナトリウム4.5gにメタノールを加えて溶かし1,000mLとし、ガラスろ過器を用いてろ過する。
0.05mol/L水酸化ナトリウム・メタノール試液 0.1mol/L水酸化ナトリウム・メタノール試液50mLにメタノールを加えて100mLとする。
水酸化バリウム Ba(OH)
2
・8H
2
O〔特級〕 密せんして保存する。
水酸化リチウム LiOH〔特級〕
膵消化カゼイン カゼインをパンクレアチンを用いて酵素分解したものであり、灰黄色の粉末で特異なにおいがある。水に溶け、淡黄色を呈する。
pH 9.5〜7.0(2%水溶液)
窒素含量 10%以下
バンスライク法によるアミノ酸窒素量/総窒素量(%) 0.25〜0.50
トリプトファン含量 1.5%以下(微生物学的定量法による。)
乾燥減量 7%以下
強熱残分 15%以下
水素 H
2
〔標準物質、3級〕
水素化ホウ素ナトリウム NaBH
4
本品は、白色〜灰白色の結晶、粉末又は塊である。本品は、水に溶けやすく、エーテルに極めて溶けにくい。400°で分解、引火性で、吸湿性がある。火気を避けて保存する。
水素化ホウ素ナトリウム試液 水素化ホウ素ナトリウム4.0gに水酸化ナトリウム試液を加えて溶かし、100mLとする。
スチグマステロール C
29
H
48
O〔特級〕
スルファニルアミド NH
2
C
6
H
4
SO
2
NH
2
〔特級〕
スルファニルアミド試液 スルファニルアミド1gにエタノールを加えて溶かし、100mLとし、これに0.5mol/L硫酸100mLを加えて200mLとする。用時製する。
スルファニル酸 H
2
NC
6
H
4
SO
3
H〔特級〕
スルファニル酸試液 スルファニル酸4gに希硫酸を加えて250mLとする。
スルファミン酸(標準試薬) HOSO
2
NH
2
〔容量分析用標準試薬〕
スルファミン酸アンモニウム NH
4
OSO
2
NH
2
〔1級〕
スルファミン酸アンモニウム試液 スルファミン酸アンモニウム1gに水を加えて溶かし40mLとする。
生菌剤試験用抗生物質溶液 クロラムフェニコール0.025gをメタノール1mLに溶かし、滅菌水で100mLのメスフラスコに洗い込み、これに硫酸ポリミキシンB125,000単位を加えて溶解し、滅菌水を加えて100mLとする。5°以下で保存し、1か月以内に使用する。
精製水 精製水は、常水を蒸留するか又はイオン交換樹脂を通して精製した水である。
性状 本品は、無色澄明の液体で、におい及び味はない。
液性 本品のpHは5から7である。
塩化物 本品50mLに硝酸3滴及び硝酸銀試液0.5mLを加えるとき、液は変化しない。
硫酸塩 本品50mLに塩化バリウム試液0.5mLを加えるとき、液は変化しない。
アンモニウム塩 本品50mLにネスラー試液0.5mLを加えるとき、液は変化しない。
重金属 本品40mLに希酢酸1mL及び新たに作製した硫化水素試液10mLを加え、十分間放置するとき、その液の色は本品50mLに希酢酸1mLを加えた液の色より濃くない。
過マンガン酸カリウム還元性物質 本品100mLに希硫酸10mLを加えて煮沸し、0.02mol/L過マンガン酸カリウム試液0.1mLを加え、さらに十分間煮沸するとき、試液の色は消えない。
蒸発残留物 本品100mLを水浴上で蒸発乾固し、さらに100°で恒量になるまで乾燥するとき、その残留物は1mg以下である。
生理食塩液 〔日局〕
赤外用臭化カリウム 臭化カリウム、赤外用の項に定める。
赤色リトマス紙 リトマス紙、赤色の項に定める。
石油エーテル 〔特級〕
石油ベンジン 〔特級〕
セデカマイシンC C
25
H
33
NO
7
白色から淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
含有比率 本品10mgをとり、『セデカマイシン』のセデカマイシンAの含有比率試験法を準用してセデカマイシンCの含有比率を求めるとき、90%以上である。
セデカマイシンD C
27
H
37
NO
8
白色から淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
含有比率 本品10mgをとり、『セデカマイシン』のセデカマイシンAの含有比率試験法を準用してセデカマイシンDの含有比率を求めるとき、90%以上である。
セデカマイシンF C
25
H
35
NO
7
白色から淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
含有比率 本品10mgをとり、『セデカマイシン』のセデカマイシンAの含有比率試験法を準用してセデカマイシンFの含有比率を求めるとき、90%以上である。
セルビオース C
12
H
22
O
11
比旋光度〔α〕20D=+34から+35°
重金属 10ppm以下
水分 0.5%以下
セルロース末、薄層クロマトグラフ用 セルロース末を薄層クロマトグラフ用に製造した上質のもの
セルロース末(けい光剤入り)、薄層クロマトグラフ用 セルロース末、薄層クロマトグラフ用にけい光剤を加えたもの。
大豆ペプトン 淡黄色の粉末である。
乾燥減量 5%以下(1g,85°,一時間)
溶解性 本品の溶液(1→100)を121°で15分間高圧蒸気滅菌するとき不溶物を認めない。
pH 本品の溶液(1→100)を121°で15分間高圧蒸気滅菌するときのpHは、7.0から7.5でなければならない。
多孔性スチレンジビニルベンゼン共重合体 多孔性スチレンジビニルベンゼン共重合体を液体クロマトグラフ用に製造した上質のもの
多孔性スチレンジビニルベンゼン共重合体精製樹脂 多孔性スチレンジビニルベンゼン共重合体を20倍量のメタノールに30分間浸漬、かく拌した後、上澄液を捨て、順次20倍量の水、10倍量のアセトン、10倍量のメタノール・0.2mol/L塩酸試液混液(7:3)、20倍量の水及び20倍量の薄めたメタノール(1→2)で同様に処理し、薄めたメタノール(1→2)に浸漬して用いる。
脱脂綿 〔日局〕
タルトラトアンチモン(III)酸カリウム K(SbO)C
4
H
4
O
6
・1/2H
2
O 〔酒石酸アンチモニルカリウム、特級〕
タングステン酸ナトリウム Na
2
WO
4
・2H
2
O〔特級〕
炭酸アンモニウム 〔特級〕
炭酸アンモニウム試液 炭酸アンモニウム20g及びアンモニア試液20mLに水を加えて溶かし100mLとする。
炭酸カリウム K
2
CO
3
〔炭酸カリウム(無水)、特級〕
炭酸水素ナトリウム NaHCO
3
〔炭酸水素ナトリウム(重炭酸ナリトウム)、特級〕
炭酸水素ナトリウム・水酸化ナトリウム緩衝液(pH9.0) 炭酸水素ナトリウム84.0gに水を加えて溶かし、900mLとする。この液に水酸化ナトリウム溶液(3→10)を加えてpHを9.0とし、水を加えて1,000mLとする。
炭酸水素ナトリウム、pH測定用 NaHCO
3
〔炭酸水素ナトリウム(重炭酸ナトリウム)、pH測定用〕
炭酸ナトリウム Na
2
CO
3
・10H
2
O 〔特級〕
炭酸ナトリウム(標準試薬) Na
2
CO
3
〔容量分析用標準試薬〕
炭酸ナトリウム、pH測定用 Na
2
CO
3
〔炭酸ナトリウム(無水)、pH測定用〕
炭酸水素ナトリウム・メタノール試液 炭酸水素ナトリウム0.25gにメタノール1,000mLを加えて溶かし、ろ過する。
炭酸ナトリウム、無水 Na
2
CO
3
〔炭酸ナトリウム(無水)、特級〕
炭酸ナトリウム試液 無水炭酸ナトリウム10.5gに水を加えて溶かし、100mLとする(1mol/L)。
炭酸ナトリウム試液、0.55mol/L 無水炭酸ナトリウム58.3gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
炭酸マグネシウム 〔日局〕
チオグリコール酸ナトリウム HSCH
2
COONa〔日局〕
チオシアン酸アンモニウム NH
4
SCN〔特級〕
チオシアン酸アンモニウム試液 チオシアン酸アンモニウム8gに水を加えて溶かし、100mLとする(1mol/L)。
チオシアン酸アンモニウム・硝酸コバルト試液 チオシアン酸アンモニウム17.4g及び硝酸コバルト2.8gを水に溶かして100mLとする。
チオシアン酸カリウム KSCN〔特級〕
チオシアン酸カリウム試液 チオシアン酸カリウム1gに水を加えて溶かし、10mLとする。
チオシアン酸水銀アンモニウム試液 チオシアン酸アンモニウム30g及び塩化第2水銀27gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
チオジエチレングリコール S(CH
2
CH
2
OH)
2
[β―チオジグリコール、日局]
チオ硫酸ナトリウム Na
2
S
2
O
3
・5H
2
O〔特級〕
窒素ガス N
2
〔窒素、日局〕
チモール CH
3
C
6
H
3
(OH)CH(CH
3
)
2
〔日局〕
チモールフタレイン C
28
H
30
O
4
〔特級〕 変色範囲pH(無色)9.3から10.5(青)
チモールフタレイン試液 チモールフタレイン0.1gにエタノール100mLを加えて溶かし、必要ならばろ過する。
チモールブルー C
27
H
30
O
5
S〔特級〕 変色範囲pH酸性側(赤)1.2から2.8(黄)、アルカリ性側(黄)8.0から9.6(青)
チモールブルー試液 チモールブルー0.1gにエタノール100mLを加えて溶かし、必要ならばろ過する。
チモールブルー・ジメチルホルムアミド試液 チモールブルー0.1gにジメチルホルムアミド100mLを加えて溶かす。
チモール・硫酸試液 チモール0.5gに硫酸5mLを加えて溶かし、エタノールを加えて100mLとする。
定量用エトキシキン エトキシキン、定量用の項に定める。
定量用ギ酸ナトリウム ギ酸ナトリウム、定量用の項に定める。
定量用酢酸dl―α―トコフェロール 酢酸dl―α―トロフェロール、定量用の項に定める。
定量用ニンヒドリン試液 ニンヒドリン試液、定量用の項に定める。
定量用d―ビオチン d―ビオチン、定量用の項に定める。
定量用プロピオン酸ナトリウム プロピオン酸ナトリウム、定量用の項に定める。
定量用DL―メチオニン DL―メチオニン、定量用の項に定める。
定量用メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノール メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノール、定量用の項に定める。
定量用メナジオン亜硫酸水素ナトリウム メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、定量用の項に定める。
DEAE―セファデックスA―25、クロマトグラフ用 水吸収度2.5のクロマトグラフ用DEAE―セファデックス
デコキネート、薄層クロマトグラフ用 C
24
H
35
NO
5
本品は、『デコネキート』をとり、クロロホルムを用いて再結晶して製する。
性状 本品は、白色から淡黄色の粉末である。
確認試験 本品0.01gに0.1mol/L塩酸・メタノール試液を加えて溶かし、2,000mLとする。この液につき、吸収スペクトルを測定するとき、波長263から266nmに吸収の極大を示す。
融点 本品の融点は、242から245°である。
吸光度 本品を乾燥し、約0.01gを精密に量り、0.1mol/L塩酸・メタノール試液を加えて溶かし、正確に100mLとする。この液5mLを正確に量り、0.1mol/L塩酸・メタノール試液を加えて正確に100mLとし試料溶液とする。この液につき、波長265nm付近における吸収の極大波長で吸光度を測定するとき、E(1%)(1cm)=1,270から1,300である。
類縁物質 本品0.1gをとり、クロロホルム50mLを加えて溶かし試料溶液とする。この液10μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に、トルエン・氷酢酸・エタノール混液(10:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき、Rf値0.5から0.6の位置にだいだい色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めない。
乾燥減量 0.5%以下(1g,105°,3時間)
滴定用2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム試液 2,6―ジクロルフェノールインドフェノールナトリウム試液、滴定用の項に定める。
テトラヒドロフラン C
4
H
8
O〔特級〕
テトラブチルアンモニウムヒドロキシド試液[日局]
デンプン 〔特級〕
デンプン試液 デンプン1gを冷水10mLとよくすり混ぜ、これを熱湯200mL中に絶えずかき混ぜながら徐々に注ぎ込み、液が半透明となるまで煮沸し、溶液を放置した後、上澄液を用いる。用時製する。
ドラーゲンドルフ試液 次硝酸ビスマス0.85gに氷酢酸10mLを加えて溶かし、水40mLを加えてA液とする。ヨウ化カリウム8gに水20mLを加えて溶かし、B液とする。
使用直前にA液、B液及び氷酢酸のそれぞれ等容量を混ぜて用いる。A液及びB液はしや光して保存する。
ドラーゲンドルフ試液、噴霧用 ドラーゲンドルフ試液のA液及びB液の等容量混液4mLに薄めた酢酸(1→5)20mLを加える。用時製する。
トリエチルアミン (C2H5)3N 〔日局〕
トリクロル酢酸 CCl
3
COOH〔特級〕
トリクロル酢酸試液A トリクロル酢酸7.20gに水を加えて溶かし、100mLとする。
トリクロル酢酸試液B トリクロル酢酸1.80g及び無水酢酸ナトリウム1.80gに6mol/L酢酸試液5.5mL及び水を加えて溶かし、100mLとする。
トリフェニルクロルメタン (C
6
H
5
)
3
CCl〔トリフェニルクロルメタン(塩化トリチル)、特級〕
トリプシン ウシの膵臓より製する。
消化度 本品0.01gに水500mLを加えて溶かし、試料溶液とする。この試料溶液2mLにカゼイン試液5mL及び水3mLを加えて混和し、40°に一時間放置した後、酢酸・エタノール試液3滴を加えるとき、沈殿を生じない。
トリプトース カゼイン製ペプトンと獣肉製ペプトンを混合したものである。
DL―トリプトファン C
11
H
12
N
2
O
2
白色から微かつ色の結晶性の粉末である。希塩酸に溶けやすく、水に溶けにくく、エタノールにきわめて溶けにくい。
溶状 本品1gに水20mLを加えて加温溶解するとき、液は澄明である。
塩化物 0.02%以下
硫酸塩 0.03%以下
乾燥減量 0.3%以下(1g,105°,3時間)
強熱残分 0.05%以下(1g)
窒素含量 13.4から13.8%(窒素定量法による。)
トリメチルアミン塩酸塩 (CH
3
)
3
N・HCl〔特級〕
トルエン C
6
H
5
CH
3
〔特級〕
トルエン、無水 C
6
H
5
CH
3
トルエン500mLに無水硫酸ナトリウム10gを加えて12時間放置した後、硫酸ナトリウムを除く。
ο―トルエンスルホンアミド C
7
H
9
NO
2
S 無色の結晶又は白色の結晶性粉末である。
融点 157から160°
純度試験 ρ―トルエンスルホンアミド 本品の酢酸エチル溶液(1→5,000)につき、『サッカリンナトリウム』の純度試験6の操作条件でガスクロマトグラフ法により試験を行うとき、本品以外のピークを認めてはならない。
ナトリウム、金属 Na〔ナトリウム、特級〕
ナトリウムペンタシアノアンミンフェロエート Na
3
〔Fe(CN)
5
NH
3
〕・χH
2
O〔1級〕
N―1―ナフチル―エチレンジアミン2塩酸塩〔特級〕
α―ナフトール C
10
H
7
OH〔特級〕 しや光して保存する。
α―ナフトールベンゼイン C
27
H
20
O
3
〔特級〕 赤かつ色の粉末で、水に溶けないが、エタノール、ベンゼン、エーテル又は氷酢酸に溶ける。酸性で黄赤色、アルカリ性で緑色を呈する。
α―ナフトールベンゼイン試液 α―ナフトールベンゼイン0.2gに氷酢酸を加えて溶かし100mLとする。
溶状 本品0.1gをエタノール100mLに溶かすとき、液は赤色で澄明である。
鋭敏度 本品のエタノール溶液(1→1,000)0.2mLに、新たに煮沸し冷却した水100mLを加え、0.1mol/L水酸化ナトリウム液0.1mLを加えるとき、緑色を呈し、さらに0.1mol/L塩酸0.2mLを加えるとき、黄赤色に変る。
2塩化エチレン C
2
H
2
Cl
2
〔特級〕
肉エキス 本品は、脂肪分をほとんど含まない部分の動物肉を水で煮沸又は加温し、得られた肉汁を低温、減圧下で濃稠なペースト状となるまで濃縮したものである。本品は、下記の性状及び規格に適合するものと、試験において同等以上、又は試験において支障を来たさない限り、類似の適当な市販品を用いることができる。
性状 本品は、黄かつ色から濃暗かつ色のぺースト状で、わずかに酸性を示し、肉様のにおい及び味がある。
溶状 本品をよくかき混ぜ、25gをとり、水を加えて250mLとし、よく振り混ぜ、試料溶液とするとき、液は澄明又は混濁して溶けるが、沈殿物は認めない。
総固形物 試料溶液10mLをとり、磁製ざらに入れ、100から110°で16時間加熱するとき、残留物の重量は650mg以上である。
強熱残分 上記残留物を強熱残分試験法により強熱するとき、総固形物重量の30%以下である。
食塩換算塩素 上記強熱残分で得た残分に、水約50mLを加えて振り混ぜ、100mLのメスフラスコに入れ、硝酸2から4滴及び正確に0.1mol/L硝酸銀液10mLを加え、更に水を加えて100mLとし、よく振り混ぜ、ろ過し、最初のろ液10mLを除き、次のろ液50mLをとり、硫酸第2鉄アンモニウム試液1mLを加え、0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム液で滴定するとき、塩化ナトリウムの量は、総固形物重量の6%を超えない。
0.1mol/L硝酸銀液1mL=5.844mgNaCl
硝酸塩 試料溶液10mLをとり、活性炭1.5gを加えて1分間煮沸した後、水を加えて約10mLとし、ろ過する。ろ液にジフェニルアミン試液3滴を加えるとき、液は青色を呈さない。
アンモニア態窒素 試料溶液100mLをとり、炭酸バリウム5g及び水100mLを加え、0.05mol/L硫酸50mLを入れた受器中に、蒸留液が約100mLになるまで水蒸気蒸留する。蒸留液に、メチルレッド試液1から3滴を加え、0.1mol/L水酸化ナトリウム液で滴定するとき、アンモニア態窒素の総量は、総固形物重量の0.35%を超えない。
0.05mol/L硫酸1mL=1.703mgNH
3
ニコチン酸 C
6
H
5
NO
2
〔日局〕
2酸化炭素 CO
2
〔日局〕
ρ―ニトロアニリン O
2
NC
6
H
4
NH
2
〔1級〕
5―ニトロソ―8―オキシキノリン C
9
H
5
NOHNO 本品は、暗灰緑色の結晶性粉末である。
融点 約245°(分解)
溶状 本品0.1gを硫酸100mLに溶かすとき、その液は澄明である。
鋭敏度 レゾルシンのエタノール溶液(1→1,000)0.05mLをるつぼにとり、水浴上で蒸発乾固し、冷後これに本品の硫酸溶液(1→1,000)0.05mLを加えて加熱するとき、赤紫色となる。
α―ニトロソ―β―ナフトール C
10
H
7
NO
2
〔特級〕
α―ニトロソ―β―ナフトール試液、強 α―ニトロソ―β―ナフトール1gに氷酢酸25mLを加えて加温して溶かした後、水25mLを加え加温して溶かし、さらに水25mLを加え、一時間放置した後ろ過する。
1―ニトロソ―2―ナフトール―3,6―ジスルホン酸2ナトリウム C
10
H
5
NNa
2
O
8
S
2
〔1―ニトロソ―2―ナフトール―3,6―ジスルホン酸2ナトリウム(ニトロソR塩)、特級〕
ο―ニトロフェニル―β―D―ガラクトピラノシド C
12
H
15
NO
8
白色の結晶性粉末で、においはない。水にやや溶けにくく、エタノールに溶けにくい。
融点 193から194°
比旋光度 本品1.0gを精密に量り、水を加えて溶かし、正確に100mLとし、この液につき、層長200mmで旋光度を測定するとき、〔α〕18D=―51.9°である。
強熱残分 0.05%以下(2g)
ニトロプルジドナトリウム Na
2
Fe(CN)
5
(NO)・2H
2
O〔特級〕
ニトロプルシドナトリウム試液 ニトロプルシドナトリウム1gに水を加えて溶かし20mLとする。用時製する。
ニトロベンゼン C
6
H
5
NO
2
〔特級〕
乳酸 C
3
H
6
O
3
〔特級〕
乳酸塩緩衝液、0.1mol/L、酵素力試験用 乳酸9.01gに水を加えて溶かし、900mLとする。この液に希水酸化ナトリウム試液を加えて、所定のpHに調整し、水を加えて1,000mLとする。
乳酸試液、1mol/L 乳酸90.1gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
乳酸試液、0.05mol/L 乳酸4.5gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
乳製カゼイン カゼイン、乳製の項に定める。
乳糖 C
12
H
22
O
11
・H
2
O〔日局〕
2硫化炭素 CS
2
〔特級〕
鶏卵黄液 鶏卵から卵黄のみを無菌的にとり、同量の水で希釈する。用時製する。
ニンヒドリン C
9
H
4
O
3
・H
2
O〔ニンヒドリン(抱水トリケトヒドリンデン)、特級〕
ニンヒドリン・アスコルビン酸試液 ニンヒドリン0.25g及びアスコルビン酸0.01gをとり、水を加えて溶かし、50mLとする。用時製する。
ニンヒドリン、アミノ酸分析用 C
9
H
6
O
4
[アミノ酸分析用]
ニンヒドリン試液 ニンヒドリン0.2gに水を加えて溶かし、10mLとする。用時製する。
ニンヒドリン試液,アミノ酸分析用 アミノ酸分析用ニンヒドリン30g、水酸化ホウ素ナトリウム134mg、酢酸緩衝液800mL及び
メチルセロソルブ1,200mLを混合し窒素ガスを吹きつけながら溶解する。冷蔵保存する。
ニンヒドリン試液、定量用 ニンヒドリン5g、塩化第2銅6.7g、クエン酸緩衝液125mL及びメチルセロソルブ375mLに水を加えて1,000mLとする。調製後2週間は安定である。
ネスラー試液 ヨウ化カリウム10gに水10mLを加えて溶かし、かき混ぜながら塩化第2水銀飽和溶液を赤色沈殿が溶けずにわずかに残るまで加える。これに水酸化カリウム30gを水60mLに溶かした液を加え、さらに塩化第2水銀飽和溶液1mL及び水を加えて200mLとする。沈殿を沈着させた上澄液を用いる。本液2mLを塩化アンモニウム溶液(1→300,000)100mLに加えるとき、直ちに黄かつ色を呈する。
濃ヨウ化カリウム試液 ヨウ化カリウム試液、濃の項に定める。
L―ノルロイシン C
6
H
13
NO
2
[アミノ酸分析用]
L―ノルロイシン試液 L―ノルロイシン16mgに1mol/L塩酸を加えて溶かし50mLとする。
ハイドロサルファイトナトリウム Na
2
S
2
O
4
〔ハイドロサルファイトナトリウム(ハイドロサルファイト)、1級〕
薄層クロマトグラフ用シリカゲル シリカゲル、薄層クロマトグラフ用の項に定める。
薄層クロマトグラフ用シリカゲル(けい光剤入り) シリカゲル(けい光剤入り)、薄層クロマトグラフ用の項に定める。
薄層クロマトグラフ用セルロース末(けい光剤入り) セルロース末(けい光剤入り)、薄層クロマトグラフ用の項に定める。
薄層クロマトグラフ用デコキネート デコキネート、薄層クロマトグラフ用の項に定める。
バニリン C
6
H
3
CHO(OCH
3
)(OH) 白色の結晶で、特異なにおい及び味を有する。
融点 81から83°
乾燥減量 1.0%以下(1g,シリカゲル,4時間)
強熱残分 0.05%以下(1g)
しや光して保存する。
バニリン・塩酸試液 バニリン10mgにエタノール1mLを加えて溶かし、水1mL及び塩酸6mLを加える。用時製する。
バニリン・硫酸・エタノール試液 バニリン3gに無水エタノールを加えて溶かし、100mLとした液に、硫酸0.5mLを加える。
バニリン・硫酸・エタノール発色試液 バニリン3gに無水エタノールを加えて溶かし、100mLとした液に、硫酸3mLを加える。
パパイン消化大豆 大豆たん白をパパインを用いて酵素分解したものである。適当な市販品を用いる。
パパイン消化肝臓 雄牛の肝臓をパパインを用いて酵素分解したものである。適当な市販品を用いる。
パラオキシ安息香酸第2ブチル HOC
6
H
4
CO
2
CH
2
CH(CH
3
)
2
白色から淡黄白色の結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
溶状 本品0.5gをアセトニトリル10mLに溶かすとき、液は無色から淡黄色澄明で、異物を認めない。
融点 59から61°
パラオキシ安息香酸ブチル HOC
6
H
4
CO
2
CH
2
CH
2
CH
2
CH
3
〔日局〕
パラクレゾール C
6
H
4
(OH)CH
3
〔特級〕
パラフィン、流動 〔軽質流動パラフィン、日局〕
バルビタール緩衝液 バルビタールナトリウム15gに水700mLを加えて溶かし、希塩酸を加えてpH7.6とした後ろ過する。
バルビタールナトリウム C
8
H
11
N
2
NaO
3
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。水に溶けやすく、エタノールに溶けにくく、及びエーテルにほとんど溶けない。
pH 本品の水溶液(1→200)のpHは9.9から10.3である。
乾燥減量 1.0%以下(1g,105°,4時間)
含量 98.5%以上
定量法 本品を乾燥し、その約0.5gを精密に量り、分液漏斗に入れ、水20mLを加えて溶かし、エタノール5mL、希塩酸10mLを加え、クロロホルム50mLで抽出する。さらにクロロホルム25mLで3回抽出し、全クロロホルム抽出液を合わせ、水5mLずつで2回洗い、洗液はクロロホルム10mLずつで2回抽出し、前後のクロロホルム抽出液を合わせ、3角フラスコ中にろ過する。ろ紙をクロロホルム5mLずつで3回洗い、ろ液及び洗液を合わせ、エタノール10mLを加え、0.1mol/L水酸化カリウム・エタノール液で滴定する(指示薬 アリザリンエローGG・チモールフタレイン試液2mL)。この場合において、滴定の終点は液の黄色が淡青色を経て紫色に変るときとする。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/L水酸化カリウム・エタノール液1mL=20.618mg C
8
H
11
N
2
NaO
3
バレイショデンプン〔日局〕
パントテン酸カルシウム Ca(C
9
H
16
NO
3
)
2
〔日局〕
pH測定用4シュウ酸カリウム 4シュウ酸カリウム、pH測定用の項に定める。
pH測定用水酸化カルシウム 水酸化カルシウム、pH測定用の項に定める。
pH測定用炭酸水素ナトリウム 炭酸水素ナトリウム、pH測定用の項に定める。
pH測定用炭酸ナトリウム 炭酸ナトリウム、pH測定用の項に定める。
pH測定用フタル酸水素カリウム フタル酸水素カリウム、pH測定用の項に定める。
pH測定用ホウ酸ナトリウム ホウ酸ナトリウム、pH測定用の項に定める。
pH測定用無水リン酸1水素ナトリウム リン酸1水素ナトリウム、無水、pH測定用の項に定める。
pH測定用リン酸2水素カリウム リン酸2水素カリウム、pH測定用の項に定める。
d―ビオチン、定量用 『d―ビオチン』ただし、定量するときd―ビオチン(C
10
H
16
N
2
O
3
S)99.0%以上のものに限る。
ヒ化水素吸収液 ジエチルジチオカルバミン酸銀0.50gをピリジンに溶かし、100mLとする。この液は、遮光した共栓瓶に入れ、冷所に保存する。
ピクリン酸 HOC
6
H
2
(NO
2
)
3
〔2,4,6―トリニトロフェノール(ピクリン酸)、特級〕密閉し、火気を避け冷所に保存する。
ピクリン酸試液 ピクリン酸1g(ピクリン酸として1g)に熱湯100mLを加えて完全に溶解した後冷却し、必要ならばろ過する。
ピクリン酸・トルエン試液 ピクリン酸0.20gに無水トルエンを加えて溶かし、1,000mLとする。
ピクリン酸ナトリウム (NO
2
)
3
C
6
H
2
ONa・H
2
O〔特級〕
ピクリン酸ナトリウム試液 ピクリン酸ナトリウム0.4g及び水酸化ナトリウム4gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
ヒ酸2ナトリウム Na
2
HAsO
4
・7H
2
O〔特級〕
ヒ酸2ナトリウム試液 ヒ酸2ナトリウム6.0gに水を加えて溶かし、50mLとする。
非水滴定用酢酸第2水銀試液 酢酸第2水銀試液、非水滴定用の項に定める。
非水滴定用氷酢酸 酢酸、氷、非水滴定用の項に定める。
ヒ素モリブデン酸試液 モリブデン酸アンモニウム50gに水900mLを加え、加温して溶かし、冷後、硫酸42mLを正確に加え、更に
ヒ酸2ナトリウム試液50mLを加えた後、水を加えて正確に1,000mLとし、37°で1昼夜放置する。
ヒドロキシセンデュラマイシンナトリウム C
45
H
75
O
17
Na 白色の結晶性の粉末である。
純度試験 本品1gをとり、メタノール1mLを加えて溶かし、この液5μLを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に、酢酸エチル・氷酢酸混液(4:1)を展開溶媒として、約10cm展開した後、薄層板を乾燥する。これにバニリン・硫酸・エタノール試液を噴霧した後、105°で十分間加熱するとき、Rf値約0.5の位置に赤褐色の単一のスポットを認め、その他のスポットを認めてはならない。
2―ヒドロキシ―m―トルイル酸 CH
3
C
6
H
3
(OH)COOH 白色から微赤色の結晶性の粉末である。エタノールに溶けやすく、水に溶けにくい。
融点 163から170°
氷酢酸 酢酸、氷の項に定める。
氷酢酸、非水滴定用 酢酸、氷、非水滴定用の項に定める。
ビスマス酸ナトリウム NaBiO
3
〔特級〕
ピリジン C
5
H
5
N〔特級〕
ピリジン、カールフィシャー用 一般試験法の水分定量法に定めるところによる。
ピリジン、無水 C
5
H
5
N ピリジン100mLに水酸化ナトリウム10gを加え、24時間放置した後、上澄液を傾斜してとり蒸留する。
ピロール C
4
H
5
N〔特級〕
ピロアンチモン酸カリウム K
2
H
2
Sb
2
O
7
・4H
2
O〔1級〕
ピロアンチモン酸カリウム試液 ピロアンチモン酸2gに水100mLを加え、約5分間煮沸した後、速やかに冷却し、これに水酸化カ
リウム溶液(3→20)10mLを加え、1日間放置してろ過する。
ピロガロール C
6
H
3
(OH)
3
〔特級〕
フィチン酸ナトリウム C
6
H
6
O
24
P
6
Na
12
・9H
2
O[フィチン酸12ナトリウム9水和物、トウモロコシ由来]
ο―フェナントロリン C
12
H
8
N
2
・H
2
O〔特級〕
ο―フェナントロリン試液 ο―フェナントロリン0.15gを新たに製した硫酸第1鉄溶液(37→2,500)10mL及び希硫酸1mLを加えて溶かす。密せんして保存する。
フェノール C
6
H
5
OH 〔日局〕
フェノールフタレイン C
20
H
14
O
4
〔特級〕 変色範囲pH(無色)8.3から10.0(紅色)
フェノールフタレイン試液 フェノールフタレイン1gにエタノール100mLを加えて溶かす。
フェリシアン化カリウム K
3
Fe(CN)
6
〔フェリシアン化カリウム(赤血カリ)、特級〕
フェリシアン化カリウム試液 フェリシアン化カリウム1gに水を加えて溶かして10mLとする(0.33mol/L)。用時製する。
フェーリング試液
銅液:硫酸銅34.66gに水を加えて溶かし、500mLとする。共せんびんにほとんど全満して保存する。
アルカリ性酒石酸塩液:酒石酸カリウムナトリウム173g及び水酸化ナトリウム50gをとり、水に溶かして500mLとする。ポリエチレンびんに保存する。
用時両液の等容量を混和する。
フェロシアン化カリウム K
4
Fe(CN)
6
・3H
2
O〔フェロシアン化カリウム(黄血カリ)、特級〕
フェロシアン化カリウム試液 フェロシアン化カリウム1gに水を加えて溶かして10mLとする(0.25mol/L)。用時製する。
フォリン試液 タングステン酸ナトリウム20g、モリブデン酸ナトリウム5g及び水約140mLを300mLのフラスコに入れ、これに薄めたリン酸(17→20)10mL及び塩酸20mLを加え、すり合わせの還流冷却器を付け、10時間緩やかに煮沸する。次に硫酸リチウム30mLと水10mLを加え、更に臭素ごく少量を加えて濃緑色の液を黄色とし、冷却器を付けず15分間煮沸して過量の臭素を除く。冷後、水を加えて200mLとし、ガラスろ過器でろ過し、塵が混入しないようにして保存する。この液を原液とし、使用するとき所定の濃度に水で薄める。
n―ブタノール CH
3
(CH
2
)
2
CH
2
OH〔n―ブチルアルコール(n―ブタノール)、特級〕
ブタノール、イソ (CH
3
)2CHCH
2
OH〔イソブチルアルコール(イソブタノール)、特級〕
ブタノール、第2 CH
3
CH
2
CH(OH)CH
3
〔第2ブチルアルコール、1級〕
フタル酸水素カリウム(標準試薬) C
6
H
4
(COOK)(COOH)〔容量分析用標準試薬〕
フタル酸水素カリウム、pH測定用 C
6
H
4
(COOK)(COOH)〔pH測定用〕
フッカーの染色液 0.037mol/Lの塩化メチルロザニリン・エタノール試液及び0.07mol/Lのシュウ酸アンモニウム試液を混和し、1夜放置した後、ろ過する。遮光した容器に貯え保存する。
フッ化水素酸 HF〔特級〕 HF46.0%以上を含む。
フッ化ナトリウム NaF〔特級〕
フッ化ナトリウム(標準試薬) NaF〔容量分析用標準試薬〕
ブドウ糖 C
6
H
12
O
6
〔日局〕
フルオレセイン C
20
H
12
O
5
〔特級〕
フルオレセイン・エタノール試液 フルオレセイン50mgにエタノールを加えて溶かし、100mLとする。
ブルーテトラゾリウム C
40
H
32
Cl
2
N
8
O
2
〔3,3′―ジアニソール―ビス〔4,4′―(3,5―ジフェニル)テトラゾリウムクロリド〕〕淡黄色の結晶で、メタノール、エタノール又はクロロホルムに溶けやすく、水に溶けにくく、及びアセトン又はエーテルにほとんど溶けない。
融点 約245°(分解)
分子吸光係数 60,000以上(252nm,メタノール溶液)
ブルーテトラゾリウム試液、アルカリ性 ブルーテトラゾリウムのメタノール溶液(1→200)1容量に、水酸化ナトリウムのメタノール溶液(3→25)3容量を加える。用時製する。
プロテオーゼペプトン 淡黄色の粉末〜粒子である。
乾燥減量 3%以下(1g,85°,一時間)
溶解性 本品の溶液(1→100)を121°で15分間高圧蒸気滅菌するとき不溶物を認めない。
pH 本品の溶液(1→100)を121°で15分間高圧蒸気滅菌するときのpHは、6.5〜7.5でなければならない。
n‐プロパノール CH
3
CH
2
CH
2
OH〔n‐プロピルアルコール(n‐プロパノール)、特級〕
プロパノール、イソ (CH
3
)
2
CHOH〔イソプロピルアルコール(イソプロパノール)、特級〕
プロピオン酸ナトリウム、定量用 C
2
H
5
COONa 白色の結晶、結晶性粉末又は顆粒で、においはないか又はわずかに特異なにおいを有する。
溶状 本品1.0gに水20mLを加えて溶かしたとき、液は無色で、微濁である。
乾燥減量 0.5%以下(1g,110°,3時間)
含量 99.0%以上
ブロムクレゾールグリン C
21
H
14
Br
4
O
5
S〔特級〕 変色範囲pH(黄)3.8〜5.4(青)
ブロムクレゾールグリン試液 ブロムクレゾールグリン0.05gにエタノール100mLを加えて溶かす。必要ならばろ過する。
ブロムクレゾールグリン・メチルオレンジ試液 ブロムクレゾールグリンのエタノール溶液(1→1,000)80mLにメチルオレンジの
エタノール溶液(1→1,000)20mLを加える。
ブロムクレゾールグリン・メチルレッド試液 ブロムクレゾールグリン0.15g及びメチルレッド0.1gをとり、無水エタノール180mLを加えて溶かし、水を加えて200mLとする。
ブロムクレゾールパープル試液 ブロムクレゾールパープル1.6gをエタノール100mLに溶かし、2mol/L水酸化ナトリウム試液でpH7.5(青紫色)に調整する。
N―ブロムコハク酸イミド (CH
2
CO)
2
NBr〔特級〕 白色の結晶粉末でアセトンにやや溶けやすく、水又は氷酢酸に溶けにくく、4塩化炭素に極めて溶けにくい。融点約175°
ブロムチモールブルー C
27
H
28
Br
2
O
5
S〔特級〕 変色範囲pH(黄)6.0〜7.6(青)
ブロムチモールブルー試液 ブロムチモールブルー0.1gに希エタノール100mLを加えて溶かす。必要ならばろ過する。
ブロムチモールブルー・炭酸ナトリウム試液 ブロムチモールブルー0.15g及び無水炭酸ナトリウム0.15gに水を加えて溶かし、100mLとする。
ブロムフェノールブルー C
19
H
10
Br
4
O
5
S〔特級〕 変色範囲pH(黄)3.0〜4.6(青紫)
ブロムフェノールブルー試液 ブロムフェノールブルー0.1gに希エタノール100mLを加えて溶かす。必要ならばろ過する。
フロログルシン C
6
H
3
(OH)
3
・2H
2
O〔特級〕
フロログルシン塩酸試液 フロログルシン0.1gをエタノール1mLに溶かし、塩酸9mLを加えてよくかき混ぜる。暗所に保存する。
噴霧用ドラーゲンドルフ試液 ドラーゲンドルフ試液、噴霧用の項に定める。
ヘキサン C
6
H
14
〔n‐ヘキサン、特級〕 ビタミンD定量に用いるn―ヘキサンは、一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
n―ヘキサン、吸収スペクトル用〔n‐ヘキサン、特級〕水を対照液とし、吸光度を測定するとき、波長220nmで0.10以下、260nmで0.02以下であり、かつ、波長260〜350nmにおいて特異な吸収を認めないもの。
ペクチン 植物体の非木質化組織に特有の酸性多糖類で、ペクチン酸の一部がメチルエステル化された構造をしており、無色、無臭、無味の非晶質性物質である。5°以下で保存する。
ペプトン、カゼイン製 灰黄色の粉末で特異なにおいがあるが腐敗臭はない。水に溶けるが、エタノール又はエーテルに溶けない。
消化度
○1 本品1gに水10mLを加えて溶かし試料溶液とする。この試料溶液1mLに、希エタノール10mLに氷酢酸1mLを加えた液0.5mLを層積するとき、界面に輪帯又は沈殿を生じない。また、この液を振り混ぜるとき混濁しない。
○2 ○1の試料溶液1mLに硫酸亜鉛飽和溶液4mLを加えるとき、少量の沈殿を生じる(プロテオース)。
○3 ○1の混液をろ過し、ろ液1mLに水3mL及び臭素試液4滴を加えるとき、赤紫色を呈する。
乾燥減量 7.0%以下(0.5g,105°,恒量)
強熱残分 15.0%以下(0.5g)
窒素含量 10.0%以上(105°で恒量に乾燥後,窒素定量法による。)
ペプトン、獣肉製 本品は、帯赤黄色〜褐色の粉末で、特異なにおいがあるが腐敗臭はない。水に溶けて黄褐色の弱酸性の液となる。エタノール及びエーテルには溶けない。
窒素含量 14.0〜16.5%
乾燥減量 7%以下
強熱残分 5%以下(0.5g)
凝固性たん白質 本品の水溶液(1→70)を沸騰するまで加熱するとき、沈殿を生じない。
プロテオース 本品の水溶液(1→10)5mLを硫酸亜鉛液(50→35)20mLを加えるとき、わずかに軽い析出物を生ずる程度以下である。
ぺルオキソ2硫酸カリウム K2S2O8〔特級〕
ベルトラン試液A 硫酸銅のきれいな結晶40gを水に溶かして1,000mLとする。共栓びんにほとんど全満して保存する。
ベルトラン試液B 酒石酸カリウムナトリウム200g及び水酸化ナトリウム150gを水に溶かして1,000mLとする。ゴム栓をして保存する。
ベルトラン試液C 硫酸第2鉄(過マンガン酸カリウム液を還元してはならない。)50gを適量の水に溶かし、硫酸200mLを加え、更に水を加えて1,000mLとする。
ベルトラン試液D 過マンガン酸カリウム5gを水に溶かして1,000mLとする。
標定 シュウ酸アンモニウム0.25gを水100mLに溶かし、硫酸2mLを加えて60〜70°に加温した後、過マンガン酸カリウム液を滴定し、その滴定量をamLとすれば、本液1mLはCu 0.2238/agに対応する。
ベンゼン C6H6〔特級〕 ビタミンD定量に用いるベンゼンは、一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
ベンゼン、残留農薬試験用
ホウ酸 H
3
BO
3
〔特級〕
ホウ酸ナトリウム Na
2
B
4
O
7
・10H
2
O〔ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、特級〕
ホウ酸ナトリウム、pH測定用〔ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、pH測定用〕
ホウ砂 ホウ酸ナトリウムの項に定める。
ポリソルベート80 〔日局〕
ポリビニルアルコール (―CH
2
CHOH―)n 白色〜微黄色の小粒又は粉末で、水に溶け、熱水には溶けにくい。エタノール又はエチルエーテルにほとんど溶けない。
溶状 本品0.5gに水100mLを加えてよくかき混ぜるとき、液は澄明である。
けん化度 78〜82モル%
本品約0.5gを精密に量り、300mLの共栓3角フラスコに入れ、水100mLを加え、12時間以上放置して溶かす。この液に0.2mol/L水酸化ナトリウム試液25mLを正確に加え、常温で2時間放置する。次に、0.1mol/L硫酸試液25mLを正確に加え、よくかき混ぜた後、0.1mol/L水酸化ナトリウム液で滴定する(指示薬 フェノールフタレイン試液2滴)。この場合において、滴定の終点は、液の赤色が消えたときとし、その滴定量をamLとする。同様の方法で空試験を行い、その滴定量をbmLとする。
けん化度(mol%)=100−(44.05A/(60.05−0.42A))
A(%)=(0.6005×(a−b)f)/試料の量(g)
f:0.1mol/L水酸化ナトリウム液のモル濃度係数
ポリビニルアルコール試液 ポリビニルアルコール20.0gを約800mLの水に懸濁し、かき混ぜながら75〜80°で約一時間加熱する。冷後、必要ならばろ過し、水を加えて1,000mLとする。
ホルマリン 〔特級〕
ホルマリン・炭酸マグネシウム試液 ホルマリンに炭酸マグネシウムを加えて振り混ぜて飽和させた後、ろ過し、水で4倍容量とする。
マイヤー試液 塩化第2水銀1.358gに水60mLを加えて溶かす。別にヨウ化カリウム5gに水10mLを加えて溶かす。両液を混和し、水を加えて100mLとする。
マグネシア試液 塩化マグネシウム5.5g及び塩化アンモニウム7gに水65mLを加えて溶かし、アンモニア試液35mLを加え、密せんしたびんに入れ、数日間放置してろ過する。液が澄明でない時は使用前にろ過する。
マグネシウム末 Mg〔特級〕マッキルベイン緩衝液、酵素力試験用 クエン酸21.02gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。その液にリン酸1水素ナトリウム試液を加え、所定のpHに調整する。
マラカイトグリーン C
52
H
54
N
4
O
12
〔日局〕
マレイン酸 (CHCOOH)
2
〔特級〕
無アルデヒドエタノール エタノール、無アルデヒドの項に定める。ビタミンD定量用の無アルデヒドエタノールは、一般試験法のビタミンD定量法に定めるところによる。
無水エタノール エタノール、無水の項に定める。
無水クエン酸 クエン酸、無水の項に定める。
無水ケイ酸 SiO
2
〔特級〕
無水酢酸 (CH
3
CO)
2
O〔特級〕
無水酢酸ナトリウム 酢酸ナトリウム、無水の項に定める。
無水酢酸・ピリジン試液 無水酢酸25gに無水ピリジンを加えて100mLとする。用時製する。
無水炭酸カリウム 炭酸カリウム、無水の項に定める。
無水炭酸ナトリウム 炭酸ナトリウム、無水の項に定める。
無水トルエン トルエン、無水の項に定める。
無水ピリジン ピリジン、無水の項に定める。
無水硫酸銅 硫酸銅、無水の項に定める。
無水硫酸ナトリウム 硫酸ナトリウム、無水の項に定める。
無水リン酸1水素ナトリウム リン酸1水素ナトリウム、無水の項に定める。
無ヒ素亜鉛 亜鉛、無ヒ素の項に定める。
ムレキサイド色素 C
8
H
8
N
6
O
6
金属性光沢を有する赤紫色の結晶で、吸収の極大波長は520nmである。水中で深紫色を呈し、アルカリ溶液で深青色を呈する。
ムレキサイド指示薬 ムレキサイド色素0.2〜0.4gを硫酸カリウム〔特級〕100gと粉砕混合する。
メタ過ヨウ素酸ナトリウム NaIO
4
〔特級〕
メタノール CH3OH〔メチルアルコール(メタノール)、特級〕
メタノール、カールフィシャー用 一般試験法の水分定量法に定めるところによる。
メタノール製5%水酸化ナトリウム試液 水酸化ナトリウム5gを水5mLに溶かし、メタノールを加えて100mLとする。放置した後、上澄液を用いる。
メタバナジン酸アンモニウム NH
4
VO
3
〔1級〕
メタリン酸 HPO
3
〔特級〕
メタリン酸・酢酸試液 メタリン酸15g及び氷酢酸40mLに水を加えて溶かし、500mLとする。冷所に保存する。2日間以内に使用する。
DL―メチオニン、定量用 『DL―メチオニン』ただし、乾燥した後定量するとき、DL―メチオニン(C
5
H
11
NO
2
S)99%以上のものに限る。
メチルイソブチルケトン CH
3
COCH
2
CH(CH
3
)
2
〔特級〕
メチルエチルケトン CH
3
COC
2
H
5
〔特級〕
メチルオレンジ C
14
H
14
N
3
NaO
3
S〔特級〕 変色範囲pH(赤)3.1〜4.4(だいだい黄)
メチルオレンジ試液 メチルオレンジ0.1gに水100mLを加えて溶かす。必要ならばろ過する。
メチルオレンジ・キシレンシアノールFF試液 メチルオレンジ1g及びキシレンシアノールFF1.4gに希エタノール500mLを加えて溶かす。
メチルセロソルブ エチレングリコールモノメチルエーテルの項に定める。
メチルレッド C
15
H
15
N
3
O
2
〔特級〕 変色範囲pH(赤)4.2〜6.2(黄)
メチルレッド試液 メチルレッド0.1gにエタノール100mLを加えて溶かす。必要ならばろ過する。
メチレンブルー C
15
H
18
ClN
3
S・nH
2
O 〔メチレンブルー(2水塩、3水塩、4水塩)、特級〕
メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノール、定量用 『メナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノール』ただし、定量するとき、換算した脱水物に対しメナジオン亜硫酸水素ジメチルピリミジノール(C
17
H
18
N
2
O
6
S)94.5%以上のものに限る。
メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、定量用 『メナジオン亜硫酸水素ナトリウム』ただし、定量するとき、換算した脱水物に対しメナジオン亜硫酸水素ナトリウム(C
11
H
8
O
2
・NaHSO
3
)93.5%以上のものに限る。
メリビオース C
12
H
22
O
11
・H
2
O
比旋光度〔α〕20D=+141.2〜+141.8°
水分 3.5〜5.5%
メルチトース C
18
H
32
O
16
・H
2
O
溶状 本品1gに水20mLを加えて溶かすとき、液はわずかに微濁するかほとんど澄明である。
強熱残分 0.2%以下
水分 2.5〜4.5%
フェーリング溶液還元物質 本品0.5gに水10mLを加えて溶かし、更にフェーリング試液5mLを加えて3分間煮沸する。30分間放置したとき、液の色は変化しない。
メンブランフィルター(0.8μm) 繊維素誘導体よりなる多孔性フィルム状のろ紙で、ろ孔0.8μmのものを用いる。
モリブデン酸アンモニウム (NH
4
)
6
Mo
7
O
24
・4H
2
O〔特級〕
モリブデン酸アンモニウム試液 モリブデン酸アンモニウム21.2gに水を加えて溶かし200mLとする(10%)。用時製する。
モリブデン酸アンモニウム試液、0.01mol/L モリブデン酸アンモニウム1.235gに水を加えて溶かし、100mLとする。
モリブデン酸アンモニウム・タルトラトアンチモン(III)酸カリウム・アスコルビン酸試液 モリブデン酸アンモニウム6g及びタル
トラトアンチモン(III)酸カリウム0.24gを水約300mLに溶解し、薄めた硫酸(2→3)120mLを加えた後、水を加えて1,000mLとする。別に、アスコルビン酸14.4gを水に溶かして200mLとし、両液を混和する。用時製する。
モリブデン酸ナトリウム Na
2
MoO
4
・2H
2
O〔特級〕
ヨウ化亜鉛デンプン紙 新たに製したヨウ化亜鉛デンプン試液に定量分析用ろ紙を浸して清浄な室で乾燥して製する。共せんびんに入れ、光及び湿気を避けて保存する。
ヨウ化亜鉛デンプン試液 水100mLを加熱して煮沸し、これにヨウ化カリウム0.75gを水5mLに溶かした液及び塩化亜鉛2gを水10mLに溶かした液を加え、液が沸騰している間にデンプン5gを水30mLに均質に懸濁した液をかき混ぜながら加え、2分間煮沸した後冷却する。密せんして冷所に保存する。
感度 0.1mol/L亜硝酸ナトリウム液1mL、水500mL及び塩酸10mLの混液に浸したガラス棒を本液に接するとき、明らかに青色を呈する。
ヨウ化カリウム KI〔特級〕
ヨウ化カリウム試液 ヨウ化カリウム16.5gに水を加えて溶かし、100mLとする。しや光して保存する(1mol/L)。用時製する。
ヨウ化カリウム試液、濃 ヨウ化カリウム30gに水70mLを加えて溶かす。遮光して保存する。用時製する。
ヨウ化カリウムデンプン紙 新たに製したヨウ化カリウムデンプン試液にろ紙を浸して清浄な室で乾燥して製する。共せんびんに入れ、光及び湿気を避けて保存する。
ヨウ化カリウムデンプン試液 ヨウ化カリウム0.5gを新たに製したデンプン試液100mLに溶かす。用時製する。
溶性デンプン 〔特級〕
溶性デンプン試液 溶性デンプン1gに冷水10mLを加えてよくすり混ぜ、熱湯90mL中に絶えずかき混ぜながら徐々に注ぎ込み、3分間緩やかに煮沸し、冷却する。用時製する。
ヨウ素 I2〔特級〕
ヨウ素・アセトン試液 ヨウ素10g及びヨウ化カリウム6gを乳鉢で混和し、水10mLに溶かし、90%エタノールを加えて100mLとする。この液3.5mLを量り、アセトンを加えて100mLとする。
ヨウ素試液 ヨウ素14gをヨウ化カリウム溶液(2→5)100mLに溶かし、希塩酸1mL及び水を加えて1,000mLとする(0.1mol/L)。しや光して保存する。
ヨウ素酸カリウム KIO
3
〔特級〕
ヨウ素酸カリウム(標準試薬) KIO
3
〔容量分析用標準試薬〕
ヨウ素・ルゴール試液 ヨウ素5g及びヨウ化カリウム10gを乳鉢で混和し、水に溶かし、100mLとする。用時、水で5倍に希釈して用いる。
ライネッケ塩 NH
4
〔Cr(NH
3
)
2
(SCN)
4
〕H
2
O〔1級〕
ライネッケ塩試液 ライネッケ塩0.5gに水20mLを加えて、一時間しばしば振り混ぜてろ過する。48時間以内に使用する。
酪酸 CH
3
CH
2
CH
2
COOH〔特級〕
n―酪酸ナトリウム CH
3
CH
2
CH
2
COONa 白色〜ほとんど白色の粉末である。
溶状 本品の水溶液(1→20)は透明であるか又はわずかに微濁する。
含量 90%以上
ラフィノース C
18
H
32
O
16
・5H
2
O
比旋光度 〔α〕20D=+122〜+124°
重金属 10ppm以下
水分 14〜16%
ランタン・アリザリンコンプレクソン試液 アリザリンコンプレクソンとランタン塩に、ヘキサメチレンテトラミン・フタル酸水素カリウム系の緩衝剤を加えた混成試薬の10%水溶液。
リトマス紙、赤色 〔リトマス紙、赤色リトマス紙〕
リボフラビン C
17
H
20
N
4
O
6
〔日局〕
硫化アンモニウム試液 〔硫化アンモニウム溶液(無色)、1級〕 しや光した小びんに全満して保存する。
硫化水素 H
2
S 無色の有毒ガスで空気より重く、水に溶ける。硫化鉄に希硫酸又は希塩酸を作用させて製する。希酸を作用させるとき、硫化水素を発生するものであれば、他の硫化物を代用することができる。
硫化鉄 FeS〔1級〕
硫化ナトリウム Na
2
S・9H
2
O〔特級〕
硫化ナトリウム試液 次のいずれかの方法により製する。
○1 硫化ナトリウム5gを水10mL及びグリセリン30mLの混液に溶かす。
○2 水酸化ナトリウム5gを水30mL及びグリセリン90mLの混液に溶かし、その半容量に冷時硫化水素を飽和し、それに残りの半容量を混和する。しや光したびんにほとんど全満して保存する。調製後3箇月以内に用いる。
硫酸 H
2
SO
4
〔特級〕 H
2
SO
4
95.0%以上を含む。
硫酸、希 硫酸5.7mLを水10mLに注意しながら加え、冷後、水を加えて100mLとする(10%)。
硫酸亜鉛 (ZnSO
4
・7H
2
O)〔特級〕
硫酸アデニン (C
5
H
5
N
5
)
2
・H
2
SO
4
白色の結晶である。水又はエタノールに溶けにくい。
溶状 本品0.2gに水20mLを加えて加温溶解するとき、液は無色澄明である。
吸光度 本品0.1gを精密に量り、塩化カリウム・塩酸緩衝液に溶かして10,000mLとし、この液につき波長262nmで吸光度を測定するとき、E(1%)(1cm)=638〜668である。
水分 6.7〜11.1%(0.3g)
強熱残分 0.5%以下(10g)
硫酸アンモニウム (NH
4
)
2
SO
4
〔特級〕
硫酸試液、3mol/L 硫酸90mLを水1,000mL中にかき混ぜながら徐々に加えた後、放冷する。
硫酸試液、2.5mol/L 硫酸150mLを水1,000mL中にかき混ぜながら徐々に加えた後、放冷する。
硫酸試液、0.5mol/L 硫酸30mLを水1,000mL中にかき混ぜながら徐々に加えた後、放冷する。
硫酸試液、0.2mol/L 硫酸12mLを水1,000mL中にかき混ぜながら徐々に加えた後、放冷する。
硫酸試液、0.1mol/L 硫酸6mLを水1,000mLにかき混ぜながら徐々に加えた後、放冷する。
硫酸、硫酸呈色物用 あらかじめ、次の方法で含量を測定した硫酸に注意して水を加え、硫酸(H
2
SO
4
)94.5〜95.5%に調製する。保存中、水分を吸収して濃度が変つたときは新たに製する。
定量法 硫酸約2gを共せんフラスコ中に速やかに精密に量り、水30mLを加え、冷後、1mol/L水酸化ナトリウム液で滴定する(指示薬 ブロムチモールブルー試液2〜3滴)。
1mol/L水酸化ナトリウム液1mL=49.04mgH
2
SO
4
硫酸カリウム K
2
SO
4
〔特級〕
硫酸コバルト CoSO
4
・7H
2
O〔特級〕
硫酸水素カリウム KHSO
4
〔硫酸水素カリウム(酸性硫酸カリウム)、特級〕
硫酸第1鉄 FeSO
4
・7H
2
O〔特級〕
硫酸第1鉄試液 硫酸第1鉄8gに新たに煮沸し冷却した水100mLを加えて溶かす。用時製する。
硫酸第1鉄アンモニウム FeSO
4
・(NH
4
)
2
SO
4
・6H
2
O〔硫酸第1鉄アンモニウム(モール塩)、特級〕
硫酸第2水銀試液 黄色酸化第2水銀5gに水40mLを加え、かき混ぜながら硫酸20mLを徐々に加え、さらに水40mLを加えて溶けるまでかき混ぜる。
硫酸第2セリウムアンモニウム Ce(SO
4
)
2
・2(NH
4
)
2
SO
4
・4H
2
O〔特級〕
硫酸第2鉄 Fe
2
(SO
4
)
3
・nH
2
O〔特級〕
硫酸第2鉄アンモニウム Fe
2
(SO
4
)
3
・(NH
4
)
2
SO
4
・24H
2
O〔硫酸第2鉄アンモニウム(鉄ミョウバン)、特級〕
硫酸第2鉄アンモニウム試液 硫酸第2鉄アンモニウム8gに水を加えて溶かし、100mLとする。
硫酸呈色物用硫酸 硫酸、硫酸呈色物用の項に定める。
硫酸銅 CuSO
4
・5H
2
O〔特級〕
硫酸銅、無水 CuSO
4
〔硫酸銅(無水)、1級〕
硫酸銅・アンモニア試液 アンモニア試液及びクエン酸溶液(1→5)の混液(2:3)50mLに硫酸銅0.4gを溶かす。
硫酸銅試液 硫酸銅12.5gに水を加えて溶かし100mLとする(0.5mol/L)。
硫酸ナトリウム、無水 Na
2
SO
4
〔硫酸ナトリウム(無水)、特級〕
硫酸ポリミキシンB 〔日局〕
硫酸マグネシウム MgSO
4
・7H
2
O〔特級〕
硫酸マグネシウム試液 硫酸マグネシウム12gに水を加えて溶かし、100mLとする(0.5mol/L)。
硫酸マンガン MnSO
4
・xH
2
O〔特級〕
硫酸リチウム Li
2
SO
4
・H
2
O〔特級〕
流動パラフィン パラフィン、流動の項に定める。
リリーの染色液 0.25mol/Lの塩化メチルロザニリン・エタノール試液20mL及びシュウ酸アンモニウム溶液(1→100)80mLを混和して溶かす。用時製する。
リン酸 H
3
PO
4
〔特級〕
リン酸塩緩衝液、pH2.0 リン酸2水素ナトリウム31.2gに水を加えて溶かし、1,000mLとし、更に薄めたリン酸(1→50)を加えてpH2.0に調整する。
リン酸塩緩衝液、pH3.5 リン酸2水素ナトリウム7.8gに水を加えて溶かし、1,000mLとし、更に薄めたリン酸(3→500)を加えてpH3.5に調整する。
リン酸塩緩衝液、pH7.0 緩衝液用0.2mol/Lリン酸2水素カリウム試液50mL及び0.2mol/L水酸化ナトリウム試液29.54mLを混ぜ、水を加えて200mLとする。
リン酸塩緩衝液、pH7.5 リン酸2水素カリウム22.2gとリン酸1水素カリウム177.8gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸塩緩衝液、pH8.0 リン酸2水素カリウム3.06gを水450mLに溶かし、1mol/L水酸化ナトリウム試液を加えてpHを8.0に調整した後、水を加えて500mLとする。
リン酸塩緩衝液、0.1mol/L、酵素力試験用 0.1mol/Lリン酸1水素ナトリウム試液に0.1mol/Lリン酸2水素カリウム試液を加えて、所定のpHに調整する。
リン酸塩緩衝液、0.02mol/L、酵素力試験用 0.02mol/Lリン酸1水素ナトリウム試液に0.02mol/Lリン酸2水素カリウム試液を加えて、所定のpHに調整する。
リン酸塩・炭酸水素ナトリウム緩衝液 リン酸1水素カリウム16.73g、リン酸2水素カリウム0.523g及び炭酸水素ナトリウム20.0gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸・酢酸・ホウ酸・水酸化ナトリウム緩衝液 リン酸3.92g、酢酸2.4g、ホウ酸2.48gを水1,000mLに溶かしたもの40mLに
0.2mol/L水酸化ナトリウム試液約28mLを加えてpH9.2とする。この液30mLにメタノール70mLを加えてよく混和する。
リン酸1水素カリウム K
2
HPO
4
〔リン酸2カリウム、特級〕
0.15mol/Lリン酸1水素カリウム試液 リン酸1水素カリウム26.13gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸1水素ナトリウム Na
2
HPO
4
・12H
2
O〔リン酸2ナトリウム(12水塩)、特級〕
リン酸1水素ナトリウム、無水 Na
2
HPO
4
〔リン酸2ナトリウム(無水)、特級〕
リン酸1水素ナトリウム、無水、pH測定用 Na
2
HPO
4
〔リン酸2ナトリウム(無水)、pH測定用〕
リン酸1水素ナトリウム試液 リン酸1水素ナトリウム12gに水を加えて溶かし、100mLとする(1mol/L)。
リン酸1水素ナトリウム試液、0.1mol/L 無水リン酸1水素ナトリウム14.2gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸1水素ナトリウム試液、0.05mol/L 無水リン酸1水素ナトリウム7.1gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸1水素ナトリウム試液、0.02mol/L 無水リン酸1水素ナトリウム2.84gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸2水素カリウム KH
2
PO
4
〔リン酸1カリウム、特級〕
リン酸2水素カリウム、pH測定用 KH
2
PO
4
〔リン酸1カリウム、pH測定用〕
リン酸2水素カリウム試液、0.1mol/L リン酸2水素カリウム13.61gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸2水素カリウム試液、0.02mol/L リン酸2水素カリウム2.72gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
0.2mol/Lリン酸2水素カリウム試液、緩衝液用 〔リン酸2水素カリウム、pH測定用〕 リン酸2水素カリウム27.218gに水を加えて溶かし、1,000mLとする。
リン酸2水素ナトリウム試液、pH4.5 リン酸2水素ナトリウム15.6gに水を加えて溶かし、1,000mLとし、必要があれば、1mol/L水酸化ナトリウム試液又は薄めたリン酸(1→10)を加えてpH4.5に調整する。
リンタングステン酸 P
2
O
5
・24WO
3
・χH
2
O〔特級〕
リンタングステン酸試液 リンタングステン酸1gに水を加えて溶かし、100mLとする。
リン発色試液 メタバナジン酸アンモニウム1.12gをとり、約300mLの水を加えて溶かし、硝酸250mLを加える。これにモリブデン酸アンモニウム27gを溶かした水溶液を加え、水を加えて1,000mLとする。
リンモリブデン酸 P
2
O
5
・24MoO
3
・nH
2
O〔特級〕
ルゴール液 ヨウ素1g及びヨウ化カリウム2gを乳鉢で混和し、これに水300mLを少量ずつかき混ぜながら加えて溶かす。
レゾルシン C
6
H
4
(OH)
2
〔特級〕
(3) 容量分析用標準液
容量分析用標準液は、濃度が精密に知られた試薬溶液で、主として容量分析に用いるものである。
容量分析用標準液にはモル液を用いる。溶液1,000mL中に有効物質1グラム分子量を含む液が1モル液で、1mol/Lで表す。
また、必要に応じて、それらを一定の割合に薄めた液を用いる。例えば、1mol/L溶液を10倍容量に薄めたものは0.1mol/L溶液である。
容量分析用標準液は、別に規定する場合を除き、無色又は遮光した共栓びんに入れ保存する。
調製
容量分析用標準液は、次のいずれかの方法によつて調製し、モル濃度係数を定める。
○1 純物質約1グラム分子量を精密に量り、溶媒を加えて溶かし、正確に1,000mLとし、近似的濃度の1mol/L溶液を調製する。もし、純物質が得られない場合は、純度が正確に分かつている物質を用いることができる。
○2 物質約1グラム分子量を量り、溶媒を加えて溶かし、約1,000mLとし、近似的濃度の1mol/L溶液を調製し、標定してモル濃度係数を定めた後、使用する。
標定は、モル濃度係数を定める操作であり、標準物質を精密に量り、溶媒を加えて溶かし、未標定モル液で滴定し、そのモル濃度係数fを求める。
f=1000a/(V×E×c)
E:標準物質の分子量(g)
a:標準物質の採取量(g)
V:未標定モル液の消費量(mL)
c:モル濃度
直接に標準物質を用いない場合は、モル濃度係数既知のモル液を用いて未標定モル液を標定する。
f
2
=(V
1
×f
1
)/V
2
f
1
:モル濃度係数既知のモル液のモル濃度係数
f
2
:未標定モル液のモル濃度係数
V
1
:モル濃度係数既知のモル液の量(mL)
V
2
:未標定モル液の量(mL)
○3 モル濃度係数既知のモル液の一定容量を正確に薄め調製する。
0.1mol/L亜硝酸ナトリウム液
1,000mL中亜硝酸ナトリウム(NaNO
2
:69.00)6.900gを含む。
調製 亜硝酸ナトリウム7.2gに水を加えて溶かし1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 スルファミン酸(標準試薬)をデシケーター(減圧、シリカゲル)で48時間乾燥し、その約0.25gを精密に量り、塩酸5mL及び水50mLを加えて溶かし、15°以下に冷却した後、砕氷25gを加え、かき混ぜながら調製した亜硝酸ナトリウム液で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、亜硝酸ナトリウム液を滴加して1分間後に、被滴定液をガラス棒に付け、その先端でヨウ化亜鉛デンプン紙に触れるとき、直ちに青色を呈するときとする。
0.1mol/L亜硝酸ナトリウム液1mL=9.709mgHOSO
2
NH
2
注意:しや光して保存する。長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.05mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液
1,000mL中エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム(C
10
H
14
N
2
Na
2
O
8
・2H
2
O:372.24)18.612gを含む。
調製 エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム19gに水を加えて溶かし1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 亜鉛(標準試薬)を希塩酸で洗い、次に水洗し、さらにアセトンで洗つた後、110°で5分間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.8gを精密に量り、希塩酸12mL及び臭素試液5滴を加え、穏やかに加温して溶かし、煮沸して過量の臭素を追いだした後、水を加えて正確に200mLとする。この液20mLを正確に量り、水酸化ナトリウム溶液(1→50)を加えて中性とし、pH10.7のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液5mL及びエリオクロムブラックT・塩化ナトリウム指示薬0.04gを加え、調製したエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液で、液の赤紫色が青紫色に変るまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
0.05mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液1mL=3.2690mgZn
注意:ポリエチレンびんに保存する。
0.02mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液
1,000mL中エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム(C
10
H
14
N
2
Na
2
O
8
・2H
2
O:372.24)7.445gを含む。
調製 エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム7.5gに水を加えて溶かし1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 0.05mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液に準じる。この場合において、『約0.8g』とあるのは
『約0.3g』、『12mL』とあるのは
『5mL』と読み替えるものとする。
0.02mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液1mL=1.3074mgZn
注意:ポリエチレンびんに保存する。
0.01mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液
1,000mL中エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム(C
10
H
14
N
2
Na
2
O
8
・2H
2
O:372.24)3.7224gを含む。
調製 用時、0.02mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液に水を加えて正確に2倍容量とする。
0.05mol/L塩化マグネシウム液
1,000mL中塩化マグネシウム(MgCl
2
・6H
2
O:203.30)10.165gを含む。
調製 塩化マグネシウム10.2gに新たに煮沸し冷却した水を加えて溶かし1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 調製した塩化マグネシウム液25mLを正確に量り、水50mL、pH10.7のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液3mL及びエリオクロムブラックT・塩化ナトリウム指示薬0.04gを加え、0.05mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、終点近くでゆつくり滴定し、液の赤紫色が青紫色に変るときとする。
1mol/L塩酸
1,000mL中塩酸(HCl:36.461)36.461gを含む。
調製 塩酸90mLに水を加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 炭酸ナトリウム(標準試薬)を500〜650°で40〜50分間加熱した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約1.3gを精密に量り、水50mLを加えて溶かし、メチルレッド試液3滴を加え、調製した塩酸で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、液を注意して煮沸し、緩くせんをし冷却するとき、持続するだいだい色〜だいだい赤色を呈するときとする。
1mol/L塩酸1mL=52.99mgNa
2
CO
3
0.1mol/L塩酸
1,000mL中塩酸(HCl:36.461)3.6461gを含む。
調製 塩酸9.0mLに水を加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 1mol/L塩酸に準じる。この場合において、『約1.3g』とあるのは
『約0.15g』と、
『50mL』とあるのは
『30mL』と読み替えるものとする。
0.1mol/L塩酸1mL=5.299mgNa
2
CO
3
0.05mol/L塩酸
1,000mL中塩酸(HCl:36.461)1.8230gを含む。
調製 用時、0.1mol/L塩酸に水を加えて正確に2倍容量とする。
0.01mol/L塩酸
1,000mL中塩酸(HCl:36.461)0.36461gを含む。
調製 用時、0.1mol/L塩酸に水を加えて正確に10倍容量とする。
0.001mol/L塩酸
1,000mL中塩酸(HCl:36.461)0.036461gを含む。
調製 用時、0.1mol/L塩酸に水を加えて正確に100倍容量とする。
0.1mol/L過塩素酸
1,000mL中過塩素酸(HClO4:100.46)10.046gを含む。
調製 過塩素酸8.5mLを非水滴定用氷酢酸800mL中に30°以下に保ちながら徐々に加える。数時間放置した後、無水酢酸22.2mLを加えて振り混ぜ、非水滴定用氷酢酸を追加して1,000mLとし、48時間放置し、次の標定を行う。
標定 フタル酸水素カリウム(標準試薬)を105°で4時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.5gを精密に量り、非水滴定用氷酢酸80mLを加えて溶かし、塩化メチルロザニリン試液3滴を加え、調製した過塩素酸で青色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/L過塩素酸1mL=20.422mgKHC
6
H
4
(COO)
2
注意:湿気を避けて保存する。
0.1mol/L過塩素酸・ジオキサン液
1,000mL中過塩素酸(HClO
4
:100.46)10.046gを含む。
調製 過塩素酸8.5mLにジオキサンを加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 フタル酸水素カリウム(標準試薬)を105°で4時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.5gを精密に量り、非水滴定用氷酢酸80mLを加えて溶かし、塩化メチルロザニリン試液3滴を加え、調製した過塩素酸・ジオキサン液で青色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/L過塩素酸・ジオキサン液1mL=20.422mgKHC
6
H
4
(COO)
2
注意:湿気を避け、冷所に保存する。
0.02mol/L過マンガン酸カリウム液
1,000mL中過マンガン酸カリウム(KMnO
4
:158.03)3.1607gを含む。
調製 過マンガン酸カリウム3.2gに水を加えて溶かし1,000mLとし15分間煮沸して密せんし、48時間以上放置した後、ガラスろ過器(G3又はG4)を用いてろ過し、次の標定を行う。
標定 シュウ酸ナトリウム(標準試薬)を150〜200°で1〜1.5時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.3gを500mLの3角フラスコに精密に量り、水30mLを加えて溶かし、薄めた硫酸(1→20)250mLを加え、液温を30〜35°とし、調製した過マンガン酸カリウム液をビュレットに入れ、緩やかにかき混ぜながら、その40mLを速やかに加え、液の紅色が消えるまで放置する。次に55〜60°に加温して滴定を続け、30秒間持続する淡紅色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、終点前の0.5〜1mLは注意して滴加し、過マンガン酸カリウム液の色が消えてから次の1滴を加える。
0.02mol/L過マンガン酸カリウム液1mL=6.700mgNa
2
C
2
O
4
注意:しや光して保存する。長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.05mol/L酢酸亜鉛液
1,000mL中酢酸亜鉛〔Zn(CH
3
COO)
2
・2H
2
O:219.50〕10.975gを含む。
調製 酢酸亜鉛11.1gに水40mL及び希酢酸4mLを加えて溶かし、水を加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 0.05mol/Lエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液20mLを正確に量り、水50mL、pH10.7のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液3mL及びエリオクロムブラックT・塩化ナトリウム指示薬0.04gを加え、調製した酢酸亜鉛液で滴定し、モル濃度係数を計算する。滴定の終点は、液の青色が青紫色に変るときとする。
0.005mol/L酢酸第2水銀液
1,000mL中酢酸第2水銀〔Hg(CH
3
COO)
2
:318.68〕1.5934gを含む。
調製 酢酸第2水銀1.6gに薄めた希硝酸(1→10)60mLを加えて溶かし、水を加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 塩化ナトリウム(標準試薬)を500〜650°で40〜50分間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.58gを精密に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。この液20mLを正確に量り、ブロムフェノールブルー試液1滴を加え、液が黄色を呈するまで希硝酸を滴加した後、希硝酸5mL、メタノール100mL及びジフェニルカルバゾン試液1mLを加え、よく振り混ぜながら、調製した酢酸第2水銀液で、液の淡黄色が赤紫色に変るまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
0.005mol/L酢酸第2水銀液1mL=0.5844mgNaCl
0.017mol/L重クロム酸カリウム液
1,000mL中重クロム酸カリウム(K
2
Cr
2
O
7
:294.18)4.903gを含む。
調製 重クロム酸カリウム(標準試薬)を粉末とし、100〜110°で3〜4時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約4.903gを精密に量り、水を加えて溶かし正確に1,000mLとし、モル濃度係数を計算する。
0.1mol/L臭素液
1,000mL中臭素(Br:79.90)7.990gを含む。
調製 臭素酸カリウム2.8g及び臭化カリウム15gに水を加えて溶かし、1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 調製した臭素液25mLをヨウ素びん中に正確に量り、水120mL、次に塩酸5mLを速やかに加え、直ちに密せんして穏やかに振り混ぜ5分間放置した後、遊離したヨウ素を0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、液が終点近くで黄色になつたとき、デンプン試液3mLを加え、生じた青色が脱色するときとする。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/L硝酸銀液
1,000mL中硝酸銀(AgNO
3
:169.87)16.987gを含む。
調製 硝酸銀17.0gに水を加えて溶かし1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 塩化ナトリウム(標準試薬)を500〜650°で40〜50分間乾燥した後デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.15gを精密に量り、水50mLを加えて溶かし、クロム酸カリウム試液1mLを加え、振り動かしながら、調製した硝酸銀液で持続する淡赤かつ色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
0.1mol/L硝酸銀液1mL=5.844mgNaCl
注意:しや光して保存する。
0.1mol/L水酸化カリウム液
1,000mL中水酸化カリウム(KOH:56.11)5.611gを含む。
調製 水酸化カリウム6.5gに水950mLを加えて溶かし、これに、新たに製した飽和水酸化バリウム溶液をもはや沈殿が生じなくなるまで滴加し、液をよく混ぜて密栓し、24時間放置した後、上澄液を傾斜するか、又はガラスろ過器(G3又はG4)を用いてろ過し、次の標定を行う。
標定 スルファミン酸(標準試薬)をデシケーター(減圧、シリカゲル)で約48時間乾燥し、その約0.25gを精密に量り、新たに煮沸し冷却した水25mLを加えて溶かし、ブロムチモールブルー試液2滴を加え、調製した水酸化カリウム液で緑色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
0.1mol/L水酸化カリウム液1mL=9.709mgHOSO
2
NH
2
注意:密栓したびんか、又は2酸化炭素吸収管(ソーダ石灰管)を付けたびんに保存する。長く保存したものは標定し直して用いる。
0.5mol/L水酸化カリウム・エタノール液
1,000mL中水酸化カリウム(KOH:56.11)28.053gを含む。
調製 水酸化カリウム35gに水20mLを加えて溶かし、無アルデヒドエタノールを加えて1,000mLとし、密栓し、24時間放置した後、上澄液を速やかに傾斜してとり、次の標定を行う。
標定 0.25mol/L硫酸25mLを正確に量り、水50mL及びフェノールフタレイン試液2滴を加え、調製した水酸化カリウム・エタノール液で淡赤色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
注意:遮光した瓶に密栓して保存する。標定は、用時行う。
0.1mol/L水酸化カリウム・エタノール液
1,000mL中水酸化カリウム(KOH:56.11)5.611gを含む。
調製 水酸化カリウム7gに、水20mLを加えて溶かし、無アルデヒドエタノールを加えて1,000mLとし、密せんし、24時間放置した後、上澄液をすみやかに傾斜してとり、次の標定を行う。
標定 0.05mol/L硝酸25mLを正確に量り、水50mL及びフェノールフタレイン試液2滴を加え、調製した水酸化カリウム・エタノール液で淡赤色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
注意:しや光したびんに密せんして保存する。標定は用時行う。
1mol/L水酸化ナトリウム液
1,000mL中水酸化ナトりうむ(NaOH:39.997)39.997gを含む。
調製 水酸化ナトリウム42gに水950mLを加えて溶かし、これに新たに製した水酸化バリウム飽和溶液を沈殿がもはや生じなくなるまで滴加し、液をよく混ぜて密せんし、24時間放置した後、上澄液を傾斜するか又はガラスろ過器(G3又はG4)を用いてろ過し、次の標定を行う。
標定 スルファミン酸(標準試薬)をデシケーター(減圧、シリカゲル)で約48時間乾燥し、その約2.5gを精密に量り、新たに煮沸し冷却した水25mLを加えて溶かし、ブロムチモールブルー試液2滴を加え、調製した水酸化ナトリウム液で緑色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
1mol/L水酸化ナトリウム液1mL=97.09mgHOSO
2
NH
2
注意:密せんしたびん又は2酸化炭素吸収管(ソーダ石灰)を付けたびんに保存する。長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.1mol/L水酸化ナトリウム液
1,000mL中水酸化ナトリウム(NaOH:39.997)3.9997gを含む。
調製 水酸化ナトリウム4.5gをとり、1mol/L水酸化ナトリウム液に準じて調製し、次の標定を行う。
標定 1mol/L水酸化ナトリウム液に準じる。この場合において、『約2.5g』とあるのは
『約0.25g』と読み替えるものとする。
0.1mol/L水酸化ナトリウム液1mL=9.709mgHOSO
2
NH
2
注意:1mol/L水酸化ナトリウム液に準じて保存する。長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム液
1,000mL中チオシアン酸アンモニウム(NH
4
SCN:76.12)7.612gを含む。
調製 チオシアン酸アンモニウム8gに水を加えて溶かし、1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 0.1mol/L硝酸銀液25mLを正確に量り、水50mL、硝酸2mL及び硝酸第2鉄アンモニウム試液2mLを加え、振り動かしながら、調製したチオシアン酸アンモニウム液で持続する赤かつ色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
注意:しや光して保存する。
0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液
1,000mL中チオ硫酸ナトリウム(Na
2
S
2
O
3
・5H
2
O:248.17)24.817gを含む。
調製 チオ硫酸ナトリウム25g及び無水炭酸ナトリウム0.2gに、新たに煮沸し冷却した水を加えて溶かし、1,000mLとし、24時間放置した後、次の標定を行う。
標定 ヨウ素酸カリウム(標準試薬)を120〜140°で1.5〜2時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.1gをヨウ素びんに精密に量り、水25mLを加えて溶かし、ヨウ化カリウム2g及び希硫酸10mLを加え、密せんし、十分間放置した後、水100mLを加え、遊離したヨウ素を調製したチオ硫酸ナトリウム液で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、液が終点近くで淡黄色になつたとき、デンプン試液3mLを加え、生じた青色が脱色するときとする。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液1mL=3.5667mgKIO
3
注意:長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.05mol/Lチオ硫酸ナトリウム液
1,000mL中チオ硫酸ナトリウム(Na
2
S
2
O
3
・5H
2
O:248.17)12.4085gを含む。
調製 用時、0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液に、新たに煮沸し冷却した水を加え、正確に2倍容量とする。
0.01mol/Lチオ硫酸ナトリウム液
1,000mL中チオ硫酸ナトリウム(Na
2
S
2
O
3
・5H
2
O:248.17)2.4817gを含む。
調製 用時、0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液に、新たに煮沸し冷却した水を加え、正確に10倍容量とする。
0.005mol/Lチオ硫酸ナトリウム液
1,000mL中チオ硫酸ナトリウム(Na
2
S
2
O
3
・5H
2
O:248.17)1.24085gを含む。
調製 用時、0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液に、新たに煮沸し冷却した水を加え、正確に20倍容量とする。
0.1mol/Lナトリウムメトキシド液
1,000mL中ナトリウムメトキシド(CH
3
ONa:54.02)5.402gを含む。
調製 金属ナトリウムの新しい切片2.5gを氷冷したメタノール150mL中に少量ずつ加えて溶かした後、ベンゼンを加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 安息香酸をデシケーター(シリカゲル)で24時間乾燥し、その約0.3gを精密に量り、ジメチルホルムアミド80mLを加えて溶かし、チモールブルー・ジメチルホルムアミド試液3滴を加え、調製したナトリウムメトキシド液で青色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。同様の方法で空試験を行い補正する。
0.1mol/Lナトリウムメトキシド液1mL=12.212mgC
6
H
5
COOH
注意:湿気を避けて、冷所に保存する。標定は、用時行う。
0.1mol/Lマグネシウムエチレンジアミン4酢酸2ナトリウム液
塩化マグネシウム(MgCl
2
・6H
2
O)20.330gに新たに煮沸し冷却した水300mLを加えて溶かし、別に、エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム(C
10
H
14
N
2
Na
2
O
8
・2H
2
O)37.224gに水300mLを加えて溶かした液を混和し、1mol/L水酸化ナトリウム試液でpH7.0〜8.0に合わせ、水を加えて正確に1,000mLとする。
0.1mol/Lヨウ素液
1,000mL中ヨウ素(I:126.90)12.690gを含む。
調製 ヨウ素13gにヨウ化カリウム溶液(2→5)100mLを加えて溶かし、希塩酸1mL及び水を加えて1,000mLとし、次の標定を行う。
標定 3酸化ヒ素(標準試薬)を粉末とし、105°で3〜4時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約0.15gを精密に量り、水酸化ナトリウム溶液(1→25)20mLを加え、必要ならば加温して溶かす。水40mL及びメチルオレンジ試液2滴を加え、液が淡赤色になるまで希塩酸を加えた後、炭酸水素ナトリウム2g、水50mL及びデンプン試液3mLを加え、調製したヨウ素液を徐々に滴加して、液が持続する青色を呈するまで滴定し、モル濃度係数を計算する。
0.1mol/Lヨウ素液1mL=4.946mgAs
2
O
3
注意:しや光して保存する。長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.05mol/Lヨウ素酸カリウム液
1,000mL中ヨウ素酸カリウム(KIO3:214.00)10.700gを含む。
調製 ヨウ素酸カリウム(標準試薬)を120〜140°で1.5〜2時間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約10.700gを精密に量り、水を加えて溶かし正確に1,000mLとし、モル濃度係数を計算する。
0.5mol/L硫酸
1,000mL中硫酸(H
2
SO
4
:98.07)49.04gを含む。
調製 硫酸30mLを水1,000mL中にかき混ぜながら徐々に加え、放冷し、次の標定を行う。
標定 炭酸ナトリウム(標準試薬)を500〜650°で40〜50分間加熱した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その約1.3gを精密に量り、水50mLを加えて溶かし、メチルレッド試液3滴を加え、調製した硫酸で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、液を注意して煮沸し、緩くせんをし冷却するとき、持続するだいだい色〜だいだい赤色を呈するときとする。
0.5mol/L硫酸1mL=52.99mgNa
2
CO
3
0.05mol/L硫酸
1,000mL中硫酸(H
2
SO
4
:98.07)4.904gを含む。
調製 硫酸3mLを水1,000mL中にかき混ぜながら徐々に加え、放冷し、次の標定を行う。
標定 0.5mol/L硫酸に準じる。この場合において、『約1.3g』とあるのは
『約0.15g』と、
『50mL』とあるのは
『30mL』と読み替える。
0.05mol/L硫酸1mL=5.299mgNa
2
CO
3
0.01mol/L硫酸
1,000mL中硫酸(H
2
SO
4
:98.07)0.9807gを含む。
調製 用時、0.05mol/L硫酸に水を加えて正確に5倍容量とする。
0.005mol/L硫酸
1,000mL中硫酸(H
2
SO
4
:98.07)0.4904gを含む。
調製 用時、0.05mol/L硫酸に水を加えて正確に10倍容量とする。
0.1mol/L硫酸第2セリウムアンモニウム液
1,000mL中硫酸第2セリウムアンモニウム〔Ce(SO
4
)
2
・2(NH
4
)
2
SO
4
・4H
2
O:668.56〕66.86gを含む。
調製 硫酸第2セリウムアンモニウム68gに0.5mol/L硫酸を加えて溶かし1,000mLとし、24時間放置した後、必要ならばガラスろ過器(G3又はG4)を用いてろ過し、次の標定を行う。
標定 調製した硫酸第2セリウムアンモニウム液25mLをヨウ素びんに正確に量り、水20mL及び希硫酸20mLを加え、次にヨウ化カリウム1gを加えて溶かし、直ちに0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム液で滴定し、モル濃度係数を計算する。この場合において、滴定の終点は、液が終点近くで淡黄色になつたときデンプン試液3mLを加え、生じた青色が脱色するときとする。同様の方法で空試験を行い補正する。
注意:しや光して保存する。長く保存したものは、標定し直して用いる。
0.01mol/L硫酸第2セリウムアンモニウム液
1,000mL中硫酸第2セリウムアンモニウム〔Ce(SO
4
)
2
・2(NH
4
)
2
SO
4
・4H
2
O:668.56〕6.686gを含む。
調製 用時、0.1mol/L硫酸第2セリウムアンモニウム液に0.5mol/L硫酸を加えて正確に10倍容量とする。
(4) 標準液
標準液は、飼料添加物の試験において、試験の比較の基礎として用いる液である。
亜鉛標準液 硫酸亜鉛(ZnSO
4
・7H
2
O)4.40gに水を加えて溶かし、正確に1,000mLとし、この液10mLを正確に量り、これに水を加えて正確に1,000mLとする。この液1mLは、亜鉛(Zn)0.01mgを含む。
アンモニウム標準液 塩化アンモニウム2.97gに水を加えて溶かし、正確に1,000mLとし、この液10mLを正確に量り、これに水を加えて正確に1,000mLとする。この液1mLは、アンモニウム(NH
4
)0.01mgを含む。
塩酸ジメチルアミン標準液 塩酸ジメチルアミン1.1157gを水に溶かして1,000mLとした後、その1mLをとり、水を加えて1,000mLとする。この液1mLは、ジメチルホルムアミド1μgに対応する。
カルシウム標準液 炭酸カルシウム(特級)を180°で4時間乾燥し、その0.2500gを正確に量り、希塩酸2mL及び水60mLを加えて溶かし、アンモニア試液でpHを6.0〜7.0に合わせ、水を加えて100mLとする。
原子吸光光度用鉛標準液 鉛標準液、原子吸光光度用の項に定める。
ジチゾン用鉛標準液 一般試験法の鉛試験法に定めるところによる。
シュウ酸塩pH標準液 pH標準液、シュウ酸塩の項に定める。
水酸化カルシウムpH標準液 pH標準液、水酸化カルシウムの項に定める。
炭酸塩pH標準液 pH標準液、炭酸塩の項に定める。
トリメチルアミン標準液 トリメチルアミン塩酸塩(特級)を105°で4時間乾燥し、その81.0mgを精密に量り、水を加えて溶かし、正確に100mLとする。その10mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとし、さらにその10mLを正確に量り、水を加えて正確に50mLとする。この液1mLは、トリメチルアミン10.0μgを含む。
鉄標準液 硫酸第2鉄アンモニウム86.3mgを正確に量り、水100mLを加えて溶かし、希塩酸5mL及び水を加えて正確に1,000mLとする。この液1mLは、鉄(Fe)0.01mgを含む。
銅標準原液 硫酸銅(CuSO
4
・5H
2
O)3.925gを正確に量り、薄めた希硝酸(3→5)を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。
銅標準液 銅標準原液5mLを正確に量り、薄めた希硝酸(1→3)を加えて正確に200mLとする。用時製する。この液1mLは、銅(Cu)0.025mgを含む。
ナトリウム標準液 塩化ナトリウム(標準試薬)を500〜650°で40〜50分間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その2.542gを正確に量り、水を加えて溶かし正確に1,000mLとする。この液1mLは、ナトリウム(Na)1mgを含む。
鉛標準原液 硝酸鉛159.8mgを正確に量り、希硝酸10mLを加えて溶かし、水を加えて正確に1,000mLとする。この液の調製及び保存には、可溶性鉛塩を含まないガラス容器を用いる。
鉛標準液 鉛標準原液10mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとする。用時製する。この液1mLは、鉛(Pb)0.01mgを含む。
鉛標準液、原子吸光光度用 鉛標準原液25mLを正確に量り、薄めた希硝酸(1→3)を加えて正確に100mLとする。用時製する。この液1mLは、鉛(Pb)0.025mgを含む。
鉛標準液、ジチゾン用 一般試験法の鉛試験法に定めるところによる。pH標準液、シュウ酸塩 pH測定用4シュウ酸カリウムを粉末とし、デシケーター(シリカゲル)で乾燥した後、その12.71g(0.05グラム分子量)を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。
pH標準液、水酸化カルシウム pH測定用水酸化カルシウムを粉末とし、その5gをフラスコにとり、水1,000mLを加え、よく振り混ぜ、23〜27°とし、十分に飽和した後、その温度で上澄液をろ過し、澄明なろ液(約0.02mol/L)を用いる。
pH標準液、炭酸塩 pH測定用炭酸水素ナトリウムをデシケーター(シリカゲル)で恒量になるまで乾燥し、その2.10g(0.025グラム分子量)及びpH測定用炭酸ナトリウムを300〜500°で恒量になるまで乾燥し、その2.65g(0.025グラム分子量)を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。
pH標準液、フタル酸塩 pH測定用フタル酸水素カリウムを粉末とし、110°で恒量になるまで乾燥し、その10.21g(0.05グラム分子量)を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。
pH標準液、ホウ酸塩 pH測定用ホウ酸ナトリウムをデシケーター(水で潤した臭化ナトリウム)中に放置し、恒量とした後、その3.81g(0.01グラム分子量)を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。
pH標準液、リン酸塩 pH測定用リン酸2水素カリウム及びpH測定用無水リン酸1水素ナトリウムを粉末とし、110°で恒量になるまで乾燥し、リン酸2水素カリウム3.40g(0.025グラム分子量)及びリン酸1水素ナトリウム3.55g(0.025グラム分子量)を正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。
ヒ素標準原液 一般試験法のヒ素試験法に定めるところによる。
ヒ素標準液 一般試験法のヒ素試験法に定めるところによる。
フタル酸塩pH標準液 pH標準液、フタル酸塩の項に定める。フッ素標準液 フッ化ナトリウム(標準試薬)を500〜550°で40〜50分間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その1.105gを正確に量り、水を加えて溶かし正確に1,000mLとする。この液1mLは、フッ素(F)0.005mgを含む。
ホウ酸塩pH標準液 pH標準液、ホウ酸塩の項に定める。
マンガン標準液 過マンガン酸カリウム0.2877gを正確に量り、水100mL及び硫酸1mLを加えて溶かし、亜硫酸水素ナトリウム0.5gを加えて煮沸し、冷後、水を加えて正確に200mLとし、この液20mLを正確に量り、水を加えて正確に1,000mLとする。この液1mLは、マンガン(Mn)0.01mgを含む。
水・メタノール標準液 一般試験法の水分定量法に定めるところによる。
リン酸塩pH標準液 pH標準液、リン酸塩の項に定める。
リン酸標準液 リン酸2水素カリウムをデシケーター(シリカゲル)で恒量になるまで乾燥し、その0.358gを正確に量り、薄めた硫酸(3→10)10mLを加え、水を加えて正確に1,000mLとする。この液10mLに水を加えて正確に100mLとする。この液1mLは、リン酸(PO
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として)0.025mgを含む。
リン標準液 リン酸2水素カリウムをデシケーター(シリカゲル)で恒量になるまで乾燥し、その10.984gを正確に量り、水を加えて溶かし、正確に1,000mLとする。